ウォール伝、ディープWebアンダーグラウンド。

Googleに好かれるなんてやめてしまえ!って感じで日々の思索を頭をクリーニングするかの如く書き連ねるブログ。

Ellis De Havillandは実在するのか?その2。

結論から言うとですね、やはりEllis De Havillandの中の人はNigel Rogersでした。ただBunkerからメールの返事が来たわけじゃないんだけど"Bunker Records" racismとかってGoogleで検索したらViceでこの件が記事になっててっつっても数年前だけど俺が議論したものも含めて色々と興味深いものがあったんで貼っておくけど長いから元の記事を引用しつつコメントしていくみたいな感じで話を組み立てようかなと思っております。

 

まず記事はこれね。ちなみにViceって何?って人のために説明しておくと超絶アングラカルチャーからドラッグから超変人を追う!とかうんこ酒を飲んでみる!とかっていうぶっ飛んだ企画なんかをやりつつかなり社会派で根は真面目なカッティングエッジなメディアです。

 

www.vice.com

 

記事自体は2016年に書かれたもので現在の差別的社会を見直そうムーヴメントとは関係ないんですけどね。んで記事引用するけど全部翻訳とかやると大変でこんにゃくこんにゃくを持ってるわけでもなければ仮にあってもオナニーに使ってしまいそうなので簡単に要約するですね

 

In 2013, Dutch label Bunker Records released an EP titled Born Out of Cheapness and Frustration Volume One by an artist called Ellis De Havilland. The press release offered an intriguing backstory: De Havilland was a poor young man from Gary, Indiana who composed music on his church's reel-to-reel recorder in the late 80s before dying of a heroin overdose in 1992, at age 23. His tracks of blasted, lo-fi acid house were discovered later at a police auction. The story provided a hook for most of the press coverage of the record, including a review on Resident Advisor that described De Havilland's life and death as "fraught [with] personal trauma."

 

リリースが2013年なんで記事になるまでに3年の間があるわけなんだけど逆にこれは何年経っても風化しないどころか昨今のアンチ差別ムーヴメントで真っ先にやり玉に挙げられそうなぐらいマズい案件だってのは散々書いたけど何しろ元がアングラ過ぎるんでなかなかフォーカスされないんだけど問題自体が割と普遍性を持っているもので別にこれの事例に限らず今後の文化とか人種とかってのを考える上で重要なことが色々あると思うんで問題提起をしてるんだけどね。

 

あ、んでこの今引用したところは例の前に書いた偽ストーリーの内容ですね。ただResident Adviserとかがオフィシャルの情報として出してるってちゃんと書いてあるね。

 

By all appearances, De Havilland seemed to be part of the original Midwestern electronic scene, a lost Jeff Mills. Gary, Indiana is known for two things: being the home of the Jackson 5, and—as indicated by documentaries like Stagnant Hope: Gary, Indiana—serving as a stark example of the devastation wrought by Midwestern deindustrialization during the 70s and 80s. As companies like US Steel laid off workers, the city's population, which is 80 percent African-American, declined from 178,320 in 1960 to 80,294 in 2013; in the latter year, the city's poverty rate was more than double that of Indiana as a whole, at 48.5 percent. Geographically, temporally, and socio-economically, the setting in which De Havilland emerged was not far off from the one in which black and Latino artists created house and techno in Detroit and Chicago during the 80s.

 

 

んでまぁHavillandが育ったといわれているインディアナの話とかについて詳細に書いてありますね。

 

んでまぁここからですよね。

 

The problem is, De Havilland never existed. In fact, he is the fictional alter-ego of a contemporary white British producer named Nigel "Perseus Traxx" Rogers (as confirmed in an interview with Rogers on the Ransom Note), who is alive and well. As I would soon discover, he is one of a handful of European producers specializing in house and techno—forms that originated out of minority communities in the American Midwest—who I would argue have been appropriating what appear to be signifiers of the black experience, presumably as a marketing device.

