オーディオブック三昧。

金融関係の本とかってさ、あ、専門書じゃなくて一般書なんだけどさ、すげー出てるよね。いや、今までってマニアックな分野しかやってこなくて、んで金融とか経済って普通にベストセラーとかがあるようなジャンルじゃん?で、思ったのがねっていうか例えばこういう関係の本ってキリが無いっつーかさ、まぁキリが無いのは良いとして、なんつーか別に書籍として持ってなくてもいいじゃん!って気がしてきてっつーかなんかなんつーのかな?一回見ればいいような映画のDVDを持ってる必要が無いのと一緒でさ、あとなんつーのかな?数学書とか哲学書とかの場合、数学者とか思想家の知の結晶だったりするんで本として持っておきたいじゃん?好きな音楽をレコードで持っておきたいのと同じ感じだよね。でも金融とか経済の本ってそんな感じじゃないっつーかまぁようは自己啓発本とかと同じ感じだよね。知というよりかは情報っつー側面が強いからね。


で、最近やってるのがオーディオブックね。いや、これのほうが楽だなっつーか金融とか経済ってメジャーな分野だからオーディオブック化されてるのが多いんだよね。んだったら二倍速とかで聞き流してたほうがよっぽどこなせるなと思って。あ、あれだよね、なんかの講義聴きながらゲームやってるとはかどるのと同じ感じね。そんな集中力必要としないし目は疲れないしっつってもまぁずーっとゲームやってると疲れるけどさ、あとまぁなんつーのかな?何年にどこどこのヘッジファンドがこうでんで債権がこうなってあーなって・・・みたいな話って別にそこまで集中して聴くようなもんじゃないじゃん?本にしてもそうだけど、新聞記事のコラム程度のものだよね。まぁ重要じゃないってことじゃないんだけどやっぱ俺がやってきたのって数学と哲学っつーまぁすげー概念的なもので考えながら読むってのがすげー重要だったんだけど、今やってるのって理論的なものは別とすればまぁヘッジファンドがどうのとか恐慌がどうのとかって話はようは情報だからさ、そんなに労力を使わずに読んだり聴いたりするのが重要だなって思ってさ、いや、あと1日で集中できる時間はすげー限られてるからその時間をそういうのに使うっつーのは如何なものか?って気がしててさ、そういう時間こそ数理的なことをやらなきゃいかんわけで、一般書の類に時間をかけてられないってことでもう最近はオーディオブック三昧ですよ。


まぁ本に比べたら割高なんだけど洋書って丁寧に書きすぎてて無駄に長いからオーディオブックは楽だよね。あとまぁ経済の話とかだとただのデータ的な話とかが多いじゃん?統計の話とかさ、いや、正直、こういう感じの学問ってやってこなかったからこれはこれで方法っつーか取り組み方を編み出さないと正直やってけねぇーなぁーと思っとるわけですよ。あと慣れてないのかあんま頭に入ってこないよね。統計の計算法とかなら数学だからそりゃある程度は慣れてるけどこういう統計事実があって実際の社会では云々・・・って読めば分かるってもんじゃないんだなって痛感してんのよね。こういうのを膨大に読むには慣れが必要でまぁ一冊読むとかならともかく膨大にこなすのは結構大変だよね。


だからこそまぁオーディオブックなんすよね。で、とにかくこれも多読と一緒で似たようなトピックを扱ったものを何冊も聴くんだよね。あとまぁ倍速で聴いてりゃ割と早く終わるから
何回か聴いたりね。これやってればまぁ嫌でも理解できるようになりますよね。「あーあのことね」的な定着ね。結局さ、読解力って積み重ねだよねっていうかほぼなんでも積み重ねだよね。俺は別に何でも読んですぐ理解できるってわけじゃないんでやっぱこういう泥臭いやり方を時間と手間をかけてやっていくしかないんだよね。こないだのfinding fantasyさんとのやり取りであったような俺の成長ってのも結局これの積み重ねなんだよね。端的に言えば地道にコツコツをやっていくってことの積み重ねと蓄積ね。ユダヤの教えとかで知識ってのは蓄積するもんだからっつー理由で生涯学習ってのがデフォで教えとして教えられてるらしいけどまぁユダヤ云々はともかくとしてこれに尽きるよね。


