Recording Industry of Japanについて。その2。

異議申し立てがようやく通ったようでハッキングされそうになったぱみゅぱみゅのマッシュアップが復活したわけだが、結局、まぁRecording Industry of Japanは虚偽団体だったということが判明したわけですね。で、凄く問題なのが前にも散々書いたように、誰でも削除要請が出来るんだったら今回みたいな著作者以外の人間が勝手に「これは著作権違法だ」なんつってクレームつけて削除させてもらうことができちゃうんだよね。ユーチューブはどんな人間か全くチェックせずに要請があったら削除してるんだそうで。


で、今回みたいに明らかに虚偽団体臭いところから削除要請があった場合、異議申し立てをすれば動画は戻るんだけど、異議申し立ての際にこちらの個人情報を書いて出さないといけないんだよね。で、申し立ての書式みたいなのを満たしていれば異議申し立てと認められてユーチューブがそれを削除要請した側に送るんだけど、そこで2週間か3週間ぐらい連絡がない場合、異議申し立てが通ったってことになって動画が戻るっていうわけの分からないシステムなんですよ。


いや、そもそも誰なんだ?って話じゃないっすか?俺のリアルネームと住所や電話番号まで書いたものが全く誰か分からない人間の手にわたるって個人情報保護法的にアウトなんじゃないの?っていう。削除要請した側は俺の個人情報知ってるんだけど、俺は相手が誰なのか知らないままなのよ。で、ユーチューブにこういうことに関してはどうなってるわけ?っていうメールを4回ぐらい書いたんだけどこれに関しては一切返事が無いんだよね。


いや、このRecording Industry of Japanっつーわけの分からない団体だか個人は確実に嫌がらせなんだよね。最初にいくつかの動画に関して削除申請してきて、んでビビらすかのようにまた別の日に削除申請してきてさ、いや、三回食らうとそれが正当な削除申請だったのか?なんていう審議もないままアカバンになっちゃうんですよ。なんかもうあれなのよ、ユーチューブにアップしてるってだけでリスクしかないんだよね。広告とかで小遣い稼ぎしてるならともかくただ出してるだけの場合、本当にリスクしかない。ちなみにRecording Industry of Japanは相当な猛威を振るっていてかなり派手に動画を削除してるみたいで、結局またプレキャス系の連中が荒らしまわってるんですか?って話なんすよね。


っつーかさ、この誰でも削除要請できるっつーシステムはユーチューブのリスク回避術なんだろうけど、そのおかげで個人情報ダダ漏れなんすよね。これって相当マズいじゃん?んでもあれなんだよな、ユーチューブに何かを載せてる人ってそんなに多いわけじゃないからあんまり問題が表面化しないだけだよね。泣き寝入りか個人情報開示で済んじゃってる感じで。っつーかさ、前にも書いたけど例えば反原発デモ系をやってる人がデモの様子をアップロードしたとするじゃん?で、ユーチューブって何でも関係なく消しちゃうわけよ。例えばそれは自分が撮ったやつなのに「テレビ番組が取材したものを勝手にアップロードしています」とかなんとか言えばユーチューブは事実確認をせずに要請があったら全部削除しちゃうのよ。で、削除された側は「著作権も何も俺が撮った動画なんだよ!」っつって異議申し立てをするじゃないですか?で、そのときに個人情報を書かなきゃいけないわけ。で、その異議申し立てが通ると削除要請した側に個人情報が行くわけよ。ようはこの人が反原発のデモの動画をアップしたりデモに参加したりしていますっつーようなさ、ようはあれだよね、動画が色々とあって文句をつけてアップ主から異議申し立てが来れば動画をアップした人の個人情報が手に入るってことだよね。


んでもまぁあれなんだよな、前にも書いたけど一時期は初音ミクとかのボカロ曲狩りが横行したっつーしさ、いや、そもそもオリジナルのボカロの曲が自分以外の誰かから削除要請があって削除されたとかまずありえないじゃん?んでもそんなのが平気で起こってたわけよ。で、ボカロ作家の方々のアカウントが悉く潰されたんだと。調べるとこんな話が他にも色々とあるんだけどね。


削除要請があっても大抵は異議申し立てをすれば通るってことはまぁその削除要請が正当なものじゃないからですよね。でもそれって著作者を騙って削除要請してるわけだから偽証罪じゃないですか?いや、こっちが個人情報を開示するときに適当な個人情報入れたりすると偽証罪になりますってはっきりと書いてあるのに削除する側は何のリスクもないみたいなんだよね。ペナルティがあるわけじゃないんでやりたい放題なのね。だからまぁ公式PVとかもよく消えたりするんだよね。危険なのは個人情報が流失するってことですよね。異議申し立てをすればオッケーってそりゃそうだけどその際に動画を作った人の個人情報が不特定多数の誰だか分からん第三者に渡っちゃうわけですよ。名前とメアドぐらいならまだしも住所と電話番号とか怖いじゃないですか?んだからまぁ虚偽の削除要請を受けた場合、こっちにリスクしかないんですよね。


ユーチューブって他にもなんか変な業者がグレーゾーンでやたら稼いでるじゃん?ユーチューブ自体が規制しないからやりたい放題になってるんだよね。まぁそのおかげでマッシュアップだのミックスだのもアップされるようになったっつー面があるにしろ基本放置ってことだから良くないことも多いんだなって今更気がつきましたね(笑)なんつーか楽天とかヤフーみたいな感じね。あ、オークションね。場所だけあげますよ。あとは勝手にやってくださいってことで偽者とか詐欺とかが横行しても泣き寝入りが多かったりそもそも場の秩序の管理ってやらなきゃいけないじゃないですか?それをやってないんすよね。ヤフオクとか楽天の場合、デメリットしかないですよね。ユーチューブの場合は緩いから色んなもんが流通するっていうメリットと言っていいのかは分からんけどただまぁここまで適当だとは思わなかったんですね。ええ。


「なんで消すんですか?」みたいな質問には一瞬で答えるのよ。ユーチューブ側は。で、込み入った質問をすると全部無視ね。ああいうポリシーでやってるからこそグレーなもんがグレーなままやっていってるんだなっていうまぁそのアナーキーさに驚いたわけですね。個人情報なんてどうでもいいみたいなスタンスみたいだから。


まぁとりあえず報告ってことでこんな感じで。