重さの違い。

いや、スケールの小ささなんだけどさ、あれなんだよね、気がついたのはさ、俺ってスケールがでかい話が好きじゃないですか?んだからハマる分野が哲学とか数学とかスケールがでかいものなんだよね。人生とは?とか国家とは?とかさ、で、今ってまぁ経済とか金融に興味が行ってるけどそれもまぁようはでかい話の続きなんだよね。金とか市場とか経済ってでかい話じゃん?で、俺自体がでかいことを成し遂げるとか成し遂げたいって思ってるかとうかとか実際のスケールは別にしてっつーか実際のスケールとは関係なくただスケールがでかい話が好きなだけなんだよね。んだから数学にしても大枠の話が好きでアドホックすぎる専門的なものになるとあんま興味がなくなるんだよね。これってただの好みだよね。そいつ自体の能力やスケールは全然関係ない。


で、まぁ経済と金融なんだけど予想以上に面白くて鉱山発見!という感じなんだよね。多分また5年ぐらいかかりそうで遣り甲斐があるね。っつってもやる範囲をほぼ全てにした場合ね。んだから経済っつってもミクロをやるのかマクロをやるのかとかじゃなくて全部やるのね。で、当然金融とかも繋がってくるし国際関係的なさ、まぁようはポリティクスだよね。今までやってきた政治哲学的な感じじゃなくて経済的な意味での政治学か。まぁ例によって知りたいことがすげー増えててさ、あとまぁどんな感じで進めて行けばいいかっつーのがなんとなく分かって、んでまたまぁ膨大な時間がかかりそうだ!ってことでなんか実存的に救われてる感じだよね。んでまぁさ、まずは一般書の濫読なんだけど金融とか経済の歴史ってヤヴァいぐらい面白いねっつーかバブルって実際は昔からあって金融破たんみたいなことは19世紀とかに色んな国で起こってたとかさ、いや、そう思うと金融危機とかって全然ブラックスワンじゃないんだよねっつーかリーマンショックなんかについても予想できなかったかもしれないけど後知恵で色々なことをつなげていくと典型的なバブルと衆愚的な熱狂だったんだってことが分かるよね。基本バブルって愚かな大衆と投資家と銀行家っつー構図だね。だからなんかこれって一概に投資ファンドが悪いとかクオンツが悪いとかって言えないんだよね。複合的なものが絡まってバブルは起こってるんだけど、基本的にカモになってる連中ってのが投資家にも大衆にもいるんだよね。で、騙して金を取り上げるのかと思いきやバブルになって共倒れっつーことをやってるっつーんでみんな馬鹿ってことになるんだよね。


いや、投資の本とか読んでるとギュスターヴ・ルボンからの引用とかね、大衆心理とかだったりするんだよね。いや、またそこが面白いところでさ、ある意味でこういうのってまぁ哲学とか社会学系の分野で色々と読んできたことじゃん?で、似たような話が投資の話から出てくるっつーのが面白くて。あとまぁ人間の心理だよね。あとまぁ色んな本にも書いてあるけど偶然を実力だと勘違いするとかね、いや、金融とか投資の本を読んでるのか?と思いきや結局なんか人間に関する理解がより深まるっつーのかな?金っつーフィルターを通して見る人間学とも言えなくもないよね。で、まぁそれが当然市場の価値とかにも影響してるわけでんだからまぁ重要なんだよね。いや、合理性なんて全然無いんだよね。マジで。っつーか笑えるぐらいアナーキーでカオスですよ。自分を馬鹿だと分かってない勘違い野郎とか自分だけよければあとは他はどうなろうがかまわないみたいなどうしようもないやつとかそういうやつらが色々となんかやってるって感じなんだよね。予想通りまともな人は少ない感じ。で、どういうことが危険なのか?っていうトータルな枠組みが分かってないから何を規制するべきか?とか逆に規制をしないほうがいい部分とかね、そういうのの見極めがすげー困難って感じなんだよね。いや、それが見極められてたらもっと経済マシになるよね。いや、まぁようはみんな分かってないってことだね。スペシャリストですらも分かってないしあとは知識だけがあっても起こっていること自体はその知識だけではカバーできないような範囲による要因によるものとかもあったりするんで基本的に大局的な理解をするってのが難しいんだよね。逆にそれが出来たら凄いね。


