「生かされてる感」が凄いわけで。

仕送りがなくなるってまぁ当たり前だけど、まぁつまりは使えるお金がゼロになるってことだよね。まぁ衣食住は保障されているのだが、自由になるお金がないってーのは結構前よりハングリーだよね。いや、でも逆にこれがいいなって思っててっつーと変だけど、良いとは思わないけどね、金があるに越した事はないから。ただなにが言いたいのか?っていうと使えるお金が少なくなるからさ、手持ちの未読の本とかを時間をかけてじっくり読もうと思うんだよね。ある意味でコストゼロっつーかなんつーか。まぁ自分の図書館を利用して読書をするって感じだよね。帰国前に買った本を読むだけでもまぁ結構かかるからさ、まぁなんつーかジュンク堂大人買いするとかってあれは快楽だからまぁデカイ金を持って行きたいとは思うけど、それはまぁある意味で昔やってたレコードディギングとかと同じ感覚だよね。探して買うのが楽しいっていう。


いや、でも本当に本を大切に読むようになる気がするね。二ヵ月後に学校が始まるとかってのもないから、まぁノンビリっつーかさ、良い意味でのゆとりがあるってことだよね。のんびりしてちゃいけないんだけど、ただいや、怠けるという意味でのノンビリではなく、例えば1ページびっしりの500ページとかの洋書を読もうとかっていう気になるんだよね。あっちにいたころ挫折した本は多いわけで、だからそういうのは徹底的に全部読みつくそうと思うわけ。これだけでも結構な時間かかるからね。


まぁそんな感じなんですよ。日中はずーっと読書な感じで。ネットがファミリー用のパソコンでしかできないからガッツリやる感じじゃないしさ、だからまぁ時間が多いのね。前より。時間が多いっつーか無駄な時間がないっつーの?まぁこれはおそらく帰国前に帰国後の生活を頭の中で設計してたからだと思うんだよね。だからそれが今具現化してるっていう。まぁ体もそういう風になるんだよね。変わったという状況をいかに活かすか?じゃん?で、今後はよりいっそう精進できそうな気がするのね。やる気に満ち溢れているっていうか、前よりやる気が凄いね。まぁ最初だけじゃないことを祈るばかりだけどね。最初ってまぁ大体そうだからね。慣れてくるとダレるみたいな。まぁそんな風にならないように気をつけたいと思うんだけど。


受験はさ、「あれならいつでも入ろうと思えば入れるよ」とかって親に言っても「えーだって勉強しなきゃダメでしょー」って感じなんだよね。やっぱ親的には昔のダメな俺のイメージが強いんだろうなぁー。今はそんなことはないんだけどね。やっぱでも数学は体系的にやりたいからね。独学でもやりつつ学校っつーサプリメントも必要だなとは思うわけね。あとはやっぱこっちの大学に興味があるってことだよね。観察が楽しみなわけ。だって日本の若い人にあんま接した事ないからね。俺。外に出るようになったり社会的な生活を送るようになった契機が留学だったからさ、その前はほとんどヒッキーみたいな感じだったわけでさ、そういう意味でも興味あるんだよね。まぁすぐ飽きるとは思うんだけど。でも楽しみなこととしてあるわけね。こっちなりに可愛い子とかいたら楽しいしね。まぁ理系だから分からんけども。数学科なんて女子いなさそうだもんな。まぁそれはいいか。


まぁそんな感じでとりあえず今後は未読の本の数々を読破していくことになりそうな感じですわね。あと数学ももっとじっくりやる感じで。こないだ実際に電卓とかで計算してみたんだけど、やっぱ具体的な数値とか出ると分かりやすいっつーか「なるほど!」っていうアハ体験があるよね。数学はこれだからやめられないんだよなぁー。仏教とか哲学は「フゥー・・・」って感じで心に思想なり哲学が染み渡っていく穏やかな感じなんだけどさ、まぁニーチェとかショーペンハウエルは別だけど、んで数学って興奮があるよね。叫びたくなるような興奮っていうかさ、それが楽しいよね。だからやめられないんだよね。ある意味での快楽中毒っつーかなんつーか。まぁ快楽を得るまでに時間はかかるけどね。そんなポンポン一瞬で理解できるようになるわけじゃないけど、でもまぁ結構ドミノ倒し的なところはあるよね。基礎から全部が繋がってるから全部押さえていけば必然的に高度なものも理解できるようになるんだよね。それによってさらに広がる脳内数学空間の臨場感を感じるのが楽しくてしょうがないわけだ。変な話、これだけのために生きられるぐらい楽しいよね。


俺にとって政治学も含めた哲学とか仏教とかって生きていくための実践的なものなんだよね。ペダンティックに教養をひけらかすためではなく、自分のために学んでる感じ?まぁもう学ぶという感覚すらもないんだけどね。だからこそまぁあんま職とかと繋がらないのかもしれないけどさ、でもまぁ極めれば別だと思うんだよね。でも数学って純粋な知的好奇心を満たすものとして俺の中で成立してるっていうかさ、まぁそれで言えば哲学とか仏教もそうなんだけど、でも数学はまぁ自分にとって新しいものであるがゆえになんつーかまぁ快楽度が高いんだよね。まだやることがいっぱいあるっていう先が長い感じがまた良いよね。


まぁそんな感じですわ。この今のモチベーションを保ちつつもっと高めていく方法をこれから模索していく感じだよね。まずは低いハードルの目標としてモチベーションを下げたり鬱っぽくなったりしないことっていうこれに尽きるな。これがまぁ俺が帰国するにあたって一番恐れていたことなわけでさ、これを回避できればとりあえず生活は成立するもんね。あとなんか今は変な話、まぁ犬の散歩ぐらいだけどさ、自分が家族にとって機能してるっていう感じがいいよね。少しでも生活の役にたてているっていうのが凄くいいね。まぁあと掃除とか洗濯物入れるとかね、まぁ家事手伝い未満の家事手伝いだよね。


アメリカにいたときは完全なフリーライダーだったわけでさ、今はこの「生かされてる感」の臨場感が凄いからこそ感じられる何かってのがあるよね。そんな中でも前みたいなアメリカでの地下生活を望むならやっぱそれはもう自立してやるしかないよねっていう。まぁアメリカにいた頃から変わらない目先の目標としての大学卒業ってのはこっちでもできるからさ、そういう意味ではなんつーかオブジェクションは変わってないわけでさ、それをまぁ新しい環境でやるって感じだよね。まぁもっとも大学出るって意味あるわけ?っていう疑問はあるけども、まぁでもやっぱ中途半端に終わってるからそれは終わらせたいんだよね。


あ、もうそろそろやめるわ。そんな感じで今日はこの辺で。




佐藤優が獄中記で絶賛してたと思うんだけど、確かにこれはいいね。心に語りかけてくる感じだよね。変に学術的な匂いがしないのが凄くいい。