レコハン記。その15。

完成品をアップするんじゃなくてめっちゃラフなまだ中身が分からないレコードとかをそのままミックスしていくのを録音するってのがすげースリリングで録音したのをアップしてるんで良かったらどうぞっつってもやってて思ったんだけど生音系は昔やってたパターンの仕込みが自然に出てきたりするのね(笑)あ、生音は知ってるやつばっかなんだけどテクノは聴いたことあってもレコード自体聴くのは初めてってのもミックスしたりしてますね。

 

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あと聴き続けてるとラリってくるMシリーズをレコでコンプしたんで全曲をフルでミックスっつーのをやってみたんだけど待ってる時間のほうが長くて(笑)その間に本を読んでたら曲が終わっちゃったりとかしてるんだけどそれもチャンスオペレーション的でいいかなみたいな感じで。

 

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テクニックとかミックスとかはただの慣れだから数やればいいんだけど大変なのが即興性だよね。ジェフミルズみたいにガチガチに固めればそりゃ1分とかで曲変えられるけどその場その場で選んで考えるってことをやらないと一向に上達しないからね。昔、セミプロみたいな感じでテクノのDJやってた人の話を聞いたときに所謂今のEDMDJみたいな、ジェフミルズとかは完全に仕込んでパターンをそのまま再現してるだけだからクラブDJではないというのを聴いて衝撃を受けたもんですよね。

 

まぁクラブDJってのはその場の空気を読んでその場で即興で色々と組み立てることができるDJで派手なDJとかに比べてスポットライトを浴びづらいかもしれないけど真の職人はクラブDJだって言ってたんだよね。いや、マジでそうよね。PCDJなんかだと顕著だけどプレイリストで組んでしかもテンポも合わせちゃえば焦ることもないし曲選びに迷うこともないんだけどそれだと一向に肝心なところが上達しないっていうね。まぁその即興性ってのをめっちゃ重要に考えてるね。あとお決まりのパターンっぽくなったらそれをあえて崩すとかチャレンジしてみるっていう感じよね。

 

ってことでもう明日2020年なわけだが毎日DJシコシコやっとるよ。たまには色々書きたいんだけどもエグい時間持っていかれるよねDJって(笑)まぁそれだけ虚しさが介在しないってのはいいことだわ。あとまぁドイツ語はやらないとね。全集頼んじまったからな。それにしても一人会で色んなバリエーションを全部ヴァイナルでもっていくとなると4時間だったら最低でも200枚は必要だから運ぶ方法をリアルに考えて行かないとな・・・。オリンピックのナイトタイム特需に向けて頑張るぞー!(ただの思い付き)

 

ってことでディスクレビューなんだが何気に良く聴いたんだけど所謂「ディスク」として認識してないものがあってそれはまぁRage RacerのサントラですよっていうかPSのディスクの一曲目がデータトラックになってて2曲目以降CDでトラック聴けるっつー仕様で聴いてたんだけど神曲が多いんですよね。バブル期に高級車で美女を乗せてレインボーブリッジを渡る時の音楽(笑)とかって勝手に思ってるドラムンベースがいくつかあって代表格がこれですよ。

 

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中学の時とかに大人になったら高級車乗り回して美女とデートするんだ!みたいな中二病どころじゃない中二病をこじらせてた俺がうっとりしてた曲ですね。とにかく甘い!

 

あとまぁ他の神曲貼るわ。

 

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曲がにわかのゲーム用ドラムンベースじゃないんだよね。普通にかっこいいという。中田ヤスタカとかは見習うべきだよね(笑)あ、当時は小室もそうか。似非ジャングルサウンドって流行ってたからな。そんな中、ゲームのサントラでガチジャングルっていうね、クオリティ高いよね。

 

あとR4ですな。

 

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R4に至っては本業の人でもこんなシャレオツなジャズステップ滅多に無いだろうって思えるぐらいのもんですよね。言い方悪いけどドラムンベースのプロデューサーってまぁようはDJが多いからサンプル主体なんだけどゲーム音楽とかの作曲家の場合、スコアが書けるからジャジーなフレーズとかを縦横無尽にプログラミングできるおかげですんげーグルーヴ感が出てるっていうね、まぁそれでも本業だとやっぱりEndemic Voidとかはめっちゃいいっすけどね。

 

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これは売らずにアナログ取ってあるぜよ!当時買ってまぁ衝撃でしたね!なんちゅーかっこいいレコードなんだ!と。