いや、それこそ影響しうるもの全ての影響を考えるぐらいの凄まじい複雑な思考力を必要とするよね。で、モデル化したい人たちはそういうのやり始めたらモデル化とか定式化できないからやりたがらないんだよね。で、まぁ何かを説明しきったように見えるモデルとか数式を作り上げて説明した気になってるっていうなんか本当に科学とは言えないようなものだよね。いや、凄く面白いんだけど学問的に見るととんでもないほどクソなんだよね。最低!とかって思うぐらい最悪だったりするわけ。まぁだからこそなんだけどこういう感じで批判的に読んでいくとまぁ色々と身につくっつーか「あーこういうところを単純化してごちゃごちゃする話を避けてるんだなー」とかっていうさ、ようはちゃんと定式化できてる部分とごまかされてる部分ってのが分かるんだよね。で、全部が適当か?っていうとそうじゃないんだよね。まぁこういうのは1か0じゃないじゃん?説明できることもあるけど説明できたように勘違いしてる部分もあるし完全に誤ってる部分もあるってことだよね。だからまぁタレブとかの経済学とかファイナンス学批判は極端だよね。1か0の判断で適当だから科学じゃないってことで全否定しちゃってるけどそれは違うだろって思うよね。だって実際にそれで説明できる部分もあるわけじゃない?それこそすげー基礎的な部分で言えば揺るがないところってあるわけじゃん?ただ他の科学みたいに全部が完璧ではないってことだよねってまぁ他の科学でもそれは怪しいんだけどさ(笑)


いや、んでまぁそういう意味での歴史分析とかもさ、あーこういうところを勘違いしてミスってたんだなーってのが細かく分かるようになるから歴史的な事柄に対する理解が深まるよね。まぁんでなんか基本的に印象としてはなんかもっとちゃんとしてるかと思ったら結構みんな適当にやってるから色々と流されちゃったり急にミスったり大変なことになったりしてるんだなっていうそれが永遠に変わってないってことなんだよね。逆を言えば経済学が想定するようなみんなが「合理的なエージェント」だったらだいぶ世の中マシなんだと思うよね。んでもまぁそうじゃないんだよね。そこが面白いところなんだけどね。んでも面白い!って第三者的に見たり観察するっつーよりかはまぁ今ってモロに当事者じゃないですか?日本もまぁ1989年以降のバブルからの流れで永遠にダメなわけだし世界的にもリーマンショックの影響とかがでかいわけじゃん?だからまぁもろに「世の中のこと」なんだよね。で、モロにみんながそのあおりを受けちゃってるっつーやっかいなものっていう感じだよね。


んでもさ、あれなんだよね、ウォール街の物理学者っつー本の著者のジェイムズ・オーウェン・ウェザーオールって人が言ってることなんだけどクオンツが世界をめちゃめちゃにした!とか数学で世の中を理解できるって勘違いしたやつらが大暴走した!とかってことじゃなくてむしろそんな観点からは何も生まれなくてそれらについて知ることが結局は世の中を救うことになるっつーことを言ってるんだよね。ようは使い方次第ってことなんだよね。いや、金融工学は悪用されたり乱用されたりしてるんだけど別に金融工学自体に罪はないじゃないですか?逆に乱用されたり説明できるって思われてたことが全然的外れだったりするってことで金融工学としては進化できるきっかけになってると思うんだよね。むしろこういう教訓を生かしてベタな言い方をすれば善のために使うっつーのかな?悪用するやつらもいるけどそういうやつらがいたら「こういう感じで悪用してる輩がいる」って分析できるってのが武器になるんだよね。つまりは知識が武器になりうるってことなんだよな。金融工学ってイメージ悪いけど本当にあれだよね、ウェザーオールの考えには本当に同意だよね。別に救世主にならなくても知ることで防げたり警告できたりするわけじゃん?


またこないだみたいなパターンになってるからヤヴァそうだなとかさ、それは知識によってリスクが可視化されるみたいな楽観的な話じゃなくて知識があれば無いよりかは分かることが多くなるっつーそういう単純な話だよね。なんかまぁリーマンショックっつーかあのサブプライム問題ってようは物理学を使って原爆作ったみたいな原理的なものの悪用の所産なんだよね。金融工学で爆弾作ったみたいなもんですわ。んでも金融工学的なものが関与してるのは部分的なんであってこれ自体が全ての原因ってわけではないんだよね。なんかもっと根本的な資本主義の問題だよね。結局こういうシステムがあるとどうしてもこういう風になってしまいがちっていうことだよね。絶対悪用するやつがいたり無茶して金儲けしようとするやつがいて、んで失敗したら自分だけで済む話じゃなくて他も巻き添えにしてしまうってことを無知なのかなんなのかやっちゃうやつが必ずいるってことなんだよね。まぁそれにしてもリーマンショックのあの無茶っぷりは凄いけどね。よくあんな名だたる投資会社があんな適当なことしてたな!って唖然とするぐらい。今までのやり方じゃ儲からないからねずみ講でやってくしかないっつっていつかは破綻する運命にあるものをずーっとやってたみたいな感じだよね。まぁある意味で与沢翼みたいな感じかな?あのぐらい適当でグレーなレベルのことを名だたる投資会社が平気でやってたってことだよね。で、建て直しに膨大な税金が使われたっていう。


