レコハンまた行って来たんだがね。その3。

ミックスアップしたので。

 

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いやね、カザールの広告が目につくなーと思って試しにクリックしたらアマゾンとかでやってる配送の試着サービスを始めたとかで500円で利用できるらしいんで早速試してみたんだけど4本までっつっても一応請求はされるから額にビビるわ(笑)タンテ買ったしこりゃキツイなーとか思いつつカザールって俺的にタイムリーなんだよね。いや、ファンクと言えばカザールでしょうっていう。

 

アイリッシュマンこないだ見たんだけどまぁ率直に言って大傑作だと思うんだけど昔のファッションにカザールっぽいデカめのサングラスっていいなぁーとか思ってた矢先だったんでセンサー張ってると勝手にモノが情報として入ってくるよね。逆にニヒリズムに沈没してると「自殺」とか「死」とかそんなネガティヴなものばっかが入ってくるんだよね。

 

まぁその辺のバランスってのがメメント・モリなわけで気分がアッパーな時こそ明日死ぬかもしれないから今を最強の強度で生きろ!っていうことがより心に刻まれるよね。一回しかないのに「まぁいいや」はないだろうってのがあるよね。あとまぁカザールに戻るけどマイブームをファッションとか身の周りのものに反映していくってのは俺の一貫したコンセプトだからファンクを取り入れていくって大事よね。自分のスタイルは基本にありつつジョージ・クリントンみたいなファッションになってもいいかもしれん。

 

というわけで今日のディスクレビューはFunkadelicのAin't That Funkin' Kinda Hard On You (Louie Vega Remix)っすね。

 

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まさに歌詞通りっすよね。ファンクを好きになったりサンプリングしたり目覚めたりしてコピーしたとしてそれで俺はファンキーになれるのかい?っていうね。ジョージ・クリントンがスピリチュアル・リーダーとかって言われるのは思想としてのファンクっていう面が強くてそういうのをジョージが関わってきたバンドとかでガンガン打ち出してきたからだよね。

 

ポップの要素としてのムーディーマンとかが怒ってたような黒人要素のエクスプロイテーションだよね。要素だけ抜き取ってっていう囲い込みをする思想が無いファンクってのはクソだなっていうところで今俺が好きになってる45とかでしか出てなかったファンクとかって言わばアングラ音楽みたいなもんで商業音楽とかと関係なく自主製作として出してたからあんなこってりした濃ゆいものを出せてたんだよなってことを思うと商業ロックと本質的なロックとの違いとほとんど同じだよね。

 

ロック史とかは去年相当勉強してまぁ色々書いたけど基本的にまぁ思想よね。それはパンク然りでパンクも商業に囲われるようになるとパンクみたいな見た目とか形態でポップソングを歌うみたいなクソみたいなことになったりしてまぁなんか俺が本質的に好きなのってエッセンシャルなものが凝縮されたミニマルなものなんだよね。余計な装飾とか大げさな展開とかが無いエッセンスがそこに詰まってるみたいなハシシみたいなもんですわね。

 

でもそれって本質を追求するみたいな修道士とか修行僧みたいな求道的な行為なんであってただ音楽ってのが介在するとバンドでもDJでもプレイしてる俺かっこいいだろう!っていうくだらない自己承認欲求と自己顕示欲ってのが出てくるわけじゃん?音楽の前では人間は謙虚じゃなきゃいけないよね。ひたすらそのエッセンスの抽出とか精製ってのに労力を費やさなきゃいけないわけでまぁでも世の中のベクトルはいつでも結局は「映え」ですよね。

 

DJかっこいい!バンドかっこいい!っていう見た目が9割っていうね、だからエッセンスを抽出するなんてのは1割にも満たないマイナーな行為なんであってそれは名声とか映えとか自己承認とかとは一番遠いものだよね。ようは化学者みたいなもんじゃん?あとまぁ数学とかもそうよね。俺が俺が!っていう数学者が前に出るんじゃなくてあくまで数学がメインっていう音楽もそれが当然なはずなのになぜか見た目の話になるんだよね。そういうのはもう全部クソだろうって思うよね。

 

その辺っていくら音楽的センスがあっても人間的なセンスが無いと「俺が俺が!」っていうエゴの世界になるからね。今売らなかったシカゴハウスの12インチとかも聴いてるんだけどあのひたすらグルーヴとか鳴りみたいなのに徹するとか手抜きだったりとか(笑)エゴの無さがすげーなって思うんだよね。意図してるのかはともかく「俺が俺が!」ってのを感じないからすごいよね。

 

あ、んで今回ゲットしたのでBoys Noizeっつードイツの人がいるんだけどその人がやってるレーベルでダンスマニアをリメイクしましたみたいなコンピがあってよくある下手に上手くなっちゃってる感じじゃなくて知性の欠片も感じないようなトラックを現代的な音色に置き換えているだけっていう裏方に徹している感じが「まさにこれ!」っていうまぁ俺が言いたいエッセンスってこれなんだよな!っていうのを体現してるような感じで面白いんだよね。

 

