仮象としてのロック。その5。

新作ね。爆音注意。

 

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能年さんロックミュージシャンになってたのか。もう完全に俺とヴァイヴスが同じだな。同じベクトルというか(笑)ライブ映像見たけどメインギタリストがやってる演奏そのまま能年さんがやったらマジでロックだと思うよね。足りないところと言えばまさにそこだわ。それがあれば完璧だよね。

 

まぁんで俺のギターなんだけどmidlife crisisをギターやロックで乗り越えられるのか?っていうよりギターやロックが自分にとっての人生のカンフル剤になるのか?ってところですよね。前にも書いたけどやっぱり最初は音楽でそっから哲学でんでまぁ数学でっつーのが今まであってまぁそんぐらいデカいものになりつつあるんだけどね、いや、そんぐらいのものであってほしいって思うわけなんですよね。

 

逆にそうなんだとすれば前に書いたように青年期にギターに感化されなかっただけで遅れて今さら感化されたと思えばある意味ラッキーでギター少年ってまぁギターを中心に生活できるわけじゃん?んでまぁ大人になって冷めたりするんだろうけどでもそれまで数十年は持つわけよね。そういう青年期とかに普通ハマるものを今さら発見してハマるってのは精神的な若さもさることながらまだあったのか!っつー感動があるわけじゃん?もう本当にヤバかったからねって何回も書くけど3DSでモンハンやってたのは短期間であれ俺の暗黒期だったと思うんだよね(笑)

 

別にゲームが悪いわけじゃないんだけどやりたいことが特になくてああいう感じに流れるともう人間終わるよね。脳も終わってたと思うわ。ギターによってだいぶ復活した感があるよね。何より元気になったわ。明るくなった気がするんだよね。でも趣味じゃなくてこれはcallingだ!って思ってるから結局また辛くなるぐらいのガチさは出てくると思うけどそういうのが無いと強度が無いしね。適当に歪ませてジャカジャカやってんので満足してたらすぐ飽きるし極めようとすれば持つじゃん?サバイヴだよね。食料がこの先何年分ありますっていうようなサヴァイヴ感ですよ。

 

そこでまぁ練習ってなるとまたこれが凝れるネタの一つでちょっと前にベストセラーになったGritっつーのを読んでてっつーか読み終わってまぁあとPeakっつー本で邦題は「超一流になるのは才能か努力か?」っつー本なんだけど限界的練習っつーのがまさにこれだな!っていう感じでまぁなんか方法論って面白いじゃん?まぁなんかこの辺の習得する面白さってのは弓とかアーチェリーとか武道で味をしめた感じだけど楽器なんて本当に最たるものですよね。

 

逆になんでやらなかったのか?ってのが疑問なぐらいこれだ!っていう感じがしててんでまぁ限界的練習ってコンフォートゾーンから常に出るっていうことなんだよね。凡庸なロッカーが多いのも分かったのが多分つまらないロックをやってたり長年やり続けてる人ってのはロックレベルで色々弾けるようになるとそこから出なくなるっていうかコンフォートゾーンがロックな俺みたいな自己像で留まっちゃうんだよね。恐らく。そこでさらにアンプの歪なりエフェクターに頼れば一瞬で素人を騙せる音は出せるからそれで弾けたように錯覚してるんだけど実際はコードジャカジャカやってる域から出ないっていうね、ギターはテクニックではないんだけどそういうところから出ないっつーのが最高にダサいよね。

 

そこでまぁ俺がサーストンムーアがやってる音楽はそうでもないんだけど姿勢が好きだなっつーのが彼自身はギターは別にそんな弾けないっていうスタンスで通してるんだけどギターを通じて自分の表現をやるっていうところに凄くストイックで色んな音楽聴いたり常に可能性を模索してるんだよね。それをあんな歳まで続けてるってのがすげーと思うんだわ。基本音楽マニアのインテリのあんちゃんなんだけどそれでまぁパンク始めましたっつーところからもう永遠とそのスタンスでやってるんだけどロックな俺みたいなバカバカしい自己像から出ないみたいな凡庸さとは程遠くて常に色々ディグってるんだよね。それが表現として反映されてるかはともかくそのスタンスがいいよね。

