東国原英語出力方。

mimisemi2007-04-28

そういえばさ、なんか今日は例によってさっぱり何のやる気も起こらなくてグダグダだったね。あ、んで留学生の日記なんかをメインに読んでたんだけどね、なんか今、こうやって
住み慣れると、留学生がこっちにきてカルチャーショックを受けているような日記を見ると全く別の世界に見えるっつーか、まさしくこっち来る前に留学生の日記を見て勝手に
抱いてたアメリカのイメージっつーかね、なんか全然違うのね。仮に同じNYCに留学している人の日記でも全く違う世界のように見えるんで面白い。なんかあれだね、思ってる以上に
こっちに足がついたって感じなんだよね。足がついたっつーか慣れたっつーのかな。口座に35ドルしかなくて足がついたとは言えないよね。そういえば、留学生の日記なんかを
見てるとなぜか有名私立大学の大学院とかそういう人が多いんだよね。で、一時的にこっちに来てて大学院卒業したら会社に戻るとかね。まぁ俺が見たやつがたまたまそうだった
のかもしれないけど、イリーガルで滞在してて金に苦労しているとか、バイト先で足もとを見られてるとか、そういうブログって無いね。まぁいいや。で、思ったのがさ、こっちの
大学院って半端じゃないんだよね。まぁ場所にもよるし、日本の大学院も半端じゃないのかもしれないけど、「睡眠時間が無いぐらい宿題が多い」ってのが大半で、ましてや
凄まじい量のエッセイやリーディングを課せられているんだと思うと、マジで半端じゃないなって思うわけね。で、英語学校を見てみると、大学院のためにこっちに来ているという
割に英語学校の宿題すら出来てないやつが普通にいる。いや、本国では大学を卒業したりしてるんだけど、出席率が悪かったり、マジで進学しようと思ってるのか?っていうぐらい
宿題をやってなかったり学校に来なかったりする。いや、正直、コミカレに行くとかいうぐらいなら分かる。ただでも大学院でしょ?大学院に行きたいのに、ガイジン教育向けの
リーディングの教材みたいなんで苦戦していて、どうやって大学院攻略をしようと思っているんだか、本当に分からん。読書感想文なんかも書かされるんだけど、期日の一ヶ月前
からアナウンスされていて、はっきり言って読む時間はいくらでもあるのに、読んでないってやつが多い。別にこういうやつのことを悪いとは思わないけどね。俺も面倒だなって
思ってるし、やつらとは同じような気分だけど、ただ大学院で学ぼうと思っているやつが、英語の本一冊も読めないか読むモチベーションが無いっていうのはどうなんだろう?
思えば今日俺が読んだようなブログを書いている留学生ってのは自国でも半端じゃないぐらいの英語を勉強していて、グラマーや語彙はほぼ完璧で、あとはリスニングやスピーキング
といった、実践を必要とされるものだけが残っているみたいな人が大半なんだよね。こんぐらいのスキルがあってこっちに来てるんで、英語学校に半年ぐらい通ってから、大学院に
進学とかだったりして、まぁこんぐらいじゃないと大学院で勉強なんて出来ないよなって思うわけ。ホント、あれだよ、英語学校と大学院のレベルなんて物凄い差だからね。
英語学校で一番ランクの高いレベルをクリアしたところで、大学院レベルなんて、また10レベル分ぐらい上だったりするわけ。だからなんか英語学校で苦戦してて大学院に進学って
俺にとってさっぱりリアリティが無い。無理だろって思っちゃう。まぁ当たり前だけどね。大学院レベルの教育なんて自分の母国語が英語だったとしても楽じゃないでしょ。
それを不慣れな英語でやるんだからね、もう死ぬでしょ。ホント、あれなのね。読むのと書くのはホント、大変よ。喋るのははっきりいって物事を伝えるだけだったら、そこまで
大変なことでもない。それこそ一番大変なのはアカデミックなレベルの論文を英語で書いたり、何百ページもあるアカデミックな書物を読んだりすることなわけ。でもそれって
特に大学院なんかでは一番やらされることでしょ。それをなんつーか英語学校レベルのライティングやリーディングすら出来てないやつが大学院行くなんて、どうなんだろう。
俺は予定でいけば9月からコミカレ入学になるけど、こっちの大学院行くような連中から言わせれば「ゴミカレ」なコミカレですら、俺にとっては不安でしょうがない。まぁ
んだったら死ぬほど勉強しろよって思うんだけど、死ぬほど勉強なんて出来ないんで、死ぬほど勉強しなくても知識欲だけで切り抜けられるような専攻を探すしかないんだよね。