 

で、まぁようは問題はDe Havillandは実在せずに正体はNigel RogersでNigelってのはっていうかBunker全般に言えるから俺が問題だと思ってるんだけどNigelはイギリスのプロデューサーで言わずもがな音はシカゴハウスとかデトロイトテクノとかっていうモロに黒人カルチャーに根差した言わばファンクとかブルースですよね。そのぐらい自明なブラックカルチャーの音楽をベースにしてる音楽をマーケティングの道具として恐らくやっているって書いてるけどそこはまぁ分かんないよね。ただ重要よね。マーケティングとしてやってるのか好きすぎるやつがやってるのかって話でそこは明らかじゃないんだけど。

 

I reached out to Rogers over email a few weeks ago, hoping to find out how he ended up with this eyebrow-raising alter-ego. He explained to me that the De Havilland project started with some tracks he made in the UK: "After a trip to play in Italy, where I took records and just one machine, I returned to York and left that machine by my decks," he wrote. The music that emerged was "all acid stuff, and I thought the moniker Ellis De Havilland sounded quite interesting, and ultimately reflected the sound, [as a play on the acronym] LSD."

んでまぁViceの記者ってのもあってかRogersにメールを出したら返ってきたっつーんだよね。さすがVice!って感じだけどRogerの説明によるとDe Havillandプロジェクトが出来た経緯はイタリアとかでDJだか演奏旅行をした後にあんまここがよく分からんって言うか散々難しい本とか読んでる割に読解力が無くて分からないんだけど(笑)よくDJが演奏旅行した後に色々とアイデアが溜まっててまぁそれが全部アシッドだったっていうような感じですかね。まぁ恐らくその演奏旅行の際にMachineって言われてるのがよく分からないんだけどレコードと当時に303を鳴らすような演奏とかDJをやっててんで演奏旅行が終わって家に戻って303と思われるまぁもしくはクローンのマシーンを自分のデッキに戻して色々といじってたら出てきたのが演奏旅行のフラッシュバックのようなとにかくアシッドまみれの音が出てきたっつー風に言っててそこでDe HavillandのコンセプトっていうかDe Havillandというユニットをやろうと思ったっつーようなことですね。

Rogers told me that he then sent some tracks to Guy Tavares at Bunker Records, a cult techno producer and psych-rocker VICE profiled back in 2012. Per Rogers, it was Tavares who came up with the narrative. "Very shortly before the release, [Taveres] informed me of a backstory he'd created about a guy from Gary, Indiana, from a broken home, having his first time on heroin and dying of an OD and the tapes were found at a police auction," Rogers said. (THUMP reached out to Taveres for comment for this story, and did not receive a response.)

んでそのDe Havillandプロジェクトで出来上がったいくつかのトラックをBunkerのGuy Tavaresという人物に送ったらようはそのフェイクストーリーを作り上げたのはTavaresだったっつーんだよね。ってことはリアルにマズいフェイクストーリーを作り上げたのはTavaresなんであってRogersではないと。だったらTavaresにトツするべ!ってことでこの件をTavaresにメールしたら「特筆」するべきことにTavaresからは何のメールも来なかったらしいぜ。完全に後ろめたいか「その話は無しにしてくれ」って感じなんだろうかまぁ多分ただの思い付きでそれが酷いレイシズムによるものかどうかは別としてただまぁ思い付きでやったけど後にマズかったなーって思ってんのかもしんないね。

 

When I asked Rogers if he felt that the record was exploiting sensitive topics like race and poverty, he defended the premise as a commentary on the culture of authenticity that surrounds dance music, or the sense that music listeners care more about the narrative behind a record from than what it sounds like. "Do people really buy music just because of such a backstory?" he asked. "What is the authenticity they're after? Do people feel hoodwinked or exploited by getting something that isn't what they thought? If so, then they should consider buying for music rather than image. If not, then it isn't an issue."

