深みの外出。その16。

家からラカン関係の本を持ってきて再読してるけど欲望ということをキーワードにするとこれほど分かりやすくなるのか!というぐらいあの分かりづらい話が頭に入ってくるっつーかある意味すでに考えてたこととかと重複するから頭に入るようになるんだよね。もちろんそれは分かったような分からないようなっていう段階でラカン関係の本を色々と読んできたっていうプロセスの結果なんだけどやっぱあとは基本的に概念関係っつーか哲学関係の神髄ってこれだよねっつーか自分の場合、自分でも考えつつ本も読んだりしてんで何か特定のキーワードなり概念ってのが凄くホットになってるときにそれと繋がるようなものってのがテキストの中で見つかると一気に繋がる感じだよね。


去年はドゥルーズがまさにそういう感じで今年はネグリでんで次に今はラカンが来てる感じだね。別な言い方をするとその考えたり生活してる上での体感とか実感が無いと本当の理解には繋がらないよね。それがいつくるか?ってのは全く分からなくて今もなぜ今ラカン?って感じじゃん?まぁちょうどこないだも書いたけど去年に色々と読んでたんだけど今は欲望ってのがキーワードになっててそれによって色々と引き寄せられてる感じだよね。


ってことで続きです。


もちろん自分という私的な領域から存在っていう普遍的なものへ行くことはできないんだけどっていうかそれは私的な領域での意味論と普遍的な意味での存在っていうところなんだけどね、でもそこでようは外せないのがジェンダーなんだよねっていうかジェンダー以外にもそういうのはあるんだろうけどそもそもの存在ということを考えるうえで付随してしまうものはなんなのか?って考えると自分の諸属性だよね。ただまぁそういう私的な領域のことは「私的」だと判断して抽象の領域からはかけ離して考えることができるんだけどここが落とし穴ですよね。


つまりは存在を考えるうえでジェンダーはついて回るか仮に抽象したところでもジェンダーは存在に組み込まれているっていうことだよね。考えるとすげー自明なことなんだよね。この「考える」ということですらも自分の男性性が関わっているわけじゃん?まぁ引き算的に考えるとジェンダーとか関係なく存在について考えられるものってなんだ?ってことになるんだけどね、まぁそれが言葉とか文献上の存在という話なんだけどまぁそのね、今後っつーかまぁこれは認識的にすげーいい機会だからアンフェアなぐらい無理やりジェンダーってことにこだわって存在を考えてみようってことになってる感じだよね。


で、まぁそのリビドーってのが生の原動力だとすると極端に言っちゃえばいかにモテるか?とかいかにヤルか?ってのがあらゆるところに介在して行動のイニシアチヴになっているってことだよね。あ、この場合のリビドーは性欲ってことだけどただそれはプリミティヴな性欲ではなくて人に認められるだとか外見だけではなくなんとなくかっこよくみられるとかかっこよく見られることっていうこと自体のイニシアチヴが結局生殖なんじゃない?ってことなんだよね。まぁ少なからずそうでしょう。


あとまぁこうやって色々書くとかそれをアップロードするってことがネットに自分のミームとか遺伝子を散種しているってのは普段から書いていることだけどようはなんらかの自分のコピーなり影響だとかってのを残したがるんだよね。あと生きた証とかさ、それは強く思っていなくても人間が普遍的にそういう動機づけによって行動に駆られていたり原動力ってのを考えるとつまりはそういうことになるんだよね。まぁ一般化し過ぎだけどまぁそれがexperimental philosophyですよね(笑)こんな感じで考えて行ってみようっていうので思考実験してみるっていうね、あ、んで話を戻すと「生きる」ということ自体がまぁ当然生存に結びついているわけだけどそれってまぁ衣食住とかっていうbasic needsなんかも含む生きるということじゃん?で、まぁ働く動機づけっつったらまぁ衣食住のためだよね。まぁそれだけじゃないけど言わば生存のためだよね。


じゃあなんで生きるのか?ってそれは自分のコピーを残すためだよね。散種するためね。で、それには何が必要か?っていうと性的魅力とか男らしさ女らしさとかっていうことでさ、それがまぁようはファッションとか体づくりとかアンチエイジングから何から何まで繋がっていくんだよね。単純すぎるけどまぁとりあえずそんな感じで。あとまぁよく言われるのが男の場合、車だの高い財布だのなんだのってのもファルスの誇示なんだみたいによく言われるじゃん?まぁこのチンチン自慢ってまぁ生殖のためだよね。すげー魅力的な男なんだぜ!ってことをセックスアピールすることで女を引き寄せようとするっていうさ、成金とかが嫌らしい意味で金は手に入れたから次は女だ!っつって下品なアピールをしだすのもそういうことだよね。


金っつーbasic needsの一つが満たされることで次は女だ!ってことになる。別な言い方をすれば衣食住のために必死過ぎたら女だ!なんて言ってられないよねっつってもまぁヨーロッパとかの場合、一人だと大変だから一緒にやっていくパートナーってことで結婚するからそこは文化的な背景にも依存するけどさ、まぁ生殖のために女性を引き寄せるにしろ一緒にやっていくために女性を引き寄せるにしろ女性っつーかまぁ逆もまた然りで女性の場合男だけどまぁ生存のためだよね。


っつっても俺は別に一緒にやっていくとかそもそもメンタルが異常だから生殖なんてもってのほかなんだけどそれでも女性を求めるっていうところがまぁようは男の性っつーかさ、つまらなさの果てに性愛に行きついたっつーのも性愛の多様性というかさ、生殖だけに還元できない何かがありつつも根底にあるのは生存のためっていう生き延びるためっていうところがあるよね。ようは生き延びるための強度とか刺激を求めるために恋愛をするとか性愛に走るとかってのもようは身体っつーオーガニズムのための運動みたいなもんでさ、もしくはレジャーみたいなね、ようは生き生きとさせるためのものなんだよね。ただもちろんそこに依存し過ぎてると男らしさとか見た目とかってのが劣化してきたときにまた実存的危機に陥るわけだけどまぁでもそれって一生現役ならいいってことにもなるよね。男の場合それが可能だったりするからね。


ちょっと短めだけどこれで区切るわ。んじゃまた明日。