そういう意味で俺はずば抜けて地頭が良くて何をやっても好きなことならなんでもこなせる!みたいなタイプではないってことね。それよりかは好きとか興味があるってことに異様な集中力を発揮できるおかげで自分で取り組み方を編み出して時間をかけて没頭することが可能になって結果的に知識が蓄積していくっていうそういう感じだよね。まぁあと理解が速いっつーのもまぁ相対的に言えばただそれに時間をかけてるだけって感じだよね。ただまぁ確かに理解は速いかもしれないけどね、でもまぁ実感としてはこんだけやってりゃそりゃ当たり前でしょっていうレベルのものなんだよね。そういう知識が溜まっていくおかげで知の技法的なこととか色んなフレームワークとかパラダイムってのが頭に入ってるからんだから他の分野のこともどんどん理解が速くなるってのはあるよね。本を読むのが速いっつーのもつまりはそういうことだよね。知識が多いから分かるところが多いってことでまぁ結果的に読むのが速いってことになるわけだ。んだからまぁ変な話、これって頭の良さっつーよりかは蓄積なんだよねっていう気がするんだよね。ギターがめちゃめちゃ上手い人もまぁ元の才能もあるけどあとはまぁめちゃめちゃ練習してるからめちゃめちゃ上手いっていうそういうことだよね。


まぁそんな感じなんだけどさ、あれだね、話は戻るけど電子書籍は買わないだろうって思ってたけど今後はオーディオブックの購入が増えるなって感じなんだよね。もう部屋の本棚にも本は入らなくなってるし、部屋に積み重なってるような状態なんで余計にオーディオブックの利便性ってのがあるよね。あ、んで最初にも書いたように金融について書かれた本とかデリバティブがどうだのこうだのって本は別に本自体に愛着を持てるようなトピックではないからんだからオーディオブックが一番いいってことになるんだよね。まぁあれだわ、mp3でもいいっつー音楽と絶対CDかアナログじゃないと嫌だ!っていう音楽との違いだよね。まぁ音楽で言えば圧倒的にmp3で十分なのが多いわけだけど。まぁでも本もそうだよね。


多分、大抵のもんがオーディオブックで十分なんだと思うわ。あとまぁ俺が好きな本としてテクノロジー関係っつーかさ、ネットと世の中とか情報化と世界みたいな本もよく読むんだけどこういうのもオーディオブック系だよねっつーかトピックがトピックだけにメジャーなんでオーディオブックになってる場合が多いし、あと別に本として持っておきたいほどのものでもないからまぁ一番オーディオブックがいいですよねって話なんだよね。読むのってやっぱダルいのよ。特に経緯がどうのみたいな話は余計だるいよね。思想とか数学なら別なんだけど。


self-help系の本とかも買いだしたらキリがないんであんま買ってないんだけどオーディオブックだといくらでも買えるからいいよね。かさばらないってことがこんなに重要だとはね。
あとまぁ俺が好きなのはアメリカで腐るほどあるようなモチベーションの維持の仕方みたいな本とか創造性に関する本とかさ、アメリカ人ってそういうの好きだしジャンルとしてもうどんだけ出てるんだよ!ってぐらい出てるじゃん?それを聞き流せるっていいよね。あとアメリカは車社会なんでオーディオブックが普及したって話もあるけどそれもそうだろうね。モチベーション維持なんてホント、車運転しながら聴いたりしてるほうがよっぽどいいだろって感じがするもんね。


あと古典とかにしても分厚くて退屈で読みきれない!みたいなやつもオーディオブックになってると敷居が下がるってのはあるよね。別にそれを完全に頭に入れようとするってよりかは一回ぐらいは読んでおきたいみたいなやつってあるわけじゃん?それをオーディオブックで聞き流しってのは良いと思うんだよね。適当っつっちゃー適当だけどまぁ俺は多読タイプで精読タイプじゃないんでね、あと精読が嫌いなんだよね。進まないからイライラすんのね。唯一精読できるのがやっぱ概念系の話で哲学とか数学なんだよね。ああいうのは精読せざるを得ないでしょ。まぁそもそもこういうのだと読書のタイプが違いすぎて比較できないっつっちゃー比較できないんだけどね。


