アイデンティティと音楽。

ギターの新しいやつね。

 

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昨日テラスハウスのハワイのやつ一気に見たんだけど色々と異次元だったなぁーとか思いつつあれなんだよね、最近よく書いてるってほとでもないけど音楽と見た目の話するじゃん?で、音楽とアイデンティティなんだけどさ、ウェズって完全にネタ枠というかスタッフが明らかにへなちょこラッパーっつー枠でぶち込んでるのが見え見えなんだけどまぁ島村スカムバンドのメンバー入れるようなもんだよね。でも島村系っていかにもスカムな音を出しそうな人たちっつーかあとはまぁ普通の学生にしか見えないとかまぁ見た目の部分って少ないじゃん?

 

で、ウェズみたいに黒人とのハーフということも含めて見た目が出来上がっててクソみたいな音楽やってるやつっているけどこっちのほうがタチ悪いよね(笑)喋り方とか振る舞いとか言葉の使い方とかがモロヒップホッパーっつーかラッパーでまぁそこがアイデンティティなんだけどやってる音楽がクソっていうかクソ以下のネタみたいな、そこでの見た目のギャップがあると凄いよね。

 

逆に見た目があんだけ出来上がってるとモテそうだねー!とかってなるけどまぁ今の時代なんでもサーチできちゃうからそいつのやってる音楽見ればすぐ株が下がるかどうかってのが分かるんだけどウェズのは意図的に見なかったんだよね。PVを。あと番組側も相当引っ張ってたじゃん?ウェズのラップ(笑)ガイの大会の動画を大志先生とウェズが見てる時にウェズのラップってどんなやつなの?っつって見るじゃん?

 

で、凄まじい悪意がある引っ張りがあるのがまぁPVらしきものが始まって内容はまた後程っていう中身が完全に編集されて映ってないんだよね(笑)番組側もすげーネタ仕込むなーとか思いつつまぁラップ見たら予想を超えるダサさで腹がよじれるレベルなんだけど見た目とのギャップだよね。見た目がB-Boy的にどうなのか?ってのは別としてもまぁすげーラッパーっぽい見た目だよね。それでなんかラップ見よう見まねでやり始めたような中学生とかですらもやらないようなラップをかましちゃってるっていうしかもあの発声の仕方とか音楽のセンスがゼロっていうかマイナスなんだよね(笑)

 

なんかでもこういうやつっているんだよね。あっちに居たときに書いたけどよく覚えてるのがタイ人のクラスメートでバンドやってるんだこっちでとかいって普段もロックっぽいファッションですんげーナルシスとっぽい感じなんだけど顔は芋っぽいみたいなやつがいてまぁよくタバコくれたから(笑)

 

話してたんだけど授業前になぜかこいつがアコギ披露するっつーんでやったことがあったんだけどそこでまぁ曲っつったらまぁどうせワンコードかツーコードぐらいでジャラジャラやるのかなと思ったらテケテケテケっつードドミラシソソファミララミみたいな楽器屋でピアノを指で試奏するみたいなすさまじいぎこちない単音の連続で驚愕するような内容でさ、でもまぁアイデンティティなんだよね。音楽はあれでもバンドやってて音楽でやっていきたいんだ!っていうのがアイデンティティになってて才能ゼロでもまぁファッションとか振る舞いとか日々そうやって過ごしてるんだよね。

 

ロックってそういうハッタリ的なところって多いじゃん?だから好きなんだけどね(笑)ネタをレジェンドレベルにまで引き上げると内田裕也みたいになるんだけどそれってまぁロックではよくあることだよね。MHKっつー松っちゃんのコント番組でもやたらロックっぽい言動のおっさんがしょうもない音楽を演奏するってのがあったけどああいうのってへなちょこ自称ミュージシャンあるあるなんだけど今ってロックって時代じゃなくてかといってもファッションと音楽が文化として同じ領域にあって見た目でそれっぽさが分かるってあんまりないじゃん?例えば打ち込みやってそうな人って分からないよね。テクノやってそうとかってのもあんま分からない。でもミュージシャンっぽいなって言い方あるじゃん?あれって大抵ロックっぽいかヒップホップっぽいかだよね。あとまぁデザイナーっぽいとかアーティストっぽいっつーのもまぁ雰囲気だよね。

 

でもどんだけ雰囲気が出来上がっててもやっぱり内容じゃん?へぇーそういう活動をしてるんだーぐらいでまぁ普通終わるよね。んでまぁ今度ライヴやるから見に来てよってのが地獄でまぁ行くと大抵クソみたいな音楽やってたり他の芸術活動にしてもなんも感化されないようなのやってたりしてまぁグダグダな感じになるよね。

