ななしさんとtonyさんへの返信。

ななし 2016/04/08 01:27


人妻の件で思ったのですがあれって本当に素人が出演してるんですかね?最近話題の某声優がAVの素人ものに出ていたということで炎上してるのを見て、そういうAVにAV女優以外の一般人が出演しているという疑惑もあります。もしそうだったらすごく胸糞悪いですよね。


AV女優として有名なわけじゃないけど「素人」として数多くのAVに出るAV女優はいるので、素人ものといってもそういう女優が出てる場合が多いんですが、まぁそういう意味でどこまでがやらせとかフェイクでどこまでがガチなのか?って話ではあるんですが、まぁ街頭ナンパものとかガチナンパものとかでまぁ旦那がいたり彼氏がいるのに出演オッケーっつって普通にやってる女はいますよね。逆に某声優の件なんかはまさにガチの素人がAVに出てたって感じでしょうね。あと余命何か月の花嫁だったかもAV出てましたね。


まぁただそもそもAV出るような女って自意識過剰だったり何かしらの形で芸能界的なものに食い込むことを狙ったりしてるワナビーとかが多いのとあとまぁ実際に「芸能プロダクション」と称して実際はAVの会社だったりとかあとはまぁ人材をAVなんかに派遣するとかまぁ後者は実際にあるのかは分かりませんがまぁ「モデル募集」とか胡散臭いのが多いですよね。


まぁでも実際に不倫ってそういうことですよねっていうかまぁ彼氏とか旦那いるのにAVとかさらにありえないと思うんですが、まぁカメラが回ってようが回っていまいが誰かがいるのにセックスするってのは最低の行為ですね。肉体関係が無くても浮気ってのは恋人に対する裏切りですからいかなる理由においても正当化することはできませんよね。まぁただホントに時代的に何が本当で何が嘘なのか分からない世の中になってますよね。凄く世界がフェイク化してるっていうんでしょうかね。虚構と現実の境が無かったり見境なかったり営利的な目的で虚構も現実に混ぜて何かを売りつけようとするだとかまぁ本当に悪い意味での虚構の時代って感じがしますよね。だからこそオントロジーって大事になるんですよね。何がリアルで何がヴァーチャルなのか?っていうところでそれがはっきりするからこそヴァーチャルに可能性を見いだせるんであって、見分けがつかない意味での虚構という意味でのヴァーチャルは最悪なんですが、まぁでもアイドルとか芸能界ってそんな感じなので某声優とかに関してはまぁそんなに驚きはないですけどね(笑)

tony 2016/04/08 09:59


僕も生活費は自分で稼いでいるものの、寄生してる引きこもりなので人ごとではない話ですね。思うに、引きこもりの問題は複雑で対処が難しいからこそヤンキーが呼び出されるんでしょう。引きこもるに至る背景は人によって違うし、他人から見れば類型化できるようなものでも本人にとっては固有の問題なんですよね。それを外からなんとかしようとするならかなりの知性と時間が必要になってくる。だから手っ取り早く処理するために、そういう複雑性に鈍感というか無頓着な人間が必要とされるんだと思います。問題を未解決なままにしておく知性がないために安易な答えに飛びつく感じが、なんだか馬鹿な右翼とか宗教に走る人と似た精神構造を感じますね。時代が複雑性を増していく中で、熟考しても答えが出ないだろうという無力感からあえて単細胞的な生き方を選択するということなんですかね。まあ単に考える頭がないだけなのかもしれないですが。


