音のコモンズ的利用について。

新作のストックな。何を今さら的なPSYですが。

 

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作ってるのいいわ。ソフトをすぐポチっちゃうのが難点だけど没頭してるから時間が勝手に過ぎて行く感じで、んでまぁやり過ぎると燃え尽き症候群になるから映画みたりゲームやったり・・・っていうパターンで今は回ってる感じかな。

 

ただまぁLandrからディストリビュートするにあたって俺らしくもないんだけど色々と配信のこととかサンプリングのこととか調べてるんだけどまぁぶっちゃけグレーですな(笑)まぁメジャーリリースも露骨なサンプリングはともかくパクりだらけだしハウスはJackしてナンボでしょ!ってことでまぁ俺の場合、躊躇ないですわ。著作権を開放していくのが使命だからね。ツベがオマンコファック団体一般社団法人 日本レコード協会に潰されたわけだがURのマッドマイクの抗いの対象が俺の場合、著作権なんだよね。

 

カバーも含めてアマチュアが自由に色々できることでやれることがどれだけ増えるんだチクショー!って感じですよね。でも本当に著作権って古いよね。いつも書くように侵害っつっても侵害元がすでにパクりだったりさ、前の教授のアレにも出したように97パーセントは模倣だからね。どう足掻いてもそうなるよね。

 

そんな中で特定のフレーズだのさ、ボーカルのパートだのを「使われた!金払え!」って要求するってヤザワ的に言うとクールじゃないよね。最近のパリピ化したリッチーホーティンは嫌いだけどアルバムとか出すとStemだかのリリースでリミックスとかカバーを自由にやってくれ!ってスタンスだし言わばオープンソースっていうところですよね。

 

めっちゃハネてて良いグルーヴがあったらもうそれをそのまま使ってくださいとかさ、なんか一から作るってのが偉いみたいな風潮ってあるけど問題はそれがオリジナルか?だからね。テクノのビート打ち込んでる時点でオリジナルじゃねーからさ、あと人間がパッドで打ち込むリズムなんて既成のリズムなわけよ。だったらその手間をサンプリングなりMIDIベタ貼りなりで代替してもっと建設的なところに時間作った方がいいよね。

 

俺がDTM始めた頃なんて悪夢だったからね。基本全部打ち込みだからやってらんねーっつーの!っていうさ、まぁそこでソフト持ってたりリズムシーケンサーとか持ってる人がアドバンテージあったんだけど今はそれ関係ないからね。誰も安価にDAW環境が揃うからね。

 

でもまぁ模倣とかコピーとかカバーとかってスキルアップの近道だよね。あとまぁ音作りとか音のバランスのリファレンスも含めて最高のものをリファレンスとするとそこから学べるものが多かったり俺は楽典とかあんま分からんけどハーモニーだの構成だのなんだのってのを分析するってのはトラック作りに大いに役に立つよね。

 

んでまぁそっからちょっとアレンジして自分のにしちゃうとかってまぁ誰でもやってんのよね。んでもそこでカバーとかアレンジを出すのに膨大なカネ詰まないと無理!とかってわけじゃないんだったらそれで作ったのガンガンアップっつーかアップはできるんだけどさ、ディストリビュートしてマネタイズできれば最高よね。

 

これってまぁコミュニズムですよね。音は基本パブリックドメインだからなんでも使ってよし!っていうまぁ例えばマッシュアップを何百曲も作ってきた俺が言うから説得力あると思うけど既存の曲のビートを変えるだけで全然違うからね。それこそ初期のDJのリミックスカルチャーなんかだと12インチの裏面のDJ Editってのがあって曲を長くしててドラムの音がより前に出るようになってたりさ、それはEditって言われるけど立派な作曲ですよね。

 

そういう形に作品の形を変えるってことをやった時点でもうそれは創作でお金はそりゃ100パーセント入るわけじゃないにしても立派な創作として認められるべきよね。二次創作カルチャーについて前にマッシュアップ関係のこととかも含めて色々と書いた気がするんだけど過剰な著作権の横暴って創造に対する抑止になっちゃうのとアーティストの表現の自由の侵害になるよね。権利の侵害って言うなら例えば丸ごとブートで原曲を出されちゃったとかならともかくアレンジとか部分的に曲を使って新しいのを作りだしたらもうそれは創作でしょ。

 

