ストリーミング世代のロボアニメマニア。

バンダイの見放題でグラヴィオンアクエリオンビッグオーキングゲイナーエウレカセブンガンダムSEEDとかこないだ書いたやつと同時に見てるんだけどあ、んでクロスアンジュはコンプリートしたんだけどまぁーよかったね。2.5倍速で見るとダレないしっつーかまぁ普段も映画とかそんぐらいで見てるんだけど言い方悪いけど普通に見てたら見れないようなものも2.5倍速だったら見れたりするんだよね。Netflixで見るやつも大体2.3から2.5倍速ぐらいだけど最近ハマってるのが韓国映画の暴力映画とか猟奇モノで暴力描写が半端じゃないんだよねっつってもうかなり見ちゃったんだけどね。

 

まぁでもなんか思ったのは映画にせよアニメにせよ楽しむ素養って必要だよね。それは教養とかセンスってことじゃなくてそういうエンタメを楽しめるというある種の才能だよね。で、俺が最近言っているクソゲーな人生をいかに楽しむか?っつーかマシにしていくか?って教養もさることながら基本的に色々なものを楽しんだり驚いたりするための素養とか才能を伸ばしていくことだと思ったんだよね。

 

まぁそれだけじゃないんだけど例えば自分のマーシャルアーツにしても色々やってるからこそ分かってくることがあってより色々開いていくわけで、それは学問然りなんだけどそこで最近アニメとスパロボしかやってない自分の生活を見てると俺ってこんなにロボアニメ好きだったんだな!ってことに気がついたんだよね。なんかやっぱアツい展開とかに興奮するしなんつーかそこは人生が冷めきってるからこそアツ過ぎるものが逆にアツく見えるのかな?っていう感じもしててさ、やっぱ好きになろうとして好きになるって限界あるからね。

 

それが将棋なんだけどちょっと一時期っつーかだいぶ最近調子悪くてやらなくなってんでやらなくなると一気に熱冷めちゃうよねっつってもやっぱり面白いんだけどゲーム実況とかと同じで見てるほうがいいっつーかさ、自分が良い手を打つための訓練というのもいいんだけど膨大な時間がかかるし結局これやり続けても極められないんだなって思うと冷めてきちゃうんだよね。だからそういう意味でスキルって意味だとそれこそFPSとかうまくなったほうがまだ極められる可能性があるよね。プロレベルになるんじゃなくてアマではもうだいぶ上級者ってのは可能でしょう。あとやっぱWW2やってて本当にFPS好きなんだなって思ったし色々飽きたとは思ったけどそこの残り糟みたいなところでまだ楽しめる余地があるものは楽しんでいこうって思ったりなんかしたんですよね。

 

好きなことって結局あれだよね、「で、何なの?」が介在しないことだよね。スパロボやっててもスパロボの原作としてんであと教養としてロボアニメを見るというのも有益な学術書を読んだ後みたいな満足感があってさっつってもまぁ良いアニメに限るんだけどまぁスパロボ系の原作だと大体間違いないじゃん?なんかでもこれってアニメオタクとはまた違うんだよね。ロボアニメマニアというのは同じロボアニメ同士の比較研究だとかストーリーとかセリフを行間読みするとか、アニメの中でもまた違う独特の世界があるよね。ただ見るっつーよりかは考えながら見るっつーかそういう意味で攻殻機動隊とかと同じだよね。まぁそれにしてもビッグオーにはだいぶヤラれたわ。もうめっちゃ好きになったね。あの世界観ヤバいでしょ。あとなんだろうアールデコ調というか独特のダークな雰囲気があって日本よりもアメリカで評価が高かったのもうなづけるというか凄まじい大人なアニメだなと思いましてね、まぁそこが残念なところでもあるんだよねっつーのが日本よりアメリカで評価されるみたいな評価のされ方なんだよね。

 

やっぱりまずそれは日本のアニメファンのリテラシーレベルが低いっていうかそれは昔から言われることだけどオタク系界隈の話でも2000年以降からオタクの教養が低くなってるみたいなのは結構そういう話あったけどビッグオーとかもそりゃ日本でも評価してた人はいるだろうけどアメリカの方が評価高かったってやっぱあのハイコンテキストな文化的な感じってのがアメリカの教養ある層にウケたってことなんだよね。

