大体みんな同じだろう説。

In Vautrin’s lecture to Rastignac, the answer is clear: study and work cannot possibly lead to a comfortable and elegant life, and the only realistic strategy is to marry Mademoiselle Victorine and her inheritance.


Thomas Piketty, Capital in the Twenty-First Century [2014]


ピケティなんだけどさ、今はちゃんと聴いてるんだけどやっぱヘリテージの話が強烈だよね。例えばさ、セレブママとかさ、美人アナウンサーが大企業の社長と結婚したりサッカー選手と結婚したりなんかしてアナウンサー辞めても余裕でセレブでいられるのってようは相続だもんね。見た目っつー明らかにどうにもこうにもいかないもんに関して圧倒的なアドバンテージを持ってるやつが有利に立ち回れるんだよね。勝ち組だ負け組みだなんつってるけどさ、果たして勝ち組といわれる人たちの中でどのくらいの人たちがほぼ自力で成功者になったって言えるのかな?って話なんですよね。フリーターでも資産家と結婚しちゃえば一気にセレブだもんね。誰がフリーターとなんか結婚するかって話ではあるんだけど、まぁでもさ、見た目ってすげー武器だよね。女って基本的にこれだよね。まぁ女と言えば結婚っつって旦那に食わせてもらうっつーのはまぁ日本みたいな女性の社会進出に関して不公平な場合まぁそれしかないよねって話にはなるんだけどさ、んでも別に女性に限らずまぁなんらかの資本の源泉みたいなところに身を置くってことだよね。実力だの努力だのっつーけど実際はただの資本だもんな。まぁ芸人とか芸術家とかなら別だけどね。でも完全に本当の意味での実力の世界なんてのは滅多にないでしょう。


まぁ芸術で言うとさ、音楽なんかも一昔前はもう完全にアレじゃないですか?ストリート系は別として基本親に金があるやつが親に機材買ってもらってやるっつー感じだもんねっつーかそもそも普通のやつだったらバイトして機材買わなきゃいけなかったりして、んでそういうバイトしてる時間もさることながら学校行きながらバイトしてるわけでまぁすげー時間のロスなんだよね。それに比べて買ってもらえるやつらってのはいきなりデフォで完璧な機材があって最初からやりたい放題できるんだもんね。いや、こういう資本の差によって結果的な実力の差が出ちゃうわけじゃん?それだけじゃないんだけどさ、いや、だから努力は意味無いとか言うつもりはないんだけどもっとこういうところにフォーカスしてもいいよね。なんか全部自己責任になるからキツくなるわけじゃん?もともとのヘリテージの差によって圧倒的な差がつくって話は多いじゃないですか?で、これってすげー絶望的でさ、ヘリテージを得られたり資本の近くに身を置くことができるってまぁさっき書いたセレブ妻みたいな場合、完全に見た目じゃないですか?で、これってもうどうしようもないもんね。生まれつきの差だもんね。


それ言い出すと才能も結局そうなんだよねってまぁむしろ才能がそうなんだけどね。多分才能あるやつだったら環境がキツくても例えばバイトしながら機材買ってヤヴァいトラック作るようになるだろうしさ、そういう意味だと環境による差が全てだってことではないんだよねってまぁそりゃ当たり前なんだけど。環境+才能ってのが最強なんだけどさ、んでもこれってありがちじゃん?っつーか大体まず良い遺伝子を持ってる家系って見た目がいいよね。それは男の場合、そんなにかっこよくなくても資本によって女を引き寄せることができるってのがあるじゃん?だからまぁ結果的にようは選びたい放題だから外見に関しては良くならざるを得ないよね。妥協する必要ないんだもん。で、結果的にそういう仮定に娘とか生まれると親に似て美人になったりするわけじゃん?で、金もあるんで何でもやれるし泥臭いバイトとかしなくていいしんでまぁ留学なんかしちゃったりなんかして英語ペラペラになったりするわけじゃん?