複雑だからこそヤンキーに頼み込むというのはなるほどな!という感じがしました。つまりはこれって複雑なことは暴力で解決するとか単細胞に頼むのがベターっていう短絡性そのものですよね。まさにおっしゃるように引きこもりの問題は本人の生きてきた背景や家庭環境やそれまでの経験や現状や色々なものがあるっていう凄まじく複雑な、まぁ逆を言えば誰もが何かしらの問題を抱えているのが社会問題ではなく固有の問題であるように、社会問題とは別に個人の問題としてまずは「引きこもっている自分」というのがありますよね。で、社会問題としては引きこもりが発生しやすい要因ということでこれも一口に言えませんがエントリーに書いたような望むような就職が無かったり行こうと思える場が無かったり金銭的に必要がなかったりとかいろいろありますよね。でもこれって問題となるのは本人に就労意思があるとかやり直すために進学する意思があるのにも関わらずそれをやりづらくなっている社会とか「もう遅いでしょ」とすぐ三下り半を突きつけるすぐに年齢差別をするような偏見とかそういうところですよね。仮に金銭的に必要が無い場合、それは問題ではないですよねっていうのがまぁさんざん書いた通り別にそれはある種の有閑階級みたいなもんだし就労しなくてやっていけるならそれでいいじゃんっていうことですね。これはもう本当にただの個人の経済状況という個人の問題ですよね。


まぁそれもこれもごちゃごちゃにして全部引きこもりという現象にして一般化してしまうというような、分析を欠いた一般化というのはよく見られる知性の堕落だと思うんですが、その堕落が関係ない弱者にまで攻撃の刃を向けてしまうような結果になっているというのは皮肉なものですよね。これは生活保護問題なども同じですよね。一部の本当にタチの悪い大阪の生活保護者が生活保護でパチンコをしてブランドものの時計を買ったりしているというのを流してそれがあたかも生活保護者の実態というような印象づくりをするというのは結果的に本当に必要にしている人たちが心無い偏見にさらされるということなので、これは立派なメディア世論操作ですよね。基本的にイデオロギー洗脳ってこういう感じですからね。


「これは悪だ!」とか「こんなにひどい!」というような知性というよりかは感情などに訴えるようなもので人間の印象を操作するっていうもので、バカな右翼とか僕が前のエントリーで書いたようなヨーロッパのバカ右翼の台頭とかナチズムの台頭なんかもまさにこの感情論と知性の欠如なんですよね。tonyさんがおっしゃる「単細胞的な生き方」というやつなんですが、でも僕が思うにそれは「単細胞の生き方」なのであって能動的に思考停止を選んでいるという感じはしませんよね。バカは最初からバカで死ななきゃ治らないと言われるように、バカ右翼とかカルトに走るアホとか引きこもりをヤンキーに解決させることを正しいと考えるようなバカというのは手に負えないということになりますよね。


問題はそういう連中が感情的な動員をさせられてしまってそれがヘゲモニー的な強さを持ってしまうということですね。アメリカのトランプとバカな田舎のアメリカ人支持者が典型ですが、ヨーロッパの極右や差別主義者や移民排除運動なんかも結局は感情論なんですよね。それはそういう短絡的なものに陥るというよりかは生まれつき単細胞の人間というのが一定数存在して、そういった連中がそういったものに感情的に動員されていくということなんだと思います。だからまぁ僕は民主主義が大嫌いなんですけどね。成立させるならこういうバカを取り除かないといけないんだけど、それをやると選民主義になってしまうわけですよね。これもある種のファシズムに繋がります。


ただまぁ「それも一つの解決方法でしょう」と考えることに関しては異を唱えることができても、考えるのはその人の自由ですしまぁ考えるというよりかは普段から思考せずに反射的な反応しかしないような連中は変わることはできないので放っておくしかないということなんだと思います。ただやはり斎藤環さんのような影響力を持った方の啓蒙は必要ですよね。


熟考しても答えが出ないだろうということに関しての無力感というのは言わば政治的アパシーなどと似ていて、生き方においてもニヒリズムに繋がることだと思うんですが、少なくとも引きこもりの問題は民主主義や実存そのものの問題よりかはよっぽど鮮明で語弊があるかもしれないけど明快ですよね。それはまず一般化しようがない個人の問題というコンテキストがあって、で、それを個別に見ていけばようはまぁプロファイリングっていうとおかしいですけど何が原因なのか?とかどういう結果でそうなったのか?というのがシステマティックに導き出されやすいですよね。言わばガイドラインとか考え方のベースってのがあればアルゴリズム的に処理することも可能なぐらい明快なことだと思います。