 

日本もそういう層は存在するんだけどアニメへの偏見でそういうのを見なかったりそれを文化として規定するのに違和感があるとか今はだいぶ違うんだけどまぁこないだ長く書いた全部のロボアニメがそうとは言わないけどロボアニメにはハイコンテキストなものがかなりあるに違いないっていうのは強ち間違いじゃないと思うんだよね。

 

ガンダムについては散々書いたけどまず教養レベルが低かったら理解できないような話とかセリフにしても例えば子供が見てる場合、自分の記憶にしても出撃の前によく分からない大人同士のやりとりがあるぐらいの認識でさ、んでも何気ないセリフにすんげー深い意味合いとかがあったりするんだけどそれが別に劇中でハイライトされることもないしだからこそくみ取らなきゃいけないんだよね。

 

そういうピースを入念に繋ぎ合わせてフルパのロボットアニメになるっていうでもそこはこっちの鑑賞する姿勢とかマジさにかかってるっていうさ、まぁなんだろうね、色々と大人な要素があったりリアル社会との関係があるものだったりしてまぁなんか例えば思い浮かばないけどアメリカのドラマに近いもんがあるよね。日本のドラマってまさに俺がただのエンタメと言うようなただ見るだけのアニメと似ていてまぁそれが大人バージョンになると日本のドラマなんだなって思うんだよね。まぁ例外とか面白いのもあるからいいんだけどね。

 

ただまぁぶっちゃけ今をときめく俳優とか女優が役を演じているというだけで話の単純さとか稚拙さってまぁ本当に低俗な類のアニメとあんま変わらないっつーかさ、そこでまぁハイブローなロボットアニメになるとアメリカのドラマっつーかなんつーのかね、あんまアメリカのドラマ知らないけどERとかナンバーズとかそんな感じだよね。ソープオペラとリアルドラマの違いっつーのかな。でもそこでアニメへの偏見って強いしってこないだ散々書いたけどそこがまぁすげー勿体ないなって思ったんだよね。

 

教養あるやつなら絶対楽しめる!っつーやつがかなりあるわけで、ロボアニメじゃないけど大人が見てたら引くよなっつー絵柄なんだけど話が深いっつーんで魔法少女まどか☆マギカとか浮かんだんだけど第5話ぐらいまで見て見てないから見ようと思うんだけどマギカ好きなんだよねーっていうのに相当勇気がいるというかあえて言わないよね(笑)太宰好きなんだよねーって言うのはかっこいいのにマギカ好きというのはかっこ悪いのはなぜなのか?っていうことだよね。そこにまぁようは文化的コンテキストっていう悪い意味での偏見が介在してるってことなんだよね。

 

あとやっぱ文化の二極性だよね。キャラ萌えみたいな脳死状態の豚みたいなのが話の核心も理解せずにキャラモノとして消費してるみたいな、ただまぁ影響する側も商業的にそういう消費もされたほうが金になるし見る人間も増えるからそれでいいんだけどまぁでも実際出てくるキャラが洋ゲーとかスカイリムのNPCみたいなのだったらそんなに人気でないだろうなっていうのはあるよね(笑)まぁだからそういう意味でキャラの魅力って大事なのは言うまでもないんだけどね。

 

ただまぁ脳死豚が群がっててもそれはカルチャーの一面なんであってコアの部分は哲学的だったり文芸的だったりするっつーのはようは見る側のパースペクティヴによるっていうことなわけで脳死豚が群がってるイメージがあってもそれは偏見だから気にしないでガンガン踏み込んでいく必要があるっていうことだよね。まぁなんか言わば啓蒙ですよね。日本人よ!ロボットアニメを見なさい!と俺は言いたいわ。

 

こないだアメトーク見てて読書芸人ってのやってたけどいつもああいうのに違和感を感じるのはなんで文芸となるとなんかちょっとレベル高いみたいな感じになるのかな?っていう、同じコンテキストでアニメ紹介してもいいはずなんだけどアニメとなるとオタク専門のチャンネルとかオタクが選ぶアニメ!みたいな感じになっちゃってマニアック化しちゃうっつーか、でもコンテキストのレベルとしては文芸なんだとすればそれも文芸扱いされるべきなんだよね。まぁんで別に文芸扱いしなくてもレベルの低い豚のカルチャーっつー偏見は無くすべきだよねっつーかそんなのに埋もれているレアグルーヴ的なロボアニメってあるわけでアニメへの偏見でそれが埋もれたままになっちゃってるってのは勿体ないな!って思うんだよね。