いや、なんか大体あれだよね、異様に儲かってるのって大体まぁ胡散臭いっつーか凄まじいギャンブル性があるものだったりさ、凄まじい借金をしながらその借金で金を作り出してるみたいなさ、いや、逆にだってまぁ実体的なそれこそ今の俺が従事してるようなサービス業とかなんてまず異様に儲からないからね(笑)んでもまぁ大抵の実体経済なんてそんなもんでしょ。いや、弁当作って売ってたって異様には儲からないでしょ。まぁ儲けるには事業をでかくするしかないよね。んでもまぁよく言われるようにマネーゲームみたいな実体の無い経済とか金儲けの失敗の影響が実体経済に来るっつーのが最悪だよねっていうかこれがまぁサブプライムローンとかバブル全般が爆弾たる所以だよね。勝手に爆弾製造してたやつらがミスって爆死したとかじゃなくて爆弾作って金儲けは勝手にやってるんだけど爆発した場合、全く関係ない普通の人もその巻き添えを食らうっていう感じだよね。だからまぁ最悪に迷惑なんだよなっていうかなんか本当に基本的に資本主義は間違ってるなって核心しましたよね。どうしていけばいいのか?ってまぁ問題になってるけど金融工学の乱用というよりかは結局は金が金を生み出すっつーシステム自体に問題があるんだよね。まぁそれで回ってる部分もあるんだけど根本的にそういう部分が原因のものも多いからなんとも言えないよね。だからなんかあれなんだよな、やっぱり最適化しないとダメなんだよね。暴走しない程度に飼いならさないとダメなんだよね。あと資本主義って悪い部分だけじゃないからね。あとまぁんじゃあ資本主義やめましょうっつって他のシステムがあるわけじゃないんだからこれでやっていくしかないって意味でそういう観点から結局、個々が誰よりも資本主義に詳しいぐらいじゃないとみんな丸腰でやられたい放題になっちまいますぜ。旦那。って話なんだよね。


で、ふと思い出したのが青木雄二だよね。まぁ資本主義を知り尽くしてたかは別として、本人の経験から知ったことでそれをテーマにして漫画にしたっていうさ、んでまぁ内容が金融じゃないですか?でも基本的にこれだよね。金融自体がエグイとしか言いようが無い。いや、そもそもさ、奨学金なんつって実際は学資ローンだったりするわけじゃん?で、まぁようはローンって金融商品なんですよね。で、全くリターンが無いような、卒業してもどうにもならないようなただの営利目的の学校が乱立して、んでそういうものに対してローンを組ませるっていうシステムがあるっていうさ、基本的になんらかの商品を作って売らないといけないってことでんだからまぁ借金させるってことを商品にしてるってことだよね。んだからまぁ結局、リターンが無い学校って大枠で言えば金融商品なんじゃねーの?って思いましたよね。んでもそれってなんかすげー強欲なやつが金稼ぎのためにやってるっつーよりかは多分やってるやつらの大半は自分らと変わらない食うのに必死な連中なんだよね。まぁそれは学校も含めてなんだけど。基本的に食わなきゃいけないからどっかから金を持ってこなきゃいけない。んでもそれ自体を買ってくれる人ってのがめちゃめちゃ少なくなってるから巧妙な方法で価値があるように見せかけて買わせなきゃダメだっつーような方針になってるってことだよね。まぁそういう意味でほとんどが錯覚と言えるよね。逆にこういう部分をエポケーしちゃうと逆に金っていります?っていうさ、だったら借金しなきゃいいじゃない?とかさ、それでも借金をしなければいけないってことになったらそれってマジで必要な借金ですか?って自問自答しなきゃダメだよね。結局そういう負債を作っちゃうとそのために永遠と金をどっかから持ってくるって作業をしなきゃいけなくなるわけじゃん?だったら最初からそんなのやらなきゃいいじゃん!ってことになるよね。これって世界でニートが増えてる原因の一つだろうなってマジで思うよね。あまりに世の中が適当すぎるし金を払わなくていいようなところで無駄に払ったり必要なように見せかけて騙されたりとかさ、いや、なんかマジでそういうのいらねーしうぜーからっつって脱社会化するって逆に生物的に言えば守りに入ってるすげー合理的なことだよね。


