自然vs人工っていうような単純な二項対立ではないのよねっていう話。

散々前にも書いたけどさ、IQが高い理数系に童貞が多いっつーのはさ、改めて思うんだけどこいつらの想像力の豊かさとビジュアライズする能力だよね。数学でやってる式から何かをイメージするとかイメージを式にするとかまぁ順番はどうあれ基本的に想像して頭でこねくり回してるんだよね。これって基本的にプロセスがオナニーと一緒だもんね。街で見かけたエロい女を目に焼き付けて帰ってからビジュアライズしてレイプするとか物語を作ってオナニーするとか基本的にプロセスが数学だよね。これってだからどっちがどっちなのか分からないんだよね。数学がオナニーに似てるのかオナニーが数学に似てるのか、まぁとりあえずあれだよね、得意なやつは相当なディティールまで想像できたりするからさ、だからオナニーの臨場感が違うと思うんだよね。それに比べて体育会系の肉食系のやつらはこういう能力が無かったりするわけだからオナニーじゃ物足りないんだよね。だから物理的なもので欲求を満たすしかないってことになるんだよね。


IQと童貞率の相関関係ってこれに尽きると思うよ。マジで。あとはまぁ頭が回るから奥手になりがちとか大抵のやつは内向的だとかリスクを考えて何のメリットもないからコミットしないとか色々あるんだけどさ、んでまぁこういう想像の世界に生きてるわけだから変態をこじらせる率も高いわけよ。イマジネーションがどんどん過激になっていくでしょ。よくさ、そういうイマジネーションが行き過ぎてそれが爆発して実行に移すってことになって性犯罪者になるって理屈があるけどまずないよね。まぁそういうのはただの変態でしょ。頭の良い変態の場合、そんなことやったら社会的に抹殺されるってのが分かりきってるからまずやらないよね。あとまぁ物理的に例えば児童ポルノ所持とかで捕まるっつーのもこれも結局はイマジネーションとか頭脳の問題だよね。イマジナティブなやつらはリスクを犯さなくても頭の中で色々と出来るから物理的なものに手を出さなくても済むわけじゃん?まぁホント、これに尽きるよね。別にホワイトボードが無くても頭で数学できるっつーのはエロ本が無くてもオナニーできるって言ってるのと同じことなんだよね。


タランティーノとか典型的な頭の良い変態なんだよね。タランティーノの場合、キャラ的にもカミングアウトしたほうが有利ってのがあって公にしてるけどまぁああいうやつって多いよねっていうか色々と頭で出来るってやつだったら頭の中でレイプとか自分が犯されるとか縛られるとかやりたい放題じゃん?あと数学と共通点があるのは限られたネタから色々と想像して膨らませるってことだよね。何かしらを記述しうる数式とか事象があって、でもそれは部分的なもんでそこから色々考えて膨らませて仮説を考えるとかって街で見かけた女をズリネタにするっていうプロセスとほぼ同じだよね。写真と違って見かけた女ってのは一瞬だからすげー限られてるじゃん?それを記憶を頼りにオナニーネタにするわけだから高度な抽象化だよね。で、特に数学とか物理が得意なやつはほぼオナニーの達人ってのはビジュアライズする能力ってさっき書いたけど後はフォトグラフィックな記憶力だよね。見た数式を忘れないとかそれが図として頭に残ってるとかまぁ大体数学とか物理得意なやつってこういう能力持ってるじゃん?オナニーで言えば街で見かけたエロい女の細部まで一瞬見ただけで覚えてるから後からそれを弄繰り回すことが出来るってことなわけでさ、だから基本的に抽象思考ができるやつ=変態だと思っていいかもしれないね。だからガチのやつは研究とオナニーしかしてないから女性のうわさもないし生涯独身だったりするんだよね。逆に家庭を築いたりしてると「あーそういうタイプなんだー」って思うよね(笑)別に家庭を築くから抽象度が低いってことではないんだけどね。


