ジャズと質感。その2。

では続きです。


んでもさ、ネットとかでもよく話題になるけど海外のフェスの経済効果とかさ、それこそ稼いでるDJの年収とか半端じゃないわけよ。録音物ってのは昔ほどのセールスにならなくてもその場で騒ぐとか生のDJっつーのはまぁようはライブだからさ、音楽自体は売れなくてもそこに聴きに来る人ってのはいるわけだよね。そんだけ人が集まるってこと自体が凄いことなのにこういうのを悉く封鎖していくって経済的にめっちゃマイナスじゃんって思うんだよね。それこそ経済が駄目になっていくんだったら若干風紀的に乱れでも悠長なこと言ってられないから金になりそうなことはどんどんやってかないと駄目よね。だからまぁあれなのよ、それこそ色々と解禁しまくって日本をフェスの聖地みたいにしちゃえばいいんだよね。


日本に行けばとりあえずどっかでフェスとかイベントが開催されてるみたいな状況にしちゃえば海外からも人が来るようになるでしょう。まぁイベントのオーガナイズ側に回ったことはないから分からんけどまぁ基本的にあれじゃないですか?クラブとかダンスイベントって踊るからドリンクが山ほど売れるわけよね。今後どんどんジリ貧になっていく日本にとっては数少ない残された金になりそうな既存のことだと思うんですよね。パーティーって。まぁでも日常的に誰もがなんらかの形でクラブ的なところに出入りするってのをデフォにするのは難しいかもね。でもまぁ思考実験的に仮に規制とか無くなってあとまぁ住民とかもパーティーなら仕方ない的な許容があったとしてそしたらどんぐらいクラブとかレイヴって開催されるのかな?って思うよね。単純に法的な規制とかやるまでが大変だからできないのかさ、国民性で人が集まって騒ぐってことをあんましないからそもそもやる人が少なくて集まる人も多くないからやらないのかさ、その辺はどうなのかな?って思うよね。


んでもクラブって楽だと思うんだよねぇ。防音とか大変かもしれないけどちょっと踊れるスペース作ればクラブとして成立するんだったらさ、飽きテナントとかクラブにしちゃえばいいんだもんね。バーにしたら誰も来ないけどクラブにするととりあえず音が鳴ってるってことで人が集まるようになるのかな?って気はするよね。あと風紀が乱れるとかっていうけど風紀は乱れるべきでしょう。それこそ草食系だのさ、童貞・処女率がアップしてるとか誰も結婚しなくなってるとかさ、まぁこれ自体はともかくとしてこれを問題だって考えてるんだったら男女の出会いの場を増やさなきゃいけないでしょ。クラブなんて最適ですよ。まぁ肉市場みたいになるクラブもあるんだけど基本生殖に繋がるんだったら少子化が進むよりはいいんじゃないの?って思うよね。まぁもちろん問題も増えるけどさ、デキ婚とかも含めたカップルとか増えたほうがいいんじゃない?って思うんだよね。個々が孤立してるよりよっぽどいいと思うんだけど。ドラッグはどうなんだろうねぇ。クラブカルチャーがある国では使いこなしてる人がいるからどんくらいの量を摂取すればちょうどいい感じになるとかってのが分かってる人がいるじゃん?


あとこれ以上行くとジャンキーになるからやめたほうがいいとかさ、いつも書くけど日本ってドラッグに対して異様に厳しいけど欧米じゃレクリエーションとしてのドラッグなんて酒みたいなレベルで当たり前なんですよ。むしろそれなくてクラブに行く意味あるの?ってぐらい当たり前なんだよね。でもそれはジャンキーって意味じゃなくて上手くたしなんでるやつが多いって話なんだよね。いつも書くけどこういうのがあることで解消できるストレスってすげーあるわけよ。よくクラブ系の曲にあるように週末のために平日の仕事我慢できるみたいなさ、だからまぁウィークエンドが楽しみで仕方ないぜ!みたいなクラブの曲多いじゃん?これってバランスですよね。日本の場合、デフォでストレスが多い割にハレの場が無さ過ぎてなおかつみんな孤立して鬱になったりするわけじゃん?これで自殺するよりかはクラブで騒いでるほうがよっぽどいいと思うんだよね。


