Kazさんの写真が素晴らしいので。

mimisemi2009-09-29

URLを貼っておきます。


http://phistphel.exblog.jp/12451142


いや、実際こっちで会ったんだけどね、いや、写真凄いなってマジで思ったね。このURLのコメント欄に写実的というよりかは絵画的という風に書いたけど、所謂、カメラというのは個々の主観性のレンズの延長みたいなもんなんで、同じ風景でも違う人が見れば全く違う風に感じるように、その「感じている」という主観がレンズに映し出されている感じがして凄いなって思ったのね。所謂、「とりあえず来たから撮っておくか」みたいなスナップ写真みたいなのとは全然違くてさ、いや、スナップ写真程度のものだったらあえてこんなエントリーにしたりしないしね、あそこまで褒めないわけよ。本当に凄いなと思ったんで貼ってるわけで。


いやさ、衝撃だったのがね、俺が感じているニューヨークっつーとまぁ詩的過ぎるけど、全然違う場所みたいなのね。まぁ西洋ってのはそういうのあるかもしれないってのはね、中国とか日本とかってまぁ特徴あるじゃん?まぁそのうち世界中が均一化されて特徴が無くなるというか、どこも同じみたいになるのかもしれないけど、中国とかって明らかに中国じゃん?でも西洋圏ってさ、例えば公園とか街並とかを切り抜いて来ただけではどこか分からないよねってそれは俺が世界を知らないだけかもしれないんだけど、なんつーかアノニマスな感じはあるじゃん?で、地下鉄とかさ、バス停のサインとかでどこか分かるみたいなさ、そういうのはあるよね。


いや、んで場所に慣れちゃうとそれってもうただの生活圏になるじゃん?いつも書いてることだけどさ。何も新しくないっつーか新鮮さが無くなるじゃん?でもKazさんのこの写真ってなんつーのかな?ニューヨークに来て色々と感じているっつーのがすんげー表れてるよね。凄くヴィヴィッドなのは写真の色合いとかだけじゃなくて、やっぱ感受性が写真に出てるからだと思うよね。かといって観光ガイドとかに載ってるような、絵に描いたような写真って感じの写真じゃなくて、凄く個人性が出てると思うよね。商売臭くない表現的な写真っつーのかな?


多分だからまぁこういう写真は感受性が無い人には撮れないだろうなって思ったね。だから写真って凄いのかな。写真っつーかまぁそれを撮る人だよね。フォトグラファーね。音で言えば分かりやすいかな。なんつーかサウンドスケープモードな耳を持ってると音に集中してるから音が音楽みたいに聞こえたり、まぁ音楽として聞けたりするじゃん?まぁ俺はやっぱ自然音が大好きなんだけど、でも違う都市とかに行ったらそこのサウンドスケープとかは凄く強く感じると思うのね。で、そこの強く感じたところのサウンドスケープの録音とかって録音してる人の感性って出るよね。写真ほどではないけど、でもサウンドスケープでもそれはあるよね。写真の場合、まさしくランドスケープなんだけどさ、でもサウンドスケープもまぁランドスケープだよね。


だからまぁ逆を言えば商売臭いさ、どこかの音っていう素材用の音とかって味が無かったりするじゃん?写真とかでも素材用のとかってなんかつまらないじゃん?そういう意味で写真もサウンドスケープも主観が出まくると最高なんだよね。なんかちょっとこの写真を見てさ、なんでここまで感動したかってまぁ写真自体の良さもあるけど、なんつーか前の俺を思い出したのね。始めてニューヨークに来た時とか、こっちに住み始めたときのニューヨークの感じっつーのを凄く思い出したんだよね。濃度というか強度というかさ、今は慣れでまぁ何も感じなくなってるっつーかまぁこれがデフォルトだから、だからまぁ日本とか帰ると特に萎えるんだけどさ、でもそのヴィヴィッドなコントラストってこっちにいるだけじゃもう味わえないじゃん?それをKazさんの写真を通して思い出したって感じで、んだからまぁ感動したのね。凄くウキウキしたっつーかなんつーか。