 

でもやっててもそういう雰囲気出さなかったりやたら誘ったりしないっていう良心的な人もいるよね。そういう人は人畜無害でいいと思うんだけど雰囲気出しまくってるやつってのは相当イタイよね。なんつーかああいうのって自信が無いとああいうカッコできないと思うんだよね。相当ラップに自信あるとかさ、かっこいいトラック作ってるとかさ、まぁ逆にそういう人ほど地味だったり別にそこまで超絶B-boyだぜ!なんてファッションしてたりしないんだけど本当にこのファッションと音楽の不一致ってのは本当にダサいよね。ただダサい音楽やるなら全然いいんだけど雰囲気まで出しちゃってるとかあと公式ホームページみたいなのを作っててやたらデザイン凝ってるとかでサンプル聴くと超ダサいとか(笑)まぁ音楽ってそういう泥沼の世界だよね。

 

パンクとかもダサくてっつーのはパンクファッションとかはいいんですよ。むしろ今時パンクっぽいファッションをしてたらかっこいいと思うんだけどね、あとまぁ別に音楽やってなくてもカルチャーとかファッションが好きでそういうカッコしてるってのもあるだろうけどパンクバンドやってますっつってすんげー刺々しいカッコしてていざ聴いてみたらモロメジャーデビューしたいです!みたいなポップスに媚びたパンクと言えないようなパンクのカッコだけしてほぼ歌謡曲みたいなのとかも多いよね。見た目のインパクトがあればあるほどそのギャップは強烈になるよね。

 

ロックにしてもすんげーロックンローラーぶってて全然声量無い声で歌ってクリーンなのか歪ませたいのか分からないような中途半端なギター鳴らしてるとかさ、やっぱりあれなのかなとは思うよね。そういう見た目から入るとかもっとやることあるだろうにそれこそ別な意味でテラハの大志先生とかあんだけいい歳して俳優目指してるっていう割にデレデレになると自分をよく見せるためだけの筋トレとかプランニングに時間を費やしたりとか(笑)まぁそういう人を番組側が選んでるってのもあるんだろうけどでもまぁガイみたいなかっこいいやつもいるからそうとは言えないか。

 

ただまぁその夢を追うとかなれてないけどワナビーであるってやっぱアイデンティティなんだよね。俺のアイデンティティはラップにある!って言ってて雰囲気とか見た目とかバッチリでもイン・スタ・グラム!とかってラップでやっちゃうようなのとかってまぁ昔はそういうのはロッカーに多かったっつーのは単純にロックが音楽を言えばロック!みたいなのがデフォで単純に烏合の衆みたいなやつらが音楽やること多いから見た目がバッチリでも音楽クソみたいなのが多くなってワナビーっぽいやつらがみんなダサいみたいになっちゃうんだけどまぁ今はそれがヒップホップとかなんだろうなって思うよね。

 

あとまぁトラック作っててさーとかライヴがさーとかって言ってるようなまぁ音楽やってます感出してるようなやつとか自称DJとかね、ミックス聴くとクソみたいなのとかもまぁ同じ感じだけどまぁこれもホント、アイデンティティだよね。食えてる食えてないとか有名であるなし関係なしにそいつがよりどころにしてるものだよね。

 

あとそういうのってライセンス制でもないからいきなりB-Boyに目覚めたぜ!って思ったらその日からB-Boyなんだよね。ロックンローラー然り。まぁでもそれ言い出すと奥深いっつーか例えばギャルってことにしてもギャルファッションとギャル用語とギャルっぽい行動様式みたいなのとかってまぁこれもアイデンティティで文化だよね。そういう意味でロックもヒップホップもパンクも文化だし別になんかやってなくてもそれが好きだからっつってそういう風に生きるとかそういう格好をしてもいいわけでさ、まぁ単純にかっこいいから着てるけど別にカルチャーに興味はないなんてこともあったりすると思うしそういう場合なんつーのかな、ロック風のファッションでも別に内面がロックンローラーじゃなくてもいいっつーかロック系のファッションをしているっていうだけだからね。

 

そこで俺はロッカーなんだ!っつーところから来ちゃうとじゃあどんな音出してはるんですか?ってことになってそれがダサいと見た目とか言動とかそれこそルックスとかが良くても一気にダサくなるもんね。まさにウェズですよ(笑)別にウェズは取り立ててかっこいいわけじゃないけどまぁモテそうだしかっこいい部類に入るよね。で、黒人の血も入ってるんだけどBlack Music!とか言う割にそれと一番程遠い音を出しているっていう(笑)パンクロッカーがポップスやってるような滑稽さなんですよねってさっき書いたあとまぁダサい音を出すロッカーとかね、なんか色々と他がキマっているからこそ肝心の音を外すと一気に最悪になるっていうところなんだろうなって思うよね。