んでも現代のスタンダードって高すぎるからそれでも競争が過酷だったりなんかしてね。なんかまぁ結局こういうもんが所得とかに関係してんのよね。当たり前なんだけどピケティのやつは本当によくまとまってるから「やっぱヘリテージだよねぇー感」が強いっつーのかな。あ、違うわ。所得なんじゃないわ。別に美人だからっつって高い給料を得られるわけじゃないんだから。ようはポイントは既存のすでにある資本かキャッシュフローがある場所ってのに身をおいてそれにアクセスできる権利を持つってことだからね。だからまぁこれで言うとあれなんだよね、親がそこそこ金あるニートってやっぱ最強なんだよね。結局ヘリテージだよねぇーってことを言い出すとっつーかピケティを読んでるといかにニートってのが競争の中で合理的に振舞ってるかってのが分かるよね。割に合わない勝負とか努力はしないで資産に頼るって合理的だよね。まぁ人生の強度はどうなの?って話にはなるんだけどさ、まぁでも全部のニートがそうじゃないんだけどさ、でもまぁニートの中にはこういう合理的なニートってのもいるでしょ。まぁあと本にも出てくる話だと不労所得とかね。おばあちゃんが持ってるアパートの家賃で生活費がなんとかなるとかさ、これって個人の能力とかと全然関係ないからね。


日本の場合、勝ち負けが全部個人に依存するっていう考えに支配されてるもんね。実際は何の努力もせずにばら色の人生を手に入れているやつらもいっぱいいるのにさ、その一方で就活に失敗して自殺とかどっちが悪いとかじゃないよね。もう本当にアンフェアなだけですよ。就活失敗して一気に死ぬって発想になるってまぁやっぱ相続っつー奥の手がないからだよね。ある程度資産があれば失敗したらフリーターになるとか就活を続けつつ実家から送金してもらうとかそれこそ実家が東京なら実家にいればいいんだもんね。まぁんで金があればそんなに就職できないんだったら別にバイトでもいいやって話になりますよね。個人の努力とか能力じゃないもんね。こういうのって。生まれつきどういう資産がある家に生まれてきたか?っつーので決まってるんだよね。この差が強烈過ぎるんだよな。ようはデフォのレベルってのが上がるとようはあんま仕事が無いなかでそれでもあえて雇うんだとしたら高スペックなやつを選ぶってことになってまぁ結局資本の差による能力差ってのがすげー顕著になるんだよね。本質的な能力で言えばっつーか例えば同じ仕事でも履歴書だけ見れば超低スペックでもすんげーその仕事に向いてるかもしれないわけでそれってやってみなきゃ分からないじゃん?でも雇う側としてはリスクは取れないし結局何を良いとするのか?っつーのの基準をスペックにせざるを得ないもんね。


まぁこれがデフォになってるから学歴ってのにすげー価値がつくわけだしさ、ようは高スペックと判断されるようになる要素ってものの価値が上がるんだよね。まぁようは資本に関する価値だよね。それの最たるものが学歴なんだよね。アメリカの学校が馬鹿みたいに高くなっても借金をして学校に行く人が多いっつーのもまぁようは高スペックと見られるための判断材料を得るためにいくんだもんね。結局もうここでなんつーか金かかってるわけでさ、もう最悪のスパイラルですよね。金かけまくっていかに高スペックに見せるか?っていうさ、これもまぁ金だもんね。で、ガチの実力の世界になると元々競争率が高い上にデフォの社会の競争率が高くなってるから精鋭が凌ぎを削ってるみたいな世界になるからアホみたいにレベルが高くなっちゃうんだよね。「じゃあこれやってみようかな」程度の感じだと話にならないっていう。それをやるためには幼少期からの訓練が必要とか天性の才能みたいなもんが必要とされるっつーんでエントリーすらできないんだよね。まぁ実力の世界だったら当たり前なんだけどね。


