ヴァーチャル系の話。その11。

では。


当たり前のことを言うけど何がリアルか?ということと自分にとって何がリアルか?っていうこととこれがリアルであってほしい!っていう願望は全部違うものだよね。何がリアルか?ってのは客観世界で自分にとって何がリアルか?ってのは主観世界でこれがリアルであってほしい!ってのは願望とか欲望ってことなんだけど全部ヴァーチャル足りうるよね。何がリアルか?ってのも何をリアルとするか?というところが主観に依存しちゃうからドイツ観念論とかがやってきたようなややこしい話が永遠と続くことになるよね。まぁでもなんつーんだろう、それが一種の生成的な作用をもたらしてそれ自体がダイナミズムとして働くような一種の機構ってのが現実って考えれば何でも現実足りうるよね。


この場合、まさにヴァーチャルも現実ってことになるんだよね。ポケモンGoっつーかまぁポケモンGoって俺が言うときは拡張現実全般のことを示すもんだと思ってほしいんだけど前に書いたようにそこに別に何もなくてもポケモンGoの世界でモンスターが居るとされるところには人はそこにモンスターが居るって考えて捕まえに行くわけでしょ?これってもう十分「そこにいる」っていう現実になってるよね。


そこはまぁかなりなし崩し的ではあるんだけどみんながそれを現実だって認めちゃえばそれが現実なんだよねってまぁよくそんなことも言われるけど実際そうだよね。まぁでもそれは厳密なオントロジーとして存在するものなのかどうか?っていう次元と人々がそう信じてそれをベースに回っているっていう意味での現実っていうのがあって両者の存在の次元っつーかあり方は全然違うんだけどさ、それで言うとそんなもんありゃしないのにあるって考えて例えばそれを恐れることである種の共同体の統治が生まれてるみたいなね、まぁそこはなんか神みたいなもんとかアニミズム的な神でもいいんだけどまぁでもそれがその村で信じられててそれが恐れられることで何か悪いことが避けられてたり村の協調性みたいなのが保たれてるとっつーかまぁ別にそれが社会学的にどう機能してるか?ってのは別にまぁそういう現実があるってことだよね。


機能=存在じゃないからね。でも機能しちゃうと存在感が出てくるんだよね。ここが面白いところだよね。実際の存在と存在感って全然違うんだよね。逆に知覚されなければ実際にその存在があっても存在感ないからね。逆に存在論的には全く存在しないものが勝手に存在するとされて恐れられているとかってもうそれが想像的な存在っつー意味での存在を作り上げちゃってるよね。


さっきドイツ観念論って書いたけどまぁこれってオントロジーの立ち位置ってことになるけどさ、実際存在って相当ファジーなもんだよね。それこそ全く存在そのものとは縁が無いような人間の感情すらも存在に関係してきちゃうっていうね、もちろんそれは記述とか知覚という意味でそうなんであって客観的にはそうではないんだけどそもそも「物自体」ってのが想起不可能だよね。まぁそれはカントが言ってたこととかドイツ観念論が永遠とやってきたこと+ポストモダン性みたいなところでまぁポストモダンっつーよりかは存在が必ずしも客観性にすら依存しないっていう現代物理学的な発見も含めてのポストモダン性なんだけどね。


サルトルの嘔吐だとそれが吐き気を催させる「蓋然性」とかってことになってるけどまぁそれで言うとニーチェ的な作用の総体という意味でもある意味そうだしそういう意味でデカい意味での哲学的なコンセンサスっていうとおかしいけどパラダイムは論理的必然性だからシェアされてるっていうか別に具体的に哲学の言説同士がリンクし合ってなくても論理的必然性としてリンクすることになるよね。あ、まぁそんな単純なものじゃなくて哲学体系で言うと膨大な文献の量と気が狂うような量の思念の量っつーかね、そういうもんの結果だしいちいちそれをトレースしなくてもいいんだけどそれを生業ならぬ業としてる俺みたいなやつはわざわざトレースしなきゃいけなくなるわけでだからまぁドイツ哲学を根本からやるってことになっちゃってて生物学とか化学とかいつになったらやれるの?って感じになってるけど俺の持ち味ってここですよね。高尚な哲学とかをやりつつ実践する場はレズもののAVとかナンパとか欲望することとか外出とかさ(笑)


まぁでも本来そういうもんだけどね。いつも書くけどなんで例に挙がるものが同じく高尚なものじゃなきゃいけないの?ってことだからね。なんで高尚な文学とかアナロジーにしてもハイコンテキストなもんばっかなのか?っていうね、別にスカトロのほうがアナロジーとか分析としてはそっちのほうがいいかもしれないわけだしさ、かといっても過度にサブカル過ぎてもアレなんだけどただまぁそこは別にサブカルっつーかカルチャーに依存しないですよね。概念なわけだから。


ってことでまだ続きますので。んじゃまた。