泥沼ギターワールド。

アマゾンプライム会員にいつの間にかなっててまぁいいかと思いつつあれって動画見れるんだよね。んでまぁ前から興味あったけどまぁいいっかってパスしてたドキュメンタル見たんだけどヤバかったね。笑ってはいけないを10倍凝縮したような内容っつーか完全にハマっちゃって配信だとあそこまでのことができるんだよなって思って感動しましたね。

 

まぁそれはともかくドキュメンタルの感想なんて書けばいくらでもあるんだけどまぁギターなんだけどさ、一気にガーッってやって一気に落ちるみたいなパターンに入っちゃってでも興味が無くなったわけじゃなくて初期の物珍しさが無くなってだいぶ生活に馴染んできた感じだよね。

 

やるのが当たり前になってきてだいぶ慣れてきたんだけどただ実際に音を出すってのが滅多になくて本当は音出しながらのほうがいいんだけどまぁでも動画見ながらひたすら運指ってのを毎日やってるんだけど小指使うの諦めてたんだけどだいぶ強化したら使えるようになってきてロマンが広がってるんだけどやってて思うのはまぁなんだろうね、演奏っつーよりやっぱ音響の興味の面が強いから練習もさることながらやっぱエフェクターとかアンプとかギターの種類とかに興味が行くんだよねってまぁそれが普通なのかな。

 

ただまぁ演奏中心の人は音回りなんてとりあえずどうでもいいって人もいるらしいからね。なんかそういう意味でオーディオマニア的なんだろうなって思いつつ俺もやっぱ男だなとか思いながらも決していい音を求めてるわけじゃなくてより「これだ!」って思える音を出したいんだよね。んでそれって技術っつーより機材だからやっぱ機材に興味が行っちゃうよね。

 

あ、んであれなんだよね、大量のインプットしてる時とかする前とかもそうなんだけど異様に眠くなったりして情緒不安定になったりするんだよね。んでギターやろうと思っても眠くてできなくて何にもできないみたいな感じになるんだけどまぁ頭が色々と情報を処理してるんだと思うんだよね。何しろ知らない情報が大量に入ってきてるわけだからね。音楽にしても全く聴いてこなかったようなのばっか聴いてるから新鮮なんだよね。

 

んでまぁ相当成長してるんだなって思ったのがそのめちゃめちゃ眠いとかダルいとかめちゃめちゃ寝ちゃうとかっていう時期をある程度今はピーク越したと思うけどまだ眠いんだけどある程度ピーク越すと例えばギターやり始めの頃にいいな!とかって思ってたのが全然いいと思えなくなってきたりしてっていうまぁようはフィルターが強化されてるっつーのかね?

 

大したことないなっていうまぁ別に俺が上手くなったからとかじゃなくて耳が肥えてくるんだよね。それって長期間の間にだんだんなってくるものだったんだけどっつーか今までの俺はそうだったけどなんで今そうなるのか?っていうとネット時代だからだよね。インプットが例えば俺が音楽に興味を持ち始めて色々聞き始めてた時期と全然日々インプットできる量が違うんだよね。

 

だからもう昔で言うと聴くのに半年かかるだろうっつーのが一週間とかで聴けたりするわけよ。それこそ没頭するっつーか聴くだけだったらフリーで聴けるの多いからね。昔は愛聴盤にならなくても勉強するっつーのに買わなきゃ聴けなかったからね。今はそういう身銭を切る必要が無いっつーのが良いことばかりでもないんだろうけどただまぁ勉強のためにっつってその都度CD買ってたら機材どころじゃないもんね。でも今はヤバいね。インプットできる量がね。

 

ただ音楽的なことをインプットしてたっていう時代はまだそんなにネット時代じゃなかったから今がある意味初めてなんだよね。ネット時代に音楽情報をインプットするってことをやってるのがね。でもまぁ脳ってアダプトするから追いつくんだよね。それを処理しちゃうんだなと思ってすげーなって思ってますわ。んでまぁより好みっつーか所謂「分かる」ようになってきてやっぱりあれですよ、シューゲイザーからパンクからオーソドックスなロックからクラシカルなハードロックから色々聴いたけどやっぱりコマーシャル臭いのが本当にダメなんだよね。最初からまぁダメなんだけどよりダメになるっつーかさ、すげーRawで売れようとか思ってないような荒々しいのが好きだよねっつっても意外にね、ブラックサバスとかかっこいいんだよ(笑)