 

いや、埋もれてはいないですよ。アニメ見る人間としてはもうよっぽど評価されてて地位を築いているものだっていうものでも全くそういうのに普段接しない俺とかがなんかのときにビッグオーを見る機会ができるのか?っていうとほぼないと思うんだよね。それこそこないだたまたまスパロボやり直そうって思いでもしなかったらこんな気づきはなかっただろうしあとまぁバンダイチャンネルとかっつー見放題サービスが充実してるってのもあってアクセスが容易ってのもあるよね。昔みたいに何枚もDVD借りてこなくてもすぐ見れるってのは凄いことだわ。まぁそういう意味でバンダイチャンネルって教養の宝庫なんですよね。図書館みたいなもんだよね。あれ。まぁもっと欲を言えばもっとプレミアムサービスがあってもいいかなと思うけどね。月3000円コースなら全て見放題みたいなね、PPVみたいなのもあるからね。

 

まぁ映画ってそうじゃないですか?見るものにもよるけどやっぱり見ない生活というのがありえないしっつーか映画を当たり前に見る人間としては外せない要素だし映画から派生したりこんな紛争の問題があるのか!とかさ、あとあんま俺みたいに文学を読まないやつでも文芸的なエッセンスに触れることができるとか貴重なリソースですよね。あとまぁ倍速か極端な場合、3倍速とかで見る利点としては内容はいいんだけどダラダラしてる回とかシーンってあるわけじゃん?ドラゴンボールで言うとずーっとかめはめ波撃とうとしながら永遠とモノローグが進んでそれだけで三週費やしちゃうみたいな(笑)

 

でもアニメってオープニングとまぁ最初ってそれまでの前回のあらすじとかも含めて5分ぐらいあってあと残りの3分エンディングだったりして、だから中身で言えば一話って実質20分ぐらいなんだよね。だからそれを2.5倍速で見ると8分じゃん?それだと30話ぐらいあるのも実質四時間ぐらいなんだよね。ラストエンペラーとかそんぐらいなわけで(笑)

 


んでも各話ってのを一週間挟んだりして見ないで一気に見ると集中力凄いから統合性が凄いよね。30話あるアニメというのを4時間の映画として考えるんだよね。ましてやアクション映画とかでもそうだけど戦闘シーンとか倍速以上だと神ムーヴだらけになるでしょう(笑)ガンダムなんかも戦闘がすんげー速くて逆にそっちのほうがかっこいいんじゃないってぐらいだよね。やっぱ時間が無くて見たいけど見れないとか例えばあんま今はもう行く人いないだろうけどDVD借りようかって思ってアニメのシリーズの棚のところに行くとバーっ!と全話あると圧巻でしょう。世界文学全集っつって一冊600ページもあるようなのが何十冊も本棚で言うと二段ぐらいずらーっとあるとまぁそこで好きな人は興奮するんだろうけどまぁ普通げんなりするよね。分量の暴力ってあんのよね。

 

んでも本もまぁ速読できるようなのとそうじゃないのとがあるけどまぁでも長く読書続けてれば読むの早くなるし長く読むことに苦痛を感じなくなるじゃん?映画もそうだよね。まぁ気分にもよるんだけど。まぁそこは俺の場合、昔からだいぶ鍛えられてきたってのはあるかな。まだビデオだった時にウディアレン全部見るとか思ってレンタル一本100円の時に12本ぐらい借りてきてそれ一週間で見るみたいな(笑)すげー分量見てたっていう感じがあるけど今で言うと全然だよね。2.5倍速ぐらいだったら4本から6本ぐらいなら余裕で見れるしっつってもそれ以上となると情報量が多くてごちゃごちゃになっちゃうのと見た後の余韻もへったくれもなかったりするから見過ぎってのはよくなかったりもするんだけどまぁそこで連続シリーズのアニメとかになると本数見てもごちゃごちゃが無いじゃん?何しろ一本のストーリーを見てるわけだからね。

 

