どの続きだったか忘れたんだけど。

攻殻機動隊見終わったんだけどいやー、先が気になりますな。ネタバレになるけど話は久世系っぽい感じで革命のイデオロギーとその伝達というアツい感じになりそうでワクワクするね。俺はその感染させるような力を手に入れたい!とかってすんげー昔は思ってた気がするんだけど今は完全に諦めてますからね(笑)

 

あの謎の山小屋にいる人よね。でもまぁそれが福音に置き換わったわけでね、ある意味強化されてますよ。聖書を軸とした革命なわけでハッキングしやすいよねというかジーザスがハッカーみたいなもんなんだけどまぁそれは今日はいいや。

 

んで今日の続きはっつーと曲作りっぽい話のどっかの続きなんだけどどこだか忘れたんで貼るだけ貼っておさらばな感じで。

 

ってことで以下が本文ね。

 

昔ってプリセットの音をそのまま使うとかご法度だった気がするんだけど今のソフトシンセってReady to useな感じよね。もう下手にいじらないほうが良かったりするわけでせいぜいEQかけるとかエフェクトかけるとかっつーところで元の音は変えないよね。あとはまぁ元の音をいじったりするのはあんま303以外興味無いからプリセットを買う感じだよね。そこから選ぶ感じだよね。

 

音作りはもう303に全てを注ぐわけでね、まぁだからギターでもそうなんだけど基本的に俺って音楽っつーか音色とか音響の人なんだよね。好きな音自体があってそれをどういう感じで表現するか?っていう音ありきっていうかさ、だからハーモニーがどうとか構成がどうとかっていう音楽的な部分には全然興味ないし、だから90年代のデジタル以前のプリミティヴなループ物とかが好きなんだよね。

 

前にも書いたかもしれないけどああいうのって時代の産物でもあるじゃん?DAWとか無かったからシンプルだったんだけど逆にそれが良かったとか色々と過剰な今の音に比べると凄くミニマルに聞こえるっていう実際は単調でシンプル過ぎるっていうところなんだけど逆に余計なものをそぎ落としたミニマルに聞こえるんだよね。

 

ただまぁ俺はリッチーホーティンみたいなアートっぽいミニマルより初期シカゴとそのフォロワーのやつが好きなんだけどね。アシッドも色々E-DiggingしてるけどやっぱMike Ink関連が最高だわな。もう俺がMike Inkになりたい!ってぐらいMike Inkは完璧だわ。Kompactとかはアート系ミニマルも多いしStudio 1とかはアート系ミニマルでかっこいいんだけどMike Ink名義のモロシカゴ直系の音ってのが最高ですわな。

 

シカゴ系のバカで単純なところがありつつもそれをあくまでフォーマットとか方法論とかフレーバーとして継承してて本人インテリだからそこをまたドイツ人らしい精密な作りとか音の処理とかをしてアップグレードしてる感じなんだけど白人系のテクノアーティストがやりがちな大げさにし過ぎたりするってのを徹底的にやらないミニマルさに漢気を感じるよね。

 

だからまぁ今聴いても古さを感じないのかもね。逆にハードフロアみたいな大げさな展開があるのはすんげー時代を感じるよね。まぁあとは好みだけどね。大げさなブレイクとか展開があるテクノほどダサいものはないんだよね。ミニマル至上主義というわけじゃないんだけどできるだけ展開が無いほうが良くてだからそういう意味でやっぱりリッチーホーティンの音もミニマル極めてるしあとはRobert Hoodとかもアナログ買いまくって聴きまくってますね。あの辺がもうドストライクゾーンの音なんだよね。

 

ただ意外とフォロワーはそこまで多くなかったり欲を出して色々な装飾をつけちゃうフォロワーが多いからやっぱりオリジネーターが一番かっこいい!ってことになるんだけどただ凄いのはMike Inkというか我がヒーローでアシッドの師であるWolfgang Voigt氏(Mike Inkの中の人ね)は多彩で色々やってはいるんだけどテクノ系に関しては大げさな展開があるようなのは一切と言っていいほど作って無くてストイックなミニマルなやつばっかりなんだよね。

 

