前髪と必然性。

mimisemi2010-06-23

Pi*Pi^2/Pi^3=1


って面白いね。


いや、そろそろ限界だから髪切りに行ったんだよね。で、ついでにやっぱSt Marks Bookshopに寄っちゃったんだけどさ、最近気になってたポランニーのThe Tacit Demensionがあったんで買ったね。あとはブルデューのPascalian MeditationsとオルテガのThe Revolt of The MassesとクリプキのNaming and NecessityとライプニッツのDiscourse on Metaphysics and The Monadologyね。買い過ぎ?で、買う時にさ、ヒッピーみたいな長髪の店員が「ワーオ!クリプキだぜ」とか言っててさ、「クリプキってお前好きじゃなかったっけ?」なんてもう一人の店員に聞いててさ、んでその店員は「あ、うん。まぁね」みたいなことを言いつつクリプキ話みたいなのをしてるわけよ。この本の内容の話とかね。「俺がプリンストンに居た頃はまだクリプキはいたんだけど、今はどこにいるんだっけ?」みたいに聞いてきたからさ、「いや、分からない」とか言いつつ、まぁクリプキ話というほどではないんだけど、「ゲーデルとの関係性って何かあるの?」みたいな質問をしたりなんかして。まぁ分からないって言われたけど、こういう話ができるのってやっぱプリンストンとかそういうレベルじゃないとダメなんだなって思ったよね。ここでは前に俺がジジェクラカンの本を買った時にレジの女の子が「This is super good!」なんて言っててさ、「こういう会話が本屋で成立するのがすげぇーなぁー」とか思ってたりしたんだけど、こういうのがつまりは「やっぱこっちはいいなぁー」って思える時だったわけだよね。


でもこの店員にしてもさ、あ、プリンストンの人なんだけど、まぁプリンストン出ても本屋の店員やってるんだなぁーとか思ったりなんかしたよね。まぁでも「俺がプリンストンにいたころはクリプキはまだ居たよ」なんてセリフはなかなか日本じゃ聞けないよね。まぁクリプキはともかくとして、やっぱなんかいつも書いてるように一流大学に行くようなやつとこういう話がしたいよね。逆にこういうやつってこんな話ができる友達が普段いるのかな?やっぱ母校のご学友がメインなのかしら?


まぁいいや。なんか久々に英語で人と話して楽しかったな。しかも話題がクリプキっていう。はい。今日はそんだけね。それにしてもいつも髪切ると思うんだけど、前髪のボリュームが本当に寂しいよね。凄まじく寂しい。見た目は意外とそうじゃなく見えさせることもできるんだけど。


PS


いよいよ集荷っつーか徹夜で待つわけだけどさ、なんか落ち着かないんだよね。イライラする。さっき安定剤飲んだもん。俺って本当にダメだよな。イレギュラーなことになると、どんな些細なことでも不安になる。別に不安に感じるようなことなんて一つもないのに。2kgまでオーバーしても大丈夫らしいんだけど、んでもすんげー余裕みてるからね。俺。なんかあっちでまた計って、オーバーした場合は新しい箱とかにオーバーしたやつを詰めてくれるらしいんだけどね。だったらちょっと図々しく詰め込んじゃっても良かったんだよね。でも俺の調和がそれを許さなかったっていう。あと帰りの時のケースとかラップトップ用の鞄とかにも入るんだけどさ、んでもなんかとりあえず入れるものは入れておきたかったんだよね。いや、掃除してたら絶対さ、詰めておくのを忘れてたやつとかが出てくるじゃん?そうなった時ようにケースの分は余裕を持って場所を確保してるんだよね。まぁそこまで入念にやらなくてもいいんだけどさ、でも集荷はもう頼めないからUPSとかで送ることになるじゃん?そうなると面倒だからってまぁそんなにもう物は残ってないんだけどね。


それにしてもさ、さすがにこっちも暑くなってきて、蚊が発生しててさ、んで部屋にもいるから虫除け買ってきたらそれが肌とかにつけるプロテクション用のやつだったんだけど、散布用だと勝手に思って部屋中に撒いたらえらいことになっちゃったよ。いやね、なんかベタベタしてさ、んで液体が固まるのよね。部屋に置いてあったものほぼ全てにもれなくこのベタベタと固まった液体がついちゃってさ、しかも隣の人に借りてた体重計とかにもついちゃって、んでそれが取れないんだよね。マジで謝らないとな。なんで俺ってこんなにアホなんだろうね?だから実社会でとてもやっていけるとは思えないんだよね。思い込み激しいし、あと不安が強いし、気分障害があるし。だから手に職をつけなきゃいけないんだよねぇーっていうのに改めて気がついたよね。おっちょこちょいっつっても度が越すと「天然だねぇー」とかって笑えなくなるよね。