 

ただでもピンクフロイドとか過大評価だなっつーかロックって過大評価されてるのが多いなって思うんだけど結構あるあるトピックらしいんだけどピンクフロイドって完全にピエール・シェフェール的な位置づけなんだよね。やったことは当時は革新的だったけど時代が変われば別に目新しくもなんともなくてただまぁ歴史を知るみたいな感じで聴くことはあるんだけどとにかくつまらないっていうね(笑)すんげー退屈だよね。

 

好きって言ってる人はおっさん世代っつーのも分かるんだよね。ようは当時の実存補正じゃん?思い出補正だよね。今聞くと別に音響的な部分とかそりゃ斬新さなんて感じないわけでさ、具体音とかがサイケな感じで入ってるっつーのも別になんでもなくてだからもうダラダラのロックっつーよりフォークだよね。ロックなのか?そもそもっていう感じがあってでもなんであんな世界で何千万枚と売れたのか?っていうと分かりやすい斬新さだからなんだと思うんだよね。

 

真に革新的なものなんて大衆は理解できないでしょう。でも難解そうっつー雰囲気っつーのは理解しやすいじゃん?本質的な難解さとは違う難解っぽく見える深そうに見えるものだよね。これは普通とは違う狂気なんだ!みたいなアピールしやすい分かりやすさだよね。別に当時ですでにもっと狂った音源ってあったわけだしまぁ今ほど可視化されてないっつーのはあるんだけどまぁコマーシャルな難解さだよね。ファッション的な難解さと言うか。それが分かりやすくてウケたんだろうなって思ったよね。ただまぁプログレ的なのって一つのジャンルだしなんかそれって80年代的なメタルみたいなテイストと似てる気がするんだよね。

 

音楽的にはダサいんだけど当時のフレーバーってのはなかなか変えられない良さがあるっていうようなね、まぁそんな感じであれなんだよね、シューゲイザーなんかも最初は目新しかったけど色々聴いて思ったのはとにかくもうマイブラの焼き増しかあとはドリームポップみたいに言われるのはジザメリみたいな雛形のただの色んなバージョンってのばっかりで模倣に次ぐ模倣でクリエイティヴィティが全然ない不毛な地帯だなって思ったよね。色々聴いて結局マイブラジザメリがやっぱ一番良かったりしてまぁただあれは別格だけどね、A Place to Bury Strangersとかね。こないだも貼ったけど。

 

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でも面白いのがジザメリのあの狂ったギターって雛形なのにある意味一番狂ってるんだよね。フォロワーがあれ以上のことやってなかったりノイズ性がもっと低くなったりあと大体あるパターンがノイズギターっつーのを囲い込んで一つの音色として扱ってて別にノイズの特性とか良さみたいなのと関係なくただ形としてやってるだけみたいな魂が抜けたようなやつとかまぁそんなのばっかだよね。まぁただシューゲイザーって基本ポップだからしょうがなくてんで俺が求めるようなノイズ的なロックってBardo PondとかEarthlessみたいなサイケロックとインプロみたいな合間にあるやつでまぁホント、フリージャズに近いもんだよね。

 

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シューゲイザーって特にフォロワーはもう別にギターの部分シンセにしてもいいんじゃない?って感じでギターである必要が無いっつーかさ、それに比べてマニアックではあるんだけど現代でそういう長いサイケロックのインプロみたいなのをやってるバンドは極めてロック的でギター的っつーかギターっつー特性を完全に活かしつつ音楽的でロックっつー形式じゃないとできないようなことをやってるって感じがしてまぁ勝手に色々やっちゃうとフリーミュージックみたいになるけどそこをやっぱロックっつーところでおさめてるところのバランスの良さを感じるんだよね。

 

でもやっぱそんな中でジミヘンのライヴ・アット・モンタレーのWild Thingは歴史的に凄い!っていう歴史抜きにして今聞いても凄いっつーのが凄いなって思うんだよね。別格のノイズ性なんだわ。ギター燃やすとか関係なくいいんだよね。

 