ちゃんとしてなきゃいけない社会ってのが実際はアナーキーなやりたい放題の場所で荒らされまくってるってことになったらまーそりゃー脱社会化する人たちも増えるでしょうな。まぁでもこれもまぁそういう思想があってニートとか半分リタイアしてるような生活をしてる人とただの怠惰な人と別れるよね。一緒くたにはできないけどまぁ生活自体で見れば同じような感じだからまぁ一緒くたにされがちなんだけど。で、マジでただの怠惰などうしようもないやつが思想的なニートにただ乗りしてるっつー状況はあるよね。俺は何にも分からないけど理論派のニートがこんなこと言ってるんでまぁ別にニートって悪いことじゃないみたいだぜ?みたいなね(笑)いや、別に今の俺はニートではないんだけどやっぱり根本はエデンの板津みたいな感じで居たいよね。怠惰と勤勉の良いバランスが取れてる人っつーのかな?まぁよく言えばそうだけど悪く言えば興味があることしかできない人だよね。まぁそれはともかくだな、なんつーか大きな見方としてはさ、過熱する資本主義っつーかオーバーヒート状態にある資本主義と脱社会化する若者たちっていう現象だよね。一方のシステムっつーものがオーバーヒートしてダメになりそうになっててその一方でそこに生きるある一定の若い人たちがそういうのから離れてるっていうさ、そういうのと係わり合いをしたくないって思ってるっていう生物の意志としての脱社会化だよねっていうかようはあれなんだよな、その生物にとって害があるものであふれている場所にはその生物は集まらないかあとはまぁ離れるじゃん?生きるために。で、今の世界って面白くてその生物にとってそこでやっていかなきゃいけないっていうシステムがあるんだけどそれは明らかに本人に害があるものだって判断してるからそこから離れちゃってるんだよね。んでもそのシステムが無いと生きていけないわけだからだから結局どうしてるか?っていうと本人はそこから離れて必要なものはそこにいる人たちっつーかまぁ大抵は家族だと思うけど、そういう家族から必要なものを受け取っているって感じだよね。


なんかそういうね、有害物質で溢れているからそこを避けようとするっていう生物的な本能として当然の結果が出てるわけじゃないですか?なんかこれってやっぱりね、システムが上手く言ってないっつーか生物が離れていくってことはそれってちゃんと回ってないってことなんだよね。ようはイニシアシブが無くなっちゃってるわけだよね。回ってるシステムって何らかの形でイニシアチブがあるわけじゃん?それが無いからね。あとは信じさせなきゃいけない物語をことごとく崩壊させてきた人たちってのが大勢居て特にまぁリーマンショックなんかはその典型だったっていうさ、真面目に生きてるのが馬鹿らしくなっちゃうぐらい酷いことがあからさまに起きてるっていうさ、これってやっぱ崩壊だと思うんだよね。教祖様を信じられなくなっちゃった信者達って感じだと思うのよ。


いや、青木雄二ってそうだったじゃん?本人は色々な職を転々としてるけど結果的に色々と知るようになって「ほんま世の中エグイで」ってことになったわけじゃん?んでも別に本人はニートじゃないからね。すげー労働をしてきた人だし漫画も死ぬほど労力と時間を使って書いたわけでさ、んでもそれと世の中って別なんだよね。まぁそれでたまたま漫画がヒットしたからよかったけどそうじゃなかったらただのプロレタリアート神話を信じてるマルクスかぶれのおっさんだからね。んでも漫画がヒットしたってことで講演会とかで唯物論についてとか語っちゃうぐらいの社会的地位が与えられたわけじゃん?っつーかなんつーのかな?資本主義とかね、世の中とか世界のことを知るってこととその世界でやっていくってことは別だからね。別にやっていくために知識が必要なわけじゃないから。ただまぁ防衛のために知識ってのはあるんだけどさ、んでもなんつーのかな?資本主義はホンマエグイでーって言いつつもそれについて研究するってまぁ基本的にマルクスと一緒じゃん?そのエグイものを研究するのとそのエグイ世界でやっていくってのは別だからね。まぁ別に俺はエグイものを研究するつもりはなかったんだけどまぁ結果的に資本主義のえぐさがより明快に分かるようになってるって感じだよね。


