唖然ですね。

例のYouTubeの話なんだけどね、削除要請って誰でもできるんだってよ。普通は権利者じゃないと削除できないはずなんだけど、YouTube側は相手が誰であろうとも削除要請があったものは全部削除してるんだって。だからオフィシャルのビデオとかも消えたりすることがあるんだね。ホントにめちゃめちゃだな。これ。で、異議申し立てをするにはこちらの個人情報をいれなきゃいけないんだけど、これも適当でめちゃめちゃな個人情報で送っても受理されたりするらしい。俺はちゃんとした個人情報をいれたけどね。でもこれってすげーリスキーだよな。虚偽申告だった場合、虚偽団体にこちらの個人情報がいくわけだし、まぁ団体じゃなくてもハッカーみたいなやつにこっちの情報がいくわけじゃん?で、権利者の成り済ましで削除要請をした側にはペナルティはなさそうなんだよね。虚偽の申告は偽証罪になりますって書いてあるのになんつーか投稿する側が泣き寝入りするようになってんのね。


去年あたりは初音ミクのボカロ曲が虚偽の申請で大量に削除されたんだと。しかも人気があって海外向けに英語の字幕とか英語で情報をいれてるやつとかが重点的に削除されて、分かってるだけでも50人近くの作り手のアカウントが消されたんだそうで、潜在的には100を越してるかもしれないんだと。これって完全に憲法違反じゃないですか?表現の自由の侵害だよね。あ、ボカロの場合はね。


俺も場合、マッシュアップなんで俺が著作者じゃないんでなんとも言えないんだけどさ、んでもまぁ虚偽の申告である可能性は高いわけだから、虚偽の申告の疑いがあるっつってもまぁYouTubeは調べようとしないしそんなの問題じゃないらしいんだよね。ようはとある権利者を名乗る団体から削除要請があったので削除しましたってことで、それが本当の権利者だったかどうかなんてのは関係ないみたい。


そんな変な団体にこっちの情報がいくっつーわけで消された場合の異議申し立ての敷居がめちゃめちゃ高いんだよね。いや、例えばさ、削除要請をしたという団体の名前が「カスラック」だったら明らかに虚偽団体じゃないっすか?いや、そんなの虚偽の団体でしょっつっても証明のしようがないしYouTube側はそれには関心が無いからこっちが頑張っても意味ないんだよね。


今回のジャスラックに見せかけた虚偽団体に関しては、海外にしてもパッと見、正規の権利者であるレコード会社だなって思わせるようなフェイクってのがいっぱいあるんだよね。いや、知らなかったよ。ここまで普通にあることだとは。


ただYoutubeが削除要請をしたのが虚偽の団体だろうが何だろうが要請があったら受け付けるっていうスタンスを変えない限り何もしようがないですよね。そんなのいちいち調べてたらコストがかかり過ぎるから一括で全部削除なんだってさ。いや、これだったらそりゃー大量に動画削除できるでしょう。プレゼントキャストの削除代行に見せかけたでっちあげの申請ってのも問題なくなるもんね。権利者じゃないと申請できませんってことじゃないんだから誰でもできるんだもん。変な話、嫌がらせでも削除できるんだよね。で、色々と調べたら嫌がらせを受けてる人ってのがいっぱいいて怒りを通り越して呆れましたね。


ってことでどうしようかなぁー?って思ってるんだよね。いや、異議申し立てをしたんだけどなぜか受理できませんでしたみたいなメールが帰ってきてさ、必要な項目を全部入れてるのに再送するにはウェブフォームが便利ですなんて書いてあってもアカウントの状態が著作権侵害の状態になってるから自分のアカウントにアクセスできないんだよね。で、アクセスするにはそれが虚偽だろうがなんだろうが「同意」ボタンを押さないとダメなんだよね。Youtubeの凄まじく悪質なリスク回避に呆れましたね。


いや、んでどうするんだろうな。これは。相手が誰なのか分からないわけでさ、結局、ボカロ大量削除事件があった時もそれが本当に権利者からの代行だったのか虚偽だったのかが結局分からずじまいで泣き寝入りになったみたいなんだよね。ひでぇー話だわ。だって初音ミクのオリジナル曲なんて権利は当然作り手にあるわけじゃないですか?それが削除されてどうにもならないってもう場としてアウトですよね。まぁ別にYoutubeは表現の場を提供してるわけじゃないから関係ないと言われればそれまでなんだけど。


