躁鬱!奇想天外さんへの返信。その4。

躁鬱!奇想天外

 

お〜ジャガーかっこいいですね〜。耳セミさんの部屋ってなんかすごい趣がある気がするので部屋をバックに見たかったな〜。なんか耳セミさんの部屋ってサウンド&レコーディングとかにものってそうな感じあります。あと数学の本についてですが、前に耳セミさんがおすすめしてた数学ガールてのは読めました。その確率の本も読んでみます。実際この本って受験数学にも役立ちそうな感じはありますか?確率苦手なので。。。

 

 

あと理科大に行きたかったとのことですが、今からでも行けるんじゃないですか?なんか調べたら理科大って夜間の二部があるそうですよ。耳セミさん数学の教師とかなったら面白いんじゃないかと思います。耳セミさん話もおもしろいし、そういうウォール伝も読んでみたいなあと思ったり。理科大って男ばっかなイメージですが、こういう綺麗な方もいるというかいた?ようです。

 

https://www.tus-sci2.jp/voice/?id=1441441180-758903

 

あっ宮台さんは鬱の方のこと言ったんです。前に冬になると鬱になると彼が書いてたので。冷笑系はどっちかというと今の東さんだと思います。耳セミさんが言うように宮台さん熱いですもんね。たしか最初に東さんを知ったのがシールズと対談したときのニコ生だったと思います。おもしろいこというなーと思って彼がやってるゲンロンの会員になろうと思ったら月に1万もとられるのでやめました。いくらなんでも高すぎだなあと。あと東さんが関わってるカオスラウンジ?とか見て「あれれ?」と思ったのでそこまで心酔はしなかったです。

 

 

なんかお二人ともツイッターやりすぎですよ。あれって素人が玄人ぶるツールだと思うので、素人じゃないお二人がああいうものをやりすぎるのはちょっとなあ・・・と。わたしもおふた方をそんなにチェックしてるわけではないのでよくわからないんですけど、東さんはそういう芸風なのもかしれませんが見るたびにイライラされてる印象があります。金もあって娘さんもいるのに満たされないのかな?と。

 

 

そういえば私が昔通ってた塾の先生が宮台さんの何個か下あたりの同じ学部の後輩で当時卒論読んでたそうです。当時はメディアにもほとんど出ていなかったでしょうし、その頃からなんか大学内で注目されてたみたいですよ。なんか数学使った?論文をそのとき書かれたんですかね?それでラジオで宮台さんが「高校数学なんて暗記しろ!」て言ってたのを思い出しました。

 

 

高等レベルの数学は狂人がやるものでその入口にすら立ってないんだから大学入試レベルなら大人しく暗記しとけ、みたいなニュアンスで。それが簡単にできたら苦労しないんですけど・・・あっあと女性の話は「理系の男性」ではなく「理科系の大学」のことだったです!どうして日本の女性は理系の大学に進学しないか、そういうことを聞きたかったんです。すみませんまぎらわしくて・・・

 

あ、僕の部屋はあってないようなものでして(笑)普段は仕事の営業所の一角で作業をしていて、ずーっと営業所にいるので実家には戻らないので実家の自分の部屋は倉庫と化しています。だから部屋がないので自分がいる場の概念を「庵」だと思ってます(笑)あとまあドアがあるような部屋があると引きこもりに拍車がかかりそうなので今ぐらいがちょうどいいですね。

 

あと趣ありそうというのはありがたいんですが幻想ですよ(笑)色々なものが散乱しているゴミ屋敷みたいな光景です。実際はゴミは無くて本やCDやレコード屋機材といったものなんですがサンレコに出てくるような整理されたクリエイターの部屋とは程遠い風景です。

 

数学ガールは導入には最適な本ですね。ラノベ形式ながら数学の厳密性がしっかりとしているので下手な数学の入門書よりちゃんとしてるんですよね。確率はとりあえず基礎概念とちょっとした応用を暗記ではなく理解してみてください。で、例えば日常生活で確率論的な思考をしてみるとか、普段から数学的概念を日常生活に介在させて、ようは本ばかりではなく、かといって部屋に居て考えるとかでもなくどっか出かけたり外に出た時とかに考えたりしてみてください。そうするともはやそれは概念で「数学的」という区別もなくなってくると思うんですね。

 