まぁ逆にこれを学校で教えたらみんな真面目に働かなくなるだろうなってことが多いよね。まぁ実際に俺は中学の時に登校拒否になったときにナニワ金融道を愛読してて当事は俺のバイブルだったんだけどなんか当時のことを思い出すんだよね。うわー絶対こんな損するような人生送りたくないわーって思いつつエグイ世界についての物語を読むっていうさ、んまぁでもそれは騙されないための知識とも言えるしさ、結局まぁなんかそれって社会性だよね。そう。社会性なんだよね。俺はあんまり社会と関わりたくないと思ってるけどでも本人は社会性あるんだよね。でもそれは一般的に言われるような社会性じゃなくていや、なんでそんな仙人みたいな生活してんの?ってことになるけど仙人とは別だよね。それは生活のスタイルが仙人っぽいだけでようはなんで本人は経済とか金融に興味が行ってるのか?ってまぁようは社会的動物だからだよね。人間だから基本的に持って生まれてる社会性ってのがある。だから隔絶されたような世界に住んでてもだからといって社会性が無いか?っていうとそうじゃないんだよね。また一般的に言われるものとは違う意味での社会性がある。だからまぁそれが動機付けの一つになってるとは思うんだよね。


いや、まぁ結局は政治哲学の続きなのかもしれないね。やっぱりその昔から書いてるような「善い社会」への憧れってのがあるからさ、んでもまぁそれってようは資本主義をrefineするしかないんだよね。青木雄二みたいにプロレタリア独裁にするべきなんてことにはならないわけで。いや、色々と読んでて思うのは別に仕組み自体に善悪は無いよなってことに尽きるんだよね。ただまぁ知り尽くして利用する人が私利私欲のために行う場合が多いってだけでようは使うやつらがダメなんだよね。だからそれって果たして資本主義自体が悪なのか?って話になるわけよ。ただ単に悪が栄えやすい制度ってだけでそれ自体が悪じゃないんじゃない?って思ったんだよね。だって有用に使おうと思えばいくらでも有用に使えるんだもん。ただやる人があんまりいないってことだよね。私利私欲よりも共通善みたいなのを重視する人ってのがあんまいないって話だわ。いやー俺は年に何十億ももらってたら全部共通善のために使うけどなぁー。それが一番気持ちいい使い方だろうし。まぁ若干はそりゃ自分に残しておくけどね。んでもまぁ世の中そうじゃないってのは認めないといけないよね。んだからなんつーのかな?common goodのための経済学とか金融学っつーのかな?ある意味あんだけ適当で楽な方法で莫大な金が生み出せるんだったらそれを利用して凄まじい数の人が救えるってことにもなるよね。ただそれをやらない人がいないってだけな話じゃん?んだから莫大な富が築けるってこと自体が悪なのか?っていうとそうじゃないよねーって思ってますよね。今は。


変な話、超金持ち数人が集まればどっかの国の国家予算並のお金が集まるってことになれば勝手にそこで再分配制度をやっちゃうとかさ、non governmentで勝手にgoverment的なことをやっちゃうとかさ、いや、それやったほうが面白いと思うんだよね。結局そういうところに膨大な金を使えるようになればいいんだよね。あと逆に凄く疑問なのがなんであんなに使えないような額のお金をもらいつつ永遠と高リスクで高ストレスなことを永遠と続けるのか?っていうのもあるよね。これって昔から疑問だったんだけどね。よく映画とかでもあるようにすげーリッチな人たち特有の修羅場ってあるじゃん?すげー金を動かしているからこそ生まれるリスクとか大変なこととかさ、いや、逆にこんなことがしょっちゅうあるっていう条件付で年に何億もらってても俺は逆にこんなの嫌だなって思うもんね。リスクとかマイナスのお金って例えば+1000円と-1000円って意味合いが違うじゃん?サミュエルソンだかが同僚とコイントスして買ったら10ドルで負けたら-10ドルっつーのをやって同僚はたった10ドルのために-10ドルのリスクを犯したくないっつってやらなかったっつーエピソードがあってんでなんかそれを元になんか思いついて論文を出したんだけどこれまたそのサミュエルソンの思い付きが実際と違うとかなんとかまぁいいか。まぁとりあえずあれなんだよね、失敗したら全財産失うって中で何億も稼いでるっつってもさ、それってマイナスのリスクを考えると全然安いんだよね。それだと変な話、ノーリスクであんま苦労もいらなくて固定で200万ぐらいもらえたほうが実際の価値ってあると思うんだよね。いや、今の若い人がみんな保守化していて発想がこういう感じだっつーけどまぁ普通そうなるよね。