ところで本読んでたんだけど、予想はしてたけどブルデューが冗長で最初のほうでもう嫌になったね。もうちょっと文章をまとめて欲しいね。関係代名詞とかで色々繋げ過ぎなんだよな。ああいう時代のフランスのやつっていかに長い文章をワンセンテンスで書くか?みたいなのに腐心してるような感じがあるよね。あれって難しさじゃなくて単純な読み辛さなんだよね。あれが300ページ近くあると思うとゲンナリするな。俺はパスカリアンなんだ!っていう説明を聞くためにすんげー長い文章読まなきゃいけないんだもん。ポランニーも簡単ではないけど、んでもまぁブルデューに比べたら全然読みやすいね。元が英語だし、あと短いからね。新書みたいな感覚で読める。


ああいう取っ付きやすいブルデューみたいな本に挑むには正攻法でやってたらダメだから最初は全部理解しなくていいや!っていう飛ばし読みをしたほうがいいね。で、気になったところに後で戻ってくるっていう。「全部理解しなきゃ!」っていう無駄に高いハードルを作っちゃうと読書が苦痛になるからさ、まずは多読だよね。で、必要があるものは何度か過去に読み終えたという前提で精読するっていう。でも何回か読んでるから精読でもスラスラ読めるんだよね。友達でドゥルーズガタリのミルプラトーが難しくて読んでても「私は理解してないんじゃないか?」って思って何回も前に戻っちゃったりなんかして、んで結局読む事ができないって人がいたけどさ、まぁ読んじゃえばいいんだよね。まずは。理解なんて後からやればいいわけで。まずは読む事が必要だよね。この辺は佐藤優が獄中記で書いてた読書法とほぼ同じだね。


3回ぐらい読む事になっても結局、最初から精読しようとしてなかなか進まないってよりかは結局、3回ぐらい読む前提で読んだほうが早いような気がするね。理解もそのほうが深まるし。別にあとその3回って別に繰り返し三回読まなくてもいいわけでさ、一回読んだらまぁちょっと放置で、んでまぁ何ヶ月後かに読んで、まぁその時ぐらいに必要があれば必要な箇所だけ精読するって感じだよね。どこを精読するべきか?ってのを決めたりするのもリテラシー能力だよね。文章ピックアップ能力っていうかなんていうか。隅から隅まで丁寧に読むのもいいけど、そんなことしてると読書効率が悪くなるからさ、そこまで舐め回すように精読するような本なんて、例えばマルクス主義者にとっての資本論とかだったりさ、経験なクリスチャンにとっての聖書だったりするわけじゃん?そんな全部の本を舐め回すように読まなくてもいいってことだよね。


また集荷とか終わったら更新するかもしれん。これってしょこたん方式だよね。一日分のブログを何回も更新するっていう。


ってことで更新ね。集荷終わりました。28箱ってさ、こんぐらいの量になると船便のほうが絶対安いんだよね。でもまぁ時期的にどの道無理だったっつーか7月上旬ぐらいまで無理とか言われたからまぁなんつーか引っ越しもいきなり決まったからしょうがないんだけどさ、料金聞いてビックリだよね。4100ドル+関税+消費税だよ。今の円のレートで言えば40万はいかないけど、でもまぁ30万強だよね。当初は箱15箱ぐらいだろうってことで、まぁそっちの場合、どの道、宅急便のほうが早いってことだったんだけどさ、まぁほぼ倍になっちゃったからね、こりゃー明らかに船便のほうが安いなっていう。んじゃあ仮に船便にしたとしてさ、7月下旬に日本に戻ることに変更!ってもう無理だけど、仮にしたとしても、んでもまぁ家賃とか生活費考えれば10万以上はいくから、だからまぁあんま変わらないね。


もう驚いちゃってすぐに母親に電話したよね。いや、別に電話しなくてもいいんだけど。あっちはもう12時過ぎてて寝てたっつーんだけどさ、値段を言った後にずーっと何もレスポンスが無いのよ。で、俺はあまりの額に唖然として言葉すらも出なかったのかな?とか思って心配したんだけどさ、まぁ唖然してたけど、まぁ絶句していなかったらしいけど、それにしてもこれで思ったのがさ、俺の勝手な想像の暴走ってのがすんげー速さで起こるんだよね。凄く細かい仕草とか言動から無駄に何かを読み取って色々と考えちゃうってまぁ俺みたいなタイプのメンヘラーに多いと思うんだけど、そういう時の脳の処理速度って半端じゃないんだよね。ただの妄想とかを除けばまぁなんつーかある意味で被害妄想とかもまぁ想像力だよね。だからちょっと精神的にアレな人のほうがアーティストに向いてるとか作家に向いてるとかそういうことなんだろうね。そういうのをポジティブに活かせればいいけど、ネガティヴにしか作用してないって本当にアレだよな。