最近でも「こんなのレコードで出して今時売れるのか?」ってのをリリースしてたりもしてそのミニマル加減のエクストリームさがすんげーかっこいいんだよね。あとまぁ90年代のやつにしてもモロこれベーチャンのパクりだろうっていうような(笑)ハウスはJackしてナンボだろうっていう剽窃ではないJackの美学を感じるし俺も相当なJack野郎だけど(笑)Wolfgang師匠を見習ってガンガンJackしていきたいっすよね。

 

ただなんか色々と聴いてて思うのはトラック聴いててこいつ本当にアシッド野郎だなってのと色々あるトラックの中でアシッドやってみました!みたいな上辺を霞めただけみたいな薄っぺらいやつがあるっていうことだよね。んで特にただの音色としてアシッドを使ってるっていう類のが本当に聴いててイライラするんだよね。アシッドってそれに骨を埋めるぐらいの覚悟と心意気でやらないとダメだと思うんだよね。303と心中するぐらいの気持ちでやらないとダメよね。

 

ギタリストにとってのギターなんだよね。だからシンセ音色のone of themじゃないわけだ。まぁ別にそういう在り方もいいんだけどさ、そりゃアシッドじゃないぜってことだよね。だからアシッドって「俺が俺が!」っていう自我を消し去って無我で自分はアシッドの音を操作するフィルターでしかないっていう、あくまでメインはアシッドなんだ!っていうところなんだよね。そこで作り手のエゴとか前に出たい!みたいな気持ちがあると結果的にそういうのって不純物としてトラックに入っちゃうんだよね。結果まぁ大体つまらないものになる。

 

だからこいつクソアシッドのジャンキーやなって音には無我みたいな高尚な境地っつーよりかはジャンキー過ぎてそればっかになっている(笑)っていう逆説的無我があるんだよね。アシッドに熱中し過ぎて我を忘れた結果、作家性もクソもないようなアシッド塗れの薬品臭い最高のトラックを作ってたりするんだよね。

 

でもそこはリッチーホーティンにも感じるよね。徹底的に音を削ぎ落すっていう方法論とか自我が介在しないような音とかっつってもまぁパリピになってからどうなのかあんま分からないけど(笑)

 

ただ自分が作ってる時でも自我を出さないやつのほうがかっこいい場合が多いんだよね。下手に恰好をつけずに自分の原寸大スケールで最低限の音数で作ったやつってのが良い場合が多いし自分で聴いてて何回も聴けるやつが多いんだよね。ダメなのは下手に細部にこだわったり何回も手直しするやつだよね。もう創世記の如く「これで良い」って思ったらもうそれでそれはいいんだよね。余計に手を加えなくてもそれでいいならもうそれではそれで良くて他にやりたいことあったらまた別にトラックでやればいいし一個のトラックにそこまで固執する必要はないんだよね。

 

ってな感じなんだけど今は別な意味でのサステイナビリティってのが必要とされていてコロナ禍後の世界構築をどんだけ個々が進めて行けるか?っていうところにかかってる感じのところに攻殻機動隊が配信されるとか凄くタイムリーな感じを受けるよね。

 

いや、サステイナビリティって産業の為の戦争をするとかじゃなくて(笑)個々がサステイナブルでいるということの認識を改めさせられるっていうかまぁこれは攻殻機動隊のテーマとは関係ないんだけど時事的に絡ませるとそうなるよね。個々のレベルで革命が必要になってくる。別に蜂起するような類のものじゃなくて人生についてってことだけどね。

 

まぁでも攻殻機動隊を見てあの山小屋のおっさんみたいなシャープさが今の俺にあるのか?っていうところとかね、結局、俺がジーザスを信仰するようになったのもきっかけは凄く宗教的だったけど後日的には究極的な革命家だったっていうところなわけでその革命の灯っつーのかね?ロゴスの光ですよね。それが革命の灯なわけで。

 

そこをどれだけキリストに倣えるのか?っていうことだよね。神学もアシッドマイブームで一旦途切れたけど改めて取り組もうと思ったけどでもまぁ一年ぐらいやって分かったのはようはくだらない護教論の類が9割といっても過言じゃないから本質的なところというのは自分でディグるしかないんだよね。ただ読まなくて良いゴミ類が山ほどあるけどそれを選別できるようになったというのは大きな進歩だよね。

 

まぁそんな感じで今日はこの辺で。