あとはまぁ客観的に見る能力だよね。自然科学系をやるには必須の能力じゃん?ウォーホールがセックスに関してあんな野蛮な動きをしている自分ってのが信じられないみたいなことを言ってたけどさ、これって客観性じゃん?やりたいからやる!みたいな肉食系はそんなこと関係ないじゃん?常にFirst Personだから。でもまぁThird Personな人は何かをやっててそれをやってる自分ってのが客観視できるからそもそもセックスしてる自分って何なんだ?ってことが分かるからその馬鹿馬鹿しさが性欲に勝たないんだよね。あ、逆か。性欲がその馬鹿馬鹿しさに勝てないって感じか。まぁそれでモヤモヤしてても得意の抽象化の能力でいくらでもオナニーできるからモヤモヤしないんだと思うんだよね。そこで「あー!誰かと付き合いたい!」って思うならまぁ健常でいいんだけどモヤモヤが残ってるってことはまぁそこまで極端に抽象的な人間ではないってことだよね。別にこれは良い悪いの問題じゃないんだよね。


んでもまぁモヤモヤが残るって多分オナニーは所詮オナニーだっていうことで不満が残ってるんだと思うんだよね。凄まじいイマジネーションがある場合、オナニーの臨場感が凄まじいから多分それで事足りちゃうんだと思うんだよね。だからまぁ結果的に童貞が多いって話になるわけだ。まぁ別に童貞に限らず処女然りなんだけどね。ただまぁ女の場合、男と違って見た目さえよければ売り手市場みたいなもんだからさ、常に需要があるからセックスに至るプロセスを経る可能性が男よりかは高くなるよね。基本的に男が女を誘うってのがデフォルトになってるからんだから女は売り手市場ってことになるよね。


あ、んでもこれってマジで少子化とすげー関係ある話なんだよね。なんでみんな異性と付き合わないか?って別に数学者とか物理学者並の想像力とかビジュアライズする能力とかが無くてももっと具体的なリスクとか意味の無さとか結婚にしても経済的なリスクとかが高いからんだからみんなやらなくなるんだよね。これって凄いことだと思うんだよね。いかに文明が高度化してるか?っていう証拠なんだよね。まぁお国柄みたいなのもあると思うしアメリカだとみんなセックスやってる感じだし男女交際がすんげーラフでカジュアルだからそんなことないんだろうけどさ、いや、だからまぁあれなんだよな、男女交際をしない若者が増えてるってまぁ肉食系みたいな馬鹿じゃないdecentな知能を持ってるやつらが多いってことじゃん?ようは中間層が多いってことなんだよね。下層は必ずセックスするか風俗通いするからね。これって一概に悪いとは言えないよね。いや、これって例えば子供なんか作っても育てられないとかさ、家庭なんか持ってもやっていけるかどうか分からないっつー責任感があるわけじゃん?肉食系ってやっちゃってデキちゃってっつーそれがあるからさてどうしたものか?ってことでなし崩し的に結婚して子供育てるからね。計画性とは無縁ですよね。


んでもこれってなんか均衡って気がするんだよね。分かるやつは子供が不幸になるのが分かりきってるからそんな実存的な重さを自分の子供に持たせたくないっつー理由から子供作らないじゃん?あとはまぁ結婚だけはするとかね。まぁそれは経済的な基盤があるからできるわけでんでまぁ今は基盤を作るのが難しいわけでだからまぁ男女交際が減るのも当たり前なんだよね。そもそも遺伝子を残すっつーインセンティブがリスクによって消されるわけだし、で、まぁそのリスク要因では経済的な要素ってのが大きいわけだからそりゃみんな守りに入るでしょう。だからとりあえずまずは自分を食わせないといけないっつーんで守りに入るのは当たり前なんだよね。そんなのも考えずに中出しして子供作っちゃうやつらが多いよりよっぽどいいでしょ。いやね、DQNばっかが子供を作るわけでそんな遺伝子ばっかがネズミみたいに増えるじゃないか!ってすげー昔からある話なんだよね。いや、20世紀の始めとかも恐慌とかあったし何かと経済的に不安定だったらある意味今と似てるんだよね。だから似たような考えに至るってことが多くなるわけだよね。


いや、だからさ、それでもまぁなんかね、なんとか結婚とかをさせたり子供を作ろうとさせるとかさ、無駄な努力だよね。あとまぁ自分で決めてやってないやつはそんなことに動かされて結婚したり子供作ったりしないからね。だからまぁそんなのさ、遺伝子を残すっつーインセンティブをなるべく阻害しないようにするしかないわけだよね。なんかだからこれって家庭論とか恋愛論って話じゃないじゃん?自分の生存において恋愛なんて必要ないんだみたいに達観してるようなやつもいるかもしれないけどまぁでも恋愛したくても出来ないってやつが増えてるだけだよね。で、それには大いにこの不況が関係してるってことなんだよね。あとまぁ家庭を持つことのリスクが可視化されすぎてるってのがあるよね。あとはまぁ結婚神話の崩壊ってのもあるよね。実際は全然良くないし何の得も無いなんてことが分かっちゃったらそりゃ誰もやらなくなるでしょう。


