素晴らしきヒューマニズム。

mimisemi2007-12-22

全部ダメだったって書いたっけ?リーディングのテストも落ちちゃって繰り返しになっちゃった。もうすげー鬱臭い。ライティングはね、みんな6取ってるって書いたけど、意外と6とった人が俺のクラスでは少なかったらしくて、「惜しかったで賞」ってことで、一月上旬からの短期の補修クラスを20時間受ければ、1月の中旬に再テストを受けられるってやつのチャンスをイタリアの頑固親父からいただきましてね、先生は2人しか推薦状を書けないらしいんだけど、幸いなことに俺とあと例の初々しい中国人の女の子が選ばれたわけ。まぁいいや、なんか書くのが面倒だから適当に書くわっていうか、分かりやすくナレイティブに書くのはやめるね。ガーッっと書くわ。ってことでとりあえずライティングは再テストのチャンスを得たわけだが、それにしてもリーディングのテストはさ、70点取ればパスなんだけど、入学する前に受けたやつは66点で、今回はなんと63点だった。というか俺の脳って大丈夫なのかな?哲学とか社会学を英語で勉強できるだけの脳のアビリティがあるのか疑わしくなってきた。というかまぁあのテストって各パッセージが分かれて出てきて、んまぁ一個のパッセージにつき5問ぐらい問題があるんだけど、んまぁTOEFLやったことがある人間・動物なら分かると思うんだけど、その答えの正解率によって次に出てくるパッセージが変わってくるわけね。んで当然、難しくなればなるほど点数が高くなるんだけど、逆に正解率がそこまで高くないとずーっと低いポイントしか得られないような問題しか出来なかったり、低いポイントのパッセージばっかやってると途中で終わっちゃうんだよね。テストが。で、正解率が高くてもポイントが低いんで全体の点数は高くなくて結局70点未満になっちゃうっていう。でさ、問題は読解力とかじゃなくて、もう運なのね。あと単語。知らない単語の意味を聞かれても分からないわけで、それはもう運まかせになっちゃう。で、それが一個のパッセージの中の問いの一つだったりすると、その正解率に影響してきちゃって、結局、読解力を求められる問題で答えられていても、単語なりイディオムなりっていう、記憶のアイコン的な問題で点を落としちゃうとダメダメサイクルに入っちゃって高い点数取れなくなっちゃうのね。これってたぶん例えば100問とかさ、どんな生徒にも100問とかって問題与えちゃうと、4択とかだと運が良かったらちょっと点数取れたりするわけじゃん?ただこのACTとかTOEFLみたいなシステムだと個々の能力というか正解率によって問題の展開が変わってくるんで、まぁ100問とか50問とか決まった数の問題を渡すよりかは個々の生徒の点数の正確さは高いんだろうね。そう思うと俺の60点台っていう点数はまぁ本当の俺スコアなんだと思うんだけどね。もう絶対分からないっていう、さっき書いたような単語とかイディオムの問いなんかで落としちゃってると思うんで、そういう答え方してるんで60点台しか取れないっていう。そういえば人格者ホセは問題の中に授業でやったのと同じやつがあったらしく、それには完全に答えられたらしく、んでパスできたらしい。ようはホセの場合、2問ぐらいすでに答えを知っていたりやったことあるやつが出てきたんで、それのパッセージの正解率は高くなって、結局、よりチャンスが得られてるってことなわけね。ようは正解率が低いやつだとたぶんパッセージ五個ぐらいやって終わりとかで、正解率が高いやつだと7問とか8問できるわけで、当然、多くの問題をやれたほうが点数を取るチャンスは高くなるよね。ホセはそんなチャンスを得られたんでギリの70点を取ってパスできたんだと思う。笑っちゃったのが、いつもテストなんかがあると一番早く答えて帰ってたプエルトリ子が落ちてたんだよね。恐らく俺みたいな感じのテストのトリックにかけられちゃったんだろうね。リーディングではトップクラスの成績だった俺とプエルトリ子が落ちたりしてるんだもんなぁー。変なテストだ。もちろんネイティブの連中はパスしてるやつ多かったけどね。っつーかクラスの大半がネイティブで、留学生っつったら俺と韓国人の男2人ぐらいで、まぁ留学生三人はみんな落ちたわけだけど、まぁーあれだよね、大学側はコミカレとは言え、別に留学生向けに問題なりクラスを設定してるわけじゃないから、留学生にとって不利なことが多いのは当たり前だし、それは留学生側も理解してないとダメだよね。当然。あ、んでもネイティブでも落ちてるやつも相当いたけど、まぁ俺がゴンザレスって勝手に名前をつけて勝手に頭の中で名前を呼んでた、ケニードープに似てるやつとかね、こいつとか全然やる気無くてさ、あんま授業にも出なかったりして、まぁこういうダメな感じのやつらの大半は落ちてたけど、ちゃんとしてそうなネイティブは大半がパスしてたね。まぁいいや。もう済んだことだししょうがない。