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ただこういうのもアングラでハードコア気取りとかになるとダメになるわけであくまで無作為的なことを作為的にやらなきゃいけないから高度なんだよね。それがメジャーかアングラか?みたいな相対的な価値観に左右されないようなエッセンスだよね。まぁそれはつまりはグルーヴってことだったりファンクってことだったりするわけでシカゴハウスのファンクネスってそこにあるよね。天然の無作為なグルーヴってところだよね。まぁグルーヴィーってことで作為的ではあるんだけど作家主義みたいなのと対極にあるようなものだよね。

 

ってことでそんな感じで続きです。

 

だからまぁガチリアルなところで言うとマンスリーでやるとしてオールナイトはお仕事があるから無理だから最終かちょっとその手前ぐらいで切り上げて帰るっつーアフター5から始まる入場無料イベントみたいな感じにするかなーとかなんとなく考えてるけどね。

 

とりあえずまぁやりたいんだったらやるべきで「でも飽きるかも・・・」とかってのはまたやった後で考えればいいわけよね。何より箱で回すという場数を自分で踏んでいくってことが必要なわけで箱で回すなんて本当に数えられるぐらいしかなかったからね。

 

まぁあとあれなんすよね、最近ファンクの流れの延長っていうか時代的に必然なんだけど初期ヒップホップっつーまぁようはオールドスクールとかエレクトロ・ファンクとか言われる類のエレクトロとかがすんげーファンク経由で好きになってきててそういうブラックミュージックをシームレスに繋げるようになればいいなーっていうまぁ昔やってたようなラウンジ系みたいなのも混ぜつつだけどね。

 

まぁただタンテ自体でミックスなんてもう久しくやってないからこないだガリが凄まじくてDJ2000捨てちゃったから(笑)練習用の安いミキサーとモニタースピーカー買って練習って感じですね。まぁただその前に勉強っつーか曲を覚えるとか買ったレコードを死ぬほど聴きこむってことが大事で買ったレコードをモノにするって本当に時間かかるんだよね。

 

ディグってた時期は買える量が限られてたから自ずと何回も聴くようになってたけど今はある程度量が買える分、それを全部聴きこんでるか?っていうと微妙なわけで過去の覚えてるのも含めて5000曲ぐらいはスタートポイントでやりたいよね。まぁタンテの練習も思い出しつつやりながら5000曲ぐらいモノになったらいよいよ本番!って感じで箱を探す感じですね。

 

ただまぁギターと同じでなんか色々とやれたら気が済んじゃう場合もあるし別に箱でやる!ってのを設定しなくてもまず練習というかブランクあるわけだから久々にやってみるってことだよね。まぁこの辺の再スタートの壁は壁というほどでもないぐらい低いよね。昔やってたことをまぁ機材とか部分的に新しいのに取り換えてまぁ何より場所の確保のほうが難しいんだけど(笑)まぁとりあえずセッティングしてやるって感じだからね。

 

とりあえず毎日つまらなさ過ぎる!ってのを変えていけるブレイクスルーになればいいなと思うよね。まぁ神学と同じでやるのが昔みたいに当たり前になるとそれも新鮮に感じなくなるんだろうけどそこでまぁマンスリーひとり会を目標にステップアップしていく!みたいなのがあると楽しいからね。

 

あとやっぱりファンクとかソウルに目覚めてファンク経由でオールドスクールヒップホップとかエレクトロも好きになってるっていう流れでまたDJやりたい!って思うのってまぁようは買ってるヴァイナルを回したい!ってことでまぁようは料理するってことだから「Last Night a DJ Saved My Life: The History of the Disc Jockey」の最初のほうで書かれてるようにDJって消費者であると同時に生産者でもあるっていうポストモダン的な感じっていうかさ、ただ聴くってだけでもいいんだけど回すってなるとさらに愛が必要でそのプロセスでまたどんどん好きになるじゃん?

 

Last Night a DJ Saved My Life: The History of the Disc Jockey

Last Night a DJ Saved My Life: The History of the Disc Jockey

  • 作者:Bill Brewster
  • 出版社/メーカー: Grove Press
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: ペーパーバック
 

 

聴くだけじゃなくて回すっていう目線があるだけでまた開けてくる地平ってあるからね。何より聴きこみ必須になるし適当に憂さ晴らしにレコード買って一回聞いて終わりみたいな聴き方もできなくなるしそれこそ自分が望んでるディープに聴くためにレコードを買うっていうのがDJによってさらに加速するよね。だからまぁ結局最高の音楽体験をしたいっていうそれに尽きるよね。それと同時にただかけるだけじゃなくてDJってまぁ前も書いたけどコンパイルのアートみたいなもんだからそこにクリエイティビティってのが介在するのがいいよね。

 

だからなんつーのかな、人前でやりたい!っていうことではなくて好きになっている音楽をもっとディープに好きになりたい!っていう内面的な動機付けよね。んでもうそれが好きすぎてどっかでやりたい!っていうぐらいの動機になればもっといいわけだよね。なんかあとまぁいつも書いてることだけど色々やり尽くしたなーって思っても俺のDJみたいになんかにシフトしてやらなくなったとかね、そういうのってまぁそんなに多くないかもしれないけどあるよね。

