今後はDJ路線?。その8。

では続きです。


まぁでもさ、ファンクとかソウルとかは分からないからやっぱミックスとかコンピから入るわけだけどさ、こういうのもまぁまたそれでアルバム単位で調べていく・・・とかってやってたらすげー時間かかるよね。んでもまぁ良いのはあれなんだよね、アルバム全体で聞けるから例えばコンピに収録された曲が良くて調べたけどアルバムは別にそんなに通して聴こうと思わないってやつも多いわけでまぁアルバム全体買うことに比べたらやっぱ相当買うの楽だよね。これがレコードだったら大変だよね。ソウルとかファンク売ってる店に行って掘るわけじゃん?


で、あ、例のバンドのアルバム見つけた!っつって買うわけでさ、まぁ何千円ってかかりますよね。そりゃ。で、全体通して聞いたら例のコンピ収録曲がやっぱりレアグルーヴ的に最高で、でもまぁ全体として見れば普通のアルバムでそんなに凄いってことはないとかってことになるとさ、それをコレクションしておくのってようはその曲のためだけにその1枚持っておくようなもんなんだよね。これってやっぱコスパ悪いんだよね。で、これを考えると別にアナログでアルバムとして買わないなら音楽好きとは言えないってことでもないんじゃないかな?って思うんだよね。自分の好みとしてはそんなに別にソウルとかファンクが死ぬほど好きなわけじゃなくて、曲によっては好きなのもあるからそういうのだけ持っておきたいってことになるよね。だから別にファンク好きとかソウル好きってわけじゃないんだよね。ただまぁジャズとかレアグルーヴのコンテキストでファンクとかソウルにも良い曲はいっぱいあるからあんまり意識してなかったけど特に最近は凄くツボってことでいろいろ調べてるって感じなんだよね。でもやっぱアルバム買わなきゃいけなかったら無理よ。コスパが悪いから自分の本当に掘りたい分野にフォーカスするってことになるよね。


だからまぁそういう意味で今の環境っていろんなジャンルに手を出せるよね。この曲だけいい!っつーんであればそれだけ買えばいいわけだからね。でもまぁあれですよ、ぶっちゃけアルバムとしての完成度が高いやつなんて滅多にないですよ。大抵やっぱこれだよねー!っていう曲があって、んで他は退屈だったりあとあんま好きじゃない曲だったりしてさ、ジャズのスタンダードとかにしたってやっぱ好みで好きな曲とあんま好きじゃない曲ってあるじゃん?名曲と呼ばれていても俺はダサいって思ってるから好きじゃないって曲も腐るほどあるわけだし。そういう意味でラテンとか相当便利なんだよね。俺はやっぱ根本がジャズだからラテンっつってもジャズ寄りのが好きなんだよね。


だからジャズの曲をやってるやつとかだけ聞ければいいんだよね。ラテンっつってもガッツリ歌ってるやつとかあんま好きじゃないし。あとフュージョンもそうだよね。いや、やっぱ曲単位で見れば良いのはあるけどフュージョン自体そんなに好きじゃないからアルバム買おうとは思わないっつーのでも曲単位で買っちゃえばいいから楽だしいくらでも買えるよね。調べるのも視聴するのも簡単でなおかつアルバムを買わないといけないってことはないからそんなに金もかからないから簡単に色々集まるよね。まぁ中にはアルバムオンリーってのもあるからそういうのは買うけどまぁでも少数ですよね。大抵は曲単位で買えるよね。こうなると楽曲管理って意味でも現実的になるんだよね。


曲単位だと本当にお気に入りのものばっかがハードディスクに入ってるってことになるわけで聴く頻度も高いし、そんなに量も膨大にならないでしょ。アルバム2000枚とかだったら1枚に6曲入ってても12000曲じゃん?でもアルバム1枚の中の1曲なんだったら2000枚っつっても2000曲だもんね。っつってまぁコンピとかだと一曲一曲視聴するのが面倒だから安い場合アルバムで買っちゃうけどね。良さそうだから買っちゃえっつってまぁんで全体聞いて「あーこれは良いなー」とかっていうまぁこれは従来の聞き方なのか。まぁそうは言っても全部視聴はなかなかしんどいからね。