んでまぁRogersにこのViceno記者は俺が超問題だとしているすさまじくセンシティヴな「黒人」と「貧困」を結びつけるようなね、さらにまぁ「ドラッグでOD」とかっつーようなことまでそういうフェイクストーリーを作ったのは本人ではないにしても、こういうストーリーを作ってリリースするってこと自体どうなのよ?ってのを聴いたらRogersは自己弁護を始めて要約するとリスナーってのは音楽そのものよりその音楽のバックグラウンドストーリーを気にして聴いたりするっていう、まぁ例えばあれよね、「南米のカルトゴアバンドのデモが発掘された!」とかってまぁ実際にあるじゃん?音的には素人が集まって下手くそな演奏をテープとかで録れば成り立つようなものでもそのカルトバンドのストーリーっていうナラティヴがあってこそのデモテープの音源なんだっつーところだよね。まぁようはストーリーを買ってるんだと。

 

でもまぁそういう面もありつつでもリスナーってそのバックグラウンドストーリーオンリーで音楽を買うんですか?っつっててね、もしストーリーを買ってるのではなくストーリーがありつつも買ってるのは音楽なら仮にその音楽に関するストーリーが嘘だったとしてもリスナーというか買い手は騙されたと思いますか?だからリスナーはバンドとかユニットのイメージとかではなく音楽そのものを買うんだということに関して熟考する必要があってここがよく分からないんだけどそうじゃない場合、それは大した問題ではないってことなんだけどまぁどういうことなんだろう?っつーとまぁイメージとかバックグラウンドとかって半々だとは思うけどバックグラウンドストーリーオンリーで買ってるわけじゃない場合、そんな大きな比率を占めないバックグラウンドストーリーがフェイクかどうか?なんてあんま関係ないじゃん!ってことなんだろうなっていうかことなのかな?ってところですよね。

 

でもまぁいつも書いてるように音楽ってイメージじゃん?これの場合、バックグランドストーリーだけどJ-POPやらなんやらで色々前に書いたけど歌ってる子が可愛いとか昔のV系のバンドとかでもメイクとかしてかっこいいから女子が買うわけでしょ?超歌が上手くても超絶的に不細工だったら恐らく売れないっつーか昨今の声優がヘタなアイドルとかより可愛いとかってのはこの超可愛い声を演じているのは誰だ?ってことになって顔を出したら不細工でした!っつーと冷めるから声豚とかっていうんだっけ?声優マニアとかは演者のルックスを求めるっつーんで声優がアイドル化しているっていうかアイドル化して舞台とかで歌とかを歌ったりして成り立つレベルじゃないと人気が出ないといういびつな構造があるわけだよね。

 

まぁいいや。とりあえず次ね。まぁめっちゃ自明なんだけど重要なことをViceの記者は書いてる。

Rogers' defense seemed paradoxical to me; if people should be more focused on music than context, then why bother inventing a fake backstory in the first place?

ロジャーの自己弁護はパラドックスっていうかまぁようは矛盾してるよねって話。論理破綻ですな。リスナーはバックグランドストーリーよりも音楽に集中するべきだ!って言うならなんでそんなフェイクストーリーをでっちあげんのよ?って話なんだよね。あ、もうロジャーアカンやつやなってここで分かるよね。知的な文体で書いてるけど全く論理破綻をしてるどうしようもないことを書いてるよね。深読みすればそれはコンテキストよりも音楽に集中するべきなんではないか?という問題提起でもあるのだよなんて偉そうに言ってる割にモロに売るための話題性の為のしかもPC的に超絶的に問題があるフェイクストーリーをなんで作る必要があるのか?ってことだよね。

 

「作者不明の謎のテープ」ぐらいならいいけどあんだけtoo muchな23歳でヘロインのODで死んだ貧困の黒人男性が録音していたアシッドトラックスのテープなんつーでっちあげをする必要があるのか?ってことだよね。ちょっとカマかけるぐらいだったらそこまでtoo muchなことをする必要はないよね。

 

To understand why Rogers' explanation is problematic, consider a hypothetical example: imagine if a contemporary label released a record that sounded like an N.W.A. outtake and marketed it as "a lost mixtape from a mysterious rapper who died from a heroin overdose in Compton in 1992." What would you assume about the character, and how would you feel if he turned out to be a modern white rapper like Macklemore in disguise? That's right—you'd probably find it egregiously offensive.

