行方不明の象を探して。その70。

何かをしようとしても疲れが最初にどっと押し寄せない。毎日よく寝ているから寝つきは悪いけど寝てしまえば12時間は余裕だ。あたしのマンコを見ないと寝れないの?見るっていうよりGazeでしょ?と彼女が言った。まぁ要約するとつまりはそうだっていうことを言ったらどの道、ベッドや枕におしっこがかかるからそのままではダメだと言われた。


枕もとで立小便をする彼女。彼女といってもガールフレンドではない。その姿は服を着せたらギターを弾きながら悦に浸っているようにも思える。エアギターを弾くような感じでおしっこをしている。草を踏みつぶす音と共に土の匂いが部屋中に香る。アンモニアの匂いが一切しない。

 

王党派だとか幕府がどうだとか、凄まじい取材やら調査に裏付けられたものに比べて俺の物語とすら呼べないような物語が貧弱なのは直に俺の狭い生活圏の中でしか考えないことを書いているから、そもそも王党派とか尊王攘夷とか、あとは今の時代は見かけないランプとかぼっとん便所とか隙間風だとかなんだとか、そんなのもないわけだからテックに支配されつくされた俺が考えることと言えばオートミール食に慣れると他の食事全般の味付けが濃く感じられるだとか、そんなことぐらいしかない。

 

俺は口を開けて布団に横たわった。彼女はスカートをたくし上げパンティをはぎ取ってまたオマンコのビラビラを広げておしっこをした。でもさっき出尽くしているからおまんこが何かを喋っているかのようにヒクヒクと動くだけだった。投げナイフか・・・。何本目だろう。木の的ぐらいの強度のものに投げつけると大体先が欠けてしまうんだよね。だから鈍器ってことになるのか。アップジョンと同じ論理だ。大きな雨粒がポツポツと落ちてきて海が雷鳴に轟き、いや、逆じゃないか、雷鳴が海に轟いているのでは?

 

自然現象を言語で表現するのは限界がある。映像のように100人が見て100人が同じものを見たと言えるようなもの以外、適当なことは言いたくない。だから言わない。稲妻とオマンコはどう関係あるのかって?目を瞑っていたからさ。最初はおしっこかと思ったけど雨粒だったんだよ。

 

俺のペニスを他の二人の女が奪うようにしゃぶり続けていたが徐々に玉担当と竿担当に分かれるようになった。時々入れ替わると舐められている質感が変わるのでそれはそれで気持ち良かった。ペニスからは大量の我慢汁が出ているのだろう。ちんこのあたりがローションを垂らしたかのようにベトベトになっている。

 

やっぱり金玉と竿を舐めさせるのは女に限る。だって倒錯しているだろう。マンコで受け止めるべきのものを口で弄ぶなんて。最近人妻とか熟女の良さも分かるようになってきた。言わば背徳感だろう。娘の成人式の写真がスマホにあるのにその娘の父親とは別の男と肉体を貪り合うなんて最高だろう。多分、旦那とのセックスなんてたかが知れているんだ。人妻のほうが燃えるのはそういうことか。

 

今、俺の玉を口の中で転がしている女は妊娠二か月なんだと言う。お腹の中に赤ちゃんがいるのに違う男の金玉を口の中で転がすのか。あとこういう転がし方、本当にどこで覚えるんだろう?風俗店では味わえないアマチュア的な手つきのフェラチオとか玉フェラが最高に気持ちいい。

 

すぐにイキそうになるのでネット番組を見る。俺より全然年下なのに法人とか会社の取締役みたいなのをやっているやつらが何かペラペラ喋っている。本当に信じられない。なんで俺よりあんな歳下のやつが会社とかやっているんだろうか。女たちのフェラチオにも通じるものがある。一体どこで運営方法を学んだんだろう?なんでそれがちゃんと経済的に回るのだろう。俺の金玉は妊娠した人妻の口の中で回り続けている。俺のロクでもない欠陥だらけの遺伝子が内蔵されている精液が金玉の中で回り続けている。

 