なんかそういう創作する権利ってもっと主張されていいよね。カスラックみたいなヤクザが幅を利かせすぎてるおかげでそういう権利が侵害されているってのをもっと意識しないといけないよね。著作権著作権煩いってのは思想の一つなわけで同じく重要な権利として表現の自由とか創作する権利ってのは全ての創作者にあるわけだし演奏する自由ってのもあるよね。音楽教室から金を撤収するとか今時のヤクザでも暴対法が凄すぎてそんなのできないわけで(笑)カスラックにも暴対法が適用されるべきだよね。

 

何しろそれでウェブから削除されたものは復活されなかったり凄い再生数とかがあったりフォロワーがいたとかってのも無くなっちゃってそっからの再起って超ムズいから曲を丸ごとアップとかならともかく二次創作に関しては認められるべきだよね。でもそももさ、カスラックみたいなのが認めてやるっていうことじゃなくてそれは創作者の権利だから尊重されなきゃいけないわけでカスラックが上で創作者が下なわけじゃないんだよね。そんなクソみたいな上下関係は無いわけで。

 

ヒップホップにしてもビズマーキーだったよね?サンプリングしまくって回収になっちゃったやつ。ああいうのも表現の自由の侵害よね。ましてやヒップホップってサンプリングで成り立ってるわけでっていうか初期に関して言えばそれがカルチャーじゃん?そこを法だなんだって言い出したらヒップホップっていう文化を壊すことになるからね。ただそれでアーティストの権利が守られるからいいんだってことじゃないじゃん?サンプリングで使われたところで使われたアーティストへの打撃ってないどころか元ネタとして有名になるかもしれないわけでこの上ない広告よね。勝手に誰かが広告してくれんだから最高っしょ。

 

そこも思想次第なんだよね。サンプリング大歓迎!っていうアーティストと守銭奴みたいなやつとかあとは本人は大歓迎だったんだけど歳で天に召されて権利の代理人みたいになった遺族とかがそのおこぼれでセレブ生活がしたいがためにがガミガミ言うとかね、悪名高いのがマーヴィン・ゲイの遺族だよね。娘じゃなかったと思うけどとりあえず親族の誰かがクソなんすよね。

 

アレンジなんつってもさ、例えばビートルズのLet it beをデスメタル調にしましたっつーところでそもそも誰も聴かないし(笑)ビートルズへのダメージゼロでしょ。それでLet it beが売れなくなる!っていうことじゃないじゃん?勝手にそのままのものをアップロードしたりCDRに焼いたのを売ったらそりゃアウトだけどさ、アレンジとかカバーに関しては侵害もクソもないよね。

 

なんかそういう権利関係のことって著作権に行き過ぎだと思うんだよね。もっと作り手の権利と音楽はパブリックドメインとまではいかないけど先人のまぁようはアフリカの奴隷ですよね。そっからブルースが生まれてジャズが生まれて・・・っていうコモンズなわけでさ、そういうコモンズのリソースを使ってみんな色々作ってきたわけじゃん?白人はモロに黒人音楽を搾取してるけどそういうスポイルではないコモンズの使い方だよね。

 

あとまぁコモンズのポイントとしては貧富の差関係なく低コストで音楽なり創作全般の環境が整えられてなおかつコモンズのリソースを使えるっていうことになると金持ちだけが音楽とか創作できるってことにならないじゃん?誰でもできるようになるっていうところがポイントだよね。それってまぁソーシャルキャピタルみたいなもんでさ、図書館とかってそういうことじゃん?本買えなくても市民ならいくらでもその市の図書館の本を読めますっていう、そういう大事なところってやっぱり税金を投入するべきだし言わばインフラよね。で、過去の音楽もそういうインフラになるべきだと思うのね。

 

結局サンプルのパターンとかにしてもさ、勉強になりそうなサンプルパックとかでも昔と比べればゲロ安だけど苦学生とかには相当キツい値段よね。だからなんかド定番のものってパブリックドメインとして誰にでも使用可能にするべきだと思うんだよね。色々なものが素材として使用可能になってます!っつってもやっぱり現状金がかかるわけでそれじゃダメなんだよね。結局金あるやつのほうが有利ってことになっちゃうじゃん?まぁそりゃチープな機材ですげーの作る人とかいるから機材とか環境だけじゃないだろうっつってもやっぱり環境が揃うことで色々とやれることが増える人もいるわけだからね。

 

まぁ今日はそんな感じっすね。んじゃまた。