だからまぁこれって音楽の消費って意味では減ってるっつーよりかは俺の場合は便利になったからコストが10分の1ぐらいで済んでるってことだよね。音楽の売り上げとしては10分の1だからまぁそりゃー大打撃だろうけどこっちとしては便利なんだよね。必ずアルバム買わなくていいってのはやっぱ便利よね。これって売り上げの減少っつーよりかは明らかに過去より便利になってるから消費に無駄が無くなってるっていうことだよね。買わなくなってるっつーよりかは買ってる人でもそんなに昔みたいに大量に買わなくても済んでるってことだよね。データとして見れば「音楽に飽きちゃったのかな?」っていう風に見えるけど実際は経済的な買い方をしてるってだけだよね。あとまぁ色々と事前に聞けるおかげで中身の判別が容易だから意外と買わなくて済むのが多くて結果的にあんまり買うのが無くなったってことになるんだけどこういう例で言えば単純に無駄が無くなって本当に好きなものだけ買えるようになったってことで別に音楽に飽きたわけじゃないよね。


売り上げが減り続ける音楽業界・・・みたいな記事がよくあるけどさ、そりゃベースを音楽バブルの90年代とかに置いちゃえばそりゃ減るように見えるでしょ。じゃあ昔みたいにするべく楽曲の単体ダウンロードはやめさせよう!なんてことになるとそれはただの抱き合わせになるから絶対やめてくださいって話だよね。やっぱこれって根本的な認識の間違いだよね。減ってるんじゃなくて合理的な消費が可能になった結果、浪費が無くなったってことなわけで。だから音楽好きの量は変わってなくても仮にその音楽好き全員が俺みたいな買い方をしてればまぁざっくり言って10分の1に減るわけよね。でも音楽好きは減ってないのよね。買う楽曲が減ってるだけで。だから音楽離れって基本間違いだと思うんだよね。昔が異常だったのよ。音楽に金がかかりすぎてたわけよ。まぁそれで成り立ってたから良かった部分もあるんだろうけど、今俺がガッツリ色々買ってる中で思うのは全然金がかからなくて便利だなっていうそれに尽きますよね。


まぁあとアナログにこだわらないことで手に入りやすいってのはありますよねっつーか買ってるのはmp3だけじゃなくてCDも買ってるんだけど、なんつーかまぁアラサーの特徴なんだろうけどさ、当時金無くて買ってなかったやつとかあるじゃん?レーベルのカタログとかで見てジャケとかタイトル知ってるんだけど買ってなかったやつみたいなさ、そういうのを大人買いしてるって感じだよね。大人買いってのをウィキで調べると

大人買いの話題を扱った新聞や雑誌の記事などでは、人を大人買いに駆り立てる心理についてもしばしば言及されており、低成長経済や社会的閉塞感の中にある大人たちの子供時代の夢の世界への回帰願望の表れとするものや、子供時代に思う存分に買えなかった憾みを晴らしたり、思う存分に買ってみたかった夢を大人になって実現するもの、あるいはこれらの両方が読み取れるものなどがあり、概して子供の頃に経済的な理由から欲しい商品を満足に手にすることができなかったフラストレーションと、大人になって自由に商品を購入することでそのトラウマを解消しカタルシスを得る行為と解しているものが多い。


ってことなんだけどまさにこれですよね。当時制約があって買えなかったっつーフラストレーションを解消してる感じだわ。あとまぁ絶望的になってるから夢があったときへの回帰願望ってのもまさにそうだよね。ワナビーDJだった頃は色々あったけど楽しかったっつー懐古だよね。まぁでも今に始まったことじゃないけどね。ジャズとかに限らずテクノとかムンベとか全般に言えたことでさ、でもテクノとかムンベはデータを買うことに違和感は無かったからずーっと買ってたからねっつっても当時買えなかった音源ね。ずーっと買ってたってほど集中的じゃないんだけど、いや、なんかテクノボンとか再読してニューウェーブとか初期のテクノとかを集中的に聞いてる時期あったじゃん?


もうだいぶ前だと思うけどああいうやつにしてもさ、それこそエレキングとかの時代のときもさ、卓球とかが本とか雑誌で紹介してる音源が必ず手に入ったとは限らないからね。80年代のやつとかもタワーとかHMVに行ってもあるとは限らなかったし、今ではそりゃ再発されてるだろうけど当時っつーか90年代半ばとかってそういう音源が絶妙な感じで廃盤になってる時期だったからね。アートオブノイズとかにしてもdaftかファースト以外は異様にレアな感じがしてたもんね。滅多に見かけなかったよね。まぁそういうのはもう買い尽くしてるわけですよ。テクノもテクノディスクガイドからあとまぁ去年にハウスとかテクノ系のディスクガイドなんかを買いまくって色々買ってたよね。まぁそう思うとあれなんだよな、結構定期的に音楽を買ってはいるんだよね。でもまぁ何回も書くようにピンポイントですぐ買えるからすぐ終わっちゃうってのがあるよね。昔はレコード屋とかCD屋はしごしなきゃいけなかったのが今はネットで1クリックだからね。