それにしてもさ、テストの次の日にまぁ一応リーディングクラスの最終日ってことで、ミーティングみたいなのがあったんだけど、まぁ結局来たのは4人ぐらいだったんだけど、先生とか他の生徒の励ましっつーか、まぁ俺が落ちたからね「はぁーヘコむなぁー」とか言ってるとさ、先生が「いやービルは本当に良い生徒だし、ましてや凄くスマートなわけだよ。ニーチェを読んでる生徒なんてあんま見かけたこと無かったわけだよ。ここの大学では。だからね、まぁようはこのテストってのはランゲージなわけで、キミのインテリジェンスを計る問題じゃないから、まぁ気を落とすことは無いよ。だって仮に僕が日本語を勉強してテストを受けても10点も取れないと思うよ。そういえば20年前ぐらいの僕の生徒で、彼女はチャイニーズなんだけど、僕のクラスに6回とか7回も落ちてね、特に7回目落ちたときなんて泣いてたんだけど、この人は後にコロンビア大学MBAを取って、今ではニュージャージーでビジネスをやっていて、年収が5000万だそうだよ」とかね、黒人のおばさんなんかも「悪いことのように見えても、結果的に良いことって人生でかなりあるのよ!だからこれは恐らく悪いことに見える良いことだと思うわ!だから落ち込まなくてもいいじゃない」とかさ、他のクラスメートは「ビリー残念だったわねぇー、ただあなたはスマートだから全然問題ないと思うの。私から見たら母国語以外のランゲージのテストでこのぐらいの点数を取っているというだけで驚きだわ。あ、そういえばACTテストの本があるんだけど、良かったらあげるわよ?」なんて言ってくれたりさ、前にも書いたと思うけど、こっちってこういうなんつーかヒューマニズム的な温かさが凄いんだよね。まぁ特に特殊学級だから、日本映画の「学校」みたいな独自の温かさがあるのかもしれないけど、ただなんつーかたいしたもんだと思うね。もう感動しちゃったよ。ここまで励まされたっつーか、心の底から「気を落とさないで」なんて言われたのは生まれて初めてだよ。これまたその励まし方が凄く上手いっていうか、上辺だけじゃないっていうか、まぁああいった行動が生活に根ざしているからなんだろうね。最後にはビリーって俺を呼ぶ女の子と先生とハグしたりなんかしてさ、なんだか凄く温かい感じでしたよ。こういう文化ってすげーいいと思うんだよね。ドライなアジアンは見習うべきだよ。マジで。こういうのがあるだけで、簡単な言い方になるけど、人間関係に温かみが生まれて人間関係で悩む人とか少なくなると思うんだよね。日本とか韓国みたいな国のジメジメとした人間関係ってマジで改善しないともうありゃー社会の癌だよね。マジで。そういやーイタリアの頑固親父もよく俺に推薦状書いてくれたよなぁー。あんだけ反抗してたのに。ただこっちって意見を言う人には耳を貸すっていうのがあるのと、何も言わないやつはダメみたいな風潮があるから、俺みたいなやつがやっていきやすいんだよね。日本の場合、真逆で俺みたいなやつはどこ行っても煙たがられるからね。そういやー日本でさ、バイト先とかでやってることの無意味さっつーか、ルーティンの中に無駄なことが多いんで省いたほうがいいとかっていうとさ、あっち側としてはそれでやってるから意見なんて言ってほしくないわけだよね。こうこうこうしたほうが良いとか、自分はこういうやり方でやっててお客さんも満足しているからいいじゃないか、みたいなことを言うと、あの前に書いたニートのデブみたいなやつが「ちゃんと規定どおりやってもらわないと困る」とか言い出すわけだよね。もうこういうのに俺は耐えられないんだな。マジで。俺はああいうところで一生働くほど無能でも無いし馬鹿でもないんだが、今の俺のステータスだと仕事なんてせいぜいあんなもんしかないわけでさ、あんなもんやれっつーのは死ねって言われてるようなもんだからね。あーマジで亡命成功させなきゃなー。グリーンカードだな。大学も重要だが真剣に永住について考えなきゃいけないな。日本に帰ったらまたスーパーのレジとかやるしかないんだから。そんなのやるぐらいだったら俺は死ぬからね。尊厳死でしょ。贅沢だって?いや、生き地獄を何十年と経験して死ぬよりかは、地獄を経験する前に死んだほうが建設的ですよ。