で、ストリーミングなら返却する煩雑さもないし見たい時にいつでも見れるし・・・っていうなんかようやくロボットアニメをコンプできるようなインフラになってきたっつーかネットストリーミング時代だからこそ昔は不可能だったことが可能になるってのは結構あると思うんだよね。何よりやっぱりアーカイヴ化されるっていうことだよね。昔のビデオ屋で言えば取り扱ってるか取り扱ってないか?みたいなので左右されてたものがそもそものソースにアクセスするんでそういう制約が無いじゃん?だからネットさえ通ってれば場所関係ないからねっつってもまぁ国が変わるとダメだけどね。

 

まぁただ倍速って最初からできるわけじゃなくてまぁ俺の場合、映画もそうだけど英語のヒヤリングを鍛えるためにアランブルームとかレオシュトラウスの講義を2倍速とか2.5倍速とか色んなバージョンを用意してCDRにして焼いてウォークマンで聞いてたりしたんだよね。そうすると英語もさることながら日常会話もスローモーションに感じられるぐらいになるんだよね。デフォがそれだから普通の会話ってのが遅すぎて逆についていけなくなるというか(笑)

 

で、頭も順応すんのよね。よく言われるように現代人はまだネットが無かったころとか新聞とかすらも無かった時代に比べて何千倍だったかまぁとにかく接してる情報量が半端じゃないんだよね。でも適応してるじゃん?で、頭がよくなったか?というと全然それは関係ないんだよね。地頭云々じゃなくただ単純な情報量が増えればそれに適応するってだけだから環境をそういう風にしちゃえばいいんだよね。

 

だから膨大な本を速く読んで映画を倍速以上で見て・・・っつー生活を続けてると消費が早すぎてそのうち見るのが無くなったりするんだけど(笑)でもそのぐらい膨大な情報を入れるのがデフォになると逆に情報が入ってこないことにフラストレーションを感じてストレスになるぐらいになるんだよね。最近の俺なんか本当にそれよ。で、スパロボとアニメってのが今はあるからそれに支配されてて幸福な感じなんだけどまぁ当分これは持つよね。倍速以上とは言え60話とかあるやつもあるし劇場版とかも含めれば膨大な量があってんでなおかつ現代のやつだけじゃなくて昔のも含めると相当な量あるよね。

 

あ、んでだからスパロボ5はやるのやめてるんだよね。フルメタルとか原作系を最後まで見たら続きをやるって感じで今はPS2スパロボZをメインにDSのやつとかPSPのやつを中心にやってるんだけどまぁ昔ガンダムWは見たけどやっぱヒイロとか出てくるとまた見たくなるよね(笑)まぁこの見たくなるっていう衝動が一応スパロボの原作だから見ておかなきゃいけないっていうことじゃなくて本当に好きだから見たくなるんだろうなっていうところになるわけよね。そこにそれを見たところで何になるの?なんつー考えは介在しないんだよね。まぁそれはあとそれ自体が教養的ってのももちろんあるんだよね。昼ドラを膨大に見たところで何にもならないけど奥深いロボットアニメは違うわけでしょう。

 

まぁでもそれとは別に生活の中でそれを見るのが習慣になるっつー朝ドラとかアニメにしてもシーズンごとに変わるやつとかそういう楽しみ方はありますよね。俺がいるところにテレビが無いからそういうのと離れて久しいけどやっぱあまちゃんとかめちゃめちゃハマったからね。毎日15分それがあるっていうそういうものはあるよね。そういうのを意味ないとは言わないですよ。あとまぁ日常系のやつとかもそういう機能を果たしてるのもあるだろうし別に全部シリアスである必要はないからね。

 

ただその時間ちょうど帰宅時間でビール飲みながら見よう!っていうような生活習慣と繋がったようなものとアーカイヴとしてまとめて連続してみると全く意味合いというかまとめ見することで得られるフォーカスとか統合性って意味で全然意味合いが変わるのもあるじゃん?で、思うに深いロボアニメとかまぁ深いアニメ関係はこのまとめ見での価値の増大が半端じゃないなって思うのよね。

 

ケーブルとかで昔エヴァ全話放送!とかやってたけど今って勝手に自分でエウレカ全話放送!とか選べちゃうわけじゃん?それってすごいことだよなって思ったんだよね。そういうネットのストリーミングで見れるからこそスパロボ自体の意味合いがまた変わってきてるんだよね。俺がリアルでやってた頃はマジンガーとかの映像なんてたまに特番でやる懐かしのアニメ100!みたいなのでしか見れなくてそりゃ一瞬出てきたら貴重映像だったけど今は見放題じゃん?