オーディオブックってまぁ割とメジャーになって10年ぐらい経つんだけど特に近年は凄いみたいね。オーディオブックで聴くってのが完全に読書のスタイルの一つになってるんでオーディオブック化されるのが多くなってるみたいね。あ、アメリカの話なんだけどね。んでも気になるのがさ、あ、まぁね、あの人によって違うらしいんだよね。音で聴いたほうが多く学べるって人と本を読んだほうが多く学べるって人とさ、これはどっちがいいのか?っつーよりかはその人の特性によるって感じなんだよね。んまぁでもかといってもなんでも聴いてりゃいいのか?っていうと違ってやっぱ字を読むって特別なプロセスじゃないですか?だから読書はもうしなくていいって話には当然ならんのよね。読書は時間がかかりすぎて読みたい本を全部読めないからオーディオブックで済むようなのはそれで済ませてちゃんとガッツリ読むやつを本で読むっていうそういう感じだよね。


んまぁーでもペーパーバックって安いからさ、オーディオブックは経済的ではないんだよね。大体二倍ぐらいするからね。なんかでもそれはホントにモノによるんだよね。ペーパーバックと変わらないようなものもあるしオーディオ版が異様に高いのもあるし。ただ逆にオーディオ版が異様に安いのもあってそれはもう当然オーディオブックですよね。あ、んで今更なんだけどあれだわ、「誰々がこうしました。で、こうなりました」的な情報的なものっつーのはまぁつまりはニュースみたいなもんってことね。それを新聞で読むのかネットで読むのかニュースで聞くのか?っていう別にそれ自体は知識っつーよりかは情報だからインプットのやり方なんてどうでもいいでしょって話なんすよね。knowledgeとinformationは違うってことだね。


んまぁでもinformationがあってのknowledgeってのもあるし、まぁそれ言い出したら歴史とか経緯を知るっつーのは結果的にknowledgeに繋がるものじゃん?だから情報的なものはどうでもいいっつーか重きを置かなくていいっていうわけではないんだってことね。ましてや金融とかなんて全く知らなかったわけだからやっぱ歴史から入るしかないし、なんで世界恐慌が起こってるのか?なんてのもつまりは情報を得ないと分からないじゃん?そういう情報を得て「つまりはこういうことで起こったのだ」って説明できることがつまりはknowledgeってことだよね。


んまぁーでもさ、いや、俺学校行ってなかったから分からないけど高校ぐらいまでで銀行のシステムとか貨幣って何なの?とかってやるのかな?っていうさ、いや、ホントに知らないからね。まぁそりゃ一般的な知識ぐらいはあるけどそれでも政治とか社会について語ってる割には全然そういう知識ないもんね。あとあれね、政治とかにしても具体的に議会が何なのか?とかさ、ああいう基礎の部分あるじゃん?ああいうの分からないからね(笑)いや、多分そういうの分からないで理論だけ語ってるやつって多いと思うんだよね。だから空論になっちゃうんだよね。実際にそれを実行する場合、何らかの法案にする必要があってなんかの決定が必要で何かを通さなきゃいけないとかさ、まぁ政治ってこういうことじゃん?だから理想的でもそもそも実行不可能なことを言っててもしょうがないんだよね。


いや、そういう意味でやっぱ社会主義とか無理だよね。計画経済ってやっぱ無理よ。アナーキズムとかなんて論外ね。でも理念は意味あるんだよね。だからまぁ結局、資本主義しかないってことになるのよね。だから正直さ、まぁ色々と読んでてね、経済とか金融とかね、まぁやっぱ資本主義を操縦していくしかないんだろうなってことになるよね。やっぱり反資本主義というからにはオルタナティブがないと話にならないじゃん?それは反原発も同じなんだけどさ、でもオルタナティブが無ければやっぱそれにどんだけ反対しても無理だよね。あとまぁ反対するなら「それを使わずにこれを使うべし!」ってのを用意しなきゃいけないよね。結局、どの国も大体資本主義化していくってのは結局はこれが一番マシだからだよね。


いや、でもいつも思うのがさ、結局なんか社会がどうとか政治がどうとかって話をするには膨大な知識を必要とするわけでさ、相当レベルが高いジェネラリストでもない限り大きい話はできないってことになるよね。なんかの分野に特化してるだけじゃ大きなことはやれないし語れないもんね。いや、よくあるじゃん?理念はいいけどさ、そのアイデアも悪くないけど税金かかりすぎて成立しないでしょとかさ、んでもそれを語ってる側はすげー時間と労力かけてその論みたいなのを完成させてるわけじゃん?でもそういうのって完全に無駄だよね。実行不可能なんだから。お金ない人が全部金で作られた城を建ててそこで一人暮らししたいって言うようなもんじゃん?そりゃお金の限界が無ければいくらでもそんなことは言えるけど使える金は限られてるわけじゃん?