まぁそりゃ風紀は若干乱れるだろうけどストレスが凄まじいことになってる社会とクラブだらけで騒ぎまくってる社会とどっちがいいのか?ってことですよね。クラブがあるから仕事とか我慢できるって人が多くなったほうがいいと思うんだよね。日本の場合、風紀が乱れるよりみんな我慢したほうがいいっつー抑圧の社会だもんね。で、それがデフォになってるから騒ぐのは駄目みたいな空気があるじゃん?んでもさ、いや、そもそもそれで収入が得られるっつー職業って減るわけじゃん?でもクラブって水商売だからさ、んでも水っつっても音楽っつーカルチャーがあるわけだし、それでクラブの従業員とか食えるほどではないにしてもDJも若干金もらえるならそれってもう産業ですよね。なんかそういう爆発的じゃないしてもローカルでもいいからなんとかそれでやっていけるぐらいのものを増やしていかないと失業者は増えるしどんどん金も回らなくなるよね。


いや、いつも思うんだけどクラブなんて乱立するぐらいでいいと思うんだよね。心療内科が乱立するよりよっぽど健全でしょう。まぁクラブ乱立すればそりゃ明らかに音楽産業の売り上げにはつながりますよね。そこまで爆発的じゃないしてもDJが活躍できる場が増えるわけだし、あとはまぁライブイベントとかも組み込めばそこでバンドとかも演奏できるわけじゃん?そういう場を増やさないと駄目だよね。そういうところから音楽って生まれるのに日本の音楽業界って堅物のおっさんみたいなのばっかだから全然そういうの理解してないんだよね。いや、逆にどう思ってんのかな?海外のフェスで馬鹿みたいに人が集まって億単位の金が動いてるっつーことに関してね。


日本ってインフラ揃ってるもんね。音楽レベルは世界を見てもトップレベルだし良いDJなんて死ぬほどいるわけじゃん?で、日本の音楽は凄いっつー世界的な知名度もあるわけだよね。だったらもうしょっちゅうフェスやれよって話なんだよね。ニューヨークなんて夏なんてどっかしらの野外で必ずフェスやってるからね。でも大規模なんじゃなくてみんな集まって騒ぐっつーレベルの小規模なものがしょっちゅう色々あるのね。で、まぁようは人が集まるからさ、そこでドリンク出す人とかフード出す人とかが儲かるわけじゃん?なんかこういう細かいところなんだよね。俺が言いたい経済って。大きいお金が動くっつーよりかはフェスでホットドッグを売れる人がフェスがあるときに売り上げアップするからやっていけるみたいなさ、そういう個人がやっていける経済の基盤だよね。人が集まるってだけでそれってやっぱなんらかのもんがあるわけじゃん?それこそあとは周辺の飲食店がフェスで一時的に集まった客でいっぱいになるとかさ、でも個人経営の店にとっては凄いことなんですよ。これって。自営って大変だからね。だからなんかのイベントがあるときにお客さんが増えるってのが年に何回かあるだけでも全然違うんですよ。


人が集まると飯食うしダンスすりゃそりゃ喉渇くしさ、あとまぁブートでもそういうところのみでミックスとか売って小遣い稼ぎしてもいいじゃん?っつーかそれでDJが食っていけるならそれでいいでしょう。最悪なのは食えないしイベントも無いからっつってみんなDJやめちゃうことだよね。これによってよりイベントも少なくなってにわかとかが大勢来る大御所ばっかが集まるでかいイベントしか開催されなくなっちゃうんだよね。でも重要なのはローカルな小さいイベントがしょっちゅう年がら年中行われてるってことでしょう。そこだけで行きかうお金でなんとか生活が成り立つ人もいるわけじゃん?月10万いかなくても今みたいなクソみたいな給料で死ぬほど働かされてなおかつ終身雇用でもなくて会社も続くか分からないみたいな状況だったらそういう小銭が持続的に行きかう経済ってのが成立してたほうがよっぽど合理的でしょ。都内のオオバコとかだとそりゃヤクザ的なもんが介入せざるを得ないみたいな感じになっちゃうけどさ、なんかそういう大規模なもんじゃなくてもっと小規模な自営の店出すぐらいのノリでやれる小さいクラブって出来ないもんかな?って思うんだよね。