もちろんそこで大切な「心の問題」が出てくるので、そこをアルゴリズム的にやるなんていうのはとんでもないことで、だからこそ繊細な配慮が必要になるわけですが、でもある程度のことはアルゴリズム的に処理可能ですよね。自殺に関しては切実な問題としてどういう自殺のベクトルだったのか?とかどういう鬱なのか?みたいなものをざっくりと判断するガイドラインのようなものが取り組んでいる方々によって作られたりしているんですが、これは引きこもり全般にも言えることなんですよね。類型化すればある程度のパターンが出てくるし、個人の大切な心という問題ももちろんあるにしても最適な改善策を効率よく導き出せる方法というのはあるはずですよねというかまぁただ分析をすればいいということなんですけどね。で、まぁそんな中でヤンキーの引きずり出しが結果的に良かったというパターンもあるんでしょう。


ただ熟考も無しにあんなところに頼むなんてヤクザにトラブル解決してもらうぐらいのえげつなさですよね。民度が低い人がああいうところに行くのは分かるんだけど、下手に効果があったりもするからこそ有効かもしれない解決策のように思われているというところに民度の低さを感じますね。もしかしたらヤクザが解決してくれるかもしれない??ってそれってそもそもヤクザなんだから言語道断ですよね。まぁ別に団体がヤクザじゃなくても暴力まがいのことしてるならまず解決策として選択肢の上がらないレベルですよね。あんなものに共感するほどの野蛮人レベルにまで知的レベルが落ちているんだなというのを切実に感じましたね。人権意識の希薄さとかも言わば学の無さの一つの表れですからね。


そういう意味でどん詰まりの民主主義や明日の見えない実存主義などから比べれば明快な科学や論理で解決しうる問題なので思考停止に陥る必然性が全くありませんよね。まぁそこを思考停止するか考えないのが単細胞なのでしょうがないことだとは思うんですけどね。少なくとも僕は引きこもりや同じ文脈で語る必要は全くないんですがニートの問題なんかは無力感に陥るほどの複雑性と解決不可能性を持ったものだとは思えませんね。


でもまぁtonyさんがおっしゃるように時代が複雑性を増しているのは確かで、だからこそ思考できる人は思考力をキープしないと市民社会が崩壊しかねないということにもなりかねないということですね。それでもまぁどこを見てもシリアスに考えてるようには見えなくてそういう意味で無力感に苛まれるというのはしょうがないと思うんですが、少なくとも自分の中では思考可能ならそれは一人の市民として思考し続けるべきですよね。それがああいうバカなヤンキーや思考停止的な即物的な暴力に対抗できる方法だと思いますね。それはバカ右翼やカルトなども含めた危険な単細胞全般に対抗する力としての包括的な意味での思考力ということです。


あ、ただ最後に。僕は暴力反対!とは言いません。暴力が有効なこともあるのは例えば「豊田商事会長刺殺事件」なんかが例なんですが



こういうやつの家のドアを破って侵入する分には僕は全力を持って応援しますけどね(笑)でもヤンキーが弱者相手にドアを破ったりするなんて言語道断ですよ。暴力というのは強者を挫いたり権力などによって裁くことができない悪党などにのみ有効なのであって、まず市民社会のレベルで暴力が肯定される場面なんてあるはずがないわけです。凄く思ったのはあんなヤンキー的な気迫があるならもっと本当の悪党のところに踏み込んでいって彼らの思う正義を貫徹したらいいんじゃないかと思ったんですが、それはそもそも三島的な繊細な思想と肉体言語を使うことに躊躇しないような強靭な心が必要なのであってチンピラ紛いのやつらになんてまず勤まるわけないなと思いました(笑)まぁそういうレベルだから「人助け」とか「社会活動」と称して弱者を相手に暴力を行使するんでしょうね。相手が引きこもりなら反撃されないとでも思っているんでしょうね。ヘタレが考えそうなことですね。ああいう一元的な独りよがりな「正義」をかざして暴力を行使する輩ほど厄介なものはありませんね。基本的にメンタリティは在特会とかヨーロッパに台頭しているナチスなどと同じですよね。