まぁこれが競争の世界の話なんだけどこういうところじゃ勝ち目が無いっつーかさ、例えばあとは頑張っても東大には入れないとかさ、そういう人に残されてる道って相続しかないもんな。仕事っつったらバイトぐらいしかなくてさっつっても一昔前だったら余裕で就職できたのに今は競争が凄まじくて就職できないってことになったらもうこれしかないもんね。だから結局相続かよ!っていう感じが余計に強く見えちゃうんだよね。相続の話に行く前に就職できてたりすればそういう話にならないんだけど凄まじい能力があったりでもしない限り大体まぁそんな感じじゃないですか?それに生活自体が依存してるっていう構造が露になるんだよね。あとは全部資産に依存ってわけじゃないにしても親にそこそこの稼ぎと資本があれば契約社員を続けてても例えばまぁ実家住まいでそこから通えるなら給料全部自分のものにできるとかさ、まぁ生活費入れろって言う家もあるだろうしそれはまぁ個々によって違うんだろうけどこういうすげー身近なものですんげー生活に差がついてるんだよね。その一方で帰る場所が無かったり実家なんつっても超絶過疎の田舎とかさ、その場合、契約社員を続けてなんとか正社員に!っていうのがもう本当に生死に関わる話になるんだよね。別に実家住まいが楽だとは言わないけどさ、ただでも同じ場所で働いてる同じような能力の人たちっつってもベースに何があるのか?っつーので生き死にの問題が全然変わってくるって話なんだよね。


まぁあと余裕があることによる精神的余裕ってのもあるだろうしさ、それこそこれ自体が仕事のパフォーマンスを左右したりもするわけじゃん?そんなわけで資本が関係しないもんなんてほとんど無いですよねーって話なんだよね。そこを何でもかんでも努力だの頑張りが足りないみたいな話にしないでさっつーかなんでもそれは努力が足りないとかって話になるじゃん?でも実際に努力の差で差がつく部分とさ、資本の差で差がつく部分ってあるわけじゃん?だからようは明らかに資本の差で差がついてる分に関してはなんつーか無駄に自己責任にする必要はないしさっつーかまぁとにかくなんでもかんでも自己責任にするなって話なんだよね。まぁあれよ、そりゃあれだよ、学生時代に遊んでたやつと勉強してたやつで差がつくとかそういうのはあれよ、仮に遊んでたのが原因で今みたいなしょーもない感じになっちゃったとかまぁそういうのは大いに反省するべきだし逆にそういうのを何でもかんでも資本の差だみたいな話にしちゃ駄目なのよ。いや、資本の差だ!って頑張らないやつに最高のエクスキューズを与えるからね。そういうのは駄目だよね。まぁでも別に頑張らないっつー生き方があってもいいわけなんだけどね。


んでもまぁさ、スタンダードってのを高くしすぎちゃうとそりゃ生き辛くもなるよねぇー。明らかに自分は劣ってるって考えがちになっちゃうじゃん?んでも世間でもてはやされるロールモデルみたいなのはすんげー基準が高かったりしてさ、これってすげー駄目だよね。そうそう。ピケティを読んでてっつーか聴いてて思ったのはこういうところもあるよね。実際の若い人の環境とかってすげー厳しいのに色んな意味で恵まれてるやつがもてはやされたりなんかして「これが成功者です!」みたいな感じにして余計にキツくするんだよね。「俺は駄目だ」って思ってしまう人が多いっつー原因の一つではあるよね。最近では本当に多いみたいだからね。駄目どころか見た目もかっこいいし頭もいいし仕事もできるっつーのに何が駄目なんだ?って話だからね。まぁ本当に駄目なやつが駄目だって思うのはともかく駄目じゃない人たちまで駄目だっつー観念に支配されるってその人の能力に足かせをつけるみたいな話だからね。


いや、今ゲームやってる最中でさ、ゲームに戻りたいから終わるけどっつーかボダランのPre SequelなんだけどUVHMまでいったんだよねっつーかここ数日すげーやっててさ、WilhelmでUVHMまでいったんだけど前作のUVHMの不評だった部分ってのを削ったらしいんだよね。すげー心配してたんだけど全然敵のヘルスは普通だしあとレベル調整が容易になってるしあと単純にレベルが高いことでスキルが増えてるから体感が楽なんだよね。だから実際に一番キツイのってTVHMの序盤とか中盤だよね。あ、まぁゲームの話はいいか。まぁあとね、あれなんだよね、ピケティを読んでて思ったのはこの資本の差ってのをもっと拡張してさ、まぁそこがあれなんだよね、元々の才能とか能力とかっていう部分とあとは見た目とさ、あとはやっぱ機会だよね。結局は資本があった故に成立した機会とかさ、そういうのが仕事とか生活に繋がってる人っているわけじゃん?まぁあれかリソースへのアクセスってやつだよね。このアクセス権も資本だよね。あとまぁ客観的には誰にでも機会があるように見えるけど「こうやればこれが見れる」とか「これをこう考えればいい」的な話とかもさ、それも例えば近い人にそれに関して詳しい人がいて色々話が聴けたおかげでやり方がわかったとかさ、いや、逆にあれじゃないですか?