 

まぁおっさんがある程度余裕が出来てきて昔やりたかったバンドをやる!みたいなのと似てるかもしれないけどそういう趣味的な感じじゃなくてあくまでプロフェッショナルに究める!というところにこだわるということだよね。学問なんてアマチュア精神でやってたら本当に中途半端で学問のプロ意識っつーのをプロでもないやつが言うのもあれなんだけどただまぁプロ並みの理解とか読解とか読む量とかっていうことよね。

 

プロ並みというかそこはプロじゃないとダメよね。そうじゃないとただのジレッタントになるからね。まぁジレッタント的に好きなものとプロとして極めたいものってのは別々にあっていいと思うんだけどやっぱり学問と音楽は別にプロと認められてなくてもあくまでベクトルはプロでいるっていう感じだよね。

 

ただまぁそこでDJってのは自分一人でやって極まるものじゃなくて絶対現場よね。現場とお客さんがいるって中でその中で何年も続けないと極まらないでしょう。テクニックとか選曲とかは家だけでもできるかもしれないけど結局DJって現場でやるものなんだからっつってもまぁ配信というのもあるかもしれないけどあくまで現場でやってて配信もするっていう感じだよね。

 

その辺だと例えば俺のギターなんかは別に自己完結してていいんだよね。ライブでやってもいいんだけどただ音がデカくなるというだけでやりたいことは変わらないんだけどDJの場合そこが決定的に違うから面白みがあるよね。金かけて労力かけて箱を借りてでもやる価値があるというかね。

 

まぁただそのなんつーか夢物語だけ言っててもしょうがないからリアルなプランってのを考えてやらなきゃいけなくてまぁそれは予算とか時間のこととかなんだけどまぁこんな万年フリーターみたいなやつが時間とか言うようになる時が来るんだなーって自分でも思ってますよね(笑)まぁそれがあるからある程度自由に使えるお金が増えてるわけなんだからそこは感謝しかないんだけどね。

 

ただなんかそこはマジになると後先考えずにそれ一筋になる!ってのは俺の利点だと思うから変なリミッターかけないであと他に楽しいことなんてほとんどないぜっていう認識も踏まえてリミッター解除してやりまくりたいですよね。 

 

なんか毎年そうだけど12月って必ずなんか今後の行く末を左右するような大きな目覚めとか出来事があるよね。DJやろうとは思ってたけどやるならめっちゃ練習して音源聴きまくって自分で箱を借りてやろう!と思わせてくれた某店のルードな店員に感謝だわ(笑)うわーこんなやつと関わりたくねー!ってその時は嫌な気分になるけど重要な認識だよね。そういうのと関わらないで自分の夢を達成するにはどうしたらいいか?というマインドセットになるもんね。

 

だからもうDIYがベストよね。本当にそれに尽きる。自分が舵きってやるってことよね。あとまぁ上下関係が嫌だったらデフォでボスになるしかないわけでただそれには実力が必要なわけでそこはもう必然と磨くようになるよね。それは夢の達成!ってのもあるけど嫌な奴と関わり合いたくないから!ってのも良い動機だと思うんだよね。

 

あとまぁなんつーか「俺に何ができるんだ?」って思ったときにやれることなんて本当に少ない中で「一応DJはやってたというか志してたっていう時期はありました」みたいな感じで一応やれることの数少ないことの一つじゃん?だったらそれは究めるべきでしょう!って今さら思ったんだよね。ギターは調性音楽をやることにどうしても熱意が続かなかったからノイズギターってのはいつでもやれる!っていう万全な状態にしておいてんでまぁDJって全然極まってないっていうかすんげー中途半端で終わってるもんね。

 

そこでまぁ今って好条件がそろってて昔と違って使えるお金が増えてるから音源にお金を使える!とかね、かなり洋服とかスニーカーとかメガネ我慢しないとアレだけど(笑)あと聴きこむ!とかもそれこそ神学書を読みながらモノにしたい音源を聴くとかっていうのが生活の中に組み込みやすいよね。まぁそれがやれそうかどうか?っていうのをただの夢だけじゃなくて現実的に考えるときにそれはもう明日からやれそうなのか?とかすぐじゃなくても準備さえ整えられればできそうだっていう現実的な見通しって当然ながら重要よね。

 

例えば今からお笑い芸人になる!ってまぁそれもいいとは思うけどかなり荒唐無稽よね。向き不向きも分からないし昔やっていたみたいなこともないしそれに比べてDJってのは相当現実味があるよね。そういうリアルな中でアンリアルな夢を持つっていう西田の意味合いとはだいぶ違うけどある種の絶対矛盾的自己同一だよね。不可能と可能というのが同居していてそれがぶつかり合うことなく混ざって存在しているっていうね、ただそれも量的っていうクオンタムなもので常にその比率は変わるわけで極めていくってのはその可能性ってのをどんどん上げて行くっていうことだからね。

 

んでまぁここで終わってるんでとりあえずこれは終わりでんでまぁ次回からレコハン記の続きになるんでよろしく。