なんかそれにしても部屋スッキリしたなぁー。40万近くかかったのは凄まじく痛かったけど、ちょっとまぁ宣伝をしておくとね、ヤマトの国際便のサービスってのはね、まぁ実際は集荷して送るだけでさ、だったらUPSとかで送ったほうが安いじゃん!みたいな話になるんだけどね、例えば関税の申告書だとか前に書いた映像系のもののリストとかさ、そういう書類を全部独自にヤマトが作っててさ、んでなんでそんなものをヤマトが作れるのか?っていうと空港にヤマト支店があるから、んだからようは積み荷を渡しちゃえばあとは終わりって話じゃなくて、日本の実家に届くまで全部込みでやってくれる感じなんだよね。


例えば日系でも小さい引っ越し屋だと恐らく料金は安いっつーかまぁさっきの40万って集荷とかさ、サービス料とか全部込みの価格っつーかまぁ送料に組み込まれてるんだよね。恐らく。いや、分からんけど。で、まぁ小さい引っ越し屋とかだと関税系とかね、空港系のプロセスはややこしいから、それだけをやる業者ってのにまた委託するから、なんつーか依頼主的に相当面倒らしいんだよね。


あとまぁ実際やってるかはともかくとして、まぁサービスとしてヤマトは集荷した後も荷物のチェックをしてっつーのは恐らく中身じゃないと思うんだけど、ようはテープの貼り方が甘いとかさ、重さ的にアウトだから他の箱に詰めなおそうとかさ、ようは超過料金が実質的に発生しないようになってるんだよね。発生する場合は事前に連絡があって、もう一箱ヤマトで詰めなおすとか、分からんけど、他の軽い箱に詰めなおすとか、そういうことをやってくれるらしいんだよね。だからまぁなんつーか俺の再分散って無駄だったのかな?って思ったけど、でもまぁ心配だったからさ、俺の担当だった営業の人と運送の人が来たんだけどね、聞いたんだよね。「25kg超えてそうなものはありましたか?」って。そしたらまぁ大丈夫そうだけど、いくつかちょっと重すぎるかな?ってのがあったとのことだったけど、まぁ大体はオッケーみたいだったわけで、まぁ再分散良かったなって感じだけどね。


分からん、どんだけサービス料取られてるのかは分からないけど、まぁ日系だけあってさすがに安心できるよね。この手続きを全部自分でやったら大変なことになるよね。だからこそまぁサービス業が成り立つわけなんだが。まぁ荷物がダメになったりしないようにチェックするとか、まぁそういうのやってくれるってまぁそういう場をみているわけじゃないからさ、あくまで観念的なもんだけど、まぁ安心っつっちゃー安心だよね。特にこんなことって滅多に無いじゃん?海外から日本への引っ越しなんてあんま無いわけで、だからまぁspecial occasionってことで、ちょっと料金が高くても完全に安心できるところに頼んだほうがいいよねって感じだよね。サービス業ってこういう安心を提供するサービスでもあるよね。だからこそ金を取れるわけで。自分でやったら大変だし、変な話、積み荷が届く保証も無いみたいな世界だったらさ、高くてもちゃんと届くほうを選ぶよね。あと分からんけど、積み込みっつーか荷物の扱いとかもヤマトがやるわけだからさ、例えばアメリカのどっかの格安のところに頼んだりしたら荷物を放り投げたりとかさ、いや、放り投げてはいるだろうけど、まぁぞんざいに扱う可能性ってあるよね。


まぁ改めて日系の業者の手際の良さに感心したわけですよ。ってことでまぁ顧客満足度は高いってことになるから、だからまぁちょっとしたレビューをしたかったんでねってまぁ荷物がついてからじゃないと判断できないんだけどね。


でもさ「日系」ってのが成り立つって凄いと思うんだよね。フランス系とかイタリア系とか無いわけじゃん?台湾系とかも無さそうだよな。中国は絶対あるけど、なんか引っ越し業者とかはすんげー質が悪いってのをネットで読んだことがあるけど、あとは韓国もありそうだよね。でもさ、日本人があえて高い日系を選ぶのってやっぱ安心度なんだよね。ジャパンスタンダードで物事を進めたいっつーんでまぁあんまりお金の出し惜しみはしないっていうか。逆にトラブった時に面倒だから高くてもスムーズにいくほうがいいってことになるよね。


あ、でもなんだかね、話は変わるけど、別送品って送り方もあるんだよね。でもこれは重量による値段が高いらしいんだよね。家がまだ裕福だった頃にロードアイランドに居た時とか、あとはニュージャージーの時とかに荷物を受け取ったけどさ、2万5000円ぐらいかかったっつってたからね。箱一つあたり。なんで国際宅急便になると安いのか分からんけど、まぁようは引っ越しするような荷物を普通の感じの郵便物みたいに送ってたら額が半端じゃなくなるってことだよね。


いや、分からん。適当な事書いてもしょうがないからな。いや、でもまぁ実際こんな感じだったよってのはこういうことねってことなわけね。細かいシステムとか仕組みは分からんけどね、でもまぁこういうイレギュラーなものに関してはreliableなところに頼むのが一番だよねっていうことだね。


もう寝るかな。もう1時だな。徹夜して午後の1時とかだと完徹したくなるよね。