悪戦苦闘。

ここ四日ぐらい永遠と悪戦苦闘してたんですよ。ハードディスクにエラーが出たっつーんでハードディスク交換になったんだけどデータが移せなくてさ、Alien Respawnってやつなんだけどリストアの際にRestore7.exeっつーやつのエラーが出てできなくてさ、んでもうなんつーかホントに大変だった。原因が分からないからバックアップの取り方が悪かったのかブートのやり方がどうだったかとかさ、その都度ハードディスクを取り外してまた戻して・・・っつーのを永遠とやってさ、んでさすがにお手上げになって電話したらそれはソフトウェアの問題だって言われてサポート対象外だとか言われてさ、あ、デルなんだけどね、サポートが酷いってので有名なんだけどまぁモロにその被害を受けた感じでしたね。


で、どういう理由だったか忘れたけどまぁまた次の日電話したんですよ。そしたらOSにIntel Rapid Strageデバイスっていうドライバが入ってないから再インストールが出来ないとか言われてね、いや、でもブート可能バックアップなんだからそういうのは全部やってくれるんじゃないの?とか思いつつさ、んでまたこれが大変でねぇ・・・。OS入れなおしてドライバとか全部手動で入れなおしてさ、いや、こういう手間が面倒だからAlien Respawnをプレミアムにアップグレードしてフルバックアップしたんじゃねーの?っていうさ、で、そもそも入れなおすOSのドライバの有無でシステムのリストアができるかできないかが決まるなんて聞いた事ないからさ、やる前に確認のためにまた連絡しようと思ってんでもう朝になっててチャットサポートってのが出来るからそれやったのよ。そしたらまぁ例によってあれですよ、所謂「デルの最悪の対応」と言われるような典型的な感じの人に当たっちゃってさ、もう禅問答よ。Windowsの問題なのかAlien Respawnの問題なのかさ、何の問題なのか?って聞いてもパソコンは精密機器だから色々な原因がありうるみたいな答え方ばっかで実際何も知らないんだよね。いや、まぁちゃんとしたサポート受けたいなら有料サポート会員になってなきゃいけないんだろうけどさ、いや、業績悪いっつってもうそうか、そういうカスタマーサポートとかで金を取る時代なのかって唖然としてしまいましたけどね、ただまぁそんなにアドバンスな感じの問題じゃないじゃん?・・・と思ってたんだけどまぁようはあれだよね、無料サポートには何も期待できないってことですよね。


で、色々と質問をしてもさ、「お役に立てなくて申し訳ありません」っつってチャットを切ろうとするんだよね。こっちはまだ質問してるっつーのに話を終わらせようとするんだよね。いやーなかなか唖然でしたね。っつーかなんでデータを移すだけでこんなに悪戦苦闘しなきゃいけないのか?っていうさ、で、答えもしょっちゅう変わるんだよね。ハードディスクのエラーが出た後のデータなんで復旧が出来ないかもしれないだとかなんだとかさ、とりあえずなんか適当に原因を決めて回線を切るってことに集中してるんだよね。あとは前の電話のサポーターが言った通りのやり方を試してくださいみたいな投げやりな感じで。


で、まぁ結果的にね、すげー間抜けな話なんだけど主なデータはバックアップじゃなくて手動で移動してシステムファイル系は普通のデフォのウィンドウズのバックアッパーを使ったら余裕で簡単に復旧できたんですよ(笑)俺の苦労はなんだったのか?っていうさ、Alien RespawnってRespawnしないじゃん!とか思いつつさ、いや、まだこれがデフォのAlien Respawnでバックアップできないからウィンドウズのバックアッパーを使うことになったっつーのなら分かるんだけどフルバックアップするのにプレミアムにしなきゃいけないっつーんでわざわざそれでやったのにダメでんで最終的に手動+ウィンドウズのバックアッパーって何なのよ?って話ですよね。もう精神的に疲弊しまくりましたね。っつーかプレミアム意味無かったから返金してくれって話なんだけどね。


まぁあと俺が古い人なんてウィンドウズのデフォのバックアッパーがあんなに便利になってるってのは知らなかったってのはあるよね。5年ぐらいマック使ってたからさ。まぁでもどうにもこうにも復旧のしようがないってことよりかは復旧が出来たんで良かったっつー安心感のほうが強いんだけどさ、まぁでも本当に不毛な四日間でしたよね。スカイクロラの戦争みたいな感じでしたよ。全く意味が無いただそれをやるためということのためだけに何かをやっているっていうような状態ね。で、そんな状態でまぁネットも無いからさ、あ、マックではやってたけどまぁでも基本復旧のために色々ググったりするっつー作業ばっかでさ、「俺は何をやってるんだろう」感が半端じゃなかったよね。そんな中で数学の本を読んでるとよりそれが増すんだよね。