昔の場合、それでも神話があれば結婚ってのが一つの人生におけるゴールとか勝利の象徴だったりして、それをやること自体に価値があったりしたから結婚ってのが割と普通だったと思うんだけど今は無いじゃん?で、リスクばっか見えて経済的にも自分すらも食えるか分からないって中だったらもう結婚って古い制度だよね。完全にこのシステムから見れば時代遅れだよね。だからなんかこれってやっぱ文明の発達の一つの現れだと思うんだよね。淘汰っつーよりかは選んで子孫を残さないっつーのも基本的にkinshipな考え方だよね。ロクでもない世の中に生まれてくるなんてことを自分の子供にさせたくないっつーのは子供がいなくてもその時点ですでに親心なんだよね。潜在的な子供に対しての配慮をしてるわけだから。まぁ逆説的にそこまで考えられる人だったら良いパパとか良いママになるだろうってことになるけどまぁだからこそそういう良いパパママになる可能性がある人たちこそ親心から選んで子供を作らないってことになっちゃうんだよね。これを社会的な損失と見るか文明の発達と見るかだよね。


いや、中出し動画とか見てて思うんだけどノープランでノースキンでフィニッシュとか本当にすげーことだよなぁーって思うんだよね。よくそんなリスクを一瞬の快楽のために犯すよなぁーっていうさ、あとはまぁ逃げれば関係ねぇーや的な発想ね。勢いでやったにせよ自分の遺伝子を持った子供が生まれるわけだから関係ないって言うわけにはいかないでしょ。そいつがどうなろうが関係ないってそういう意味ですげー発想だよね。馬鹿にしか出来ない発想だよね。あとはまぁ究極的な快楽的に功利的なやつの考え方か。発展途上国とか大体そうだよね。普段つまらないからセックスっつー快楽の相対価値が高いんだよね。先進国の場合、AVとかバーチャルセックス的なもんが発達してるのもあって自分で済ませられるってことが多いけど途上国の場合、そうはいかないわけだしんだからこそ自ずとセックスってことになって人口が増えるってことになるよね。


んでもまぁ経済もテクノロジーも先進国に追いついてくるとまぁそれってようは資本主義が煮詰まってくるって話で大抵詰むわけじゃん?BRICSがどうなるか分からんけどまぁ制度的に資本主義なんだったらどうせこんな感じになるでしょ。いや、もう絶対に金融が支配するに決まってるわけよ。あとまぁ今は金融が支配して無くても金融の支配が強くなっていく中で絶対バブルが起こるんだよね。で、なんでバブルが起こるのか?ってズバリそれは無知だからなんだよね。まぁ世界恐慌を経験してたら途上国でもバブルに対する懸念はあるだろうっつってもそうでもないと思うのよ。実際に自分の国で起こらないと体感できないっつーこともあるからね。日本なんかも80年代とか酷いよね。基本的に銀行にしてもトレーダーとかにしてもありえないぐらい知識がないのね。だからもうアメリカみたいな金融が進んでる国から見たらカモにしか見えなかったっていう。