 

んでまぁここでなんでロジャーの説明が問題なのか?ってのがこないだの絶長文で書いた例のアフリカの食人族が白人のクルーを襲って・・・っつー話よね。Vice記者の場合もっとちゃんとしてて(笑)N.W.A.っつーヒップホップのクルーがいるんだけどその未発表アウトテイクのように聞こえなくもないようなミックステープが発見されて、そのNWAのアウトテイクのような音を残したラッパーというのは正体不明のコンプトンで92年にヘロインのODで死んだとされるというぐらいの情報しかない謎のラッパーであるっていうバックグランドストーリーがある音源がマックルモアーっつー白人のアングララッパーがでっちあげたフェイクのものでした!っつってもNWAのアウトテイクのようなものを作れるスキルとかはあるわけで、ただまぁそれが事実だったらめっちゃ嫌じゃない?ってことだよね。タワレコとかユニオンのポップとか説明にそれが正規情報だって勝てて後に正体はマックルモアーでした!なんつったらそりゃイラッと来るだろうって話ですよ。

 

"I think assumption is an interesting element and it needs to be challenged. I don't listen to music and make assumptions relating to skin color, but it seems quite clear that you do."

 

まぁこれがロジャーズの俺はようは問題提起をしてるんだ!みたいな偉そうな言い分ですな。ようはそういう思い込みとかバックグランドストーリーみたいな想定ってのは色々とチャレンジされるべき課題なんであって、俺のDe Havillandのやつもそれの一環なんだと。でも俺は音楽をバックグランドストーリーとかいきさつで聴かないしそれが黒人のものなのか白人のものなのか?っていうような人種気にして聴いたりもしないんだけど大衆はそれをやってんだろ?っていうような上目目線ですね。最低のやつだなこいつっていう(笑)筋が通ってれば「ムカつくけど納得せざるを得ない」ってことになるけど論理破綻してて偉そうなこと言ってるからインテルぶったバカなんでしょうな。ガチバカによくいるタイプだよね。インテリ気取りのバカタイプ。

 

When I posed that example to Rogers, he vigorously denied that race had any part in the creation of the character, and even accused me of being presumptive. "I just made some music and chose a name that fitted," he said. "I am very well aware of where house music and techno music grew, but your assertion seems to be about trying to appropriate a skin color, something I strongly refute." He added: "I think assumption is an interesting element and it needs to be challenged. I don't listen to music and make assumptions relating to skin color, but it seems quite clear that you do."

 

After I pointed out that adopting the signifiers of predominately African-American art forms (ie. house and techno) and posing as a person from a predominately black city (Gary, Indiana) might nonetheless be viewed as an act of reckless cultural appropriation, he conceded that the record did indeed have a connection to the African-American experience, albeit one he believed to transcend racial boundaries.

 

"It would be very erroneous to suggest there is no connection with the black American experience," he wrote, when I asked about impetus behind the fictional De Havilland's story, and its themes of substance abuse and marginalization—"simply because this is where the sound of house and techno was forged, in a different way to concurrent electronic experiments in Europe of the same and preceding era. I think grabbing at frustration, a feeling of not being heard, a feeling of being trapped is universal, though obviously some have it worse than others."

またこれが面白いというか新しい議論の地平が見えてくる話なんだけど記者がこういった質問を投げかけたときに帰ってきたRogersの回答が「俺は人種とかを気にして音楽を聴かない」ということだけではなくて一気に論理飛躍というとあれだけどすげー話してんのよ。ようは人種ってのは音の性質に関係ないんだと。RAのコメント欄にバカが「誰も文化なんて持ってないし音楽は文化がベースなんじゃない。音そのものなんだ」なんてことを書いてたりしたんだけどよりBunkerがこういうバカの集団だったりファンもモロンだらけのしょうもないレーベルなのか?という感じがしてきてしまうよね。んでまぁRogersはこんな質問メールをされるなんて俺がそういうバックグランドをめっちゃ気にするタイプの人間だって言われてるようにすら感じるとかって言ってるのよね。ただ俺は作った音にフィットするような、例えば出来上がった音がもろに初期シカゴみたいな音だったら「Jack Master Bill」みたいなそれっぽい名前に合わせただけだっていうまぁアトムハートのあれは良い意味でのでっちあげのフェイクのアシッドの進化の記録というコンセプトのコンピっつーか実質アトムハートのアルバムなんだけどそれとまぁようは同じだっつってるんだよね。

 