 

だからスパロボをやってすぐ原作にアクセスできるっていうことでスパロボ観が全然違ってきちゃうんだよね。そりゃ昔やってるときも原作見たいとは思うけどんでさっきも書いたけどビデオ屋に行ってあるにはあってもあり過ぎて金もさることながら俺にとって時間が無かったということはないけど大変だなーっつーんで挫折してたわけよね。そこがまぁ今は容易であると。んで長年培ってきた倍速以上で見るということがデフォになってる頭にとっては速度を上げて見ているという感覚が無いからすごく話がスムーズに展開するように感じるわけだよね。1話8分で言わばオーマイキー!とかフライヤーTVとかよいこっちみたいなもんじゃん?って例えが古すぎるか(笑)

 

まぁでもホントに、スパロボは原作知ってるだけで全然味わいが違ってくるからね。マニアは当然全部見てるみたいな感じでやってるんだろうけどまぁそこまで全部見てる人もなかなかいないだろうとは思うから俺は全部見てスパロボやり直そうって思ったわけなのよね。あとまぁオタクって世代差とかあるんだろうけどストリーミングの時代になって俺みたいな新規参入型のロボオタクというのも可能になってるってことなんだよね。それまでも見てきたけど見てる人からすればにわかもいいところなレベルなんだけどんでもガンダムとかって新しいのを見ようとしても結局元祖からZぐらいまで見てないと話にならなかったりして新規参入が難しい分野なんだよね。

 

俺はまぁ元祖とかZとかZZは見てたけどまぁただこないだも書いたようにあんな難しい話を理解してたとは思えないからまた見直そうと思うんだけど、そこでまぁ今の俺みたいにまぁこれもどんどん手を広げていくっていう好きなことをガンガンやりまくってやり尽くす!っつープロジェクトの一環ではあるんだけどまぁそれでもう今後完全にロボットアニメオタク化していくわけだよね。もうすでに時間の費やし方がヤバいわけですよ。それしか見てないわけだから。

 

でも自分はアニメオタクというほどアニメを見ていたわけじゃないし特定の神アニメみたいなのは見るけどそんなに深くはディグしてないわけでそういう意味でぶっちゃけアニメのポテンシャルと文化性っつーかアーカイヴって意味で図書館みたいな文化遺産だなって思うと触れないのが勿体ないと思うわけでロボ系に限らず色々見ていこうとは思うんだけどまぁこれって新世代のオタクだよね。

 

ストリーミング世代のオタクというか。まぁ元々俺は好きなものに関してオタッキーだからっつーかオタクというよりマニアなんだけどロボ系もマニアになっていくわけで、そこでどう感じるのか?っていうのがストリーミング世代のロボアニメオタクとして色々と気になるところだよね。文化人類学的にリアルタイムのロボオタクはどうだったのか?とかさ、ただなんだろう、倍速以上で見れるとかコストがかからないっていう意味で例えば昔の場合、必然的にオタクにならないと消費できなかったりしたものを今は手軽に消費できちゃうっていうことでそこまでオタク化しなくても過去のオタク並の消費はできるようになってるとも言えるよね。

 

そこがまぁ消費の効率が凄まじいものになってるからこそマニアってほどじゃなくても趣味のone of themとして日常的に接していればどんどんそのアーカイヴスを食らい続けることができるっていうようなマルチタスク感だよね。まぁぶっちゃけ今はハマれるものがあんま無くなってるからハマれるのを見つけることができてすげー救われてる感じなんだけどね。それもガンダムにハマる!とかじゃなくてロボアニメっつー壮大な歴史にコミットするわけだから遣り甲斐あるよね。まぁホント、世界文学全集を読み始めるみたいなものだよね。嘔吐の独学者がアルファベット順に本を読んで行ってるのと似たような感じかもっつーかまぁぶっちゃけアニメの見放題をアルファベット順に見るぐらいでもいいかもしれないんだけどね。まぁただ今はとりあえずスパロボ系ということで。

 