 

音楽だけのダサさだったらまぁスカムさとかは島村スカム音楽とかは普通にあるわけでしょ。でもなんだろうね、例えばそこですんげー見た目に気を使ったっつーか金かけたビジュアル系みたいな格好をしてて島村スカム音楽みたいな音出したらデフォよりダサくなるよね。普通の格好をしてる人がビジュアル系の曲をやってんでまぁそれがすんげーダサいってのと違うよね。なんかこの辺はやっぱこないだ書いた見た目がどんだけ可愛くても三代目なんたらブラザーズとかが好きだったら一気に冷めるってのがまぁ腋が凄まじく臭いのと同じって書いたけどじゃあ微妙だったらどうなんだろう?ってのも難しいところだよね。

 

酷くないけど例えば本当にアングラのヒップホップとかダンスミュージック好きなやつが彼女がEDM好きって言ったときに相当微妙だと思うんだよね。まぁその彼氏のセンスにもよるけどまぁ本格的にニューヨークの昔のハウスとかデトロイトテクノとかまぁちゃんとしたのが好きっていうのを前提にしたときに私もダンスミュージック好きなの!っつってEDMだったらEDになりそうだよね。でもまぁEDMならまだ分かるよね。ソウルブラザーズとかよりかはマシだからね。でもキツいよな。

 

ようは本物が好きな人が嘘っぽいのを好きな人とくっついたときにどうなんだ?って話なんだよねってまぁ俺の話なんだけど(笑)一般的にどうか全く知らんけど仮にロックにしてもマジな俺が思うロック!ってのが好きな中で私もロック好き!っつって商業ロックだったら冷めるってところだよね。でもまぁ大体そうでしょう。そもそも男女関係なくマニアックな人口なんて少ないわけだからね。でもそう思うと内面が好きってのと同じぐらい趣味が合うとかバッティングしないぐらいセンスが合うってのはすんげー大事だしそういう人いたら大切にしないといけないよね。

 

滅多にいないわけだから。まぁただそこで俺は過剰に反応しちゃって昔あったことなんだけど思えばまぁ相当アバズレだったんだろうなとは思うんだけどあ、ここ数年の話じゃなくて俺が10代の時の話なんだけどね、俺がラウンジ音楽とか好きなの知ってた子がいてどんなの聴くの?っつったらボサノヴァとか好きかなーっつって真に受けて「えー!」ってなって好きになっちゃうみたいなね、んでまぁ周りから「あいつがボサノヴァ好きなわけないじゃん」とか言われて気がつくっつーか気がついてたのか分からんけど(笑)過剰反応は良くないよねっつーか操られやすくなるからね。別にそれは男でも同じなんだよね。あ、あいつは分かるやつだなっつーか話せるやつだなって思っても自分のマニアックの度合いってのは一般の尺度から考えて尋常じゃないわけだから期待しちゃいけないんだよね。

 

そう思うとまぁ色々と深く掘れば掘るほどどんどん世間とズレるってことですよね。まぁそんなの自明なことだけどね。あとマニアックなやつの好きと一般的な好きって度合いが違うからね。マニアックなやつの好きは異性で言えばその子のうんこはやり過ぎだからおしっこ飲めますぐらい好きってことなわけでさ、一般的な好きは今度ご飯に行きたいかなぐらいのまぁ興味があるっていう程度のものだったりするからね。

 

まぁ思うにスタイルなんてのも同じかもね。そんぐらいの好きの尺度でラッパー気取りとかロッカー気取りとか逆にそれが普通かもしれないよね。マニアの好きさ加減って病的なわけだからさ、だからこそ思うにマニアのやつって表層に出にくいと思うんだよね。気取ったりしないし常に音源主義というか例えば死ぬほどヒップホップが好きでも金あれば音源買いたいからヒップホップっぽいファッションに金かけないかもしれないからね。まぁ音楽マニアってそうですよね。

 

結局まぁワナビーにせよ目指してるってことにせよアイデンティティなんだよね。でも自己啓発的な内容になるけどそれがマジな場合、アイデンティティなんだったら目指すものと現状の自分が違い過ぎて絶望してすさまじい努力をするとかとにかく日常生活送れなくなるよね。もうそれ中心になっちゃうはずなんだよね。それが自己なんだからその自己像と現在の自分が違い過ぎるわけだからアイデンティティクライシスみたいなのに陥ってってちょっと意味違うか。まぁコンフォートゾーンの違いだよね。

