新式剽窃茸。その9。

引用のさらにまた引用になるけど、バナッハ=タルスキの逆説という本からの引用なんだけどね、いや、ゲーデルの言葉なんだけど

感覚からかけはなれているのに、公理はそれ自身が真であると強制している。この事実からもわかるように、私たちは集合論の対象物に対する認識のような何かをもっている。なぜ私たちは、感覚認識よりも、この種の認識、つまり数学的直感に対する自信を失わなければいけないのか私にはわからない。この数学的直感は、物理理論を築き上げ、未来の感覚認識はこの数学的直感と一致するだろうということを期待させる。さらに、この数学的直感は、現在では決定可能ではない問題が将来意味をもつようになり、決定されるかもしれないということを信じさせる。数学における集合論パラドックスは、物理におけるだまされるという感覚に比べ、そう難しいものではない。


俺がこないだハイパーリアルなる言葉を使って説明した認識論みたいなものなんだけどね、


http://d.hatena.ne.jp/mimisemi/20100904


http://d.hatena.ne.jp/mimisemi/20100907


俺が書いたハイパーリアルっつーのはこのゲーデルの引用の中の「未来の感覚認識」というのに似ていると思うのね。ゲーデルの真意が分からんから同じとは言えないけど、まぁ俺が言いたいのはこれに凄く似ているということね。まぁ数学的直感っつーよりかはその前に書いたことで言えば最近気がついたんだけど、ようはカント式の神の認識なんだよね。


まぁ根本的に人間には無理なんだが、その神の認識を目指すってことだよね。結局まぁこれも現象学的に言えば認識の高次化だよね。もちろんゲーデルの言う数学的直感と神の認識って違うんだけどさ、まぁそういう意味で両方ともまぁ厳密に言えば違うんだけど、でも俺が言いたかったことは両方のエッセンスがあるってことね。なんか上手く説明できないんだけど、既存の概念で言えば、とりあえずカントが言う「神の認識」とゲーデルの「未来の感覚認識」ってのが凄く近いなって思ったんでまぁ書いてみましたよ。


んでもまぁ最近はインプットだらけで何もやってないですね。本当に本しか読んでない。いや、それしかできないっつーモードに脳が入ってる感じ。ある種のゾーンだね。他にもやることは無くも無いんだけど、なんか手つかずでダメだね。まぁ学問的には最高なんだけども。あとなんとなくまぁ受験は本決まりっぽい感じでさ、まぁ受ける感じになると思うんだよね。そんなんでまぁある程度はっつーか結構意識的に数学はやってるね。もちろんなんたらチャートみたいなああいうのは絶対無理だから、自分なりの面白いアプローチでやってるんだけど、まぁこれで受かるかは分からんけど、んでもすげーやってみたいよね。


まず今の俺ってそもそもさ、高校数学の基礎とかすらできてないような状態なわけでさ、まずはそれからだよね。そういうのが済んでからまぁ一ヶ月ぐらい受験対策みたいなのをするしかないよねって感じですね。でもまぁ数学だけやればいいからいいんだよね。東大とかはマジでありえないな。学科が多過ぎて。東大もいいんだけどさ、俺が数学でやってけんの?っていうのはマジであるよね。やってみないと分からないけどさ、まぁどの道、あっちでは一応数学専攻に変えたわけだしさ、数学やろうとしてたわけだから、まぁ4大ではまず数学を終わらせたいのよね。中途半端に終わってるから。そもそももうやってるコミットメントなのよ。


まぁアメリカの学部でやる数学ってレベル低いからさ、あっちでやったほうが良かったんだけど、なんか日本の大学の数学って強烈だよね。よくあんなの学部でやるよなぁーっていう。そもそも受験からして難し過ぎって気がするんだけど。あんなの高校生とかがやるんだもんなぁー。そりゃー暗記に頼りたくなるよね。一個一個考えてたら頭がパンクするよね。


あ、んで新式なんだけどさ、一応今日が最後ね。あと一曲作りかけのがあるんだけどいつ完成するか分からないからさ、まぁそれが出来上がったらフィニッシュってことで。


Mr Lawrence's Violin


坂本龍一Merry Christmas Mr. Lawrence」+ Caspa「Cockney Violin」


http://mushroom.cage.to/mix/mr_lawrence's_violin.mp3


いや、これもミックスのバランスが気に食わなくてさ、Aprilのやつと同じくシーケンサー立ち上げて修正しようと思ったんだけど、これまたAprilと同じく音源ファイルがどっか行っちゃってんで行方不明なんでだからまぁこのミックスのままって感じで。戦メリってよく聞いてみるとあれなんだよね、完全にリズムはダブステップなんだよね。だからまぁピッタリなわけですよ。実はこれね、ラストエンペラーのテーマとさ、Caspaの中華屋ダブステップを合わせようと思ったんだけどムズ過ぎて諦めたのね。で、「戦メリだぁー!」って思ってやってみたらオレ的に大成功みたいな。まぁそんな感じのものですよ。これは。



アメリカでも見かけてた本なんだけど、当時はさっぱりっつーか数学の知識が今より無かったから無理だなぁーとかってパスしてたんだけどさ、いや、面白い本だね。本当に。無限好きにはたまらん内容だよね。無限系っていいよね。すげーシンプルでスッキリしてるっつーかなんつーか。集合論とかもそうだけどすげースッキリしてるよね。分かりやすいしクリアっていう。




前にべた褒めした木村俊一なんだけど、これもいいね。凄く。無限系良書ってことで貼ってみた。ダイアログ形式なんだけどさ、ダイアログ形式ってやっぱいいよね。木村俊一コンプリートまであとちょっとだな。