もちろん俺は(Rogers)はテクノとかハウスが形成された背景とか歴史を凄く気にしてるけど実際のシカゴハウスとかは貧困層の黒人がドラッグまみれで作ったっていう背景が無きにしもあらずなんで何の問題があるんだ?って言ってるんだよね。それがテクノとかハウスの歴史だろと。

 

で、そういう貧困とかドラッグまみれみたいな中で作られたテクノ・ハウスの歴史ってのは同じ時代に形成されていたヨーロッパのテクノとかハウスとかとは違うものだけど、でも一部のシカゴハウスのような貧困下で作られたものでなおかつ日の目を見なかったものというのは普遍的に何かアピールするものがあるし、そういった日の目を見ないとか貧困とかっていうフラストレーションを表現したっていうと大げさだけど、そういう黒人がいてこういうアシッドトラックを作っていたというストーリーというのはそういう貧困の黒人たちのフラストレーションを表現してるものなんだって恐らく言ってるんだと思うわ。表現してるっていうか俺は(Rogers)歴史を知ってるしそのフラストレーションの雰囲気を掴んでいると思っているっていうことだよね。ただ己惚れだと思うんだけど(笑)

 

すでにもう長いから分けるのとちょい時間がかかるんで続きは次回にするけどっていうかこっからまぁ話がWhite Appropriationになるんだよね。まぁ今回はBunkerの実態っつーかAttitudeがどうなのか?っつー問題にフォーカスしてるからこのVice記事についての後半について今ほど長く書くかは分からんけどまぁ特にひどい例ってのがあって、まぁそれはまた書くけど簡単に要約するとイギリスだかのテクノアーティストでモロにデトロイトとか初期シカゴハウスに影響を受けたサウンドを作っててるアーティストがいて、んで「何者なんだ?」っていうアイデンティティは初期は不明で宣材写真とかでも顔をぼかしたような黒人か白人か分からないような感じになってたんだけど実際は白人のアーティストで、んでもまぁ例によって売り込みの為の方便だったっていうかレーベル側が決めたことだっつってるんだけどグリーンハウスだかの貧困家庭の子供の育児施設だったか忘れたけどっていうかこれは後半書くけどようは黒人の貧困の社会問題とかをテーマにアルバムとか作ってるんだけど本人は白人で問題とも全く関係ないっていうね。

 

まぁこれは文化的搾取どころか当事者じゃないのにセールスのためにそういうアイデンティティをアーティストとして売り込むなんてどうなの?って話なんだけど、これって微妙だよね。Bunkerの件はさっきぼろ糞書いたようにNigelとレーベル側の思い上がりだよね。トラックがかっこいいのは認めざるを得ないんだが。

 

ただこの文化的搾取という意味だとね、あと自分とは関係ない民族問題をアーティストのアイデンティティとして使うってのも商用なのがガチなのか?ってまぁぶっちゃけ分からないじゃん?それ言い出すと超パンクで差別死ね!とかって言ってるようなプロテストソングを出しているパンクバンドの思想が実際どうなのか?って別じゃん?パンクでもそういうメッセージを左翼的マーケティングとしてやってる場合もあるよね。

 

んでまぁ恐らくマニアックな人だったら気づいてると思うけどそれの筆頭がムスリムガーゼだよね。本人は中東にすら足を踏み入れ事もなくて使われてるフィールドレコーディングとかも本人が中東に行ってサンプリングしてるのかと思ったら全部なんかの素材とかレコードから持ってきたやつなんだよね。でもまぁ徹底的にパレスチナ問題とかファックガダフィ!とかフセイン!みたいなやつとかさ、一貫して政治的問題を取り扱ってきたっていうかそうじゃないのを探すのが難しいぐらいなんだけど別にでも音がプロテストソングとかプロテスト的トラックなのか?っていうとそうじゃないからね。

 

既存の前にとっくに発売してるトラックのダブバージョンみたいなのをまた別の政治的意図があるようなタイトルをつけて発売したりっつってディスコグラフィがめっちゃあるんだけどでもまぁムスリムガーゼの中の人のブリン・ジョーンズはガチだったんだよねっていうかガチじゃないとあんだけ続けられないでしょう。

 