なんかでもマジであれよ、金融とか経済やってて思うのは行き着く先は政策だろうなってマジで思うんだよね。個人投資みたいな規模の小さい話には全く興味なくて大局的な金の流れとか効率性みたいなのに興味がある場合はまぁそれって結局帰結するのは政治なんだよねぇ。まぁ個人の投資家向けの本とかも読んでるけどくだらなくてあくびが出るもんね。基本株とか金利で儲けるってみみっちいせこい話なんでなんか本当にどうでもいい話だよなぁーって思うわけね。なんかそうじゃなくてもっと大きいことにこういう知識は使われるべきじゃない?っていつも思うわけよ。自分の金なんてどうでもいいじゃん?そこそこ食っていければ。


いや、んで投資とかってこれって一つの産業なんだよね。それは株式市場って意味じゃなくてhow to的なことに群がる衆愚的な意味での大衆カルチャーの一つってことね。んだから別に日本に限らずアメリカでもセミナーとかお金の増やし方みたいな本とかって腐るほどあるし、必ずそういうのには需要があるんだよね。まぁーんでホント、くだらない本ばっか出してる出版社とかあるし、特に「投資本」とかって言われるようなやつにはロクなやつがないよね(笑)投資本とかはくだらないけど組織においての資産運用についての本とかはちゃんとしたのがあるよね。まぁでもそれは大規模な組織のassetを運用するって意味でまぁマネージメントだよね。んですげー思うのが公共機関とかさ、公的なもののassetを運用するような連中はもっとちゃんとした人を雇うとかちゃんとした知識を入れないとダメってことなんだよね。


別にその辺の会社の資産運用がどうのってどうでもいいんだけど、それこそ税金とかを管理する立場とかで知識が全然無いとか間違った知識に基づいて運用がなされてるとかマジでこれはないよね。んでもまぁこれまたどこの国でも同じなんだけど一番とんでもないことをするのって大体社会に影響を及ぼすぐらいの規模を持った会社とか大きな組織とかあとは国とか公共機関だったりするんだよね。いや、あんな連中に税金とか任せてるんだなぁーって思うと気が遠くなるっつーかさ、まぁ本当に根が深い話だよなぁーって思うんだよね。金融業界ですらちゃんとした知識を持って運用してる人とかなんてごく一部なわけだから。


うん、まぁそういう意味でやっぱジェネラリスト路線なんだなって思ったね。結局、大きな話に興味があるって場合まぁそうなるわな。でもどうなんだろうね?知識を積み重ねれば「現状を見ればこれをやるのがベターだろう」みたいな判断が出来るものなのかね?まぁ実際出来てない人が多いんだけどまぁそれも分かる気がするんだよな。あとエコノミストの予想はしょっちゅう外れるとかなんとかっつーのもそもそもその予想ってのがエコノミストには手が余る話なんだよね。そんな限られた目線からなんでそんなマクロなことが予想できるの?ってことになっちゃうんだよね。まぁこれ言い出すとそもそも業界として成立しなくなる分野ってのが腐るほどあると思うんだよね。だからそこは暗黙の了解であんま突っ込まないようになってんのかもね。んでも業界とか関係ない人は勝手に突っ込んでいけるからいいよね。多分、バイアスの無い学問なんてフリーじゃないと出来ないと思うんだよね。まぁウェーバーそもそもフリーなんてありえないって言ってたけどまぁそれはその通りなんだけどなるべくフリーにするっていう意識は必要だよね。そうなるとまぁなんかの業界に属してたらまずダメだよね。制約が大きいし言えないことが多いしやれないことが多すぎるからね。


なんかこの辺で書くのに飽きてきたんでやめるわ(笑)なんかでも俺がやりたい路線って本当に時間と労力を必要するもんだよなぁーって改めて思うよね。なんかが中途半端だったらホントそれだけで全体が無になっちゃうみたいなことにもなりかねないわけで。まぁそこはあれなんじゃないですか?やっぱ自分を追い込んでいくしかないですよね。自分が知りたいと思える範囲のことはなるべく知り尽くして考えつくすっていう必要性だよね。まぁそれやったところで完全ってことはありえないから不完全なままなんだけど、でもまぁそこはいつも書くように人事尽くして天命を待つだよね。自分は人間だから人事を尽くすことしか出来ないわけだからそれをやるしかないしやるべきなわけで。


うん。まぁそんな感じで。んじゃまた。