洋書って無駄に長いのが多いよねっていう。

はてなに広告が載るようになって驚きだね。外すには300円ぐらい月にショバ代を払わなきゃいけなくなるっていう。まぁーしょうがないのかなぁー・・・って思うとあっちの思うつぼですねっつってもそれやるしかないわけでしょ?


今日はまぁまた文句かなぁーっつーのはさ、数学書ばっか読んでるのもアレだからなんか単純に読んでて面白い一般書を読もうと思ってさ、んでニューヨークタイムズベストセラー系の本を結構まとめて読んでるんだよね。で、今書くのはThe power of habitっていう本なんだけどさ、まぁ結構売れたみたいっていうかアマゾンでレビューが200超えなんで相当売れたんだろうなぁーとは思ったけど所謂thinking slow系のやつっつーかさ、要点だけ書けばいいのにやったらエピソードが長いのね。1992年のアリゾナでその少年は困り果てていた。名前はトム・・・みたいな感じのナラティブっつーかさ、小説パートっつーのかな?で、トムは母にこう言った・・・的なダイアログとかまで書いてあったりさ、その瞬間脳裏によぎったのは・・・とかあとまぁER的な緊急病棟だったけな?描写が丁寧なのは分かるけどやりすぎててすんげー本が無駄に分厚くなってるのね。


結局本の要点って習慣をトリガーするcueとrewardのサイクルを意識的に作るとかさ、あとはそのハビットループに組み込まれてる要素のすり替えを行うとかさ、方法論的に言えばそんなのばっかなんだよね。苫米地本とか読んでればとっくに知ってるようなっつーか自己啓発系の本読んでればとっくに分かってるようなことが永遠と書いてる。でもまぁそれが書いてあるのはいいんだけど、たったそれだけのことを語るために紙面を費やしすぎてるんだよね。アメリカの本ってこういうくどいのが本当に多いんだよな。ケーススタディっつーかケースの話はもっと短めにして要約して要点だけをまとめてほしいっつーかさ、知りたいのはそれじゃん?で、exampleなんていくつかあればいいわけでexampleが本の大半を占めてるってどういうことなのよ?ってことなんだよね。


そういう意味で凄くバランスが良いのとexampleが面白くて読むのが苦痛にならないし分量もマイルドで面白かったのがimagineって本ね。あとで言及したやつは全部アフィっとくけどねっつーのは著者の名前とか本の正式なタイトルとか分からんので。ボブディランのエピソードとかようはexampleが面白いし読んでて楽しいんだよね。それに比べて典型的なアメリカのベストセラー本ってやたらtediousっつーのかな?あと定型のさ、「我々はなぜこれをするのだろうか?あれのため?これのため?もしくはこのため?」とかっていう飽き飽きするような典型的なアメリカの文章っていうさ、学校でも効果的な文章のはじめ方とかって定型で決まっててさ、なんかそれを逸脱しちゃいけないみたいなところがあって、だからすんげーガッチガッチなんだよね。


文章のformalismっていうか。もう見てて嫌になるんだよね。なんかもっと面白い書き方できねぇーの?っていう。そういう意味で日本の本のほうが読んでて面白いやつって多いんだよね。いつもはディスってばっかだけど。著者特有の感じとかってのが凄く出るんだけど英米系の本ってそれがほとんど無いんだよね。


あとはナラティブもさ、「彼はルームチェアに座りながら憂鬱に考えていた・・・」とかさ、よくそんなの書けるよなぁーって思うんだよね。三文小説みたいな文章っつーかこれってナラティブとして機能してればいいから文章の質とかってある意味で関係ないんだよね。記述するためにその科学者なり哲学者がルームチェアに座りながら考えているっていう風景を文章で作ってるんだけど、それって長くなったらダメじゃん?歴史の本とかだったらいいんだよ。あとは伝記とか。でもさっきのhabitじゃないけどさ、ああいう本でやたらこういうのばっか書いて紙面を埋めるってどうなのかなぁー?って思うよね。逆に伝記だとただのデータだけだとウィキペディアみたいになるから小説っぽさってすげー重要じゃん?ゲーデルのやつですげーいいやつがあるんだよね。凄く上手いやつがあるんだけどってそれも貼っとくけど。


あとあれなんだよね、歴史をさかのぼる記述ね。プラトンは・・・とかアリストテレスは・・・とかっていう例を出すってのがまた効果的っつーformalismがあってさ、だからどの本でも大抵出てくるよね。過去の偉人達。古代ギリシャではこうであった・・・とか中世では・・・とかさ、1ページぐらいならいいけどそれがかなり長いというのもどうかと思うんだよね。


で、なんたら何世がこうしたことでこうなった・・・とかさ、まぁそういうところは飛ばせばいいんだろうけど俺って貧乏性だから全部読まないと気が済まなくてさ、だから読んじゃうんだよねっつってもskimmingだけど。これやってないと洋書は読めないよねっつーかそれは洋書の邦訳でも同じでっつーのは英語だからってことではなくて英米系の無駄に長いやつはところどころskimmingしないと読破に時間がかかり過ぎるってことなんだよね。だからたまに洋書で珍しく無駄がないやつってすげー価値を感じるんだよね。でも大抵のベストセラー系って無駄に長いし、ああいうのを良しとしてるアメリカ人にとっては良書になるわけでだから評価も高いし売れるんだよね。あんなの普通嫌になると思うんだけど。


あとすげー冷めたユーモアね。すんげーフォーマルな進め方にフォーマルなジョークが入ったりして、でもそれで書評に「ユーモラスで・・・」とかって書いてあったりしてさ、ユーモアが定型でどうするんだよ?っていう。まぁアメリカのCEOとかにありがちなスピーチと一緒だよね。見てると分かるけどスピーチってフォームがあって大抵それに沿ってるんだよね。んでもまぁジョブズみたいな人がやると凄いことになるんだけど普通の人は本当に普通のプレゼンになる。まぁ別にそれでいいんだろうけどああいうフォーマリズムが俺は大嫌いだからさ、よくもまぁあんな形式に沿ってできるよなぁーって思っちゃうんだよね。


ってことでもういいや。今日は。あとなんだかんだ言ってまたマッシュアップがあるんで貼っとくわ。一個はバランスを直したやつね。







あと他の最近買ったやつを。