まぁ今でも明らかに金融に関しては日本って発展途上だよねっつーかアメリカをスタンダードにするとまぁ大抵なんでも遅れてるって話になるんだけど金融ってすげー重要な要素にも関わらず差が強烈だよね。なんかそういう金融目線から見ると日本って別に台湾とか韓国とかと変わらないような感じなんだよね。経済力はあるにも関わらず金融の振る舞いの合理性が無かったり変な独特の村社会的なルールがあったりして変な動きをしたりしてイマイチグローバルにならないっていう感じだよね。それが良いのか悪いのかは別として。ただまぁーアメリカにはナメられるだろうなぁーって思うよね。遅れ方が尋常じゃないもんね。まぁんでもアメリカみたいに金融が進むなんつってヘッジファンドが馬鹿みたいに乱立したりするよりかは今ぐらいのほうがいいのかもしれないなぁーとは思うよね。そういう意味でアメリカが進んでるっつっても進んでる=良いことではないっつーのがよく分かるよね。あとまぁ人権とかの概念についても行き着けば人権の張り合いになって主張のし合いってことになるから訴訟ばっかになるっつーのもこれってまぁ馬鹿馬鹿しいじゃん?訴訟大国って人権概念が行き着く先はこうだってわけではないにせよまぁ一つの形じゃないですか?で、明らかにベストじゃないよね。まぁ日本は訴訟が無さ過ぎるんでブラック企業が乱立したりハラスメント系が横行するってのはあると思うんだけどね。無さ過ぎるってのもどうなのかなっていう。面接官に酷いことを言われたっつったらアメリカだったら一瞬でミリオネアーになるチャンスじゃないですか?勝てそうじゃなくても勝てた場合っつーチャンスに賭けて訴訟を起こすでしょ。ハラスメントとかはやられたら億万長者になれるチャンスなんだもんね(笑)


訴訟ばっかってのもどうかと思うけど基本的に人権を侵害されたようなことをされたら訴えるしそれが明らかに人権侵害なら訴えは通りやすいっていう世の中になったらまぁそれこそリスクだらけになるじゃん?下手なことを言えば訴訟問題になりかねないからだから気をつけるようになるよね。アメリカは民度が高いからみんな気をつけるんじゃなくて訴訟が怖いから下手なことはしないってだけだよね。まぁんで金が唸るほどあれば人を殺しても無罪になるからやりたい放題なんだけどね。金融が発達して金が世の中を支配するようになって金持ちが世の中を牛耳るってことになるとまぁ金次第で殺人すらも無罪になるってことなんだよね。まぁすげーコストはかかるけど。まぁでもゲームみたいに殺してもcleaning costとして計算されるだけで払えれば問題ないみたいな話になるよね。


まぁでもどっちか?って言われれば訴訟大国であるほうがマシだと思うね。日本は誰も訴えないし訴えるっつー方法があんまメジャーじゃないからんだからハラスメントが横行するわけだよね。あとは訴えるタイミングが遅いとかね。もうありえないぐらい酷いことをされた上で本人が自殺した結果、ようやく遺族が訴訟に踏み切るとかこれはダメだよなー。もうなんかされた時点ですぐ訴訟が起こせるようにしてそれが簡単に通るようにしないと。これってまぁハラスメントの抑止力としては抜群だし、まぁそれこそトラブルはなるべく避けるっていう合理性から迂闊に変なことは言わないようにするってことになるじゃん?いや、変な話、アメリカンスタンダードで言えば不幸なことにはなったけどそのおかげで億万長者になれてる人って腐るほどいると思うんだよね。それこそアメリカだったらミリオネアーって話だよね。


んでもまぁこういう場合、訴訟を起こされる側って大抵まぁ権力とかエスタブリッシュメント側じゃん?企業とかあとは上司とかさ、基本的に組織的なものとか自分より権力を持ってる側だったりする場合が多いよね。で、そういうやつが権力とかを乱用してハラスメントしてるんだったらまぁそういうやつらが訴訟を起こされて凄まじい額払うってことになったらまぁそれはそれでいいじゃないですか?自然淘汰だよね。いや、これがないからいつまで経っても淘汰されないんだよね。いや、もっとみんな小保方さん見習わなきゃ(笑)まぁこれはこれでいやだけどね。車で事故っつっても車がカスっただけなのにムチ打ちになったとかふざけんなって話だもんね。で、ムチ打ちになって仕事も一週間休まなきゃいけなくなったからその間の給料も払えってことになるんだもんね。まぁこうなると保険会社が乱立するようになるよなぁー。