まぁこれを機にYoutube辞めようかなとも思うんだけど、それって泣き寝入りになるからそれが嫌でやっぱネバりたいってのはあるよね。悔しいじゃん?だって。その反面、なんか本当にどうでもよくなってしまったんでチャンネルごと閉鎖しようと思ったんだけど、これもまぁ結果的に泣き寝入りじゃないですか?なんかそれが嫌だよね。


でもRecording Industry of Japanが日本レコード協会の名を騙る虚偽団体であるってことがほぼ確定でもYouTube側には関係ない話ってなるとどうにもならないもんな。それよりもやっぱり変な団体に個人情報が行き渡るってこと自体が嫌だわ。やっぱ。でもそれを嫌がってたら何もできないもんね。っつーかその団体自体にメールがいったのかどうか分からないけど、今回の異議申し立てはYouTubeが処理できなかったなんて書いてあったんだけど、処理できたにしてもまぁ個人情報はいくわけですよね。で、虚偽申請した側には何のペナルティも無いってことになったら個人情報ダダ漏れじゃないですか?狙いの動画に虚偽申告をして異議申し立てを待てばその動画の投稿者の個人情報は分かるんだもんね。これってシステム的に大問題じゃないの?


前にこのRecording Industry of Japanに公式動画を削除されたっていうアイドルグループは二回目だって書いてあるよね。以前にも同じ団体から削除要請があって異議申し立てをしたら2週間ぐらいで復旧したって書いてあったけど、また削除要請があったって話だったね。いや、これは虚偽の申告をした側がなんのペナルティも受けてない証拠でしょう。で、よりにもよって申し立てを受理したのにも関わらず同じことをやってるとかさ、明らかにまともな団体じゃないでしょう。んでもこれはエビデンスにはならないからね。ただ「怪しい」としか言いようがないわけで。


こうなるともう気持ち悪いから関わらないのが一番!ってことで泣き寝入りするよね。なんかホントに嫌だわ。これはようは虚偽の削除要請を私利私欲のためだろうがただの嫌がらせのためだろうがやりたい放題になってるっていうYouTubeの構造の欠陥ですよね。そこは個人のモラルに任せてるっつっても著作者以外の削除要請なんて受けちゃダメでしょう。ましてや公式PVなんか宣伝材料なんだからそれが削除されるとか利益の損失じゃないですか?それでも関係なく確認もせずに公式PVを平然と削除するYouTubeって凄いよな。だからあんな頻繁に「手違い」が起こるんだよね。


あとあれよ、まぁこっちのリスク回避としては良いんだけどさ、異議申し立てのフォームに適当な情報をいれても受理されるってこれも問題だよねぇ。まぁこれも実際はその人が権利者だろうが誰だろうが関係ないって話なんでしょ。ようは。そういうところにタッチしないっつーのがYouTubeのポリシーらしいからね。あとあれでしょ?だってそもそも異議申し立てのフォームに嘘の情報なんて書いたらそれも偽証罪になるんじゃないの?これもYouTubeにとっては関係ないことなんだよね。消す分には何のリスクも無いし消しておけばとりあえず話は済むっつーんで消してるんでしょう。適当だなぁー。この適当さが利益を生んでるわけだね。グレーなことやろうがアウトなことやろうが基本的にYouTubeは関係ないっつーさ、ヤフオクとかと一緒だよね。偽ブランド品とか出てるのにチェックしないし悪質な詐欺をした人間に関しても放置だし。だからオークション詐欺ってのが横行してるんだよねっていうか今はどうか分からないけど。オークション詐欺も基本泣き寝入りだよね。騙された方が悪いっていう感じにして話を済ませてるもんね。


まぁでもあれですよね、そんなわけであれですよ、虚偽の削除要請に異議を申し立てる場合は要注意!・・・ってことでもないのか。まぁそりゃんでも相手に個人情報が届くことに同意したことになりますよ?って書いてあるわけだから。んでもまぁ虚偽の削除要請に対してペナルティが無いわけだから個人情報取りまくりですよね。これだったら。例えば原発についての政府とか東電に対して都合の悪い動画を大量にアップロードしている人の動画投稿を妨害したあげく個人情報を巻き上げるなんてことも可能なわけですよねっていうかやってますよね。多分。まぁ異議申し立てをした場合にのみ個人情報がいくんだけど、凄く重要な情報だ!と思ってやってる側としては明らかな妨害であった場合、そりゃ異議申し立てをするでしょう。


