龍が如く7で泣く。

龍が如く7やっと終わったんだけど端的に言って神ゲーっすね。龍が如くをやり過ぎてアクション部分に飽きていた自分にとってRPG化というのは大成功していると思うしっていうか個人的に合うよね。あとまぁ続けるモチベが維持できる。ストーリーが気になるというのもあるけどキャラ強化とか会社経営とか「ついつい手が出てしまうゲーム」っていう近年まれなぐらいの中毒性を持ったゲームだと思うんだけどなによりね、ストーリーが・・・神過ぎる!最後マジで泣いちゃったよ。ゲームで泣いたことなんてないですよ。映画も感動はするけど滅多にない。

 

そういう意味で色んな映画を超えたストーリーだと思うしこんなに感動するRPGなんて無いでしょう。RPGの相場ってゲーム性は高いしアイテム集めとか素材集めとかは楽しいけどストーリーが凡庸だったりガキ臭かったりするんだけど龍が如くって大人のためのゲームじゃないですか?

 

だから特に若干人生経験ある大人のほうが楽しめるかもね。自分が中学ぐらいのガキだったら良さを理解できるかが分からないわ。人間の難しいところってのがあるじゃん?なんかそれでまぁ試金石というかこれで心震えるか震えないか?で自分がどういう人生を歩んできたのか?っていうのが試される感じがあるよね。そこで共感する人というのはやっぱり色々と経験してきた人なんだろうと思うんだよね。

 

だからゲームしかやってないゲームオタクみたいなやつが酷評したりするんだろうけどまぁそんだけ浅い人生を送ってるってことだよね。あのストーリーを見て悪く書ける神経が全く分からない。

 

もちろんRPG要素は粗削りな部分とかRPGとしては洗練し尽くされてるような昔からあるRPGに比べたら荒いけど今後そんなのいくらでも改善できるもんね。急ぎじゃないんだけど龍が如くシリーズでまたRPG形式のをやりたいと思ったよね。

 

それにしても発売後の酷評は酷かったなっていうか風評被害も良いところだろう。俺も「あ、そんなにクソゲーなんだ」って思っちゃったからイカンイカン!って思ったよね。

 

良いところを書きだしたらキリがないんだけど声優さんとか俳優さんの演技とかがヤバいし軽い龍が如くロスがクリア後に起こるぐらい各キャラへの愛着というか、ただのキャラじゃない自分が生活してる中で出会うキャラっていうような、まぁようは連続ドラマみたいなもんよね。そんぐらいの印象があるよね。あとまぁ紗栄子本当に可愛いわ。

 

まぁあと前にも散々書いたけど脱構築よね。クソシリアスなストーリーなんだけどRPGの部分で例えば紗栄子の極奥義でネタバレになるけどっていうかアイドルの極奥義か。すんげーシリアスな闘いなのにオタゲーで攻撃するとか(笑)ボスが固かったりResistが多いからホストのアイスシャワーみたいなのを連発したりとかそういうギャップがまたいいよね。

 

あとまぁストーリーのメッセージ性だよね。凡庸なRPGじゃ描けないようなリアルに根差した図太い内容で底辺からの成り上がりとか底辺になりたくてなっているわけじゃないんだ!っていう話とかね、それこそ踏み込めば同和問題とかにもなるような、まぁ同和問題をRPG化したゲームとかあったらすげーと思うけどでもまぁ示唆はあるよね。

 

んでなんでも漂白!っつーけどグレーゾーンが無さ過ぎるってどうなのよ?っていうところとかさ、そのブリーチ化を正義じゃないんだけど策略のために薦めてきた都知事が黒幕だったりとかねっていうか完全にネタバレだけどそういう意味でファンタジーじゃないんだよね。

 

大っぴらにヤクザ肯定はできないんだけど完全に漂白する!なんつってそれで生きていけなくなる人間はどうなるの?とかあとまぁ俺がここでよく言っているドラッグの話とかもそうじゃん?龍が如くでは一切そういうのは出てこないけどまぁ含まれてるよね。極端に非合法化して厳罰化するってことが文化や社会にとってじゃあ実際どうなのさ?っつーところだよね。

 

いつも書いてるようにドラッグ漬けの人間が書いたドラッグのための音楽を「洋楽ロックの名盤」として聴いているというダブルスタンダードとかね、まぁ鎖グループとかは隠さずにリアルなリリックをラップに落とし込めてるから昔から好きなんだけどっつーか例のブラックレーベルの時期(笑)から好きなんだけどまぁああいうまさに光と影ですよね。

 

MC漢のラップにもあるけどテーマ曲は中田ヤスタカとかじゃなくて鎖グループにしてほしかったけどそうなるとちょっと黒くなり過ぎちゃうのかな?っつってもすんげーリリシズム溢れる曲とかあるからね。D.Oさんとかが捕まった手前無理だったのかもしれないけどあとまぁあれよね、いつからでもどん底からやりなおせますよ!っていうイチのセリフよね。凄く今の日本に訴えかけるものがあるよね。一回失敗したら終わりとか「過去の人」になってしまう日本の風潮をすげーファックだと思う人は共感するよね。