んでもアメリカってさ、なんかふんだくるっていう概念があるんだよね。1から何かをやってお金を作らなきゃいけないとかじゃなくてふんだくれる機会があったらいつでもふんだくるべきっつーこれがなぜか合理主義とかって勘違いされててさ、まぁその結果があれですよ(笑)だからまぁ何の罪悪感も感じることなく平気で貧者から金をふんだくるってのが制度的にオッケーなら特にモラル的に葛藤することがないんだよね。考え方が基本的に弱肉強食でアメリカ建国の父達のアメリカの合理性の曲解とそれとそれを正当化させるような意味でのダーウィン的進化主義っつーのかな?とにかく制度ってのは自然の流れと同じでその中では強者が勝つってのは当たり前なんだっていう思考停止があってさ、その制度ってのが人工的なもんでそれが自然とは別な意味で暴走してるっつーのも自然の暴力性とかって解釈されるからね。思うにアメリカの昔の経済学者とか金融学者が市場の合理性なんてのを宗教的に信じるっつーのもこういうアメリカ的合理性の曲解とダーウィニズムの倒錯した混合の結果だと思うんだよね。あと一回そうだって判断しちゃうとそれって神様がいるかいないか?ぐらいの重要性があるから一回信じちゃってその世界観で生きたら信じないっつーセオリーに乗り換えづらくなるじゃん?


散々これでやってきたっつーのが強い惰性として残るわけだよね。神がいないと分かったら自分の中で成立していた色んなことが成立しなくなっちゃってそれはすげー混乱になるからだから神を信じたいってことになるんだよね。そのほうが収まりがいいし全てはそれで説明がつくからってことで楽だからなんだよね。市場の合理性とかも同じなんだよねぇー。こういうところにはアメリカ特有の頭が悪い感じってのを感じるよね。それは経済学とか数理ファイナンスが発展途上にあったからっつー理由もあると思うけど、んでもやっぱ基盤は宗教だと思うんだよね。神がいる的なさ、神の見えざる手とかがアメリカ人にとってナチュラルなのもそもそも神がいるっつー世界観でやってるやつらが多いじゃん?それに乗っかってる怠惰なイデオロギーなんだよね。で、まぁマネタリズムみたいな馬鹿な考えも大体アメリカから出てくるし、グリーンスパンなんかが頑なに信じてる市場の合理性なんつーのも結局はアメリカのエートスなんだよね。


それはなんだろうね、罰が当たるとか祟りみたいな概念は実際の社会において仏教がどんくらい社会にとって大きいものなのか?ってのは別物としてそもそもエートスとしてそれが存在しちゃうわけじゃん?だから自ずとそのままとは言わないまでも罰が当たるとか祟り的な概念に似たようなものが信じられやすくなったり普通に考えたらおかしいだろって思うのもそういうエートスがあるから信じられやすくなるってのはあるよね。ちなみに原始仏教では霊界なんて存在しないし地獄も天国もないんだよね。霊が祟りを起こすなんてのはありえない考え方なんだよね。全部無に帰すのに無に帰したものがどうやって有の世界に影響を及ぼすのか?っていう実に科学的な考え方になるわけよ。


まぁんでさ、アメリカの合理主義っつってもまぁウェーバーなんかも言ってたようにプロテスタンティズムにおける勤勉さってのが宗教的な救いに繋がるって意味で経済活動に励むのが良いことであるっつーただの概念の混同なんだけどこれって良い混同だよね。あとはトクヴィル的な究極的に利己的であるってことは利他的である以外にありえないとかさ、こういうアメリカのファンダメンタルな部分のエートスって建国の父達にしても同じで良いんだよね。凄くシステムが円滑に回るように考えが合理化されてるよね。あとアメリカ的な合理化の良い例がラッキー・ルチアーノだよね。血縁とか関係ないし別に人種も関係ないし基本的にみんななるべく争わないで個々の経済活動を最大化したほうが全体にとって一番好ましいことになるっつーのを地で実行してたわけじゃん?まぁマフィアなんですけどね。で、まぁ現在の金融の暴走っつーのはさ、さっき書いたことのまとめみたいになるけど、まずはこういうファンダメンタルなレベルでの合理性の曲解だよね。


個々の経済活動はなるべく邪魔されないほうがよいってのはいいとして、んでその中ってのがようは自然な流れってことになるからそこでの強者と弱者ってのは自然選択であるみたいな考えがあるんだよね。実際は金があるやつに有利になるようにどんどんと制度が歪められていってるのにも関わらずそれを自然な流れって解釈するんだよね。あとは強者が流れを作り出して何が悪いんだ?的なさ、で、まぁマフィア映画とかでも必ずボスがさ「ライオンが百獣の王である理由が分かるか?」みたいなことを必ず言うじゃん?これが俺の言いたい都合の良いダーウィニズムなんだよね。自然の流れでライオンが一番強いわけだしそれには理由があるわけだし・・・っつーそれをそのまま自分の権力に置き換えるっていう。都合の良いところは自然の比喩で誤魔化して納得するっていうさ、まぁ誤魔化してるやつもいれば地で信じてるやつもいるわけだよね。こういうところが本当にアメリカは粗野っつーか洗練されてないんだよな。モラルとか思想的なのが本当に空っぽなんだよね。ヨーロッパのほうが歴史的にも思想が盛んでアメリカと言えば経済活動ばっかっつーのもようはこういうエートスと国民性っつーバランスがあるからなんだよね。で、まぁその結果が今のアメリカですよ。