んでも結果、妨害した側に投稿者の個人情報がいくって相当マズいシステムだよね。まぁだから普通は虚偽の要請をした場合は偽証罪になるってことでちゃんとやらなきゃいけないんだけどやってないからやりたい放題になってるんだね。YouTubeは予想以上にアナーキーな場所だわ。これによってどれだけの個人情報が漏れてるのか分からないよね。しかも個人情報を入力している側としては漏らすつもりなんてなくて異議申し立てにおける必要事項だから入力しなきゃいけないってことで入力するんだけど、まぁこれによって虚偽申告をやりたい放題の側としては個人情報ゲットしまくりでしょう。


なんか予想以上にマズい場所なんですね。YouTubeって。んでも大半の人は見るだけだからそこまで問題にならないんだよね。ホント、それにしてもあれだ、Recording Industry of Japanって誰なんや?今流行の「XARX」なんかも変な団体なんでここから不当な削除要請があっても異議申し立ての際にこちらの個人情報を開示しなきゃいけないんでXARXに個人情報が渡っちゃうんですよね。なんつーシステムなんだ!いや、システムを悪用する輩はいっぱいいますよ。だから格別XARXとかプレキャスが悪いとは言えないよね。まぁ悪用する輩であることには変わりないけど、その悪用の容認をしてるYouTubeが問題だよね。そこを全部個人のモラルっていう話に置き換えてるのが凄い論理だなと思って。個人のモラルは信用できないから悪用できないようなシステムを作るんじゃないの?っていうことなんだけど、まぁ全部自己責任でやれって話なんですね。まぁこれだったらあれだよなぁー、何らかの形で自分の利益に対して不都合なもんは全部虚偽申告で削除できちゃうもんな。プレキャスなんて氷山の一角でしょう。嫌がらせもやりたい放題だからね。


ってことでした。んでまぁ異議申し立ての話に戻ると必要事項を入れても処理できませんでしたと言われるとどうにもならないですよね。まぁちょっと手直ししたものをもう一回送ったけどどういう理由で受理されなかったのかがさっぱり分からないし、必要事項は全部記入した上で受理できないっつーんだから受理されない理由が分からないですよね。


あとあれだ、虚偽申請なんだけど既存の団体の名前を使う場合もあるみたい。例えば「ドワンゴ」とか。まぁbeat takeshiとかも同じ類なんですけどね。んでも削除された動画はどう考えてもドワンゴとは関係ないものなのにドワンゴから削除要請がありましたってことになるとさ、YouTube側は適当な削除要請もガンガン受付中なわけだからそれが本当のドワンゴなのか偽物なのか?ってのが客観的に分からないんだよね。いや、削除要請が通ってるぐらいなんだからちゃんとした裏付けがあるんでしょうって思うけど、今回の話で分かったのはそんなのは一切無いってことなんだよね。だからまぁTV tackle beat takeshiとかの名前でやりたい放題なんだよね。あとはAKSとかなんとか。


広告なんかにしてもそうね。著作権が切れているオペラとかに「うちが権利を持ってるから広告を表示させます」なんつって片っ端からコンテンツIDを登録しまくってるところとかいっぱいあるんだよね。片っ端からやってればそこそこ金にはなるでしょう。でもこれも特にやる側にペナルティは無いから「やったほうがお得」ってことになっちゃってんのよね。あと酷いのだとあれなんだってよ、完全に関係ないもんでも「これはマイルスの演奏なんだ」なんつってごり押ししてくる団体とかもあるんだろうな。んでももちろんその団体自体がマイルスと関係があるのか?って無いわけですよ。いや、ちゃんとした団体だったら明らかにマイルスの演奏ではない無名に人による演奏だっていうクレジットがあるものに「マイルスのもんだ」なんてクレームはつけてこないでしょう。んでもまぁやってるんだそうですよ。なんかこういうシステムの適当なところを突いて儲けてる連中が大勢いるんですよね。いや、それが完全なるオリジナル曲であるのにも関わらずそんなことがあちらこちらで起こってるっつーんだからカオスですね。マジで。


ってことでした。まぁとりあえず俺はRecording Industry of Japanが何者なのか?を突き止めるまでやめない方針でいきますけども。