あ、んでグラヴィオン今見てるんだけど13話ぐらいのやつだと本当に一瞬だよね。でも早回しで雑に見るということじゃなくて倍速以上で連続してみることで究極のフォーカスをするっていうことなんだよね。そこで食らいつくすという感じだよね。ただ倍速って今調べたらちょっとした倍速論争みたいなのがあって倍速でしか見ないようなやつは最初から見るな!っていうクリエイターへの冒涜だ!とするような意見とかね、まぁそれは極端な例だけどようはゆっくり食べるフレンチのフルコースを牛丼をドカ食いするような感じで食べるようなもんだっつーのが定説らしいんだが本当に分かってないっつーか勘違いしてんのよねっていうか倍速批判の大半がこれで大半が勘違いなんだよね。

 

倍速論争についてそんな詳しく書く必要はないけどただまぁ2.5倍速とか言うとさすがに下品かもしれないから色々とフォローアップするとまずそれは当然TPOに依りますよってことだよね。スパロボにせよRPGにせよ昨今のは戦闘シーン倍速とかオートバトルは倍速になるみたいなのがあったりするけどそういうことなんだよね。別に等速で丁寧に見る必要が無いところってのは飛ばせた方が楽だしかといっても「戦闘が始まりました。勝利しました」という文字だけでは味気ないからちゃんと戦闘にはなるんだけど便利に倍速になるってことだよね。

 

そもそもRPGなんて昔を考えれば大半のプレイ時間がレベル上げとか無駄にエンカウント高い割に全然経験値とか金が入らないようなやつがデフォだったからそれが大変だったわけよね。んでリメイク版とかだと大抵がエンカウント率が見直されてたり先頭にターボモードがあったりとかつまりは利便性だよね。で、その利便性から見えてくるのは何か?ってストーリーだったりすんのよ。

 

ようは昔のペースで昔のシステムだとどっかのダンジョンに入って出るころにはもうゲーム終えなきゃいけない時間になってるみたいなのが今の便利なシステムだとダンジョン自体は長くても長くなり過ぎないような処置がとられてるのが大半だからなんでダンジョンに入ったんだっけ?っていうところと出る前のようはダンジョンクリアまでの時間が無駄に長い戦闘シーンとかで伸びないからストーリーがより鮮明に見えてくるんだよね。

 

スパロボなんてPSの頃のやつとか地獄でしょう(笑)モーション省略できたかもしれないけど俺は全部見てたからもう戦闘に入るまでの時間が長くてモーションもロード入って・・・っつってんで色々と当たらなくて重要な機体が落ちたらリセットでやり直しで・・・みたいな、んでも今のっつーかまぁPS2ぐらいからそうだけどこの辺のパフォーマンスって相当改善されてるんだよね。その結果、話に集中できるっつーかさ、んでもそこでゲームの戦闘シーンを省略したりターボモードにするっつっても重要なストーリーのところまで倍速にしたりしないよね。それはちゃんとダイアログを読むでしょう。んでもまぁ速読かもしれないよね。それはその人がどんぐらいのペースで文字を読めるか?っていうところに依存するわけだから。

 

じゃあなんでもコンテンツは倍速でいいのか?ってそんなわけないよね。バラエティ番組を倍速で見ても意味ないし倍速で見たら「あれ?」ってみんながずっこけるようなところとかボケのところが分からなかったり早すぎたりしたら意味ないもんね。漫才然りコント然りですよ。なんでも倍速っつって音楽も倍速で聞くのか?ってそんなわけないでしょう。そんなことしてたらドラムンベースはデフォでドリルンベース化するしヒップホップなんか一時期のJokerみたいなヒップホップネタのドラムンベースになっちゃうじゃん。ようは形態変わっちゃうってことだよね。これじゃ意味ない。

 

でもそういう意味で映画やアニメを倍速かそれ以上で見るのと音楽とか漫才とかを倍速で見たり聴いたりって全然同じジャンルじゃないからね。まぁただそれでもいいっつー人もいるでしょう。バラエティ番組録画しておいて全部倍速で見る人もいるだろうし別にそれはそれでいいよね。ただ俺的にはありえないなって思うんだけど。

 