で、例のいつものアレですよ。こんな俺程度のやつが数学をやったところでなんになるんだ?っていう例のアレね。不毛な復旧をしてるよなぁーと思いつつボーッとしてると別にこれって普段もそうなんじゃね?っていう感じになるんだよね。今は原因不明のエラーに悩まされて色々やってるけどその色々やってるっつーのもさ、別に俺が普段色々やってるっつーのも同じようなもんだよねーってことに気がついちゃったんですよねってまぁそりゃ分かってるから普段から虚しさを感じるんだけどまぁ余計にそのさ、永遠と意味の無い作業をしてるっていう拷問の中から感じるそれってのはまた違う強度のリアリティを感じたよね。あとまぁ意味ねぇーなーって思ってたのもまぁ恐らくウィンドウズのバックアップを使えばできるしバックアッパーを使わなくても手動で移動すればいいんだけどここまで色々と格闘してきたっつーのと何よりプレミアムにアップグレートして5000円ぐらい払ったっつーのもあってAlien Respawnを使って復旧させるってことへの執念みたいになってたんだよねってまぁそりゃそうなるよね。


どうせダメだろうけどやってみるっていうこの感じね。これが凄く数学に通じるんだよな。俺程度のやつがやっても知ることが出来る量はたかが知れているっていうさ、で、ハードディスクの復旧作業をするためにケーブルとか予備のHDDとかを家に取りにいったんだよね。で、その時にふと「谷山豊全集」が目に入ってさ、いや、数学の部分は理解できなくて読んでなかったから今は読めるかもしれないから読んでみようっつって持って帰ったんだよね。っつーか家に戻ると部屋が図書館状態でさ「こんな良い本持ってたんだ!」なんて驚きがいつもありますよね(笑)で、まぁーそのさ、谷山豊の欝っぽい感じのエッセイがすげー堪えたんだよねぇー。いや、俺が感じてる「空々しいこと」ってまさにこれなんですよ!っていうさ、しかも谷山豊みたいな数学の才能があるわけでもないやつがやたらその苦悩の部分ばかり感じてるっていうこの悲しさね(笑)いやーでも驚きだよね。谷山豊の論文すげー良いんだよね。あの頃はフランスの連中が抽象数学でブイブイ言わせる時代だったんだけどその先を行くっていうかさ、まだ結構数学がゴツゴツしてた頃にああいうエレガントなものを書いてるってすげーなって思っちゃって。ヴェイユからも認められてプリンストンに招かれてたんだよね。で、婚約者とも結婚するって最中に自殺だもんなぁ。才能無くて自殺したくなるやつが多い中であんなに才能があるのに自殺するなんて本当に勿体無いなぁーってもうめちゃめちゃ悲しくなったね。こんな良いのを書く人が自殺しちゃったのかーっつー勿体無さが半端じゃないよね。


でもまぁあれなんだよね、それは天才が故の苦悩だって言い方もあるんだけど大抵の自殺の場合、そこそこの人が本質的には一流にはなれないなって分かっちゃって自分の限界を感じて自殺みたいな例が多いよね。本当に凄い人が自殺するってのは意外と稀だと思うんだよね。大抵は「俺ってこんなもんか・・・」っていう失望による自殺だから。大抵の人は「俺はそこそこイケている」ってポジティブな勘違いをすることで生きていられるし自信を保ち続けることが出来るんだけど、そこそこ頭が良くて何かのフィールドを見つけて打ち込んでる人ってのはまぁまぁだからこそ自分のたいしたこと無さってのが理解できちゃうんだよね。それを誤魔化していけるぐらいのバカっぽさが無いんだよね。それで永遠と悩んで自殺したりしちゃうんだよね。あ、んでさ、鬱の傾向にある人ってのは普通の人よりも客観的に自分や世界を捉えられているからこそ鬱になりやすいんだみたいなのがあったんだけどさ、


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これってそうだと思うんですよ。認知療法とかの場合、鬱の人は世界に対して歪んだ捉え方をしているから鬱になるからそれを矯正しなきゃいけないってことになるんだけど実は逆なんですよね。そこそこ頭が良い人が鬱になりやすいってのもまぁようは客観的に物事を見られたりあとバカな勘違いが出来なかったりさ、客観的だからこそ自分はたいしたこと無いって分かっちゃう人が多いから何にも面白いことが無いってことになるんだよね。んでもまぁある程度正常な人の場合、何かを誤魔化し続けてたり自分はかっこいいとか可愛いとかって思ってたり頭が良いとか才能あるとかって思ってたりしてさ、あとはまぁ何もやれてないけど何かを持ってるみたいな潜在性に対する根拠の無い期待ね。こういうのを良い意味で持ててるから恒常性が保たれるってのはあるよね。