最後はMosadに暗殺されたっていう陰謀論が出るぐらい熱心だったわけでね、まぁこれもセンシティヴなトピックを全くその問題と関係ないイギリス人が使っていたとかプロテストしたりアートワークにしたりユニットのテーマにしたりしていたってことなんだけどでもこれは文化的盗用なのか?ってことだよね。それどころか中東の音楽にヒップホップのビートとかを乗っけたようなのを作ったのっていうか量産してたのってムスリムガーゼが最初だしまぁオリジネーターよね。

 

かといってもリアルでは活動家ではなくてただそれをテーマにした音楽を作っていたってことなんだけど、なんか言葉で言い表しづらいんだけど白人がゲットーの貧困問題を扱ってなおかつ自分が黒人アーティストのような感じで作品を発表するってのとは違うよね。中東ならよくてなんでゲットーはダメなのか?って話でもあるんだけどただまぁViceの記事の後半はゲットーを再評価している白人勢がNigelみたいな偏屈な搾取ではなくてリスペクトでやっていてもそれって微妙なんじゃね?っていう議論を展開していて、それ言い出すとなんかさ、アパレルとかだってストリートアートにインスパイアされたデザインっていっぱいあるわけだけどでも元々黒人のグラフィティ文化だったわけじゃん?

 

でもそのアパレルのオーナーはアジア人だったり白人だったりするわけでしょ?これまでも搾取といってしまうとね・・・。まぁただそれだけ黒人は優れているし色々なモダンなアフリカンアメリカンアートフォームを作り出しているというのは間違いないわけでNigelが言うような半ばアナーキスト臭い誰も文化を所有しないとか音とは関係ないなんてのはとんでもないことだよね。

 

まぁでも文化的盗用とかを言い出すと前にロックのことで散々書いたようにロックはR&Bって美容院とかアパレルショップとかでかかってるやつじゃなくて(笑)リズムアンドブルースが元でしょ?で、もっと言えば当然ブルースが元で言わずもがな黒人音楽ですよね。で、ビートルズとかパクりまくってたツェッペリンとかも搾取というよりかは本当に敬意を表していたとは思うけど搾取だと言われてしまえばそれまでだよね。

 

あとまぁ黒人側のそういう意見って根深いしなんでエルヴィスが神とか言われてチャックベリーは違うんだ?とかさ、ブルースが元なのに肝心の存命しているっていうかビートルズとかの当時のブルースアーティストは食えない人たちばっかだったのか?っていうね、そこで白人が黒人音楽をベースにした音楽でスターになったりミリオネアになったりとかっていうまぁそりゃ反感買いますよねってことなんだけどね。

 

んでBunker全体なのかはともかくNigelみたいな論理を振りかざすやつは例えばブルースを元にした音楽で「Big Fat Joe」みたいな名前の架空のブルースアーティストののレコードを出しても別にいいやん!って話っていうかまぁそれがでっちあげどころか例の元のアシッドの話だと明らかに差別的な散々最初に書いたけど例のエピソードがあるわけじゃん?でも音楽的な言い分としてはブルースが黒人音楽だろうが自分がそれを気に入ってブルースのレコードを作るのに人種は関係ないっつー話ですよね。

 

まぁそれは現代音楽的な方法論のカットアップとかでその音が持つそのもののコンテキストの意味を奪ってバラバラに解体する!とかだとそれは方法論的でディスリスペクトにはならないし全ての音は素材であるという考え方も妥当だと思うけど、モロにね、ゲットーテックなんたらトラックス!なんつってロゴとかも昔のゲットーハウスとかゲットーエレクトロとか初期シカゴハウスを意識したような作りにしてリスペクトがないっていうかアーティストはそれはマーケティングとしてやってる・・・とかだとモロに搾取的よね。

 

ただリスペクトしてるかしてないか?なんて仮に雑誌とかで「俺はリスペクトしてるんだ」って言ったところで実際は分からないしさ、ただまぁ音聴けば分かるけどね。あ、でもそうでもないんだわ。Bunkerにはゲットー音楽への偏愛が感じられたんだけど凄まじく唯物論的でニヒリスティックなんだなっていうまぁ形態だけが輸出されて異様なものとして培養されるというのはアリだけど人種差別的な作り話は言語道断のアウトだよね。

 