アニメだってさ、余計じゃないけど別に等速で見る必要性があるシーンばかりじゃないでしょう。例えばエヴァとかガンダム系の戦艦内でのやり取りとかさ、左舷エンジン出力低下、なんたら何パーセント以下、なんたら続行不可能です!とかああいうのいらなくないよね。でも倍速でいいよね。全然。戦闘シーンにしたって任意でしょ。アクション映画は二倍速ぐらいのほうがかっこいいって思う人もいるわけだしそれはロボットアニメの戦闘シーン然りだよね。

 

かといってディティールを見てないか?っていうとそんなわけないわけで。あと倍速で見る習慣がついてる人は脳内で等速にアジャストされてるわけよね。例えば普通なら5秒ぐらい間があるっていうようなシーンが半分になったところでそれは歴然として間として認識されるわけだよね。んで頭の中では等速の展開に変換されてるんだよね。ただインプットが倍速やらそれ以上というだけで決してドカ食いをしてるわけじゃないんだよね。

 

例えばあと古い映画とかの場合、今となってはもう眠気を感じざるを得ないような無駄に長いシーンとかあるわけじゃん?でも昔のやつって展開とかも遅いから3倍とかでも余裕だよね。それで別に話的に男と女が密会してでもすれ違いがあってでもそれが勘違いだと分かってまた密会して結ばれるみたいなさ、逆にそれに2時間もかけるかね?っていうところを40分ぐらいで見たほうがいいんだよね。逆に2時間かかると思うと見ないじゃん?でも40分でクラシックが見れるなら見ようと思うかもしれないよね。

 

俺が倍速発見したのはDVDレコーダーのHDDの倍速だったんだけど妹にしても俺にしてもケーブルとかWOWOWでやる名作みたいなのは録画するんだけど刺激のあるエンタメ作品と違ってあんま面白くなかったりするから録画したまま見ないみたいな状態が永遠に続くんだよね。で、昔は容量限られてたから新しいのを録画するのに前のを消さなきゃいけなくて「これ消しちゃっていいの?」とかそんなやり取りが兄妹間であったわけなんだけど、そこで俺が飯食ってる時とかにまぁ当時は大体父がまだ帰ってきてなくて母と妹と俺で食ってたんだけどそこでまだ見てない映画があるけど次のを撮りたいっつーんでそれが9時から始まるからっつってんじゃ今見ちゃえばいいじゃん!っつってなんだっけな、フランスのすげー古い映画だったと思うんだけどそれを2.5倍速ぐらいで見たんだよね。

 

そしたら30分ぐらいで見れて「ほら見れたでしょ!」なんて俺はドヤ顔してて妹はそういうの嫌いだから否定してたけど(笑)でも結局、そこでポイントなのはんでもそうでもしないと妹はいつまでも見ないで結局その映画を消すことになるわけでだったら見たほうがいいっつーのが俺の価値観なんだよね。

 

ロボアニメにしてもそうじゃん?50話とかあるのを全部見るのは相当大変じゃん?でも倍速かそれ以上ならそんなに大変じゃないよね。あとまぁPCで見る場合オープニングとエンディングは早送りの必要すらもないしね。ようはまぁスキップできるじゃん?それをやることで見れるようになるのがあるなら見たほうがいいんだよね。それを俺は映画でやってるから見るのは若干微妙な奴もガンガン見れるんだよね。

 

で、つまんなかったらどんどん速くしていくっていう逆に気に入ったやつなんかは後日DVD買うからね。で、何回も見るし等速で見たりもするわけだ。つまりは可変ってことだよね。そんなのいくらでも調整できるってことなわけだ。すんげーダイアログとかがややこしい法廷モノとかがあったとしてそれもまぁ倍速で見れるけど恐らくデフォで見てても「ん?」ってなるところとかあるじゃん?そういうところは当然戻るよね。で、速度落としたりしてみるわけじゃん?倍速っつってハイ全部倍速ってわけじゃないんだよね。

 

なんだろう、多分、倍速否定派の人ってスパロボとかRPGで言うところの文字を読まなきゃいけないところも全部スキップしてゲームだけやってるみたいな感覚なんだろうね。いや、ちゃんと読んでますから!っていうことだよね。逆にスパロボとか話ややこしいから飛ばすって人がいてもいいよね全然。倍速否定派はRPGで言うところのスカイリムとかの王様の長い話とかを飛ばして内容を追ってないみたいなそういう捉え方をしてるんだよね。そうじゃなくて王様の話長いから早回しにしてるってだけなんだよね。むしろ天辺からケツまで無駄なく話を聞きたいから早回しにするわけよね。デフォだったら長すぎて飛ばしたくなっちゃうってのが早回しだと聞けるわけよね。まぁスカイリムとかの場合、サブタイトルつけると読んじゃえば飛ばせるから早いよね。