神の見えざる手みたいな考え方もまぁさっきも書いたように宗教的なエートスがあるっつーのは自明なんだけどこれは相当危険な思想で国がナチスの思想を禁止するようなレベルで禁止にするべき考え方なんだよね。自然と人工的なものがごちゃごちゃになった市場においての自然状態なんてまず存在しないし、神の手があるとしたらそれはカオスに秩序があるってことになるわけでそもそも矛盾するわけ。秩序がある場合それはカオスとは言わないからね。まぁカオスは悪いことばかりじゃないんだけどんでも市場は合理的であるって頑なに信じるのって本当にアメリカ病なんだよね。で、すげーこじらせた結果、癌化して社会を見事に蝕んでるって感じだよね。カオスだからなるべく崩壊させるような要因になることは避けるべきだし、なにより負債と本当のお金のバランスを取らなきゃいけないじゃん?


で、それをやると市場に介入するな!っつー自然主義者の猛反対を受けるんだけど市場の介入も何も自然状態が無い中で介入もクソもないじゃん?人為的なものでめちゃめちゃになったものをなるべくカオス化しないようにバランスを取るなんて当たり前のことじゃないですか?でもそれを認めるってことは市場の合理性を信じてるタイプのアメリカ人からすれば「神はいない」ってことを認めるようなもんだからなかなか難しいんだよね。それが難しい理由ってのがそのエートスと強固に結びついた経済の考え方なんだよね。元々自然を神とするような神道とか神っつっても八百万の神っつー概念の場合、神が腐るほどいるわけだからこれってカオスに近いよねっていうかまぁスピノザの汎神論ですよね。神の見えざる手ってのは絶対神とか唯一神の手だからね。汎神論の世界観の場合、まずありえないよね。


大抵の場合、「神の見えざる手」とかって言われれば「いかにもなキリスト教っぽい発想だなぁー」って思えるけど、そもそもキリスト教がデフォだった場合、そもそもエートスと結びつくからそれがあたかも凄く自然なもののように見えちゃうんだよね。無宗教だったり汎神論的だったり仏教的だったりすれば見えざる手なんつってもそれはone of themっつーか一つの考え方だよねって感じになるけどキリスト教がデフォの場合、まず疑いの余地が無い神っつー存在を前提としてるからその神が需要と供給のバランスを調整するってのはもっともな感じがしちゃうんだよね。まぁアダム・スミス自体は「神の」とは言ってないらしいけどまぁ大抵の後世の解釈の場合「神の見えざる手」って解釈されてるわけだからまぁ結局はキリスト教的なエートスの元で理解されやすい考え方ってことになるわけだよね。今ならともかく昔のアメリカなんてキリスト教がデフォじゃん?っつーか世界的に宗教的な世界観がデフォだったわけだからさ、そんな中で神が秩序をもたらす的な発想はそりゃ受け入れられるよね。


今のHigh Frequency Tradeだのね、あとは昔でもアルゴリズムがトレードするみたいなのってブラックマンデーのときにもクラッシュの要因になったらしいんだよね。別にアルゴリズムのトレードが悪いとかっていう話じゃなくて、ようはさ、市場は自然に任せるべきだっていうのをダーウィニズム的な意味で肯定する場合、どこまでを自然とするか?じゃん?人為的に歪められた市場や株価ってのも人間の所産で人間っつーのも巨視的に見れば自然の中の一つのエージェントなんだって言い方をすればまぁそりゃ何でも自然ってことになりますよね。でもそれ言い出すと環境破壊とか戦争とかも自然な流れってことになるよね。果たして空爆っつーのは人為的な行為なのか巨視的に見ればそれも自然の一部と捉えるべきか?っていうさ、それなんだよね。アルゴリズムがトレードするみたいなのも自然なのか?ってつまりはそういうことじゃん?それを全部自然だとした上で自然に任せるほうがいいってことになるとまぁそこにあるのは秩序じゃなくてカオスですよね。