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今書いたサイケロックのフリーインプロみたいなやつはあくまで音楽的で破綻しなさそうな感じがするからまぁ予定調和なんだけどジミヘンのスイッチが入ったときのギターって本当に凄いんだよね。かといってもグルーヴ感が残っててピーガーやってるノイズではないっていうその辺のバランスだよね。そういう意味で音響ノイズとかとは全然違うノイズでやっぱりまぁ俺が行きついたロック的ノイズっていうまさにこれ!っていう感じがするんだよね。まぁやっぱそれ言うと高柳とソニーシャーロックとジミヘンとフルシアンテって感じだよね。

 

あとまぁRobert Quineもすげーな!って思うんだけど残ってる録音が少なすぎて参照しづらいってのがあるよね。ただまぁすんげー学究の人でジャズからロックから知り尽くしてたっていうところが高柳とかと通じるものがあってそれでああいうパンクやってたってのがかっこよすぎるよね。まぁすぐ分かるよね。あんなフリーキーなギター滅多にないから。

 

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奥さんが死んだから後追い自殺でヘロインのオーバードーズで死んだっつーのも戦前の日本文学みたいな情緒性があるよねってまぁあんまり伝説化し過ぎもアレなんだけど。

 

ただまぁんでベイリーみたいなベクトルは一切なくなったよね。あくまで興味あるのはロック的なギターのノイズなんだってのが分かったしフリーすぎるインプロにはあんまり興味ないんだなってのも分かったからね。逆にギターやる前はベイリー好きだったけど今やるようになってからはあんまり興味が無くなってきてるんだよね。まぁやっぱロックが好きになったってことなんだと思うんだけどね。

 

まぁそんな感じなんだけどまぁでも機材とかアンプってことを言いだしたらキリが無いしっつってもまぁコンパクトエフェクターでもリバーヴとかエコー的なもんはDAWプラグインでいいからまぁやっぱ歪みだよね。あ、んで書いてなかったけどワーミーとWowペダルは買ったんだよね。もう鳴らしてるだけで楽しくて(笑)

 

適当に弾きながらギョワギョワいわしてるだけで楽しいからあんま逆にいじらないようにしてるんだよね。あれじゃ全く上達しないから(笑)それっぽいフェイクができるようになっても意味ないからね。ギターってストイックさが無いと音の快楽に埋没しちゃう感じがあるんだよね。それがすげー危険だなって思ったのね。なんだろうね、セックスに溺れすぎて風俗代とかラブホ代とか飯代みたいな諸経費とかかかりまくっても気持ちいからいいやっていうような感じだよねって

 

そんな経験したことないから分からないけど(笑)でもひたすら音の快楽を求めると色んなエフェクターとアンプとギターを試すってことになってもう金がいくらあっても足りないでしょう。まぁ逆にある程度うまくなったらいいと思うんだよね。でも今みたいなsmells like teen spiritの最初しか弾けないような状況でもうそんな音響的快楽に埋没するのはヤバいなって思うんですよね。まぁいいんだけどね。埋没しながらギターばっか触ってて上手くなっちゃうってのもアリっつっちゃーアリなんだけど適当に弾いてても音響的感覚があるとそれっぽい音が作れちゃうようになるのが嫌だなって思ってるんだよね。アンプ直にさしてもちゃんと演奏できるっていう感じになってから音いじりしたいなって思ってるのね。

 

とか言いつつエフェクターって絶妙な値段だから手が出しやすいってのがあるから今度お茶の水の楽器街で色々見てこようかなとは思ってるんだよね。危険だなーとか思いつつでもまぁ歪のこだわりはやっぱギターの本質だと思うし響き系には手を出さないわけで歪ってことで縛ってればそこまで大変なことにもならんだろうって思うしね。ただまぁあれだわ、アンプはBlackstarの今のやつもいいけどって1Wのやつだけど20Wのマーシャルのやつは絶対欲しいなって思ってますね。DSL20Cってやつなんだけど。

 

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こういう動画ばっか見てて全然ギター上達しねーでやんの。

 

結局やっぱ20W欲しくなるんだなとは思ったけどね、最初は20WのBlackstar欲しかったんだけど同じやつのW数が違うやつ持っててもしょうがないなと思ってまぁ似てるとは思うけどやっぱマーシャルの欲しくなるよね。あとまぁギターなんだけどハムバッカーのやつとあとギブソンのES-175は弾いてみたいって思いますよね。まぁギターになると高いからそんなポンポン買えないしジャガーが一番好きだろうなとは思うからいいんだけどね。