会社をやれるとかやれないとか、30歳ぐらいで会社の社長になるとか大学の准教授になるだとか、全く同じ人間とは思えない。俺が100人ぐらいの女に種付けして孕ませたところで一人も30歳ぐらいに会社の社長や准教授にならないだろう。仮に女の遺伝子が優れていても俺のダメ遺伝子がそれをキャンセルするだろう。

 

いかん、キャンタマが縮んできた。イキそうになっているので玉が上がってきたのだろう。今度は妊娠していない女の方が蟻の戸渡をペロペロと舐めている。なんという厭らしい音なんだろう。ちんぽと玉を舐めつくされているという情報抜きに音を聴いても絶対にこれは厭らしい音だ。厭らしいことをしているときの音という情報があるから厭らしいのではなくて行為の厭らしさが音に反映されているのだ。

 

音には人間性が出やすいなんてのはよく聞く話だ。それはスキルの問題ではなくそれが楽器であれトラックであれ演奏者や作り手の人間性が音になって出てくるのだ。いや、そうではなくて、出そうとしていなくても音に現れてしまうという感じだろう。だからこの厭らしい音も同じで厭らしさが音となって出てしまっているわけだ。実はわざとぺちゃぺちゃと音を立ててアイスキャンディーを食べている音を増幅したものでしたって言われてもいや、そんなことはない!って完全に言えるよ。これは。

 

舐めているのは完全にアイスじゃなくて俺の竿と玉なんだから。妊娠二か月と書いたっけ?数か月なんだよね。妊婦の玉フェラ。癖になりそうだ・・・。というかもうなっている。玉舐め女はちゃんと育児するんだろうな。俺がオナニーを覚え始めたころはイッた後になぜか家族を裏切るような罪悪感に苛まれていたのに、今ではお腹に赤ん坊がいる人妻に玉を転がさせているんだから、あの頃の俺と今の俺は全く違う。罪悪感と言ってもなんだろう、人妻のお腹にいる子供も一瞬だけ俺の家族のような気がしてくる。

 

カフカについて書かれた何かの文章の中でカフカの小説はカフカの書いていた環境に依存しているだとかなんだとかって書かれていたのを思い出した。例えば季節が冬だとか夜行列車の中だとか明日仕事があるのに夜通し小説を書いているだとかなんだとか、俺のこの変な思考も俺の環境に依存してるよね。お腹の赤ちゃんが俺の子なんてありえないのにここまで深く肉体を貪りあってるとそんな風にも思えてくるってことなんだよ。

 

特にこの妊娠している方はヤリ初めてからの豹変が凄いから今度、今みたいな4Pじゃなくて普通にプレイしよう。徹底的に凌辱してやろう。受精して腹が膨れているというのに他の男と恐らくその受精させた男よりも深く肉体を貪り合うなんてどんな了見だ。コモンセンスがどっかに行ってしまっている。だからこんなに気持ちいいんだろう。

 

近未来では肉体を捨てて意識だけの存在になったりすることが可能だったとしてもよ、その中でヴァーチャルセックスができたとしても今の俺のような肉体の喜びに代わるものはないわけだからこれこそが身体性の最たるものだろう。カフカは死ぬまで童貞だった。いや、セックスをしていたかどうかなんて関係ない。今ぐらいの頭がおかしくなりそうな快楽を味わったかどうかが重要だ。

 

乱交するのに才能も文才も必要ない。ただ他にヤリたいと思っている女と出会ってこうやってヤリまくればいいわけだから誰にでもできることだ。ツイていれば思わぬ妊婦に出会うこともあるんだろう。妊婦とヤルのがここまで興奮することだとはね、思わなかったね。片方の人妻には成人になる娘の写真を傍らに置いてもらおうか。

 

まぁ置いてもらわなくてもいいや。今でも十分気持ちよすぎるしそんなの想像すればいいわけだからね。こういうときにこそ自制心を感じる。普段の自分がどれだけ自分を自制しているのかを感じる。なんでもアリってのはこんなに気持ちいいわけだ。乱交パーティーにドラッグとアルコールが欠かせないのも本当に合理的だよな。本当にあの組み合わせは賢い。ヤッていることはロクでもないはずなのに組み合わせがとても理知的に思えてくる。