 

情報の入れ方とかスピードなんて千差万別だよね。こうじゃなきゃいけないなんつー絶対的スピードなんてぶっちゃけどんなものにもないでしょう。だからあれだもんね、学校行ってた時なんてもう講義がスロー過ぎてすんげー眠くなったもんね。録画して早回しにすれば10分ぐらいで済むことを永遠1時間以上かけてやるわけだからね。まぁただそれはある程度基礎知識があるやつに限るけどね。モダンアートとか天文学とかは知らないことだらけなんでちょうど良かったけどサイコロジーとかはもう苦痛でしかなかったね。しかも先生がフロイト派の古臭い理論でやってるもんだから余計に(笑)

 

だから倍速で見るなんてクリエイターへの冒涜だ!なんてそんなの人間への冒涜なんですよね。こうあらねばならない!という普遍性を押し付けてるわけじゃん?で、それが映画を倍速で見るならともかくもっと異質だと認められすらしないんだよね。それはもうそれをやっているとは言えないとか終えたとは言えないとかさ、んじゃあそれでテストすればいいじゃんね?そんなんじゃやってると言えないと世の中的には言われても結果出るじゃん?本人はそれでやれてるからそれでやってるわけで正規のやり方とされるやり方でやってる人と同じかそれ以上の結果出せば文句ないよね。

 

多分、思うにロボアニメにせよ映画にせよ倍速で見てる人のほうがよくストーリー理解できてると思うんだよね。まずそんぐらいのスピードで見てるわけだからそこそこ地頭はいいでしょ。字幕で見るにしても字幕を追うのが早いってことだから普段から本読んでたり活字に慣れてる人だよね。で、そういう人が倍速で見てるわけでそれはコンディションが良いということじゃん?頭がキレキレだからそういう速度に適応できるってことでもあるよね。まぁそれも慣れちゃえばデフォルトになるんだけど。んでまぁあれじゃん?倍速だとフラグみたいなのがあってそれの回収とかのプロセスがスムーズだよね。

 

なるほど!そうだったのか!という理解が深まるよね。というかそんなの速度関係ないわけよ(笑)鈍感な奴は分からないし見たっつって全然内容覚えてないとか重要な映画のメッセージ性とかさっぱり受け取ってないとかでもまぁそれはそれでいいんだよね。時間つぶしで映画見る人もいればただぼけーっと映画見るのが好きな人もいるわけだし鑑賞の仕方なんて色々あるわけで。

 

ただまぁ今思い出したんだけど弟切草ってサウンドノベルあったじゃん?ちょうど小学校ぐらいの時に出てたんだけど当時ってまぁリビングの家族用のテレビとかでやってたって人多いと思うんだけどまぁうちもそうだったんだけどそれやってて親とかも見るじゃん?そうすると俺があまりに早く進めるもんだから「本当にそれ読んでるの?」とかって言われたりしてたんだよね。国語の教科書とかに載ってるようなつまんないようなのは全く読む気がしなかったけど面白いもんはやっぱフォーカスするじゃん?

 

で、まぁ結果的にすんげー読むのが早くなるんだよね。面白いからどんどんページめくっちゃう!ってのは読書好きあるあるだと思うけど単純にそれですよね。かといっても読書で一定のペースを崩さずに一ページは何秒で読むみたいに決めてる人なんていないわけでしょっつーかまぁ訓練でやってる人はともかくとしてそんなの体調によるしさ、本の分野にもよるし速読っつったってできるもんとできないもんがあるわけだし。

 

あ、まぁそんな感じでいきなり終わるけど今のマイブームは本当に現代のインフラならではのものでなおかつインフラが整ったということでスパロボというゲームのゲーム観が変わるというさ、例えるならヒップホップマニアにとって近所に元ネタが山ほどある中古レコード屋ができたようなもんだよね。ネットのアーカイヴってのはね。

 

ってことでそんな感じでんじゃまた。