 

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ES-175でロックっつーのは相当オツだろうなと。

 

ただまぁリバーヴとかを通した音とかは明らかにハムバッカーのほうがいいよね。あーなんかこんな感じなんだろうね。すんげー下手くそなのに機材だけ持ってるみたいなやつって(笑)そんな風になりたくないってのもあるからまだ機材に行くのは早いって思ってるんだけどね。まぁでもそういう下手くそなやつの気持ちも分からんでもないわな。まぁでもあれだね、波はあれどギターは相当長く付き合っていけそうだよね。キリがないっつー泥沼にはまることをオッケーにしちゃえば相当遊べるからね。そこを逆にストイックになり過ぎて真面目になり過ぎてつまらなくなるのも嫌だなと思っててそこはバランスだなって思うけどね。

 

ただまぁ相変わらず思うのは練習してようが既存のもののそれっぽい練習をしようが本人が何をやりたいか?ってのが無いと全然何も出てこないだろうなって思うんだよね。そういう意味で技術だけ身につけても中身が空っぽじゃ何も出てこないしかといっても技術を身につければ色々とやりたいこととかも見つかるだろうってのはまた別だからね。

 

人生で何をやりたいか?みたいな難しい問題と結局同じですわな。結局ギターで何をやりたいのか?っていうね、まぁただあれだわ、昔よくレコード屋に一緒に行ってた友達がその場でプレゼントしてくれたバロウズの朗読にカート・コバーンのノイズギターが入ってるレコードがあるんだけどそれが何十年も経てすんげー輝いてるんですよね。時間は経ったけど必然的に今みたいなものに引き寄せられていたのか?なんてまたスピっぽい感じが入ったりね(笑)まぁそれもロマンがあっていいですよね。

 

結局まぁロックってそういうロマンだと思うんですよね。ポストモダン的なニヒリズムとか何やっても真似になっちゃうみたいな絶望的な状態である意味アホになってロマンを求めるというアティチュードですよね。それがファッションとかかっこいいだろう?っていうような生き様ではなくてダサさと紙一重だったりもうダサかったりするっていうような、でもそんなのを辞さないっていう別にモテるためにやってるわけでもないし好きでやってるんだ!っていうところを貫く感じだよね。

 

そういう一貫性なんだと思うわけでそれを体現できているロックって本当に少ないなって思うんだよね。とにかく商業主義に走るものってのが本当にロックを殺してるっつーかでもまぁそれって本人たちが悪いんだけどね。別にレコード会社とかに売れるようなの作れって言われたわけじゃなくて初期は荒いことやってたのにそれがウケたら落ち着いた売れそうなのやって逆につまらなくなるっつーのがもうロック創成期からよくあることだったんだなってのが歴史を学びながら痛感してるわけなんですよね。

 

そういう意味ではベイリー的なクリエイトする即興音楽と一緒だよね。音楽的囲い込みとかパッケージングみたいなものに抗うっていう生な感じとか荒いRawな感じとかね、そういう意味でベイリーって姿勢はどんなパンクよりもパンクなんだよね。そのスピリッツがすげーなって思うわけで。

 

ところでニルヴァーナって過大評価だって言われてるけどっつーかこないだ俺もそんなこと書いたような気がするんだけどカート・コバーン個人で見るとやっぱ変な人でニルヴァーナってやっぱ商業ロックだったわけで個人の宅録のほうが全然いいんだよね。

 

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宅録って個人の本質出るよね。バンドでなおかつメジャーってことになると色んな思惑が介在して元が純化されたものでもどうしても濁っちゃうけど宅録は介在の余地が無いからまぁ本当にRawな表現が見れますよね。体質に合ってなかった商業ロックやったからメンタル病んだわけで体質に合ったメンタル臭い宅録やってれば自殺なんてしなくて済んだと思うんですよね。別に食える音楽やらなきゃいけないっつー縛りはないわけだからね。

 

まぁなんかそういうスピリットに溢れた超絶DIY宅録を今後もやっていきたいと思いましたねってことでそんな感じでんじゃまた。