物語が足りないので。

物語が足りないというのはまさにそうで最近書いている事象もエクリチュールの如く読むというのはつまりは物語ということだよね。だからまぁ歴史関係もやるけど今回の色んな意味でのスパークがあったのは啓示のようなもんだからArdbeq10さんにおすすめされた町田康の告白は早速買ってきたけどArdbeq10さんへの返信を書いた後にもうべろんべろん状態で「the end of the world」をリピートして聞いてたんだけど現実と仮想と夢と消えた夢とそれでも諸行無常で別に色んなものはどうということなく動き続けてるっていうようなネガティブな意味ではない観念的なゲシュタルトの崩壊ですよね。


んでまぁ体調崩して何年振りかに風邪引いちゃったんだけど今日が病院の日っつっても風邪ではなくメンタルな病院の日だったわけなんだけど「うわーダルいし鼻が出るし悪寒がする・・・」とか思いつつも久々に感じるこの風邪症状も現実から食らうメンタルダメージに比べたらかすり傷みたいなもんだよね。あと別に休んでりゃ治るし。でもメンタルダメージって蓄積され続けていくじゃないですか?んでまた更なる出来事において傷口に辛子とチリソースとラー油混ぜたのを刷り込まれるみたいな精神へのサディズムというかさ、主体無きサディズムだよね。


でも別に俺だけなんでこんなに大変な思いをするんだ?なんてことはなくてそりゃまぁ順風満帆に見える人でも色々あるわけでしょう。それ言い出したらキリないですよね。んでもそこで「大変なのは俺だけじゃないんだし」みたいな考え方っつーよりかは主体無きサディズムに次は何をトッピングした傷にしみるもんを塗られるんだってビクビクするわけじゃないんだけどでもそこでなんか変に全うでありたくないっていうかさ、痛みとか苦しみを全身全霊で浴びつつけて酒も浴び続けながらFallout4やってたりしたときに気が付くものとかっていうほうが大事だよね。「まぁ人生色々あるし」っていう全うな立ち直り方だとこうはいかないでしょう。まぁそんな立ち直り方は無理だし無駄に色々とダメージを受ける体質はもうしょうがないわけだから味わうしかないよね。


そんなことを考えつつ体のダルさなんてどうってことないよなーとか思いながら心療内科の待合室で待ってたらゴンチチみたいなウクレレカーペンターズのインストバージョンとか色んな曲のインストが絶妙な音量で流れてるんだけどそこでまたゲシュタルトが「ぼわーん」としてきたんだよね。鼻をすすりつつ聞き覚えのある曲がウクレレインストバージョンでかかってるっていうその感じがまた別な意味でArdbeq10さんがFallout4のゲーム内でラジオを聴くときに感じるハイパーリアル感ってのがあってさ、で、またそのウクレレインストバージョンがなんだったか?ってのが気になりつつ帰りに町田康の告白買うのが楽しみだなーとか思いながら待ってたんだけどさ、んでまぁラーメン食って処方箋もらった後に本屋に向かうぐらいのときにウクレレインストの曲が分かったんだよね。マイケルジャクソンだ!っていうね、曲名忘れたけどマイケルジャクソンだよねっていうね。


マイケルジャクソンかーと思いつつ本屋に着いた頃に風邪だから栄養をつけねば!と思ってチャーシュー入りのラーメン食ったんだけどなかなか腹にこたえたのかあとまぁ酒飲むようになってからお腹がすげー緩くなってるってのもあって絶妙な腹痛が来たんだけどでもそれよりかは鼻が出てるのが気になって中公文庫だったよなーとか思いつつ作者があいうえお順で並んでるのに腹痛と鼻が出てるので全然目の前にフォーカスがいかなくてさ、んでまたそこでゲシュタルト崩壊気味になったんだよね。ボワーンとしてきてレジェンダリースローモードみたいな感じになってさ、周りの音がタイムストレッチしたような感じに聞こえてきた後に「キーン・・・」とコンカッション食らったときみたいな耳鳴りがしたかと思ったときに作者をあいうえを順で探すっつーよりかは告白の分厚さで見つけられた感じでそれをレジにもっていったのはいいんだけど鼻が出てるのが気になって店員さんに本屋なのに「すみません。ティッシュありますか?」とかって聞いてあたふたさせちゃったんだけどその店員さん研修中の人だったんだよね。まぁでもティッシュは無かったけど丁寧に対応してもらえてっていうときに「これ使ってください」って本を購入中の男性にティッシュもらって感激したよね。