 

エフェクターだいぶ買ったけど内容はこれでやっていくことに決めたから全部秘密ですけど(笑)ギターって本当にエフェクターでいくらでも誤魔化せるもんね。これが良さでもあり悪さでもあるっていうかまぁアンプを通してやったほうがいいんだけどたまにそれはやりつつも俺的に一番いいのはやっぱアンプ繋がないペナペナの電気無い状態のエレキなんだよね。それで響かせるって一番難しくて逆にアンプ通すとちゃんと弾けてなくても音がかっこいいから錯覚しちゃうんだよね。

 

それはクリーントーンですらもそう。エレキの音自体がかっこいいからなんかそこに引っ張られるんだよね。そうじゃなくてアンプに繋がないシャカシャカギターだとエレキのカッコよさがゼロのペナペナの音だからある意味そこでそこそこの音を響かせようと思うとちゃんとしたハーモニーで出ないと全然ダメなんだよね。ちゃんと押さえられてないってのも如実に出るし。エフェクター通すとかっこいいからまっいっかになるのとジャカジャカやってるだけで楽しくてそれに時間食われるんだよね。オナニーの時間が増えるっていうか。あれはヤバい世界だよね。全然できてないのにそれっぽくフェイクするっつー安易なところに行くじゃん?ああいうのでダメになるんだなって思ったりね。

 

ペナペナでちゃんと音を出してんでそこそこ出来たらエフェクターとかアンプに繋いでいいよ!っつー報酬系にすると練習に対してのモチベーションも上がるからね。それ自体が報酬系になるから上手くなった!って実感しなくてもそこそこ限界的練習したから報酬でエレキの音で弾いてもいいでしょっつー馬の鼻先にニンジンぶら下げるようなもののエレキバージョンというかさ、まぁあとエフェクターヤバいからね。

 

こないだも8時間ぐらいぶっ続けでいじってたけどまぁそれはそれでエフェクターを知るとか使いこなすそれも技術の一つではあるんだけどシンセをいじってるっていうか鍵盤のスキルとか関係なくシンセずーっといじり倒すみたいなのと似ててまぁ本当に初めてシンセ買った時がフラッシュバックしててそれが原因なのか当時それしかなかったから繰り返し聴いてたケンイシイのExtra毎日聴いてるんだよね最近(笑)

 

あとまぁ渋谷に行きたくなりますな。これもまぁ当時の思い出補正だけど前も書いたっけ?御茶ノ水行ったら絶対ヤバいから今はエフェクター買い過ぎてるから渋谷と原宿でいつもの洋服店を回りつつ渋谷界隈にも楽器屋あるからまぁそこで見てこようかなと思ってね、御茶ノ水は支払い関係がだいぶ落ち着いてから行こうと思ってるのね。自制しないとマジでヤバいんだよね。そんぐらい爆発してるのは良いことなんだけどね。まぁでもギターも高かったからな。でもおかげで他のギターも弾いてみたいってのがあんまりないんだよね。ギブソンは弾いてみたいと思ったけど分厚い音とかに興味ないからやっぱギュインギュイン言う感じの高音が煩いギターに限るなって思っててジャガー一筋になりそうでちょっと安心ですね。

 

あとなんかこれはオカルト的な錯覚かもしれないんだけどマイジャガーは買ってそろそろ一か月ちょい経つけどなんか鳴りがよくなったような気がするんだよね。アンプに通さないときのジャラーン!って音がすげー鳴るようになってるっつーかさ、だからまぁ恐らくアンプ通したときの鳴りも当然良くなってるんだろうなっていうね、迷信なのかもしれないけどギターは弾けば弾くほど音が良くなるっつーのはこういうことなのかな?って思ったりね、迷信でもそう思い込んでた方が結果的にそのギターをより好きになるし一個のギターを弾き倒そうって思うようになるから実利的だなって思うんですよね。オカルトの合理性ですね(笑)