で、まぁこのささやかなラストミーティングにホセも来てたんだけど、まぁ次のセメスターに同じクラスを取ろうなんて話をしつつ、まぁスケジュールとかチェックしててさ、んでまぁ帰りに「タイムズスクエアのコミックストアに行かない?」なんて言うもんだから「ああ、うんいいよ」っつってついていったんだけど、まぁこの店ってのがアメリカのまんだらけみたいな店でフィギュアとかも置いてあったりしてね、まぁあと日本のコミックの英訳のやつとかも置いてあったりしたんだけど、アメコミに興味が無い俺としてはまぁー正直つまらなかったのよね。んでホセに「まだいるの?もうちょっとしたら俺、帰るけど」なんつったら「あーもうそろそろ行くよ」なんつって、まぁホセはストリートファイターだかのコミックを買ってたんだけど、んでこのコミックストアを出た後、駅までの道のりっつーかまぁ近いんだけど、そこでホセが「どんなコミックが好きなんだい?」なんて聞いてきてさ、んで俺は「そりゃージャパニーズコミックだよ。当然。正直、アメリカのコミックに関しては全く興味ないんだよね」なんて答えたらホセが「スパイダーマンとかでも?」なんて聞いてきてまぁ俺は「うん。全然好きじゃない」なんて答えたりなんかしてさ、んで駅に着いてホームで電車を待ってるときにホセが「いや、別に興味なかったら行かなくてもよかったんだよ。俺は今日、ママを教会に迎えに行かなきゃいけなかったし・・・」なんて言うわけ。んで俺はそれを聞いても意味が分からなかったのね。むしろ俺が付き合わされたみたいな感じだったから。そしたらホセがさ「落ち込んでるときはコミックを読んだりゲームをやったりするのが一番だろ?だから連れて行ったんだよ」なんて言うわけ。いやぁーーーもう反省だらけですよ。これまた人格者ホセの凄まじき隣人愛!さすがクリスチャンだ!まぁ俺は隣人じゃないけど、まぁホセは落ち込んでる俺を励まそうとコミックストアに誘ってくれたわけだね。俺はそんなことも知らずに「興味ない」なんつっちゃってもう切腹して詫びるしかないなーって感じだった。っつーかこの日は落ち込んでたというよりかは、最近、朝方の生活になってて、睡眠が不安定になっててさ、この日も例によってあんま良い睡眠が得られなくて、一日中ぼーっとしてたんだよね。それとまぁ改めてまぁリーディングに落ちたってのを知るとさっていうかまぁ落ちてたのは知ってたけど、まぁ気分が良くないときって無駄に落ち込んだりディープになったりするじゃん?んでなんか滑舌もずーっと悪くて英語もさっぱり喋れなくてさ、もう最悪の日だったんだけど、まぁホセは俺が相当ヘコんでるっていう風に思ったんだろうね。もうこんな底なしにいいやつって滅多にいないよね。俺が宗教について考え直すきっかけを与えてくれたのもホセだからなぁー。宗教って宗教ヘゲモニーってイメージしかないのとましてやブッシュのせいもあってか、宗教のイメージって最悪でしょ?一般的にも。ただなんかね、ホセみたいな良いやつが真面目に教会に通ってバイブルを読んだりしていると思うとさ、宗教にも宗教なりがあって、まぁそりゃトップはモロヘゲモニーなわけだけど、信者は別だなって凄く思ったわけ。もちろんアメリカの兵士なんかだとさ、すげー真面目なプロテスタントが神の名の元にイラクで銃をぶっ放しまくってイスラム系のテロリスト達をガンガン殺した後に基地から自宅に電話して「メリークリスマス!ゴッドブレスユー!」とか言いながら家族と話してるわけでしょ?まぁこういう矛盾が俺は大嫌いなのと、こういうのって特に宗教がはらんでるアンビバレントな問題だとは思うんだけど、なんかね、だからっつってホセみたいなクリスチャンもいるわけで、一概に否定できないなって凄く思ったわけね。逆にホセみたいなやつが信者でましてや宗教者だったら全然アリだと思うし、むしろガンガン布教活動をしてほしいぐらいだもんね。あーまだまだ書くことがあるんだよな。っつーかテストがあれで書いてなかったからさ、まぁ色々とあったことを書きたいわけだが、今日は寝ないとっつーか寝なくてもいいんだけど、寝ないとまた生活のサイクルがズレるんで、今日はこの辺で。

ネオ共産主義論 (光文社新書)

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ゴキブリフライはフェイクだか、これはマジですからね。いやーマックこえーな。