でもこれって大人買いとは違うんだよな。だって昔のほうがレコードとかに金使ってたわけだからさ、今の大人買いってのはmp3とかマーケットプレイスとかの中古CDで安く買えるから色々と買えるし在庫があるところってのにダイレクトにオーダーできるから「なかなか見つからない・・・」って状況が無いってのはあるよね。まぁだからこれは大人買いっつーよりかはインフラができたから買うのが用意になったってだけだよね。でもまぁ佐久間英夫のテクノディスクガイドとか擦り切れるほど読みましたよねっつーか当時のソースといったらそれかあとはもうレコード屋に行くしかなかったからねぇ。


で、大抵のもんは買えなかったっつーか無いっつーのもあるしそんなに買えないってのもあったし。まぁそれは音響系然りだよね。あーだからあれなんだよな、今みたいな何でもネットで買えちゃうって環境で昔買えなかったっつーフラストレーションを解消ってまぁ色んなジャンルで散々やってきてたんだよね。で、今はジャズとかレアグルーヴ解禁!ってことで今はこれでやってるっていう感じか。まぁただそれと同時に他のジャンルとは違ってデジタル解禁!だから今までとはわけが違うんだよね。まぁだから大人買いって必ずしもまとめ買いを意味するわけじゃないですよね。俺が今やってるのも結局、根底に「昔買えなかった音源」ってのがあるからそれと比較しての大人買いだよね。今は経済的にもインフラ的にも当時より優位だという意味で。


あ、そうでもないか。使ってる額はそんなに変わらなくても今は買える量が違うってことだよね。っつーかまぁ昔のほうが使ってたのは当たり前なんだけどっつーかあれだな、色々買ってたからね。当たり前だけど聴くやつは全部買ってたわけで、ジャズとかを掘りつつも現代音楽とかも買ったりノイズ買ったりテクノ買ったり大変だったからね。で、特に今は他に使うところも無いから使う金全部ジャズとかレアグルーヴに使えるおかげでめちゃめちゃ買えるってことだね。まぁでもデータもさることながらCD買っても以前ほどの感動ってないよね。もう認識が完全に「データを取り込む元の媒体」だもんね。聴くのがPCだからそうなっちゃうよね。


んだからなんかやっぱDJモードってそういう媒体に愛を感じ続けるっていうことでもあるんだよね。CDならCDJで回せるわけだから仮にPCが主でもオルタナティブなやり方としてあるわけじゃん?ってまぁPCDJからマスターにアウトしてれば別だけどさっていうかPCDJのアウトってどこに繋がってんのかね?タンテ・PC・CDJだったら完璧だよね。なんか何にも無駄にならない感じがいいわ。CDはCDで持っておけばCDJで回せるって感覚いいですよね。そうそう。世のワナビーDJってみんなそうだよね。いつかやる日を夢見つつ結局やる日が来ないんだけど持ってる音源は「ネタ」として持ってるから資源っていう感覚なんだよね。DJやらないってことになると使う使わないは別として素で自分が何を聴きたいか?ってことになるからまぁ自ずとDJMIXとかになるよね。こうなると完全に受動的になるよね。DJマインドだと音楽は聴きつつもやっぱ使えるかどうか?って面でも聴いてて音の質感とかにすげー注意が行くわけだよね。音が太いから使えそうだとかなんだとか。


あ、元がダンスミュージックのやつは別ですよ。ようは生のやつね。元々クラブで使うようにはできてないものも使えるかも?って聴くってことだよね。これがやっぱそもそもクリエイティブな行為なんだよねぇ。だから生音DJって好きなんだよねっていう感じを凄く思い出してきた。いやーいいですね。哲学の実践ですよ!感覚的なものを優先するっつってマジで頭がそういう感じになってるわっていうかこんだけ長く書いてるのも頭が活性化したからだろうなっていうかまぁ音楽ネタだから色々とまた書けるってのがあるだけなんだけどね。まぁでも音楽は脳を活性化させるってそれはあるよね。別にクラシックとかに限らずまぁそもそも聴覚を刺激するわけだから頭に悪いわけが無い。


まぁそんな感じで続きますんで。