で、ほとんど関係ない人たちがデカイ被害を被るっていうさ、まぁそれが人為的であれ自然であれ人間の立場から見ないといけないよね。まぁ人間の立場から見れば自然を破壊してもそれが人間にとって良いことならそれはいいじゃないかってことになるけど自然を破壊して結局損するのは人間なわけじゃん?いや、人間中心的に考えるべきってことじゃなくて、いや、なんかしらの政治的な理由で戦争が始まって多くの市民が巻き添えになるとかさ、すげー金が増やせるっつーんで無茶な株取引した結果、マーケットがめちゃめちゃになって結果的に普通の人とか貧困層に迷惑がかかるとかさ、あとはまぁ結局、その負債を普通の人が払わなきゃいけないとかね、そんなんでいいのか?って話だよね。強者の理論で言うとそれもまぁ強者だから全てを支配できるから強者の尻拭いを弱い人たちにさせることができるみたいな話になるじゃないですか?まぁそれでいいのか?って良くないよね。んだからまぁそれが自然なのか人為的なのか?ってあんま関係ない。金とか権力ってだけの理由での強者がやりたい放題で常に弱者が尻拭いをするってそれが自然の流れであれ人為的な所産によるものであれ良くないですよね。そんなんでいいわけがない。


まぁそんな感じで最初の話に戻るとさ、子供を作りたくても作れないっつーのが自然な流れならそれはしょうがないっつーのは果たしてどうなのか?ってことなんだよね。そこはなんか安易にそれは自然の流れだからしょうがないとかって決め付けられないよね。結局だからそこって人類がどうしていくのか?っていう話になるよね。まぁあれだよね、何でもかんでも自然な流れだからしょうがないってことになるとまぁ先進国の場合、大体不幸になる人が多くなるよね。逆説的なのは同じ自然にしてもあんまテクノロジーとか発達してない場所での自然な生活ってのは相対的に幸福度が高いってことだよね。こうなるとテクノロジーは人を不幸にするのか?みたいな話にもなるわけで。まぁでもテクノロジーの恩恵ってインフラ化するから蛇口をひねれば水が出てくるようにさ、ネットに繋げればどんな情報でも得られるってそれが当たり前になるとまぁそこに幸福もクソもなくなるじゃん?それがデフォだからね。で、嫌なことってのは目立つからね。SNS疲れとかネット特有の事実無根なことがどんどん曲がって伝達しちゃうとかなんだとかさ、まぁ今はそんぐらいしか浮かばなかったけど(笑)ネットのネガティブな面を見ればキリないよね。まぁネットに限らずテクノロジー全般の負の面を見ればそれはそれできりがない。


んだからまぁそれは前にも書いたけどシラーなんかも言ってるように科学の発達が人を不幸にするのか?ってことを言い出したらラッダイトみたいになっちゃうわけじゃん?なんでもテクノロジーの進化が悪いんだ的な。でもまぁすげー恩恵を受けてるわけじゃん?だからまぁ結局は使いようだから乱用するようなことを規制していって共通善に繋がるような良い使い方をするしかないってことになるよね。人間のためのテクノロジーの使い方ってそれしかないよね。今って本当にあれだよね、テクノロジーそのものが暴走して人を不幸にする場面ってのに遭遇する機会が増えてるっていう感じはあるよね。それはまぁやっぱ使いこなせてないからでしょう。上手くコントロールできてないっつーかなんつーか。まぁんで話は戻るけど最たるもんが金融なんですよね。だからなんか俺的に金融の重要性ってのが知れば知るほど増す感じってのがあって。だからまぁかなりコミットするようになってるんだよねっていうまぁそんなわけなんですよね。調子が良いときのウォール伝のパターンですよね。どうでもいい話とかくだらない話からデカイ話になるっていう(笑)久々に良い調子でしたね。いや、なんでか?って読んでるからよね。色々読んでるからそれについて考えることがあるっつーわけでだから自ずと書きたいことが出てくるってことでそれが長文と化して出力されるっていう。良いサイクルですよね。


まぁなんかちょっと書き忘れとかあるかもしれないけどとりあえず今日はこの辺で。