ヴァーチャル系の話。その16。

いやー外出も飽きてきたよマジで(笑)当たり前だけどルーティンになるよねっつってもまぁ引きこもってるよりかはよっぽどいいんだけども。いやーつまらんな。これはヤバい!と思ってなんか無いか?って思うとあとはグルメかな?とか思ったりね(笑)なんかでもすげー自分らしいというかさ、闇に常に追われてるっていうかっていうか中二病的な意味じゃなくて充実してるはずのニューヨークでも街を歩いてて同じようなどんよりした気分になるっていうのを改めて体感するっていうかまぁなんかいや、やっぱ外出だ!っつってウキウキしながら外出してるってガラにもないことで不自然じゃん?まぁ寝起きだからそんなウキウキしてないんだけどさ、なんかでも基本ずーっとこれだよなって思うよね。仮にもうちょっとお金と時間に余裕があってグルメ満喫できてもまたすぐに飽きるだろうしもっとお金と時間に余裕があって旅行できたりなんでも買えたりしてもそれにも飽きるだろうしまぁ金あればテンション上がるのは確かだけど解決にはならんよね。


だからもう本当に知的刺激しかないよねって思うよね。何かが制約によってリミットされてるからできないことってのが無いんだよね。そんぐらいフリーなんだよね。だからなんのエクスキューズもない。でもつまらんのよね。だからいつも思うのが生きていけるのか?っていうことだよね。やっていけるかどうか?っていうことじゃなくて人生自体をリタイアしないか?ってのが本当によく浮かぶよね。それって悲壮感溢れる感じじゃなくて論理的な帰結なんだよね。だからまぁナンパだショッピングだなんだって騙し騙しやっていかないと持たないってのはあるんだけどナンパにしてもショッピングにしても飽きるの早すぎだよな(笑)多分まぁ適応力が高いんだろうとは思うけどね。


いや、ナンパは別に声を掛けたわけじゃないんだけどまぁ別にこれはこれであるんですよ。全然。常に狙ってはいるし何もやらないでつまらん!っつってるのはただの怠惰だからそれはやっぱりまぁ努力しないとダメですよね。ただまぁこれもさ、簡単な話でこうやって無理やり努力でもしない限り恋愛にまでいかないってこと自体がそもそもそんなに渇望してないってことだし図書館通ってて改めて思うんだけどやっぱり一番あるのは知識欲だよね。ホント、それしかない感じ。まぁ物欲もあるけどね。欲しいのは山ほどありますよ(笑)まぁそういう欲望のベクトルはいいと思いますけどね。


ただまぁホント、ラカンは面白いよねっていうか本当にハマってますわ。ある男の話があるじゃん?恋愛に燃える!っていう対象がすでに誰かと不倫関係にある女っていうさ(笑)こっちが死ぬほど求めてるのに相手は他の男と不倫してやがる!っていうところに燃えるんだけど「ううん。私はあなたが好きなの」って本当に言われた途端冷めちゃうっていうね(笑)なんつーアンビバレンツ。それを渇望すること自体が欲望の対象っていうかまぁそういう意味で対象は無いとも言えるみたいなさ、まぁ俺のナンパプロジェクトもこれだよね。実際にそうなるか?っていうよりかは「常に狙っている」っていう態勢にあるということで欲望するということをエンジョイしてるのよね。だから実際の恋愛とかになるとファジーで面倒で嫌な部分とか出てくるからだから現状の欲望し続けるということをキープでいいって心のどっかで思ってんだろうなって思いますよね。精神分析の本とか読んでると余計そんなことばっかり考えるよね(笑)ただまぁそこはなんつーかいつも書いてるように理屈っぽくなり過ぎず頭でっかちになり過ぎずなんかしらのことで実際に動くだとかなんかをやってみるってことを体感するっていうプラクシスの次元ってのは絶対必要だよね。