分からなかったときってのを考えるとそれこそなんつーのかな?知ろうとしなかったっつーよりかは考えもつかなかったみたいな話が多いわけじゃん?実際のプロセスで言えば本屋でこの本を買えば解決!とかさ、これをこう考えればいいみたいにすれば解決とかさ、それだけみればなんともないことでもそれに至るまでってのがすげーまぁなんつーか蓋然性っつーかなんつーかさ、いや、俺の数学なんかそうじゃん?逆に小学生の頃に集合論を知ってたら数学なんて余裕だったに違いない!とかさ、まぁ俺の場合、時間があるおかげでだいぶ後になって色々取り返せたわけだし、まぁ一般的に歳が行き過ぎてるみたいなリミットとかも関係ないから「あーもっと若い頃に知っておけば・・・」的なことは一切無いんだよね。でもまぁ人によってはある人が大半でしょう。それこそ22ぐらいまでになんか決めてたりしないといけなかったりもう決めちゃったら引き返せなくなっちゃったりとかさ、後から取り返せなかったり取り返せてももう時すでに遅し的な感じになっちゃ場合はやっぱリソースへのアクセスの差って結果的に人生全体に影響を及ぼすことになるよね。


そうそう。だからまぁ知的なもんは大体手に入るっつーのは便利なんだけどんでもやっぱさ、例えば俺で言えば数学嫌いのままでいたらまず数学について調べようとしないし数式を見るのすら嫌なわけだからその道が閉ざされたままだもんね。だからこれってリソースのavailabilityとは別の問題だよね。それにアクセスして何かを得るっていうきっかけを得なきゃいけないって話なわけで。まぁだからいつも言うようにとりあえず色々なんかやってみるしかないってことになるんだけどね。でもまぁ実際は色々なんかやってる余裕すら無いって人が多いわけだから難しいよね。まぁそう思うと時間も資本だよね。それ言い出すと睡眠時間とかも資本だよな。体とか脳が資本なんだったらそれの維持に関わることなわけだから。いや、まぁ俺も含めてなんだけどそういう意味で時間を使える人ってまぁすげー強いわけよ。あくまでそれを有効に使えればの話だけどね。果たして今の俺はどうなんだろうか?って話なんだけど(笑)


まぁでもあれだよね、そう思うとゲームばっかやってるより数学ばっかやってたほうがいいよね。なんで?って言われるとアレなんだけどさ、やっぱ時間を有用に使うってそういうことだよね。んでも時間ってまぁ金と違ってそれでなんか買えるわけじゃないからね。んでもかといってんじゃあ時間も資本ってことで時間は何かしらの経済活動に使われないといけないのか?っつーとそれは違うと思うよね。時間で飯は買えないけど時間を費やすことで得られるものとか感じられる体験ってのがあるわけでさ、まぁようは何もかも金の話に持っていくなって話だよね。なんでも衣食住の話になるのか?って話じゃん?本当の貧困ってこれだよね。価値観が基本金ってことでしかないってことは最悪の貧困だよね。まぁこの辺のこともピケティは文芸の例なんかを出して色々と書いてるけどまぁホント博学だよね。ピケティ。