別に大きく稼げなくてもいいから安くてもいいから手堅い職業で給料をもらいたいっていうさ、いや、あとね、お金って億単位になるともう価値が一緒になっちゃうと思うんだよね。RPGとかでもそうじゃん?金がカンストするぐらいあるともうお金の価値ってないじゃん?っつーかまぁなんでも買える状態だから気にならなくなるじゃん?それでも金のためにミッションをこなすってもうイニシアチブ無いじゃん?しかもそのミッションは全財産失うリスクがあるってミッションだったりするわけでしょ?それをなんであえてやるのか?って話だよね。なんかホントにあの何十億稼いでるって人の感覚が分からないわ。自由を買おうと思わないのかな?っていうさ、まぁそれって本人の安さなんだと思うけどね。本人が安っぽい人間だから永遠と金ばっか求めるんだろうっていう。だって内容ある人間だったら必要な金のほかはやっぱコンテンツじゃん?何かを感じるとかさ、感動するとかスキルを身に付けるとかさ、色々と知るとか作るとかっていうそういうことにならない?でもならない人が大勢いるんだよね。だからまぁそれはしょうがないんだよな。で、こういうことについて別に資本主義は何にも言わないよね。別に制度自体はニュートラルだよね。悪に乗っ取られがちなのは別に社会主義でも同じなんだからっつーかまぁ権力全般そうだからこれはしょうがないんだよね。


あとさ、また大衆ディスみたいになっちゃうけどよく素人が株やろうとかって思うよね。あんな精鋭のプロの世界に素人が乗り込んでなんでうまくやっていけるって思うんだろうな?調べるとさ、驚いたことにバーチャル株トレードシミュレーターとかFXシミュレーターとかあるのね。噴飯ものですよね。いや、ホントに素人ってカモなんだよなー。ああいう取引自体を扱ってるところのカモって意味で消費者金融とかと変わらないじゃん?なんでやるのかね?プロですらもずーっと勝ち続けるなんてことが無い世界なのに素人がやって上手くやれるって思うこと自体がもうありえないよね。こういうのも結局、資本主義を成立させている一つの要素だし、馬鹿なやつが借金しまくるとか馬鹿なやつが株に手を出すとかさ、さっき書いたようなバブルの構図にこういうのって入ってるんだよね。だからクオンツどうの金融商品どうのって話でもないんだよなー。なんかね、リーマンショックに関してはウォールストリートが悪だ!とは言い切れないって印象になってるよね。カモにされた!っつってもそもそも住宅バブルで安月給のやつらが豪邸を買いまくるっていうこれ自体に問題があるよね。


青木雄二はよく「騙されるほうが悪いんや!」って言ってたけど正論だと思うね。だって騙されるほうがいなかったら詐欺って成立しないわけだから。だからバブルも存在しないってことになるんだよね。あ、あとさ、まぁ俺も騙された経験がある人間として言うけどさ、まぁ色々と世の中を騒がせてる事件ってあるじゃん?嘘にまつわることが。で、鉄則はうそつきのことは絶対信じるな!ってことなんですよ。嘘だと認めて謝罪した後でもそもそも涼しい顔をして嘘を突き通せるなんて普通じゃないわけですよ。だからそいつがどんだけ反省してるって言おうが泣こうがね、基本的に信じちゃダメですよね。もうそいつが言うことは全部嘘であるって思わなきゃダメですわ。いや、ホントね、嘘だらけですね。粉飾だ詐欺だなんつって事件として成立してるのなんてほんの一部でまぁ基本嘘ですね。なんつーかそのさっきの学資ローンでも言ったけどさ、罰せられる嘘だけが嘘じゃないからね。むしろ合法的な嘘のほうが多いわけで。なんか本当にそういうので成り立ってるんだよね。だからそもそもある意味でお金って存在してないわけ。存在的に言うと虚数に似てるね。imaginaryなんだけどこれがあると色々と都合がいいっつーそれだけの話だよね。で、おかしなことに普通の数字よりも数字の大半が虚数になっちゃってるって感じだよね。


前からお金って必要ないって思ってたけど必要なのは建前だけのお金ってことだよね。まぁ一応制度的なことがありますからお金の取引はやっておきましょうぐらいのウェイトでいいんだよね。まー別にやらなくてもいっかぐらいの重さでいいはず。お金が重すぎるんだよね。んだから資本主義っつーシステムが金を使えば膨大な金を生み出せるって仕組みになってるのもこう考えると合点がいくんだよね。ようは元々そんなウェイトが重いもんじゃないからなんだよね。だからまぁただの数字の操作で生み出せるっつっちゃー生み出せる。問題は実社会での金の存在の重さだよね。だから資本主義が問題なんじゃなくて実社会での貨幣が全てを握っているっていうこのお金自体の重さが問題なんだって思いましたよね。いや、なんかそのマクドナルドとかのクーポン券ぐらいの存在でいいと思うんだよね。んでもそうなってないんだよね。全てを握っているみたいな感じになっちゃってる。かといっても実際にそうなんだからそうなっちゃうのはしょうがないっていうリアルな話があるからね。俺だって生活があるから金は必要だし本を買うのにもお金がかかるしゲーム然りだよね。んでも俺の中ではクーポン券なんだよなー。好きなものを買うためのものっていうそれだけだよね。図書券とゲーム券みたいな感じね(笑)