 

今のなんでもない自分に居心地の悪さしか感じないからなんとか変えようと必死になるわけでしょ。そういう必死さってイコールそのまんまのまぁマジさっつーか好きさっていうかリアルさっていうかね、憧れてるんだよねーあんな風になりたいんだよねーっていう幻想レベルなのかリアルレベルなのかってところだよね。だからそういう人って大体恋愛どころじゃないっつーかもうそれに必死なはずだよね。んでまぁすげー悩んでたり葛藤してたりね。

 

そういう葛藤こそがドライヴになるんじゃないか?って最近は思うよね。ちょっと前は悟ったような僧侶モードから欲望する僧侶にならなきゃ生きていけない!っつって欲望丸出しになって今はそれを実行しつつ次のステップに行こうとしてる感じだよね。こうならなきゃいけない!ってまぁ鬱と親和性あるから良くはないんですよね。でも自然体のままでいいってことになると堕落するじゃないですか?基本レイジーだから。

 

だから何かをドライヴさせつつ常に葛藤しながら成長していかないとやっていけないんだよね。そうじゃないと強度が確保できない。だからギターにせよ不可能なぐらいの目標を立てるんだよね。そうなるとちょっとやってそこそこ様になるようになってきたみたいなのをそもそも様になると思わなくなるし鬱の原因にはなるけどなんて下手なんだろう!っていうところにばっかフォーカスしちゃったりっつってもそこでまぁ欲望と葛藤の実践でいや、ビジョンはあるからできるようにならないわけがない!って思うしかないんだよね。下手なのはまだあんまやってないから当たり前なわけでさ、ビジョンがあればそれ目指せばいいわけだからね。そのためにまずはオリジナリティ!なんていきなり考えないでもうとにかくコピーしまくるとか色々真似するとかさ、やれることはやりまくったほうがいいよね。

 

まぁそんな感じですかね。ロックってダサさと紙一重なのも単純にダサい人が多いからなんだけどそれはラップとか手を出しやすい音楽全般そうなんだよね。あとまぁニューエイジか。ヒッピー臭かったりオーガニックでヴィーガンニューエイジっぽいファッションとかまぁ別にそれはそれでいいんだけどね、まぁこれもなぜか色々と雰囲気とかファッションとか思想が混ざった独特のものだよね。でもそれを言うと特にカルチャー的にロック!とかヒップホップ!って分かりやすい感じじゃないにしても下北とかにいそうなバンドマンっぽいやつってまた一つの人種だよね(笑)

 

売れないバンドマンとかまたこれも一つのアイデンティティ臭いよね。何が嫌かって本質が音に無いからだよね。音に関するカルチャーとか余分な周りの部分がメインになっちゃってんだもんね。食うのが大変とか売れないバンドマンあるあるとかそういうところをアイデンティティにしてどうすんだ?って感じだよね。半端ものってまぁそうなっちゃうってことだよね。だからもうとにかく何かやるならそういうヌルい感じじゃなくて狂わなきゃね。もう狂気の沙汰ですよ!っていう実際は超絶的にヒップホップ的だったりロック的でも狂気にしか見えないっていうね、マジなものって大体みんなそうだからね。そういう意味でステレオタイプって分かりやすいねじ曲がった形でのイデオロギー的なものなんだよね。ヒップホップだろうがロックだろうが結局そういう消費のされ方をしてまぁしょうもないやつらが手を出すようになるっていうまぁやるのは自由だからいいんだけどね。

 

ただまぁでもなんで本質的なものってねじ曲がった形でしか社会で顕在化しないのかな?とは思うんだけどまぁまさにそれって人が思うものがそれだからに尽きるよね。だからつまりはステレオタイプがそれになっちゃうんだよね。どんだけ俺がこれがロック!といったところでそれはマニアックなやつの意見だろってことになっちゃうわけよね。そういう意味でマジな音楽と社会なんて水と油みたいなもんだよね。水と油が混ざってロックもヒップホップも本当にマジなの以外は腐ってるんだよねっつーかそもそもそういうのってロックでもないしヒップホップでもないんだけど人々が思うロックなりヒップホップってのがそれになっちゃうから逆にちゃんとしたのがアンダーグラウンドとかオルタナとかって言われちゃうんだよね。

 

まぁその肝心のオルタナにしても今色々とディグってるけど初期が一番良くて割とレジェンド扱いされてメジャーとかでやるようになってからクソみたいになってるのとか本当に多いよね。腐敗ってロックが一番酷いかもね。外様の俺が言うのもなんだけど。

 

まぁそんな感じで今日はこの辺で。