 

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音楽的な黒歴史無いんだよね俺。ダサいドラマの主題歌聴いてたみたいな時代が無くていきなりこういうのだったからキッズの頃からセンスだけは冴えわたってましたわ。生意気なガキだよなー。中学でレコードでこれ聴いてるとか生意気過ぎるよね。中学っつっても登校拒否だったんだけど(笑)

 

ってことで続きね。

 

ただまぁそのぐらいの意気込みが無いと業界の馴れ合いに終始するか潰されるかどっちかしかない感じになるからね。だからまぁなんかやるにしてもDIYが一番!ってことになるんだよね。ただまぁDIYで気をつけないといけないのはDIYだからこそアカデミックなものをやるんだったら体系的であるということを常に意識しないといつまでもアマチュアのままでいるってことになっちゃうんだよね。

 

数学やってた頃にはそういうのを散々リサーチしてまぁプロの数学者になるには?ってのを俺なりに必死に考えてたんだけどまぁそこで分かったのが世の中には自称数学者が腐るほどいてリーマンみたいなデカい問題から受験数学まで自分が発明したアルゴリズムです!とかリーマン予想解きました!とかってのを永遠とやっては大学とかに送り付けているっていう電波系のやつらの巣窟なんだよね(笑)

 

まぁただ数学ってちょっと調べれば分かるけど一部の天才だけが良い仕事をできるんであってまぁそうじゃない!っていう言う意見もあるけど東大の数学科の学科の説明だか前に画像貼ったけど最初は数学者になるぞ!っつって大志を抱いて来る人たちも多いんだけど数学という学問が持っている緻密性もさることながら東大となると日本中から神童みたいなのが集まってくるから勝手に「俺凄い!」って思ってても世の中にはこんな化け物がいるのか・・・しかもまだ学部生だぞ?っていうような衝撃やらでとにかくまぁダクソの青ニートみたいに心折れるものたちが大半でそういう屍だらけの場所である・・・みたいな、まぁ実際そうなんだと思うよね。

 

学校で授業聴いてて隣にいるやつがガチ天才とか怖すぎるでしょ(笑)そんなやつらとアカポス競争も含めて競争しなきゃいけないなんて恐ろしいよね。あと実際、学部レベルならともかく研究レベル・・・とまではいかないにしても所謂高等数学のさらに上のもっと抽象的なやつ・・・とかになると日々それだけを考えて壁にぶつかっては「俺ってやっぱりバカなんだ・・・」っていう自己嫌悪に陥るとかまぁその脳のすり減り具合が凄まじいんだよね。相当鍛えられる部分もあるんだけどやってるのが全く役に立たないような純粋数学とかだとNavyシールズとかに入って戦地を経験して疲弊して帰ってくるのとはわけが違うでしょう。

 

いや、海軍も大変だけど実益あるじゃん?凄まじい精神力とかまぁ戦地でトラウマを負わなかったらっつー前提だけど学んだこととか鍛えられたこととかって人生に役に立つしWarベテランメリットっていう福利的なメリットもあるっていうかそれが目的で入る人も多いわけでね、まぁそれに比べて数学っつったら脳をすり減らす具合ってのがNavyシールズの訓練並に熾烈でなおかつ実社会では全く役に立たないどころかそんな浮世離れしてることばかり考えたりやっているもんだからどんどん社会性が無くなっていくわけよね(笑)

 

まぁそうじゃない人もいるんだろうけど基本引きこもって数学書を読んだり調べたりっていう永遠とも思えるような孤独との闘いでもあるしね、まぁそれが好きでたまらない!っていうやつにしかできんよね。あれは。言い訳をするならあのまま独学でやってても例えば挫折してなかなか挫折から立ち直れなかったような内容の本とかも何年も格闘すれば理解できるようになっていたと思うけどSo What?ですよね。それで結局何をするの?っつーところなわけでそのビジョンが全く見えなくなったもんね。だからまぁ東大の数学科の学部の説明とか親切なのよ。ここはそういう廃人とかロストするような人間を生み出す場ですって言うんだからね。

 

学部の説明って生徒という客を集めるために平気でうそ書くからね。あらゆる分野に繋がります!とかつながんねーよ(笑)っていうこととかさ、まぁそんなんで生徒集めて路頭に迷わせるんだから罪深いよなーとか思いつつ数学科は廃人を生み出すって少なくとも東大では明言してるから真摯よね。それでもいいならこの無理ゲーに挑戦してみなさいっていうことでしょ。