んーなんかこのお金のクーポン化ってキーだと思うね。実社会では違うけど資本主義のシステム自体のお金の価値は?っていうとクーポン程度のものになってるよね。このギャップが問題なんだと。凄いパラダイムシフトじゃないですか?これ。こういうときにだけ自分が好きになれるなー。色々と気がつけるからね。まぁ他の人は同意しないだろうから狂人の戯言なんだけどね、でもまぁ実際にクーポン化しちゃったらそれは現実ですからね。クーポンってさ、あったらいいけどなくてもまぁ特に問題ないってもんじゃん?そんぐらいのものなはずなんだよね。そう。この重さのギャップですよ。これが問題。


いや、クーポンは無くても困らないって理由のベースはクーポンが無くても必要なものは買えるからだよね。んでもクーポンがあるとお得!とかポテトがついてきます!とかさ、いや、そういうことなんだけどね、ということはまぁどういうことか?っていうと最低限の生活の保障がされていれば資本主義って基本オッケーだし貧富の差もそこまで問題にならないんじゃないか?って思うんだよね。むしろ貧富の差なんてあって当たり前なんだから。そういうのがあって当たり前のシステムで最低限の生活の保障がされてなくてんでも金があるやつはマネーゲームやりたい放題っつー倫理に問題があるんだよね。決して資本主義が反倫理的なわけじゃないんだよな。あとさっきの話の補足なんだけど「騙されるほうも悪い」ってことで騙されたほうが悪いってことじゃないからね。んでもさ、いや、「バブルにご用心!」って学校でやってれば無茶な投資とかしないじゃないですか?なんで手取り15万のやつが豪邸何軒も買うんだ?って話ですよ。貧乏人に夢を与えて騙すとかって批判があるけど借りるほうにも責任があるでしょ。もちろん闇金融的な騙しちゃえばなんでも売ってもいいって話ではないんだけどさ、ただありえない金利だったら法律違反だから払わなくていいとかさ、やっぱリテラシーって必要だよね。んだからなんかあれなんだよな、金融って必須科目なんだよね。「貧乏人がより貧乏人にされるシステムがこれです」とかって説明しやすいじゃん?いや、あとね、あれなんだよね、サブプライムって変なのはさ、頭の悪い貧乏人っつーかB層みたいなやつらを騙したとされてるけどあれってどうしたって焦げ付くのが明らかじゃん?騙して売ったってそれでどっかが倒産しちゃったりしたら自分も影響受けるわけでさ、詐欺としても成立してないんだよね。


で、金融商品に飛びそうなのを混ぜたっつったけどそもそもそんなの混ぜたらそれ自体がダメになるわけだから価値がいつかは暴落するのは目に見えてるじゃん?なんであれが成立してたのかがいまだに理解できないんだよね。利益のためってことにならないからね。いつかは暴落する爆弾を売ってたわけだから。だからなんかさ、狡猾なトレーダー達とかさ、クオンツ達みたいな雰囲気ってあるけど狡猾じゃないんだよね。そもそも最終的に成立するわけがないものをなんで商品にしてたのか?ってことだからね。あーでもまぁあれか、格付け会社のトリプルA判定とかってのはまぁあれか、焼肉えびすみたいなもんだよな。当然生で食える素材なんだろうってメニュー見て思うけど表面をアルコール殺菌した加熱用の食材を出してましたってことだからね。食品の衛生管理をする機関みたいなのが「生食OK!」って認定してたみたいな話だからね。んーでもそれにしてもさ、いや、そんなことしたら絶対食中毒が起きるじゃない?で、絶対に会社はダメになるじゃん?しかも際どい部位とかじゃなくてリーサルな部位を表面アルコール殺菌で平気で出してたっていうさ、まぁこれは食べたほうが悪いのか?って話になるもんね。んーでもあれなんだよな、ここまでシンプルじゃなくてさ、やっぱ基本バブルなんだよね。そういうスケールじゃないやつが自分では扱えないような額を借りたりして増やそうとするって話なわけだからさ、っつーかあのレバレッジってヤヴァいよね。なんかで見たけど主婦が「レバレッジが効いてるのでー」とかって明らかに株とか扱えなさそうなやつがレバレッジが効いてるとかって言ってるのがそもそも何なの?っていうさ、いや、あれなんだよね、市場はある程度合理的なエージェントで回ってないといけないわけだから誰でも株を買えるようにしなきゃいいんだよね。やっぱまぁいろんな意味で規制がいりますよね。やっぱ。