何かが限界の時って欲求がそれを解消することに向かうじゃん?一時的だけど本の購入よりもティッシュで鼻を拭きたい!っていうそこに全身全霊のフォーカスが行くんだよね。でもティッシュは無かったなと思っているときに思わぬ展開でティッシュもらえたっていうね、もちろんお礼を言って鼻を拭かせてもらいつつそれによってティッシュ欲が解消されて告白を買うことにフォーカスが向かってレジの前で金払う前に鼻を拭いているっていうね、その一連の出来事がその時点ですでに走馬灯のようにリアルタイムにフラッシュバックしてすさまじかったんだよね。


それもまぁ昨日の寝る前のthe end of the worldからのマルコフ連鎖なんだって思うと株と同じじゃんねって急に金融工学のことを思い出したりなんかもしたよね。未来は過去とは関係なく独立して存在している!ってなんか俗っぽい数学理解っていうかサイエンスライターが書いた数学エッセイみたいな感じになっちゃうけど(笑)どこに実存を置くか?というところで少なくとも精神世界に現れる世界は変わるわけですよね。むしろなんでもないことが異様な強度で精神に顕在化するってさっき書いた待合室のウクレレマイケルジャクソンみたいなことなんだけどテイストとか質って意味でのクオリティってよく考えればすげー抽象的だよね。俺が女性に感じるエロスの部分とかもまぁすんげー抽象的だし肉欲的というよりかは観念的なんだよね。


ゲーム内での銃器の質感と音はヴァーチャルなもんなんだけどこっちの精神の開き方によってはリアル以上のクオリアをもってしてそれ自体の質感が精神世界に迫ってくるんだよね。そういう時に連続している時間が一時的に離散的な状態になって「この時だ!」と点として指を差して示せるようなクオリティの状態ってのがたまにランダムに訪れるってことだよね。じゃあまたFPSやってライフル撃てばいいのか?というとそういうことではなくてこっちの感覚とかリアルとの兼ね合いとか別に仮想現実に逃げてるわけじゃねーよと思いつつかなりゲームでは闘争しながらも現実からは逃走してるように見えなくもないみたいなまぁ人生全般ですよね。


「くぅー!この一杯がたまらんのだよ!」ってその喜び以外何も持ってないように見えるおっさんがビール飲んで言ってたとしてじゃあそのおっさんにおけるビールのクオリティというのは客観的か?っていうと極めてそのおっさんの精神世界と人生っていう凄まじい主観的なクオリティなんだよね。それ言い出したらまぁ人生自体がそうなんだけどでも「これがいいんだよねー」っていうのが例えば客観的にボルトアクションのスナイパーライフルとか無駄にリロードに時間がかかるBF1のBodeoをリロードしてる時とかの時間の流れ方とそのオツなリロードとその質感に喚起するって現実のブルースとの相関関係にあってそうなってるんだよね。そういう意味でヴァーチャル世界の事象というのはヴァーチャルだけどそれが質感として感じられるときにはそもそもそれが精神世界における質感の顕在化なんであってそのソースがリアルかヴァーチャルか?なんてのは関係ないんだよね。かといってもなんでもだったらヴァーチャルでいいのか?っていうとそうではないのは寝起きからずーっと酔っぱらってたらそれでよくないのと同じような理由でよくないよね(笑)