で、受験数学に関しては正直、分からないので「これが役に立つだろう」とは言えないというところが本音です。受験数学的思考や問題の解き方というのがあるのでこれは攻略という感じですよね。予備校に行ってるなら先生に質問するのが一番だと思います。僕はその道のスペシャリストではないので基礎概念を理解せよ!としか言えない感じですね。逆に基礎概念を理解してればあとは応用なので事実上できない道理が無いはずなんですが、受験数学はトリッキーだったりひっかけ問題みたいな厭らしいものもあるのでそういうひっかけとかトリッキーさに引っかからないというところを受験数学で徹底してやるしかないのかなと思います。

 

あ、でもおススメの本って具体的に「これ!」というわけではないのですが、嫌にならないおススメの本というのは結構ありますね。僕は数式というより絵とか概念で理解するのでオーム社の「マンガでわかる」シリーズなんかの数学関係の本は基礎をやるときにほとんど全部買って読みました。何しろ絵で説明してあるので分かりやすいのとマンガだからといってライトなわけではなくヘタな入門書より内容が良かったりすることが多いんです。いくつかは英訳されているぐらい質が高いです。

 

あとは秀和システムの入門書は質が高いものが多くて同じく「図解入門」シリーズなどは主に物理ですがこれまたほとんど買って読みました。とにかく分かりやすいです。あとは元が個人出版だったかのものなんですが質が高くて伝説とまで言われている長沼伸一郎の「物理数学の直観的方法」はおススメです。

 

僕が今例に出した本は積み重ねというよりアハ体験が得られるもので「そうだったのか!」と痒いところに手が届く感じで、一気に他のことも氷解するっていうんですかね。「あーはいはいはいそういうことですね」っていう感じの理解が得られる感じがあるんですね。

 

硬派なものを挙げだすとキリがないのですが小針アキ宏の「確率・統計入門」などはおススメですが、受験のために読むという感じではなくて数学なり統計学を専門にやる場合に大学生が読むという感じですね。もちろん基礎概念から説明されていますが何分硬派なのでちょっと難しく感じられるかもしれません。

 

ただ掴んでると面白いように分かるようになります。数学書は洋書が最強!って昔は良く書いていましたが、和書でも主にこういった昔の岩波から出ているようなものとか岩波現代数学講座シリーズみたいなものとか、優れた和書は存在するので、僕の学問のやり方だと「どれ」という発想が無くて「全部」なんですね。

 

特に分からなかったら「確率 入門」とかって検索したら出て来てカスタマー評価とかが高いやつは全部買う感じですね。数学ガールでも主人公が初期の一巻目だったと思うんですが、確かテトラちゃんが主人公の家に来て「へぇーいっぱい数学の本があるんだねー」なんて言う場面があったと思うんですが、そこで主人公が凄く良いことを言っていて入門書を一冊精読するというのもいいんだけど自分の場合、類書を少なくとも何十冊単位で読むというようなことを言っているんですね。僕が言いたいのはまさにこれなんですね。

 

特に新書などのレベルだったら躁鬱さんならすぐ読めると思うのでお金はかかってしまいますが検索に引っかかるようなものは片っ端から読む!ぐらいの感じがあったらいいと思います。


あとは確率の本があったかどうかは分かりませんがSBクリエイティヴの「サイエンス・アイ新書」シリーズもおススメです。逆にあまりおススメできないのがブルーバックスの数学入門関係です。おすすめしたい方法は入門時には硬派なものには手を出さずにアニメとかラノベとか漫画とか読みやすくてビジュアルで理解できるようなものから入っていくというようなことなんですね。

 

これで基礎概念を固めてからちょっと硬派な入門書を読めばすんなり理解できると思うんですね。少なくとも受験数学までのレベルであったら才能とか関係ないので、然るべきプロセスを踏めば誰でもできるようになります。ただ効率が良くてコスパが良いみたいな王道は学問には無いので金を時間をかけまくってじっくり理解してください。それが漢文古文ならまだしも確率などは知っていて損はない一生モノの知識ですからね。


あ、んで宮台さんについては失礼しました(笑)逆だったんですね。ただ宮台さんの鬱は季節性なので知を極めていった結果、鬱になったというイメージは無いので勘違いしてしまいました。おっしゃるように宮台さんはアツいお方ですよ。

 