んでも株扱えなさそうなやつが「レバレッジが効いてるのでー」とかって分かったふりをしてるっていう事実がありながら市場は合理的に動いてるっていう前提に立つ姿勢っつーのも大いに問題があるよねっていうか別な意味で経済学とか金融学って問題があるんだよな。あとあのフィッシャー・ブラックっているじゃん?伝記みたいなのを読んでるんだけど色々と思いつきでやってたってのは創作意欲が旺盛でいいんだけどこんな簡単な数式でそれが表せると思ってるのか?っていうそういう信じられない!っつーのが多いよねっていうか比較的最近まで平気であんな雑な仕事がまかり通ってたんだから学問としてのファイナンス自体に色んな意味で問題があるというのも一理あるんだよねー。分からない人はそれでモデル化されたとか教科書でこうなってますって書いてあったらそういうもんだって思っちゃうからね。普通さ、すげー複雑そうなことが高校の数学ぐらいで表せそうだって思ったらまずそれは間違いだろうって疑わない?いや、そんな簡単なわけないだろうって思うよね。んでも金融工学系のやつらって「これでいける!」ってどっかで思うのかなんなのか平気で単純なモデルでそのままそれを定式化しちゃったりするんだよね。あの感覚がさっぱり分からないよね。こういうところはタレブの批判は本当に的を得てるよね。あんな雑なモデルでよくそれを前提として物事を進めてるもんだなって学問をやってる身として信じられないっつー感覚がよく分かる。だから経済学とかファイナンスにしても学者があんま信用されて無いんだよね。まぁーそりゃー当然だわな。


いや、マジであんなの学問じゃないもんな。かといっても学問じゃないっつって全否定するのも間違いなんだよね。単純なGDP計算もジャンルとしては経済学だし単純な複利計算もまぁ金融工学だしね。で、多分、進め方が悪いんだよね。そういう自明の理から色々と導き出そうとする数学的なやり方ってのを真似てたりして、んでも数学と現実は違うわけでこうこうこれだからこうなるっつっても例えば風土が違えばここがこう変わってくるとかさ、気候の変動だとかなんだとかって要素が介在する要素なんかにしてもベーシックな公理系から進めるとそれ自体に気候の変動っつー概念が無いから実際の世の中でありえなおいようなモデルになっちゃうんだよね。だから「レバレッジが効いてるのでー」っていう主婦の存在とかが無視されてみんな合理的なエージェントであるってことになってたりするわけじゃん?いや、それは無理があるって小学校の高学年ぐらいの子なら多分分かりそうな無理そうなこと満載なんだよね。もう本当にクソだね。なんか厳密な科学としての事象の数学的記述ってのを目指してない感じがするんだよね。態度が科学的じゃなくてポストモダンの文型っぽい感じっつーの?「いや、それはアナロジー的に・・・」みたいな言い逃れが色々あったりね、なんかその厳密性を欠く感じが本当に虫唾が走りますね。いや、だからといって繰り返すように経済学とか金融工学全体がダメなのか?っていうとそうじゃないんですよ。あ、なんか繰り返しになってるし長くなってるからそろそろやめようかなっつーかもうちょっと適量をこまめに書くようにすればいいのにね。いや、基本寝起きはゲームでドーパミン出してから読書っつールーティンが出来てるから書く機会がないんだよね。


まぁとりあえず今日はこの辺でいいかな。また今度書くわ。


あ、んで補足ね。市場が予測できないとかね、全然モデル化できてないとかってどの本にも書いてあるのね。それはリーマンショック後だから言えることだとかってことじゃなくて90年代とかに書かれた本でも普通に同じようなことが書いてあって、プロでも予測できなかったっていう専門家の無知みたいなのが言われがちだけど何気にラディカルでもなんでもない本に当たり前のように「人間は間違う」とかね、なんかなんつーのかな?リーマンショック後の後知恵で言ってそうなことってのが別に全然年代関わらず大体本に書いてあってまともな本なら市場の合理性なんてまず信じてないっていう感じがあるよね。いや、なんかね、もっと投資とかの本ってダメだと思ってたんだけど全然まともなのよ。逆に書いてあること実践してたら投機バブルなんて起こらないだろうなって思うぐらいの常識なんだよね。あ、だからまぁーなんか色々とディスるようなこと書いてたけど結局はなんかね、明文化されてないにしても経済学とか金融学が万能だなんて誰も信じてなさそうな感じがするってことね。せいぜい信じてるのはエコノミストぐらいだろうってな感じで(笑)