 

ただまぁ純粋数学は無理だから工学系に移ったらこれが合ってて良かった!とかまぁ実益に繋がることもあるよね。別に純粋数学を自分の墓場だと思う必要はないんだけどさ、ただまぁ俺は物理やら金融工学とかも自分なりに色々やったけどやっぱり純粋数学が一番好きなんだよね。まぁでもそれは無理ゲー過ぎるし例えば今やっている実存主義的なキリスト教とか宗教哲学とかって結局まぁ自分の人生自体の躓きに関するものだったりして経済的な実益とかってことじゃないんだけど実存と向かい合うっていうところですんげー実学なんだよね。

 

西谷啓治なんかも宗教が宗教たる所以はその人間にとってそれが無いと生きていけないというようなものになっているものが宗教であるみたいなことを言ってるんだよね。引用すればいいんだけど本探すのに時間かかるから大体のいつもの感じで堪忍してや。

 

んでまぁ自分にとって一般的な意味でのキリスト教徒はだいぶ違うんだけどまぁ勉強中だけどキルケゴールとかが全然正道と違う道に逸れた現代のキリスト教はクソだ!って言って本当のキリスト教とかキリスト者であるとはどういうことか?っていうのを追い求めたベクトルと同じ感じよね。あとまぁそういうキルケゴール的なものがオリジンの実存主義的なキリスト教っていうところで今はすっかり勉強のおかげで護教的なバルトよりも実存的でよりリアルなキリスト教のイメージがあるようなブルトマンとかのほうがしっくりくる感じになってるよね。

 

ただ気をつけなきゃいけないのはバルトの危機神学ってのは危機に迫られたものだったっていう歴史的コンテキストを抜きにしてテキストだけで語っちゃいけないっていうところなんだよね。それこそナチスとかに博士号はく奪されたとかゴーガルテンみたいなナチスに加担する神学者もいる中で反ナチスを貫いたっていう、そこで元々は政治的人間ではないんだけど時代が政治性を帯びざるを得なかったというかね、だからそこでキリスト教を守らなきゃいけなかったっていう最後の砦的な部分は大いにあったわけだよね。

 

だから聖書によってのみ啓示は可能であるっていうこととかね、まぁある種の排他性というのもヒトラーがキリストの生まれ変わりだとかってゴーガルテンが言ってたみたいなのを読んだ気がするけどまぁそんな風に言う神学者とかが普通にいたっつー状況の中でそういう論理が可能な可能性を排する必要があったわけだよね。

 

だからヘタするとブルトマン的な非神話化というか脱オカルト化っつーかさ、そういう神秘みたいな非科学的なものは排除してkeep it realで行こうぜ!って感じだとヒトラーがキリストの再来である!みたいな命題と整合性が出てきちゃったりするかもしれないわけでそこは不本意だったかはともかくやはり神話性というのは必要だしだから時代錯誤とも言える奇跡とかバルトの時代の科学だったらさすがにもうそれを信じるなんつっても無理だろうまともな頭してれば・・・っていうようなところもこじつけ臭くてもこじつけなきゃいけない理由があったっていうところはあると思うんだよね。

 

それも含めた上でバルトが何を言っていたか?っていうのを理解しないと凄い勘違いをしちゃうと思うしバルト神学の奥義とか神髄を見逃しちゃうことにもなりかねないんだよね。いや、バルト神学なんて言えるほどバルトの著作読んでないんだけどね(笑)

 

ただまぁそういう心づもりでChurch Dogmaticsとかも攻略していければなとか思ってるわけですよね。何よりバルトがなんであんなに執拗に「聖書によってのみ」とか「キリストの名においてのみ」っていうことにこだわったか?っていうことだよね。

 

仮に内容がほぼ一緒でもそれが唯一の救い主であるキリストの名によってのみ成されているものでなければそれは邪教であるって言い放ってたのもその過剰とも言えるディフェンスの背後にはゴーガルテンみたいに頭脳は優秀なはずなのにあんな感じのベクトルにいっちゃう神学者もいるんだっつーのをすんげーリアルに感じていたからこそのキリスト教が乱用されないための教理と体系を作る必要があったっていうかね、そこは宣教的な意味でもそうだよね。

 

ってことで来年とか再来年とか関係なく俺が生きていく限り続いていく感じなんで来年もよろしくーってのと良いお年をお迎えください!って感じでんじゃまたね。