安さではないコストパフォーマンス。

ミックスアップしたのと新作アップしたんでっていうかPlastikmanをかけててアシッドってほぼリスニングオンリーだったけどプレイするとあのビヨビヨ感が前立腺を刺激するようなクンダリーニ的な感じがあってたまらなくなって俺もアシッド作家になろう!と思ってアシッドトラックを作ることにしましたね。SMKのキリスト教モードもネタが尽きてきたし今後はアシッド路線でいいかなと。

 

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最近なんだけど庶民のためのお手軽プライスな機材を多数提供しているBehringerが303のクローンを作ったらしくて近々リリースされるらしいんだけどローランドのやつの値段の半分でなおかつあんまりローランドのやつが実機っぽくないらしいんで今はどの道金銭的にアレだから買えないからBehringerのやつ出たら買おうかなと思っておりますね。

 

あとアホみたいに買ったギターのエフェクターとかを繋ぎまくったらとんでもないことになりそうでそれもアナログならではの楽しみだなと。

 

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ってことで本編に入りますけどBeatportの段階セールヤバいよね。最初は10パーオフとかでそれで買うと次は20パーって感じでどんどん買わせていく感じなんだけど冷静に考えるとWavで一枚単位で買うと4曲とか入ってると1000円いくんだよね。それ思うと相当プレミアついてない限り可能ならヴァイナルで買った方がいいなっていうなんかヴァイナルかコスパ抜群のbeatportか・・・っつーところで葛藤している俺としてはヴァイナルが決定的になりつつあるね。いや、ベーチャンとかのドープなやつはヴァイナル一択ですけどね。

 

あとまぁ意外とあれだよね、2000年以降のやつとかもリリース時期知らないで買っちゃって手元にあったりするんだけどそこまで悪くないのもあるよね。まぁすんげーPCで作ったなーっていう、まぁ俺はDJ ShadowとかKrushの初期みたいなMPCとタンテだけで作りました!みたいなRawでプリミティヴなやつが好きだからテクノも断然そうなのよね。アナログシンセとリズムマシンで作りました!っていう、んでマスターに機材のノイズとか乗っかってたりね、んでそういう時期のやつってマスター自体がテープだったりするからアナログとの相性がいいんだよね。

 

逆にデジタル系だとまぁそんなにこだわらない限り別にデータでもいいんじゃね?って感じだけどまぁそれは好みだよね。ただまぁ思うのはPCDJ vs アナログっていう二項対立ではないってことだよね。両者ともに全く別物なんで比較自体が妥当ではないというね。

 

あとまぁいつも書くけど近年のトラックはデジタルリリースオンリーだったりするからアナログがあるものってのが限られてるからある種、膨大にあるデジタルリリースのやつに比べれば明らかに有限だからジャンルを「これ!」って決めてコレクター的に集めるってのもまぁ趣味的なやり方の一つよね。全く非合理的か?っていうと音は明らかにヴァイナルのほうがいいわけだし。

 

まぁなんかレコードを買うって180gのリマスター盤!とかさ、ジャズとかでのハイファイな世界って感じがするけどローファイって意味でもある種当時のアナログのほうが良かったりするんだよね。別にそういう高尚なオーディオ趣味の世界に限った話じゃないってことだ。

 

それでいうとやっぱヒップホップのオールドスクールとか90年代とかのやつもやっぱりアナログだろうなっていうかヒップホップこそアナログだろう!って感じがするけどそれ言い出すとハウスもそうだけどね。

 

それにしてもまぁあれだわ、一人会やる!とか言いながら金がカツカツ過ぎていつになるか分からんわ。もうパトロン探すしかないかな。誰が出資してくれんだ?って話だけど(笑)

 

でもホントに改めてテクノっていうかBoiler RoomとかでやるようなテクノじゃなくてRawなテクノってマニアックな世界だよね。感覚的に恐らくファンクとかノーザンの45買うような感じだと思うんだよね。テクノの12インチ買うっつーのは。んでまぁいつも書くけど買うとミックスするのが楽しみになる!っていう、んでレコード同士の相性ってのがあるから研究しだすとキリがないんだよね。

 

キラーとかアンセムめいたものばっかりかけてると人間ジュークボックスになるからやっててクソつまらなくなるから常に不確定性っつーと大げさだけど実験性とチャンスオペレーション的なケージ的精神をテクノに活かすっていうかね、で、ありつつもこれはロック精神から学んだことだけどズレるとかヨレるとかテクニックで言うと上手くないけどグルーヴ感があるみたいなさ、インディーロックとかの良さとかってそういうもんじゃん?クリック音にぴったりだと精確なんだけどグルーヴ感がないっていうね。