で、自分の場合常にあるのが中途半端な感じなんだよねっていつも書くんだけどさ、色々やってたりやれるのかもしれないけどイマイチ冴えないんだよね。あといつも書くけど色々と知ってるってことでも別に知識だけの場合、価値なんて無いじゃん?まぁかといっても何でもググればいい時代だからってことではないんだけどさ、なんつーのかな?やっぱなんか「これ!」っていうのを持ちたいんだよね。それが無さ過ぎるのよね。だから色々と手を出すんだよね。んでもまぁ特に卓越したものがない場合、結局は今やってるようにあとはもう知識量ぐらいしかないじゃん?だからまぁ虚しいんだよねぇー。まぁ知識量がモノを言うような分野にフォーカスすればいいんだけどやっぱ自分の中ではその「これだ!」っていうのを数学にしたいわけよ。でもなんかどうにもならないじゃん?(笑)多分このままやっていくと前に言ってたようにほとんどの数学の分野について知ることにはなると思うのよ。で、その後の「それで?」感がもう出てきてるんだよね。まぁそりゃね、当初始めたばかりの何も分からなかった頃に比べたらそりゃー贅沢な話ですよ。いや、むしろこんなに特性があるなんて思ってなかったわけじゃん?で、まぁ下手に色々とやれたからっつーかまぁそのおかげで限界みたいなのも見えてくるんだよねっつーかまぁ結局は俺は知識を増やすことしかできないのかぁーっていう感じね。


なんかでももう数学に手を出しちゃったから後引けないんだよねぇー。なんかさ、音楽とかで一流になれないとかって全然いいんだよね。まぁ別に好きでやってるだけだし評価なんてどうでもいいって話なんだけどさ、数学に関してはなんかすげー嫌なんだよね。まぁでもこれって数学特有のものだと思うのよ。いや、音楽とかって天才じゃなくてもその人が持ってるセンスとか独特のテイストとかがあってそれはそれで良かったりするじゃん?歌が上手くなくてもなんか好きな歌声とかさ、必ずしも卓越してるってことが一流っつーかまぁ価値に繋がるわけじゃないっていうね、それ言い出すとまぁ演奏とかもそうなんだよね。歌とかラップとかにしてもそう。声とかって色々だしさ、あとはその人が在籍してるユニットでの位置とかそのユニットでのトラックにおける自分の声の乗り方とかさ、そういうのが色々あるじゃん?でも数学ってまぁそりゃ数学だからさ、その人独特のニュアンスみたいな世界じゃないじゃん?まぁ実際は独特のニュアンスとかはあるんだけど芸術とかの分野と比べると多様性がないんだよね。とりあえずずば抜けてるってことが当然の前提なんだよね。なんかその時点で落第するじゃないですか?んでもなかなかそれが自分で認めたくないところっていうかさ、まぁそこでどう足掻いていくか?って話なんですけどね。数学って向いてるだけじゃ本当にどうにもならねぇーなぁーって本当に感じるところですよね。向いてるってのはもうそりゃ自惚れとかじゃなくて自分で適正ってのは感じるわけよ。あーこんなに向いてたのかぁーっていうね。でもなんかまぁそれだけなんだなっていう感じがあるんだよね(笑)修羅の国ですね。マジで。


やり始めの頃は「やっぱ向いてないのかなぁー」ってことに永遠と悩んでてさ、「まぁそんなことで悩んでてもしょうがない」ってことで色々とやってみた結果、向いてるってことは分かったってのは良かったよね。向いてないどころか向いてたわけで。でもそれに慣れるとそれがデフォになるじゃん?むしろ数式なんて理解できて当たり前みたいな自分の中のスタンダードが過酷になっていくんだよね。だからちょっとでも理解できないところがあるとすげーイライラしたりするわけ。で、「何で俺はこんなにバカなんだ!」っていう怒りと悲しみに打ちひしがれるんだよね。永遠と優越感に浸れない世界っつーのかな?まぁでもそれ言い出すと「なんて俺は頭が良いんだ」って満足できてるやつは大抵バカってのもまぁようはそれほどじゃないから満足できるんだよね。まぁ別に優越感とかなんてどうでもいいんだけどさ、なんかでも一向に自信がつかないよね。結局でもまぁやっぱダメなんじゃないか?みたいなさ、でもなんか異様に惹かれる魔力があるんだよねぇー。数学って。逆にまぁ好きになりすぎたのかな?って気はするけどね。まぁでも色々と分かるようになれば自信もつくだろうって思ってたけど一切そんなことないですね(笑)


まぁそんな感じなんですわ。とりあえずPC治ってよかったねっていう。あとまぁケチらないで電話サポートは有料でも入っておいたほうがいいよってことですね。そんな感じでんじゃまた。