あ、まぁそんな感じで続きね。



ただまぁ「場所かんけーねーよな」ってのはニューヨークに居た最後のほうで得た認識だよね。別に外部はどこもそんな変わらんしその場所特有のものなんてそんなにないしなくなってるわけだしグローバル化で画一化が進んでるからそんなに外部に期待できねーなってことで「どこでもいいや」ってことにはなったけどでもまぁ自分にとっては田舎は苦痛でしかなくてやっぱ都市部まではいかないにしても都市部に1時間ぐらいで行ける場ってのがやっぱベストなんだよね。それってのがまぁ絶妙なデジタルとリアルの間っていうかさ、まぁそういう中を生きてるわけじゃん?なんつーのかな、いや、どんだけデジタルライフが充実してても外出たら田園風景だったら俺は発狂するんだよね(笑)


なんか話が逸れてるけどまぁでもさっきリアルに立脚してなきゃ意味が無いって書いたけどまぁでもデジタル派一辺倒だったころに思ってたことも一理あるのよね。デジタルの場合、リアルに規定されないから自由なんだよね。ただまぁイケメンっぽく振る舞ってて実際のリアルとの乖離があると辛いだけだから(笑)まぁ結局やっぱリアルありきだろうっていうかあとはまぁリアルの延長とかそこがベースになったデジタルでしょっていう意味でリアルの投影だよね。それをデジタルに投影することで拡張現実を利用するっていう話で人間の主体がデジタル化されちゃってるとそれってさっき書いたMr.House状態になっちゃうんだよね。それでいいって思ってたけどまぁそれはちょっとペシミスティック過ぎるしいや、まぁ外出楽しいからね(笑)


あ、まぁ俺の話はいいとして(笑)ネット的なものへのくだらない批判が的を得てないというのもさることながらそういう狭い考えでしかネットとか情報がダダ漏れしてるっていうデータ社会を考えられないっていう視野の狭さがマズいんだよね。批判がナイーヴなだけだったらまだしも批判が個人のくだらないべき論に終始しちゃってるっていうさ、いや、もっとマズいことがあるでしょってのがまぁようは観念もデジタル化されてデータとして伝達されるっていう観念マシーンみたいになってる機構においてその観念が与える個人とか社会への影響だよね。あとまぁ自由ね。


自由過ぎてもアレだけど一時期のっていうか一昔前のネットは武器になりうる!みたいな俺も抱いてた幻想とは裏腹に今ってのはネットがイデオロギー装置として機能することもあるっていうまぁ観念マシーンって悪いことだけじゃないけど「これは下手するとヤバいよね」っていうそのヤバさってのが常に内在されているっていうさ、まぁ今はメインストリームとかが無くてまぁ色んなストリームがあってまだいいと思うんだけどだんだん固定化していったりさ、なんらかのセンターみたいな中心みたいなのができたらヤバいよね。本当に。


まぁようはその「想像的なもの」の作用ってのがイデオロギーであったり非実在的なものが現実をシェイプしたり法として機能する的なカール・シュミット的な感じとかも含めてね、その「想像的なもの」ってのは構造的な威力が凄まじいってことなんだよね。だからこそまぁ多様性が必要っつーか多様性で色んなもんが分散されてればいいんだよね。モンテスキュー三権分立じゃないけどさ、まぁとにかく分立してりゃいいのよね。でもそこがなんかのドグマにしろイデオロギーにせよ言論とか風潮みたいなのを統制するようなものができたり実際に統制するつもりではないにせよ結果的に統制っぽくなっちゃってるってのが思わぬ機能っていう意味でのなんでも切り取ってアップできるっていうことがもたらすさっき書いたハイパーパノプティコンなんだよね。もちろんまぁマズい行為に自主規制がかかるからいいしバカは自滅するから現状では別にいいんだけどただまぁ元々統制なんて取るつもりがなかったものが多様に使われることで結果的に中心とか統制者がいないただなんか「なんでもインスタとかツイッターに上げないで!」って言いたくなるようなもはや想像的とも言えないような監視者がいるような感じになっちゃってるよね。


ってな感じでまだ続きますんでんじゃまたね。