 

Syncボタンなんて死んでも使わないと思うけどSyncボタンとかもバンドがクリック音に合わせて淡々と弾くようなもんだから全然つまらないよねっつってもまぁ大御所レベルになると楽しい!っつーより客から求められてるのがそれで上り詰めた音だったりするじゃん?Joey Negroだったらディスコ!とかさ、んでも本人は30年以上やってたりするから音源とかに飽きてたりすると思うんだよね(笑)

 

でも求められてるのはそれだし営業でボロいギャラ入るし老体だし・・・ってことで別にそこに無駄な労働力をかける必要ないからPCDJでSyncでいいだろうってことになると思うんだよね。そういう合理性に関しては全然いいと思うんだよね。

 

でもこれから!っつーDJがいきなりSyncボタンを使うヘッドフォンすら使わないDJをやるってのはどうなんだろうな?ってのはあるよね。めっちゃエイムアシストが強いFPSでそれをコンバーターでマウスでやるようなもんでしょ。テクもクソもないだろうっていう。まぁテクが全てじゃないんだけどさ。

 

結局FPSの面白さってエイムの正確さとかさ、リコイルコントロールとか武器の癖を把握するとかさ、それこそ構えから発射までの秒数とかそういう緻密なものを研究するっつーところに面白さがあるわけじゃん?でもすんげー強いエイムアシストがついてると適当に撃ってると敵に当たるってことになるからテクもクソもないよなってことになってまぁCODとかだと一時期酷かったAdvanced Warfareだったかのレーザーとかね、あとまぁMW3の覗きこみ時間ゼロのスナイパーライフルでのクイックスコープとかさ、まぁあれはあれで難しいんだけど競技性があるものに関してはテクノ簡略化とかって死活問題よね。

 

あとまぁ強すぎるショットガンとかね。まぁDJは競技じゃないし楽になったことでやれる人が増えるっていうまぁ初期コストもそんなにかからんし音源もレコード屋がある都心かサバーヴに住んでないと無理とかってのもないし民主化してるからいいんだけどね。そうそう。それデカいよね。ド田舎のレコ屋が無くて通販すらもほぼ無いって時期だとやりようがないもんね。もしくは新幹線で遠征して一気買いするとかさ、ネットで買えるようになったっていうのは本当に大きいよね。

 

まぁなんかそのトランスポテーション的なことが社会に影響するものって飯島洋一の「破局論」で述べられてたんだけど驚きだったはむしろ学者の名前忘れたけど19世紀にすでにそういうのに着目して秀逸な論を述べてた学者がいるってことなんだけどね。 

 

破局論

破局論

  • 作者:飯島洋一
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2013/06/18
  • メディア: 単行本
 

 

まぁんで俺はレコードに限った話をしてるわけだけどっていうかあとDJか。まぁそれによって時と場所関係なくいつでもDJできるしそれこそBeatport Cloudとかに入ればマシなWifiがある場所だったらぶっちゃけ孤島とかでもDJできるんだもんね。

 

結局やっぱりまぁ俺が体験してた90年代のDJブームの時ってDJやってるってだけでステータスになってたのはまず機材が高いし今みたいに音楽情報があふれてるわけじゃないから情報通である必要もあってんでなおかつそんなのどこでゲットしたの?とかっていうようなものとかも含めてDJやってるってこと自体が凄かったんだよね。まぁヘボいのもいたと思うけど。

 

んでまぁ今は誰でもできるようになったから機材の使い方すら分かってないままクラブで回せちゃったりするんだけどまぁあらゆる意味でのコストが下がるとか障壁が無くなるとそうなるよね。だからまぁ昔みたいなやってるってこと自体の特権が無くなったからそれだけでやってた人とかが淘汰されたりとかしてだからまぁそれでもやってるって人は本当に好きな人しかやってないっていうね、まぁこれも自然淘汰のメカニズムの一つなのかな?とは思うんだよね。

 

自然淘汰の「自然」の部分ってようは誰が操作してるわけでもないんだけどテクノロジーの変化とか社会の変化によって変わるカルチャーとか分野ってのもまぁその変化をもたらしているのは人為的なものなんだけど大局的に見るとそれって自然なんだよね。かといっても強者のみが生き残る!っていうわけでもないんだけど相当な篩にはかけられるよね。

 