まぁでもなんつーのかな、だったら銃器買えばいいじゃん!っつって銃が好きすぎてアメリカに移住しちゃうとかね、そういうことじゃないんだよね。別に実際のボルトアクションのスナイパーライフルを触れないということはそんなに問題ではないんだよね。まぁ構造的には2次元における恋愛と同じだよね。でもそれは実在しないでしょう。本物を経験しなさい!っつって二次元に恋をしている人に恋愛を進めても全然プラクティカルじゃないでしょう。それとこれとは別なんですよね。だけどあまりに好きすぎてその恋をしている二次元のキャラクターのフィギュアとかを買っちゃうみたいなのはガンマニアが好きな銃のモデルガン買っちゃうみたいなのと同じなんだよね。でもそれはガンマニアっつーよりかはFPSを通して手にしている銃に恋をしているわけで。


でもそれはゲームじゃないですか。現実じゃないですよね。って言われても何の威力もないよね。じゃあ現実で狙撃手になることがプラクティカルなのか?っていうとe-sports界に殴り込みをかける姿勢だけ見せたりしつつe-sportsがオリンピック種目とかになったらコメンテーターとかコーチとかやれたほうがいいわけでよっぽどFPSのほうがプラクティカルですよね。というか実益なんて関係ないですよ。趣味なんだから。でもそれが人生なんだよね。実益のために生きてるわけではないでしょう。でも実益は必要なんだけどね。「なんか前までプロゲーマーになるとかって言ってませんでした?」的な黒歴史になるのが嫌だからe-sports界に参入してやる!なんて真面目に言わないどころかまさに躁鬱、奇想天外!さんが言ってるようなね、有効な幻想の反動における余力ですよね。そういう残りかすが自分なわけですよ。見た目はかっこいいに越したことないと思うけど内面とか生き方までかっこいい必要は無いわけですよ。むしろ泥沼で苦しんでダサ過ぎる勘違いとか間違いとかも含めて実存を背負うということですよね。


そんなのも含めると酔いどれFPSってのも悪くないでしょう。というかそこに生存のキーとなるような質感を見つけられていればその時点でオッケーでしょう。だからそういう意味で受動的ではなく能動的にゲームやってるんだよね。能動的にその世界に没入して得られる感覚を味わえるだけ味わうっていうまぁ骨付き肉を骨までしゃぶりつくすみたいなことですよね。そんだけ好きだったらいいじゃないですか。ただまぁなんか「これがいいんだよねー」って感じでやっててもあれだから成虫になれない幼虫のままのセミプロゲーマーみたいなね、でもまぁそれも違うんだよな。プロとかセミとか蛹とかどうでもいいんだよな。好きだからやるんだし最善の動きを常にしているとか適当にやらずに簡単に倒せる敵でも徹底的に真面目になるっていうね、遊びじゃないんだぜ!ってことですよね。


あとまぁなんかさ、トムクランシー的な軍事マニアのおっさんがシミュレーションで楽しむみたいなのってやっぱあるよね。すげー最近そういう意味でトムクランシーに共感するっていうかさ、政治とか抜きにして例えばある一定の状況があってそれを最少の人数で遂行しなければいけないとかってまぁ実際にある話だけどそういう実際にあった作戦とかをベースにそれをシミュレーションするってまぁまさにマトリックスの世界ですよね。現実ではあんな動きはできないけどシミュレーションにプロジェクションされた自分のキャラクターは思い通りに動かすことができるっていうね、で、まぁミリタリー関係って奥深いからね。特に初期のトムクランシーのゲームだとこのシミュレーション感がすんげー重要視されてるんだよね。それが重要視され過ぎててゲーム的な娯楽性が無くてあんまり評価は高くなかったりしたんだけどまぁでもRainbow Sixのあのすぐ死ぬ感じとかってやっぱいいよね。本人はもう死んでるんだけど自分の軍事シミュレーションっつー趣味がここまで世界に広がるなんてトムクランシーも思ってなかっただろうね。


まぁあとなんかあれなんだよね、初期のパソコンゲームとかって頭良い人が娯楽で楽しんでたみたいな玄人好みするゲームとかが多くてさっつーのもそもそも普及してない時代にパソコンやってるなんて今と比べたらそりゃインテリ率高いよね。今はサルでもスマホを持つ時代だけども昔っつーとすんげー限られてたんだよね。だから初期のパソゲーとかって無駄に色々と複雑だったりあとまぁnethackに見られるような全くグラフィックとかに依存しないアイテムとかも名前から想像するっていうさ、まぁ元々ゲームってそういう要素が多かったわけなんだよね。今みたいにこっちが考える暇もなく何もかもを提供するどころか想像とかの余地もないぐらいいろんなものを押し付けられるのに比べて初期の硬派なゲームとかってのはやるプレイヤーのインテリジェンスと想像性に依存してたところが多いんだよね。