 

快楽殺人とか起こしたサイコ野郎ならともかくちょっと悪いことをしちゃった前科モノでも更生するチャンスはあるし成功もできるんだぜ!っていう、イチが最後に言ってたけど「若その通りですよ」って言ってたからオリジナルは若だったのかもしれないけどどん底から上を見れば上に這い上がるしかないから希望に満ち溢れてるんだっていう絶望しているからこそ上には希望しかないっていう逆説的なことだよね。

 

それは別にイチみたいな底辺の環境とか日本のヤクザとかに在日の人が多いのもコミジュルとかで描かれてる描写と同じよね。被差別部落で育って全く人間扱いされないどころか小さいころから差別されてきて育ったらもうヤクザになるしかないっていうまぁそれって被差別者が海外でもギャングになるとかってのと同じ構造ですよね。

 

んでそういう差別っていう事実があるのにも関わらずそういう差別されたり行き場が無い人たちの受け皿を漂白化するっつって潰すだけじゃ根本的な解決にはならんですよっていうね、石原都知事だけじゃなくて政治家なんてボンボンの世間知らずばっかだからそういうのを知らないで勝手に色々やっちゃうんだけど底辺を這いつくばってたり頑張って社会で生存しようとしてる人たちってのは必死なわけでさ、でもまぁボンボンには分からない世界なんだよね。

 

だからそういう底辺の世界を全く知らない若ってのはそういう世間知らずの勝手にどんどんグレーゾーンの漂白化を進める世間知らずの政治家のカリカチュアとも言えるよね。頭は良いかもしれないが肝心なところが全然分かってねーよっていうね、そこをド底辺のイチが最後に迫真の演技で説得するとかさ、震えるよね。もう思い出すだけで泣きそうだ。

 

んで終わりの曲鎖のほうが良かったって書いたけどめっちゃ良かったんすよ。あの流れであの曲は本当にスタッフロールを泣きながら全部見ちゃう曲でしたよね。自分に子供が居たらっていうとキチガイが生まれてくる可能性が高いから(笑)絶対子供なんて作りたくないけど仮になんかその仮の話で親が子にこれを読め!とか観ろ!っていうような情操教育の一環だよね。

 

それとして絶対これはやらせるよね。龍が如くシリーズをやらせるってのもあるけど特にこの7は教育的要素が強いわ。こういうのに心震えて日本の憂いてなんとかしていこう!って思えるようなアツい人間になってほしい!っていうところだよね。

 

どんだけ国が物理的にダメになろうが国民の士気さえあればなんとでもなるんですよ。逆にそれが無い国はどんだけ現状良くてもダメになるんですよ。だからまぁ龍が如く7って全般的に社会インフラの話でもあるんだけどメッセージ性として魂の精神インフラっていうアツいメッセージが押し付けがましくなく込められてるよね。説教臭くない感じっていうかさ、アツさだよね。冷めてるやつ多いからね。マジで。

 

ってことなんだけどデスストとかキムタクが如くとか終わってないんだけど仁王2出ましたよね。まず龍が如く7だろうと思ってたけど結局発売日にダウンロード買ったんだけど予想通りだいぶ良くなってたねっていうかあのクソみたいな理不尽に死ぬナンセンスな感じが無くなっててやたら敵が強い!とか一瞬のミスが命取りに!っていうような正当な理由で死ぬようになっててまぁ恐らく1はそういうクソな部分が多すぎて俺みたいに途中でやらなくなった人とか多いだろうから改善されてるだろうなって思っててまぁ海外のレビュースコアとかが高かったのもあって買ったんだけど正解でしたね。

 

あとまぁなんかスタミナ管理をしっかりすればっていうかスキルを磨けばかなり主人公が強いってのはあるよね。そういう意味で漢字変換出てこないんだけど絶望的な覚えゲーであるSekiroに比べるとっていうかいつも書くけどSekiro以前以後ってのがあってやっぱSekiro経験してるとやれなくもない難易度だなって思うよね。Sekiroって覚えゲー過ぎて動画見て敵の動き覚えるとかさ、自分じゃどうにもならないレベルだったりしたからね。

 

まぁまだ全然最初のほうだからなんとも言えないんだけど仁王2は武器とか使いこなせるようになったりすれば相当サクサク進めそうだよね。まぁでもダクソに比べれば敵アホみたいに強いけどね(笑)序盤からこれですかい?っていうマジか?っていう感じがある。

 

でも理不尽さは前作ほど無かったりステージも邪道だけど魑魅魍魎系が強すぎるゾーンとかは逃げれば進めるようになってたりするから救済措置が色々あるなっていう印象だよね。ボスはともかく道中で倒せないと絶対進めないみたいなSekiroの理不尽な中ボスみたいなのは今のところいないからそこまでやる気は削がれないよね。

 

まぁそんな感じで今日はこの辺で。