あとまぁなんだろう、誰でもできるようになったからDJやってるんです!っつっても「へぇー凄い!」ってならないっていうかね(笑)アニソンDJからJ-POPDJまでDJって広義なものになってるから一概にDJといっても様々なんだよね。まぁそこを老害みたいな人が昔の定義以外認めん!みたいなことになってるんだけどDJという行為自体に民主制が伴うようになったってのは良いことですよね。昔だったらJ-POPなんてかけたら地雷扱いされて仕事干されるとか(笑)だったと思うけど今だったらまぁそれもイベントによるけどアリなわけでしょ。まぁそういう世界のことはよく分からんけどね。

 

ただまぁ今に始まったことじゃないけどデータでDJできるってよく考えたらツタヤのレンタルとかブックオフとかで買ってきた安いんだけど内容は別に悪いものではないっていうものをリッピングしまくってそれ流せるんだもんね。昔の場合、そんなのWackの極みだろう!ってことになってディスの対象になったと思うんだけど今はanything goesだからなんでもアリなんだよね。あとまぁデータの強みってそこよね。リッピング元がレンタルであれブックオフであれトラック自体の差は無いからね。

 

CDが格安だったから音が悪いってことはなくて全く同じものだからね。まぁその音源にかかるコストの安さといったらないですよね。まぁ俺はそんなのつまらんしディグ自体が好きっていうか渋谷に毎月行く理由が無くなるっていうか外出の目的が増えるからコスパ悪くてもレコードを買いたいってのもあるんだけどまぁその辺って本当に個人次第よね。何が良くて何が悪いっていうスタイルの良し悪しってもう無いよね。

 

ただでも単純に例えばこないだセールで131枚買ったっつったけどbeatportの50パーオフとかで買ったら倍買えるししかも試聴できるから外れが無いっていうのを考えるとそりゃまぁみんなデータに以降するよなって思うよね(笑)ただなんかそこにつまらなさを感じちゃうのはレコードのガチャ感が好きなのと掘ること自体が好きっていうあとまぁ何よりヴァイナルが大好きっていうフェティシズムがあるよね。

 

フェティシズムっていう言い方するとスニーカーとかも性的な意味じゃなくて(笑)別にコンバースとかナイキのスタンダードなやつでいいはずなのにジョーダンのリミテッドとかハイブランドの凝ったデザインのスニーカーが欲しいっつーのもフェティシズムよね。かといっても物質崇拝的な意味ではなくてミニマリスト的に言えばエアフォースとか持ってればいいだろうっつーところをリミテッドのやつ何足も持ってるとかまぁスニーカーヘッズみたいなレベルになると何百足ってことになるんだけどここってもう合理性とかじゃないもんね。

 

靴なんだからエアフォースとかダンクで十分だろうっていうのがまぁようはbeatportでいいだろって話なんだけどリミテッドとかレア度とかデザインが凝り過ぎてるみたいなのに大枚を叩くってまぁレコード買うようなもんだよね。それで十分っていうenoughっていうレベルではない好き!というレベルだから突き抜けるわけだよね。

 

まぁそれは洋服然りだけどね。パッと見のデザインだけだったら一流ブランドのやつとかコピーしてるファストファッションで十分なんだけどディティールにこだわるっていうただそこでの差というのが値段が何倍も違うとかってのもまぁようはこだわりじゃないですか?ヴェブレン的な意味の消費じゃなくて「好き!」という内発性から来るものだよね。そういう合理性じゃないところってのに人間性の本質ってあると思うんだよね。

 

全部が合理性になったら人間なんてロボットと変わらなくなるでしょう。行動も全部基本コスパ中心だったり「金がかからないから」という理由で趣味を選んだりとかまぁそれやりだすと文明が廃れるよね。こだわってるようなものが売れなくなったりすることでいつも書いてるけどコスパ重視のファストファッションに流れちゃうとかさ、なんかでもそれって買える買えないじゃないんだよね。ファストファッションなら好きなブランドのボトムス一着の値段で上下揃うっつってもボトムスだけ買うわけじゃん?