 

なんかでもやっぱあるよね。BC Richのは買った当初も買った後も全然愛着湧かなかったし(笑)それでまぁ二年以上放置になったわけなんだけどまぁんでギター弾き始めようと思って弾いてる時もそのギター自体に愛着湧かなかったからね。でも今のジャガーはまぁやっぱ初めてアンプに繋いだ時の感動があったのがこのギターっつーのもあったにせよなんかこれだ!っていう感じがあったんだよね。

 

でもまぁ所謂所有欲的なもんで一時的なものでまた他のギターほしくなるだろうと思ったらそうでもないっつーかまぁまた一か月ぐらいしか経ってないからなんとも言えないんだけどただまぁ楽器にしてもあれなんだよね、最初に買ったシンセで感動はしたんだけどそれ自体に愛着湧かなかったし結局最後まで好きになれなかったし楽器自体に愛着湧くってことが無かった自分としてはこれはなかなかのエピックなんですよね。

 

もう完全に自分の精神とかソウルを音として出すための霊器なんだ!っていうね、媒介ですよね。魔術師で言うところの杖ですよ。昔の武士が日本刀に込めてた思いとかとまさに同じだよね。それが書いてあったのは中村 泰三郎「日本刀精神と抜刀道―「斬る!」戦慄の真剣刀法」っつー本なんだけどまさに剣術やら居合ってのが日本刀というのを霊器に見立ててそれを体と技と気で操るっていうそれはもうギターも同じですよね。

 

言わばテクニックっつーのがその技ってことなんだけどテクニックだけで気が無いっていうのがまぁソウルレスな演奏とか音楽ってことになるんだけど逆にまぁ技が無くてもそのソウルのところが凄まじいと出るものは出るってところでかといっても別にテクニックがいらないっていうことじゃないんだけどただまぁ初期のパンクなんかはまさにその気迫だけで押すみたいな、そこに気功っつー概念はないけどでもまぁ気そのものですよね。


んでまぁやっぱいやだなーって思うのがただの道具としてギターを使ってるような感じのやつでまぁそれこそMIDIデータっつー音楽情報っていう入力情報があってアウトプットがギターっつー音色みたいなね、まぁギターというのはただの道具っつーような感じのって大体クソだよね。まぁロック以外のジャンルなら分かるけどギターメインだろうっつーロックでそういう感じのが多いっつーのがなかなか唖然とするところだよね。そういう身体が音楽情報っつーMIDIデータを送信してギターがそれの出力になるみたいなつまらないものじゃなくて魂そのものがギターを通じて音に出てるっていうようなものこそロックなわけだよね。

 

そこはまぁ過剰なまでのアツさとか現代で見ればダサい感じのアツさだよね。俺がロボアニメで発見したアツさと同じだわ。ゲキガンガー的なナデシコっつー近代のアニメの中でカッコつきのロボアニメのアツさとしての要素みたいなものだよね。ロボアニメでもロボットがただの道具なんじゃなくてソウルを表現するようなものだっていうようなただの機械とか道具と人間っつーところを超えたようなところで人知を超えたパワーが出る的なモチーフ多いじゃん?

 

まぁあとファンタジーとかで出てくる生きた剣とかね、剣が持ち主を気に入るとかそういうような感じだよね。そういうシンクロというかね、でもそれはやっぱりスピリットだと思うんだよね。そういう魂があると感応するっていうかさ、それがまぁギターが身体化するとかまぁそれこそ身体の一部として刀を扱うみたいな武術とかと同じなんだよね。あとやっぱ気という概念はめちゃめちゃ重要だよね。なんかギターって俺が色々とディグってきたものの集大成って感じがしてるんだよね。だから逆にその積み重ねが無いとそういう認識には至れなかったわけでだからまぁ若い時に手にしたところで今みたいな認識にはならなかっただろうしまぁそれは今だから成立している認識だよね。


まぁそんな感じでまた続くと思うんでんじゃまた今度。