死ぬ寸前まで若い世代に知的アジテーションをしていてほしいと思う方ですね。あんな人滅多に出てこないですからね。それにしても東さんが冷笑系だったんですね(笑)まぁただ東さんは自分でも言っているように思想家でもなければ学者でもない、知的な素材をネタにしている芸人みたいなものなので宮台さんと並んで名前が出ることに正直違和感を感じざるを得ませんでしたけどね。でもご本人は誠実ですよね。自分で自分はその程度のものだって宣言していますからね。頭がめっちゃ良いのは間違いないですが。

 

ツイッターに関してはおっしゃるように時間の無駄でバカを相手にしている時間があったら本を読んだり学習に充てたりしたほうがいいと思うのでやる理由が分からないんですが、なんでしょうね、やはりある程度のネット上でのプレゼンスを高める必要があるから存在感の誇示なんでしょうかね。

 

ただ東さんは芸人みたいなものだと本人でも言っているのでああいう芸風なんだと思いますけどね。それで「また東がバカとやりあってバズってるぞ!」みたいなことが知名度という意味で重要だったりして、でも実際は真面目な言論や思想をやるためのポピュリズムだと思ってやっているとは思うんですけどね。ただそっちの広報(笑)に時間と労力を取られ過ぎているのは可哀そうな気がしますけどね。

 

宮台さんの「暗記しろ!」の話は僕がアメリカに行った最初の年にまだそこまで今ほどの勢いがあったわけではないYoutubeでそのお話の断片を見て衝撃を受けましたね。その話はこんな話だったと思います。

 

宮台さんが行くような中学ですからまぁ一番優秀な中学校だったんでしょうね。そこでまぁめちゃめちゃ頭の良い数学の先生が「お前らは数学を思考の問題だと思っているかもしれないが、お前らがやる程度の数学などユークリッド(うろ覚えでアルキメデスだったかもしれません)の時代に全て論証されておる!だからお前ら程度のものは思考などせず数学を暗記しておけばいいのだ!」というようなアメリカの海軍の教官のようなアジテーションだったと思いますね。

 

まぁその宮台さんの中学時代の先生がおっしゃっていたことはまったくその通りで思考力が必要とされるレベルの数学は大学か大学院レベルの所謂もう「あっちの世界」に行くことを決めた人間がやる異次元の世界の話で、受験数学レベルなどはこの世の次元に留まった抽象度の低いものなので歴史の年号のように暗記するだけで良いというのは間違ってないんですよね。もちろん簡単にできれば苦労しませんが、だとしたら気が付くことがありませんか?まぁようは暗記術ですよね。

 

僕は誇れるような大学の成績を持っていたわけじゃありませんでしたが、アメリカの大学で勉強せずに一応低い退学させられそうになるぐらいの成績でも単位が取れていたのは全く興味のないリベラルアーツではやらなければいけなかった選択科目の天文学や他はあまり覚えてませんけど(笑)

 

そういったもののテストを勉強せずにパスできたのは暗記のおかげなんです。例えばネプチューンがどうの・・・みたいな問題があったらお笑いトリオのネプチューンを想像してメンバーがなんたら周期で回転しているとか(笑)暗記の語呂合わせを唱えながらゲームやったりとか、そういうのでパスできていました。これはあまり知性とは関係ない話ですね。まぁそういう方法論を見つけて作るというのは知性かもしれませんが暗記自体は知性でもなんでもありません。1799523を「いなくくごにさ」と覚えるのは知性ではないですよね。

 

なので基礎概念は教養として覚えて・・・というか暗記だけだと付け焼刃でせっかく取り組むのに受験数学が終わったら無用なものになってしまうので基礎概念を理解してから基礎概念を応用しつつ時間をかけ過ぎていると無駄なものは暗記で済ませるみたいな柔軟性があると受験数学も無駄にならずに済むと思うんですね。まぁでも解析とかの計算問題が簡単だと思えるようならぶっちゃけ確率の基礎なんてもっと簡単ですよ(笑)確率は大学院レベルになると一気に難しくなるというか金融工学でも出てくるような確率過程とかの話になるんですが、受験数学に関係ないので心配する必要はないと思います。

 

あと女性の理系嫌いなんですが、まぁこれはなんなんでしょうかね。実際そうなのかどうかは知りませんがギャーギャー騒ぐフェミニストは無視していいますと、学問とか理系が男性社会というのがあって、女性が学問を目指そうと思いづらいということがあると思うんですね。

 