 

別にそれって金があるからそうするんじゃなくて好きだから買うんだよね。でも何が最悪か?って国が老後にこんぐらい必要だから貯めておけ!みたいなことを書いたり使うより貯金をすることを薦めるようなことばっかり書くようなコラムがいっぱいあったりとか日本人はだいぶ金が無くなってるとかいいつつ世界ランクで見ると貯蓄はダントツトップか分からんけど何兆ってため込んでるんだよね(笑)

 

ブルジョワの老夫婦とかが貯めこんでるならいいんだけど若いうちから老後を気にして今に金を使わないでなんでもコスパ重視で考えて老後の貯蓄を目標に生きるとかさ、まぁそりゃ死んだ魚のような目にもなりますわな。また90年代の話になっちゃうけど90年代とかもバブルがはじけて不景気とか言われてても若い人は金使ってたよね。遊んでる人も多かったし凝ったファッションをしてる人とかいっぱいいた気がするんだけど今の一億総ノームコア化はヤバいよね。

 

でもそれは進んでそうなってるっつーより「金が無い!」という常にある恐怖感から抑圧されてんのよね。そこはもっとアメリカンみたいにバカみたいに金をガンガン使うっつーのを見習ってほしいと思うんだけどね。消費社会からの脱却っつっても消費しなくなったら経済回らないじゃん?その「使わない」が結果的に色んなツケになるってのに気が付いたほうがいいと思うんだけどね。

 

使うというチョイスが無い場合はしょうがないけどチョイスがあるのに何かあったときのためっていう恐怖がベースになってる防衛ベースの金の回し方よね。そこにJoyが無いんだよね。好き!とか楽しい!という感覚ではなくて生き残る!とかさ、ガンになったらどうしよう・・・みたいな杞憂で貯金してたりとかさ、そんなのが常にマインドの中を彷徨っているっていう生に生の肯定なんて無いわけでむしろ今を殺しているという意味で生の否定なんだよね。生きるために貯金してるようで主体は死んでいるっていうね。

 

あとまぁチャレンジよね。起業するとか留学するとか年齢とか関係なくっつーかアメリカなんて大学に行くとかスペシャリティの変更みたいなのなんていつでもできるから大学行くとかさ、まぁ自己への投資ですよね。それ言い出すと俺的に言えばファッションもレコードも自己への投資だからね。その投資から生まれる体験とか驚きとか発見みたいなのがまた次のステップに繋がっていくっていうね、そこを断絶させないんだよね。んで日々つまらないなりにパワフルに生きる!っていうことだよね。

 

逆にそうじゃないと生きられないだろうって思うんだよね。「好き!」が無かったらもう死人も同然だろうっていう。んで別にその「好き!」って金がかかるかかからないかは関係ないからね。俺の場合、全部金が飛んでいくみたいなものばかりだけど(笑)そうじゃないのもあるわけでさ、だからその「好き!」を極めて行く人のほうが結果的に生存率高まりそうな気がするよね。

 

なんかそれこそ「好き!」っていうwant toをベースに生きてるから単純に医学的に免疫力が強いとかさ、メンタルのパワーに満ち溢れてるとかさ、ストレスはあっても発散できるっつーような結果的に健康に繋がるっていうかね、あとまぁ趣味で金が必要になるから結果的には合理的な金の使い方しかしないっていうことになるんだよね。

 

無駄遣いが無くなるっていうね、あとまぁ欲望に任せきっていたら一瞬で破産するから考えながら金を使うっていうまぁ客観的に見ると全く考えて無さそうでも(笑)趣味に金を使うという生活をしてると得られる金の感覚ってあるわけよね。逆にそれって何でも節約!とかなんでもコスパ!っていう感じでいると磨かれないんだよね。そういう意味での金の使い方の上手さってあると思うんだよね。

 

それこそがリアルなコストパフォーマンスだと思うんだよね。安いからパフォーマンスが良いのではなくてそのコストに見合った自分の人生におけるそのモノなりサービスのパフォーマンス性が高いというところだよね。まぁそれはあくまで主観的なものだから客観性ってのはないんだけどね。そういうコスパ重視なら俺はそういうコスパしか考えてないよね。

 

それをゲットしてどれだけハッピーになるのか?とかさ、その場で終わるようなものではなくて本当に欲しいものがゲットできた場合って幸福感が持続するでしょ?そういう幸福のパフォーマンスとあとまぁDJで言えばタイムレスに使える!とかさ、洋服だったら夏以外のオールシーズンほぼ使える!みたいなユーティリティだよね。そういうモノとしての自分におけるパフォーマンス性とか機能性とかあとは人間のテクネーが介在している技術性だよね。

 

大量生産とかではなくてデザイナーが少量作ってるとかね、トラックにしても最近のクソつまらないどれも同じようなミニマルじゃなくて昔のゴリゴリの魂が籠ってるようなやつとかね、金をそれに使うに値するものっていうところだよね。

 

ってことで二回分ぐらいの量になったから分ければ良かったなと思いつつまぁ今日はこんな感じでいいや。んじゃまた。