まぁ俺は言うまでもなく中学のころからゲットーハウスが好きだしデヴィッド・ロディガンみたいなもんだと思ってるんだよね(笑)国や人種は違うけどロディガンならレゲエで俺はゲットーハウスとかシカゴハウスが死ぬほど好きでリスペクトどころかそれが自分のアイデンティティでもあるみたいなね、まぁそんなの音の前ではどうでもいい話ということになるかもしれないけどなんで俺がここまで搾取に怒るのか?っていうと俺の音楽的アイデンティティが黒人音楽だから黒人音楽を差別的に扱ったりぞんざいに扱うというのは自分のカルチャーをそういう風に扱われているっていう言い方極端だけど当事者意識があるのよね。

 

それは日本の文化を愛してて日本の文化がオリエンタリズム的に扱われてる頭が悪い欧米の映画とか見るとムカつくのと同じだよね。ナショナリストだからそういうのは許せん!っていうそういうナショナリズムというのが音的には俺はアフリカンアメリカンなんだよね。

 

エレキングのインタビューであのジャズハウスのサンジェルマンの95年ぐらいのインタビューがあるんだけど「俺は黒人になりたかった」っていうのを言っていて、これはまぁ黒人にとってはフランスの白人が何言ってるんだ?っつー話になるのかもしれないけどそれはアフリカンアメリカンの虐げられて差別されてきた歴史も背負うという意味ではなくてそのぐらい黒人音楽が自分のネイティヴ音楽なんだけど自分の人種は違うみたいなもんだよね。

 

植木屋だか庭師で有名なイケメンの村雨辰剛っているけど日本に帰化したスウェーデン人じゃん?ハーフとかでもなんでもない恐らく根っこからのスウェーデン人だよね。でも日本に帰化したから日本人だしそのぐらい日本の古来の文化にアイデンティティを見出したんだよね。それは好きを超えてるよね。だから帰化までするわけでしょっつっても別に好き以上なら帰化しろよ!って話じゃないけどまぁ昔は俺はアメリカ国籍になってアメリカに住もうとは思ってましたからね。

 

実際にニューヨークに5年近くいて特に多感な時期に多くの時間を過ごしたってのもあってそれが余計に強いのよね。かといってもまぁ帰国後にある意味日本に目覚めるものがあって日本的なものへの愛情というのも物凄くなったからアメリカも好きだけど日本も当然好きなんだよね。

 

まぁあと言い方悪いけどコミカレだったから連絡とりあうほどの仲ではなかったけどクラスメートとか仲良くなる黒人とか多かったし遠い存在じゃなくて同級生ってのもあるよね。それ言うと韓国人とかも同じなんだけどね。差別がどうのとか言うけど韓国人の友達何人も出来たらそんな感情芽生えないよ。あと韓国人の全てが日本を恨んでるとかさ、まぁそりゃ韓国に日本のネトウヨみたいなのはいるんだけど普通の人は普通だからね。

 

まぁそういう国際交流的なものがないから偏屈なナショナリズムの陥ってしまうってのが本当にヤバくてやっぱり若い人ほど外に出て行くべきだとは思うんだけどまぁ別にネトウヨってノイジーマイノリティだから勝手にしとけばいいんだけどね。

 

ただまぁそんな感じで人種問題って音楽やら文化やら根深いよね。だって俺だってモロゲットーな音を使ってたりしてさ、でも音だけじゃ分からないじゃん?そいつが搾取してんのか好きでサンプリングしてんのか?ってのはね。

 

ただまぁ音楽に関してはリスペクトが無いならサンプリングするべきじゃないと思うよね。音素材というよりそれがファンクの根っこの部分とかだったりさ、そういうところだとやっぱりそのソウルも継承するべきっていうか音を使うならそうするべきだしそれってまぁナショナルなものに関して理解を深めるのは自分がやる上で当然っつーことと一緒よね。

 

人種問題の話なんてまだいくらでもあって熱くなりまくってるけどまぁ次回のViceの続きに関しては読める人は読んでもらってまぁただBunkerの件とはまた違った白人搾取の議論になるんでさっきも書いたけどそんなに長くはならないかもしれないけど多分続き書くんでんじゃまたねってことで。

 

まぁそんなわけで今日はこの辺で。

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