躁鬱奇想天外さんへの返信。

躁鬱!奇想天外

 

その練習なんですが、練習ってまあスティーブヴァイみたいなプロの凄テクで売ってる人たちはそりゃ毎日練習してるんでしょうがロック系の人たちは毎日やってるかっていうと、どうかな?って思うんですよね。なんか好きなバンドのインタビューとか読むと「あれをみんなで真似よう!ってことでやったらああなりました」とか「きわどいコードワークにベースがシンプルにルート音を弾かないと、アンサンブルが危うくなる」とか書いてるんですよね。

 

だからこういうの読んでて「だからどうやって真似るんだよ!笑」とか「きわどいコードワークってなんだよ!」って思うんですよね笑。インディーロック系のインタビュー読んでて思うのが練習のことについてほとんど語ってないんですよね。こういうのがわかんないのがすげー残尿感あるんですよね。なんかこういうのって教則本とかに書いてないじゃないですか?「こういうのが知りたいんですよねー」ってことが書いてないっつーの?つか私は練習っていうよりも頭に浮かんだものを形にできる能力がすげー欲しいって感じなんですよね。

 

ほんとなにを読んだらいいんだろうか?って感じですね。なんかこうモヤっとするのが初心者からこう、なにか曲を作る過程ってミュージシャンはほんと語らないですよね。すごい不思議なくらいに。「こうこうやって作りました」とかまず書いてないです。要は耳コピできるようになってかっこいいフレーズをコピーしてなんか形にできるようになるのが理想なのかな?って感じですね。

 

ロック系の人がロックやってる割にあんまりうまくないのとかってまさにそれなんじゃないですかね(笑)別にまぁギターってテクじゃないし音楽性だと思うんで練習してるかどうか?ってどうでもいいことだとは思うんですけど練習とか曲を作るプロセスとかって凄く個人的なストーリーだったり「こんな感じでやりました」って簡潔に言いたいってのはあるんじゃないですかね。超絶的に努力したんです!とかってアピールするのがダサいっていうかだからまぁヴァイのギターマガジンに載った教本とかがバイブルになってるのもまさに躁鬱さんがおっしゃるような普通はアーティストはそういうことを語ったり体系的に教えたりしないっていうところを教えてるからってことなんじゃないですかね。

 

まぁヴァイってウィキで読んだ限りだとザッパの使ってない楽器を勝手にリースでレンタルして小金を稼いでたりとかなんかまぁビジネスマンチックなところがあってまぁ実際にレッスンとかもネットでやってるそうなんで商売の一環と言えばまぁそれまでなんですけどね。

 

曲を作る過程とかは音楽雑誌のインタビューとかでは語られてなくてもサンレコみたいな作り手側の雑誌とかでは結構語られたりしてますよ。それこそやり方から使ったソフトまで公開してる場合もあるし機材とかつなぎ方までインタビューで答えてたりする場合があるんで参考になったりすると思います。ただやっぱり頭に浮かんだものを形にするプロセスってのは千差万別だしそこが一番難しいところなんだと思いますよ。そういう手段に出会うっていうこととあとまぁ手段とか道具が見つかってもそれを使いこなすっていうまた別のプロセスがあるからなかなかすぐにはできないですよね。

 

でもまぁやっぱおっしゃるように耳コピとかあと全部タブ譜に起こせるとかそのぐらいのスキルはあると全然違うと思いますね。今はそういうのを補助してくれるツールとかがあるしタブ譜とかにしても買わなくてもネットで見れたりできるしっつってもまぁ精度の問題はあるんですけど昔と比べたらありえないぐらい便利になってるんだけど別にそれでギター上手い人だらけになるのか?っていうとならないのはやっぱりそこまでやる人ってのが元々あんまりいないってところなんだと思いますよね。

 

DAWとかも便利になったとは言えやっぱり初心者からしたら曲を作るなんてすげー大変なことだしそこがやっぱりまぁ浮かんだものを形にすることの大変さなんだと思いますよね。ただまぁなんかこう作りましたとかって元ネタとかだったりするんで例えば上野耕路ってゲルニカの人ですけどゲルニカってほとんどオネゲルとかの作曲家のパクりっていうか引用で出来てるんですよね。それで言うとまぁ有名なのがすぎやまこういちですよね。先生とか言われてるけどクラシックのコピペですよ(笑)

 

まぁなんか自分で作ってる風にしている人も大体コピーしてるかあとはまぁそもそも何かを聴かないと浮かんだりしないわけなので何らかのコピーであることは確かですよね。それは思想とかも同じですよね。だからまぁコピーして形するのが理想っていうのはある程度正しいと思うんですよ。まぁぶっちゃけそれしかできないですよね。

 

僕もギターやってて何も浮かばないっつってまぁそりゃボキャブラリーが無いからだってことになったんだけどんで今やってるのがリフとかLickとか言われる細かいメロディとかフレーズだったりするんですけどアーティスト特有のシグネチャーっぽい音とかってのをようはコピーしてるわけでまぁそういうのを解説している本があるんですけど結局まぁこういうのを繰り返して頭の中にリフとかLickのライブラリーを作って弾くときにその都度出してきてはちょっと変えたり色々繋げたりしてっていう所詮はまぁそういうコピペなんだろうなって思うんですよね。

 

ピカソも芸術は模倣から始まるとかって言ってますしまずはコピーからでいいんじゃないですかね。問題はコピーで終わってる人なので(笑)コピーをアウトプット芸術の一環として考えられればそれでいい気がしますね。