で、Ardbeq10さんの書き込みにもあったようなハイパーリアル感ってまさにそのゲームにおける擬似現実感だよね。実際にあんな退廃した世界で放射能に怯えながら暮らすなんて嫌なんだけどでもFallout4内での偶発的なブルースが現実の自分のブルースと直結したりするときに感動って生まれるわけですよね。それは与えられるものではなくて得るものだよね。かといっても得たいと思って得られるものでもなくて偶発的だったりするわけ。でもそれが人生じゃない?それが体験である限りそれは体験なんだよね。Fallout4で「はぁー・・・いいなぁー」ってなんか決して良い環境じゃないのに癒されちゃうとかさ、俺はバトルフィールドとかArmaとかにも癒されるけどね(笑)場所が広すぎてプレイ時間の大半を移動に費やしつつも敵を警戒しながらタクティカルに移動するっていう移動している間が楽しいわけじゃん?Armaって。でも実際の自分だったら嫌なんですよ。疲れるの嫌だから(笑)


ずーっと続くか分からないけどハートロッカーとかってさ、結局まぁ戦争依存っつーか戦争ジャンキーになってるっつー悲劇じゃん?まぁ色んな解釈が可能だと思うんだけどさ、でもまぁいつ死ぬか分からないけどあんだけ家族とかほったらかしにして夢中になっちゃうことがあるってのは俺は幸せだと思うんだよね。まぁ実際の戦争なんて調べるとすんげー残酷な面があってさ、IEDが外傷を作ることはなかったけど爆風で脳に損傷が出来ちゃって帰国後の生活にずーっと原因不明の頭痛とか耳鳴りとか記憶障害とかが残っちゃうっていうね、PTSDとかも然りだし必ずしも怪我は外傷とは限らないっていう脳への影響とかね、まぁ地獄ですよね。地獄。でも抽象化するとシミュレーションとしての魅力は凄くあるんだよね。


まぁ俺が歴史とか調べようと思ったのも改めて戦争ものとかが好きだよなっていうかあとまぁ軍事タクティカル関係とかのが大好きだよな!って思ってんだったらやっぱ知り尽くしたいと思うよね。シミュレーションだけの部分を取って戦争のリアルな部分に目を向けないなんてファックだしむしろシミュレーションのおいて例えばその無駄とも思える行動なり警戒は何を意味するのか?というとリアルで考えるとこういうことが考えられるので面倒だけどやらなきゃいけないってことが多いわけじゃん?結局はリアルとの関係なんだよねっていうかリアルに立脚したシミュレーションってことなんだよね。そういう意味で俺は別に仮想世界に興味があるとかじゃないんだよね。実際にスナイパーになったり偵察兵になったりできないからシミュレーションでそれをやるってところですよね。で、それについては知り尽くす!というreconオタクっぷりを発揮するっていうね、まぁ双眼鏡とかリアルで欲しくなるけどね。でもリアルで色んなところ双眼鏡で見てたらただの不審者だしそれはやらないけど(笑)


あ、そろそろゲームやりたいから終わるけど明日待望のデスクトップが届くんですよ!ずーっとノートでやってきたからデスクトップサイズでやるのは初めてだし到着後やろうと思って取って置いてるのが山ほどあるからそれをやるのが楽しみですね。まぁ届いたらまたなんか「届いたよー!」的なのを書くかもしれん。ただまぁ全然関係ないけど風邪もあってあとまぁ酒の影響もあって下痢がダダ漏れ状態なんですよね(笑)まぁまず体調なんとかしないとなっつってもそれって結局無駄にネガティヴになるよりゲームでウキウキしてたほうがFPSだけにキラー細胞も活性化すると思うんだよな。


まぁそんな感じっすわ。んじゃまた。