まぁあれだわ、人によって違うよね。色んなトピックがあるから。でも俺は前にも書いたようにこのヘリテージの話ってのが「本当にそうだよなぁー」って感じでさ、あとそれ言い出すと高学歴同士が結婚するとかさ、あとあれだよね、自分だけでも大学教授だの会社役員だのっつー地位で余裕でやっていけるのになおかつ良家出身の妻でヘリテージもがっぽり!みたいな人って多いよね。なんつーかこのヘリテージの流れって有能とされる人に流れるか、あとは元々持ってた人が永遠と持ち続けるかっていう本当にそれだけなんだよね。他に回るってことが無いからね。まぁ別に相続税をめちゃめちゃ高くしろ!ってことではないんだけどさ、でも多分あれなんですよね、資本の差とかをニュートラルにしたら大体みんな同じはずなんだよね。あいつは余裕あるとかあいつはなんとかやっていけてるみたいな基盤ってのを分析していけば結局は資本っつーベースに行き当たるんだよね。まぁそれは時間とかも含めてね。俺で言えば「どうやって数学を独学で勉強するんですか?」なんて言われれば「時間が腐るほどあれば誰にでも可能です」って答えるよね(笑)


いや、あれなんだよね、例えば独学でやってて凄い!って仮に俺が思われたとしたら「いや、あいつには常人には太刀打ちできないぐらいの時間というリソースがある」って言うと「あーそうなんだー」って感じになるじゃないですか?(笑)確かにまぁある程度の感性と知性ってのは必要だけど同じぐらい時間が必要なわけでさ、んでもなんか「色々知ってる」っていう風に見えること自体の背景に凄まじい時間という資本があるっつーのはあんまり考えないじゃん?まぁようはそれで色々知ってるってことだけ評価するとなんかさ、いや、その背景について知れば別にそんなに凄いことじゃないってのが分かるよっつー種明かしみたいになると思うんだよね。まさに金も同じなのよ。あの人凄い!っつってもまぁ湯水の如く金があれば凡人にでも達成可能なことって多いじゃないですか?でも達成した側はそんなこと言わないし、仮になんかでちやほやされてたらちやほやしてる側はそのアチーヴメントのみにフォーカスするわけじゃん?アホみたいに親が金を出してくれたとかそういうこと絶対出さないもんね。あととてもやっていけてるとは思えないような店でもビル自体のオーナーで家賃収入があるとかさ、まぁそんなのばっかですよね。結局。じゃあその土地って自分で手に入れたの?って絶対違うでしょ。先祖が持っててそこにビル建てたとかそういうのばっかじゃん?そういう結果、儲かってない店もやり続けることができるわけじゃん?でも一応見た目は「経営が成り立っている店」っていう風に見えるじゃん?それは大間違いなんですよね。


ピケティのこのヘリテージ関係の話ってさ、「あの人はこうこうこんな感じで凄い!」っていう言葉の後に「でも元々金持ち」っつーのをつけたくなっちゃうようなさ、そういう感じがあるんだよね。逆に元とか関係なく全部実力で凄くなったなんて芸人とかラッパーぐらいだろって気がするんだよね。あ、まぁそれがさっき書いたガチの実力の世界の話ね。まぁ色々と派閥とかコネとかはあるにしても少なくとも数学とか物理とかは実力の世界だよねってまぁもちろん一流の世界に限るんだけど。だからあれなんだよね、「でも金持ち」ってつくと「なんだそうなのかー」っていう種明かしっぽくなっちゃう感ってようは凄い人だと思ってたけど実際は俺らと同じような感じの人がただ金持ってただけなんだなってのに気がつく瞬間だからなんだと思うんだよね。全部自分で1からやったもんだって喧伝されがちだしそう見ちゃうけどまぁ大体背後にはそういうのがあるわけじゃん?まぁなんでもそのせいにするのもあれだけどね。それがあっての努力と才能と・・・ってことでもある場合も多いわけなんだけど元々金とか時間が無いと成立しないことって多いもんね。気がついたら18になったら自立してなんとかしなきゃいけないなんて状況の人にとっては考えてる間もなく高校卒業したら考える時間もないような労働の日々が始まるわけだからね。ここで金あったりすると「自分探し」なんつって海外に行ったりするわけじゃん?んでもこういうのって結果的に色々なものに触れる機会が増えてまぁ結果的にセレンディピティが高まるんだよね。まぁなにやっても駄目な人もいるけどね。こういう機会に恵まれるみたいなことも結果的に親が支援してくれたから成立したみたいな話って多いわけじゃん?俺の留学が最たるもんなんだけど。