あ、いや、俺がやるってことじゃなくて思考実験的に規制とかを全部なくしたら経済的な合理性からクラブ的なものは生まれてくるのかな?ってのが気になるってことね。それでも音楽が好きだから!っつって大変でもトントンで頑張ってやるっつーよりかは簡単で儲かるからぐらいの理由でやれたら経済的なイニシアチブが生まれるもんね。とりあえずクラブやっときゃー問題ないみたいな。資本が無くてもちょっとした空間があればできるってのがポイントだよね。運用コストが低いことでやる敷居が低いっていう。客が来ないときは適当にダベってればいいやーぐらいのゆるい感じの店なんだよね。イメージとして。なんだろうまぁあれなのかな、田舎のスナックみたいな感じなのかな。まぁスナックの経営が楽かどうかはともかくクラブよりかは運営コストは低いよね。


いや、またピケティの話になっちゃうけど資本なんですよね。で、みんな金ないから資本ってのがベースにないと成立しないってことになるとそれはもうできないってことになっちゃうじゃん?夢物語だ的な。あとはパトロン見つけるかスポンサーを見つけるかってことになるんだけどまぁでもこうなるとそもそも元手を回収する必要が出てくるからどうしても商業イベントみたいになっちゃうじゃん?こういうのって大体失敗するんだよね。だからやっぱインディーズの個人経営のクラブってあったほうがいいよね。いや、ミックスなんてネットで流せばいいじゃん!って言ってた俺だけどさ、いや、でも無名なやつらでもとりあえず回せる場ってあったほうがいいよねぇーって思ったんですよね。改めて。DJなんて自己顕示欲以外のなんでもないって思ってたけど仮にそういうやつが多くても場に人が集まることの経済効果ってのを考えたときに明らかに産業とか食っていけるものが少なくなる中で水商売寄りのダンスホール(笑)って成立すれば手堅いんじゃないの?って思ったりもしたんですよね。


それはあれなんすよね、手堅さの基準が下がってるわけじゃん?食えるものが少なくなってるし今後も少なくなるって中だったらもっと基準を下げて考えるとまだ水商売って成立するほうなんじゃないの?って思うんだよね。でもまぁ酒だけだったら外飲みとかさ、コンビニで買ってきて家で飲んだほうが安いからっつーんでバーみたいなのって成立しなくなってるっつーか若い人はもうあんまいかないと思うんだけどさ、音楽がガンガンかかってるクラブみたいなバーってあったらまだ行くと思うんだよね。っつーかクイーンズに住んでたときにさ、自分のアパートのちょうど交差点を渡ったところに古いキャバレーみたいな装いなんだけど新規オープンする店ってのが出来ててさ、こんなところでこんなでかいバーみたいなの作ってやっていけんのか?って思ってたんだけどさ、んでオープンしたんだけど予想通りあんまり人は集まってなくてさ、で、オープンから三ヶ月ぐらい経った後かな?急に音楽を爆音で鳴らすようになったんだよね(笑)普通のアパートとかがある場所にあるバーよ?


しかも地下じゃなくて一階の。そしたらにぎやかになってんのよね(笑)距離的に自分の部屋の窓から余裕で店内が見えるぐらいの距離だったんで音が凄かったんだけどさ、あのとき完全に思ったんだよね。基本爆音がしてると人は集まるなって(笑)曲はヒップホップとかラテンとか色々だったな。ただとりあえず異空間なんだよねっていうかようは「家でも聴ける」っていう音量のレベルじゃないからその場じゃないとああいう音では聞けないっていうの特権性みたいなのがあるわけよ。だからそこにあえて行くっていう必然性が出てくるんだよね。ただのBGM程度だったら別に家でも聴けるわけじゃん?で、なんかそうなってからはそのバーの前に車がずーっと止ってたりさ、あとヒスパニックの連中が路上で騒ぐようになったりして、まぁ特にあったかくなってくるとそういう感じになってくるんだけど「あー夏が来たななぁー」ってヒスパニックが外で騒いでるのを見ると感じたものですよ。ある種のニューヨークの四季の情緒だよね。


っつーかまだ続くんだけどあれだね、書き出すとメドレーみたいになって凄いねっつーか別に書き終えなくても適当に書いた分を小出しにしてきゃいいんじゃん!って思って続くようだったら永遠に続くってのでもいいなって思いましてね、だからまぁまた続きを書いてる感じなんで。まぁ書くっつーか言いたいことがあってそれをまだ書いてないってことね。書くっていうと大げさ過ぎるわけで。「あれ言ったっけ?」なんだよね。言ってなかったら文章化しないと駄目だ!って感じね。


んじゃまた。