実際、アメリカなんかだと理系の女性の教授とか大学院生とか珍しくないですからね。ただこれはジェンダー差で例えば作曲家とか作家とかもデフォが男性で女性は珍しいので「女流」とかって言われたりしますよね。将棋や囲碁の棋士も「女流棋士」などと言われたりしますし、高段位の世界だと男しかいない感じがありますよね。

 

それもまぁそういった思考系のものは男性の方が得意だったりするということが大きいんじゃないかと思いますね。作曲家といってもクラブミュージックなんかも作り手もDJも圧倒的に男が多いですからね。

 

ラッパーもデフォが男性なので女性ラッパーになる「フィメール」って名称がつくのもやはり全体から見れば少数だからですよね。これがどこまで社会イデオロギーによるジェンダーロールなのか、根本的な向き不向きなのかは分かりませんが、ただこれだけは言えるのは才能の有無は関係ないということですね。才能があるか無いかの率は男女ともに変わらなくてある人は圧倒的に少ないので女性でも才能がある人はどんだけ男性がドミナントな分野でも作品を作ったり活動をしたりしますよね。

 

あと最後に理科大の二部の話なんですが、教師になったら面白いとか凄く嬉しいことを言っていただけてありがたいです。ただ数学に関しては自分の才能と知性に見切りをつけたので、好きではありますけどもう熱心にやろうとは思いません。あとまぁかなり好きなだけやったというのもありますしね。

 

それで言うと最近のエントリーをご覧になったかは分かりませんが何を血迷ったのがファッション系の学校に真剣に行こう!って最近思いまして(笑)学校のパンフとかを見て真剣に考えていたんですが、どんな分野に行くにせよ今のコロナ禍で実家もダメージを受けているので進学する余裕が無いというのもありますし僕が今一応仕事をしているので、学校に行くとなると夜にしてもその時間を誰かに任せなきゃいけなくなるのでコストが学費以上のものになってしまう・・・というところがあるんですね。

 

今はファッションを勉強するなんていう寝言は諦めましたが(笑)で、まぁまた神学にハマっていてまぁまた神学にハマりだしたきっかけがなんだったのか忘れましたが今は神学が一番自分に合っていてやっていて楽しいので、昔、自分がのめり込んでいた哲学や数学並に神学も常軌を逸した没入した感じで客観的にそれが学問を言えるぐらいの研究レベルになるぐらいまでの勉強をまず第一ステップとしてやりたいと思っているんですね。

 

今は研究というか初学者の基礎レベルなので、とりあえず今はプロレベルになりたいと思っている感じですね。まぁそれは客観的に説明するとそうなるのであって、別に自分が「プロになるぞ!」とかって思っているわけではなくて単純に楽しいからやっているだけなんですけどね。

 

ただ楽しいからやるという動機はいいんですがある程度の覚悟が無いと所詮は趣味になってしまい、ストリクトな学問というレベルにはならないので、それを学問レベルにまで高めたいというのがありますね。だからそれに時間も労力も惜しまないというか、まぁ好きだからやるだけなんですが、それで手一杯で他のことは曲を作ること以外は全くできない感じですね。

 

ちなみに恥ずかしながら僕がアメリカで学問をやろう!と思ったときに目指していたのは研究者なんですよ(笑)どんな大学でもいいのでアメリカで大学の先生になりたいと思っていました。だから僕が先生になったら面白そう!とかって言っていただけるとやはり嬉しいですね。ただ正直、学校の先生になるより今の方が仕事をしながら学問をやれる自由があって制約が無いので今の独学スタイルがベスト!という感じはありますね。

 

ただまぁ神学にしても先生になれるぐらいの厳密さでやっていきたいとは思っています。別に実際に雇用されるとか神学部にアカポスがあるとかまぁそれ以前に学位取らないと話にならないわけですが(笑)レベルとしてはそのぐらいのレベルになってようやく学問レベルだと思うので、まずはそのレベル!という感じですかね。

 

まぁ講義してくださいって言われたらすぐ講義できるぐらいのレベルっていうんでしょうかね。そこがまぁ好きだから趣味でやるみたいなこととの大きな違いですね。学問的にやるというのはつまりはアカデミックにやるということなわけで、世界基準のアカデミックのレベルでやってないものはまぁ逆に言えばただの趣味ですよね。だから職業とは考えていなんですけどそういう学問レベルでやりたいとは思っているということです。まぁそういう意味で僕が学問を諦めるということは分野は違えど無いでしょうね。

 

とまぁ今回はこんな感じなのでまた返信があったら是非よろしくお願いします。