で、英語できる数学できるだなんだっつったってそりゃ親が全額留学費用出してくれてなおかつずーっと好きなことやってていいよ状態なんだったらそんぐらいできるようになるだろーって話になるじゃん?これがようは俺の言いたい種明かしの要素なんだよね。まぁだったら金と時間があればなんでもできるのか?ってそれは違うと思うけど、どこまでが自分の能力でどこまでか環境的な要素だったのか?なんて自分でも分からないからね。ただまぁ明らかに言えるのは両方あったからできたことなわけでどちらかが欠けてても駄目なんですよね。まぁ例えば留学にしても学校行きながら違法でバイトして生活費稼ぎながら・・・ってやってたら本なんてほとんど読めなかったと思うからね。仮にアメリカにいるっつーセッティングがそろってたって生活費と学費全部自分で稼がなきゃいけないなんてことになったら本なんて読んでる暇ないからね。まぁようは俺のバックグラウンドってそれだからね。親の支援によって成り立ってるわけで。


「凄いですねー」って言われたら「いやいや、それほどでもないですよ」って謙遜するわけじゃん?でも謙遜以前に「というよりも親が支援してくれていてなおかつ湯水の如く時間があったので」って言わなきゃいけないはずなのに言わないからね。謙遜することで自分の凄さを遠まわしに認めるわけじゃん?その背景には膨大な自由時間と資本があるのにも関わらず。それって認知のズレなんだよね。能力だけじゃなくて金とか時間っつーリソースがあったからなんだってよくよく考えてみればそんなに凄いことでもないってことが多いはずなんだよね。で、そのね、若者をキツくさせるキラキラしたロールモデルの存在ってようはこれなのよ。「この人は凄い!」なんつって実際の能力の部分なんてその辺の人と変わらないわけだから。んでも「凄い!」とされる部分ばかりをフォーカスしてエンハンスして見せるからさ、自分がすげー劣ってるように見えちゃうんだよね。んでもそんなことないだろうってのがまぁ俺の考えなんですよ。全部ひっぺがえしたら大体みんな同じはずなのよ。ようはベルカーブみたいな分布になるのよ。圧倒的に標準的な人が多いはずなんだから。そうそう。このひっぺがえしたらどうなのよ?って考え方ね。あの元女子アナはサッカー選手と結婚してなかったらただのアラサーの女じゃん!とかさ、で、劣化してたら若いときみたいな美しさとか可愛さで勝負できないわけだから大した仕事もないだろうってことでまぁようは多分フリーターと一緒じゃん!ってことで普通のアラサーと変わらないじゃん!ってことになるのよね。アナウンサー辞めれたのも旦那の稼ぎがあるからなわけで仮にひっぺがえして何にも無いって中であの状況にいたらその辺の女と変わらないよなってことなんだよね。別にこれは男女関わらずね。これがまぁ俺の言いたい「大体みんな同じだろう説」なんですよね。


そこでまぁなんかその生活の見栄えだのなんだのって差がつくのってしつこいようだけど資本なんすよね。元々持って無い人でも持ってる人と結婚して相続するとかアクセス権を得るとかね、別に人単体としては何もやってないからね。ただ資本へのなんらかのアクセス権を独自に得たってだけだからね。まぁそれも含めた世渡りなんだろうけどさ、実力だなんだっつーけど本当の実力の世界なんてめちゃめちゃ少ないはずなのよ。本当の実力の世界は実力がちゃんと認められる世界じゃなきゃいけないからそれを満たしてるものなんて少ないでしょう。大抵は実力があるように見せかけた凡人なわけだから。で、学歴だのこんな仕事をしてきましたとかこういう人たちと仕事をしてきましたっつー履歴で箔をつけるわけじゃん?素が普通だからそうやって上塗りをしないと普通の人ってことがばれるからね。まぁそんな人ばっかですよ。本当に凄い人なんて滅多にいないって。マジで。


まぁそんなことを考えたんでしたね。いや、ピケティいいね。書くことが増えるわ(笑)またなんかあったら書くわ。とりあえず今はゲームに戻るんでんじゃまた。