まだ専攻も決めてないの?って思われるかもしれないけど、少なくとも今の俺の中では音楽ってのは完全に消えたわけね。仮に無理だとは思うけど作曲なんて勉強したところで
それでやっていくといったらポップスを作るかCM音楽を作るとか、そんなもんしかないわけよ。俺がポップスなんて作れると思う?もう決まったリズムとか展開とかですらもう
拒絶反応を起こしてノイズを作ってるような俺がCM音楽を作るなんて裸で火星に行くぐらい無理なことなわけ。で、まぁ親には一応、音楽のエンジニアリングとは言ってあるんだけど
これも消えかけている。というか前にも書いたかもしれないけど、音楽のエンジニアなんてのは一部の相当優れたエンジニアしか今後は生き残っていけないわけで、所謂、寂れた
スタジオで細々と仕事を営んでいるエンジニアとか、もうそういうのは無いわけよ。ってのはまぁ前にも散々書いたけど、今はそれこそテクノロジーなわけで、昔だったら
マチュアのエンジニアでも雇って録音を手伝ってもらわなきゃいけなかったようなインディーズバンドが自分たちで切り貼りできる時代なのよ。もうスタジオなんていう概念が
今後は無くなるわけ。まぁそれこそポップスとか商業ロックとかそういうバブリーな世界だけの話で、インディーズレベルではなくなっていくだろうね。現に無くなってると思うし。
何しろ自分たちでやったほうがコストが安いでしょ。で、そこまで大変じゃないわけだから、それこそエンジニアなんて雇う必要ない。スタジオなんてのは今ではPC一台で再現可能
なわけで、それこそ俺だってPCの中に一昔のスタジオよりはよっぽど高性能なスタジオを持っているわけ。もうだからね、ジャズの名盤のリマスターとか、クラシック音楽
アナログテープから新しいなんたらオーディオって形式で録音しなおすような高音質CDを作るようなエンジニアとか、もうそれこそありえないぐらい高いレベルでしかエンジニアは
要求されないわけね。だから音楽エンジニアなんてやったところで仕事無いわけ。仕事無かったらそこまでやりたい仕事でもないし、仮にあったとしても自分の嫌いな音楽ばっか
だよね。自分の嫌いな音楽を聴くことに人一倍の苦痛を感じる俺がエンジニアなんて出来るわけ無いのよ。音の感覚はあると思うけど、嫌な歌を歌うボーカルと嫌な音を掻き鳴らす
ギターの音量を調整する感覚は無いと思う。それこそ仕事と割り切って身売りをする風俗嬢みたいな感じだよね。イギリスではエンジニアからミュージシャンに転向するケースが
多いなんて伝説みたいな話を信じてた俺もアレだけど、あったとしても一昔前の話だよね。言うの恥ずかしいけど、ルディ・ヴァン・ゲルダーに憧れて・・・みたいな幻想を持ってた
わけよ。数年前までは。まぁーねー、俺は音楽にしても他のことにしても純粋に学問として学びたいと思うわけで、やっぱ仕事に結びつけると学科無いわけね。とりあえずまぁ
コミカレでは専攻もクソも無いんでリベラルアーツだからいいんだけど、将来的にどうかなー?って感じ。いや、勉強したいことは山ほどあるんだけどね、ただ明らかに仕事が
無さそうなのばっかなのね。ましてやそういうユーズレスな学歴を得たところで後悔してるみたいな話を聞くとなんだか躊躇しちゃうんだけど、まぁとりあえず今は英語に慣れる
ってことがファーストステップなんだけどね。前の英語学校にいたすんげーボンボンっぽいコロンビア人と友達だったんだけど、まぁすげースマートなやつでさ、NYCの大学院で
経済学を専攻するなんて言ってて「へぇーそりゃーすげーな。全く違う世界の話みたい」なんて言ったら、こいつが「いや、そんなことはないんだよ。結局、アレだろ、問題は
英語だろ?現にお前はいろんな知識や経験がもう頭にあるわけだろ?んだったら何かを学ぶことに関してのオツムはあるってことだ。だから言語が問題なんだよ」って言っててさ、
そりゃーそうだよなーって納得しちゃったんだけど、まぁホント、英語なのよね。マジで。俺が何が不安かって英語に尽きるわけ。難しい学科を勉強する上で問題が出てくるのは
それだけ読む論文やら本やらが高度なものになっていくにつれて語彙やセンテンスのストラクチャーがややこしくなってきて、こういったところで学ぶ弊害が出てきちゃうっていう
ことなのよね。もちろん書くことも高度になるから書くのも大変になるわけ。まぁあれだけどね、最近はニーチェとかサルトルとかチョムスキーを読んでるんで問題は無いと
思うんだけど難しいのを無理してでも読んでるのは、それだけ大学は甘くねーぜっていうことが念頭にあるからなんだよね。英語学校で出されるような課題だけやってても
大学で勉強できるだけの英語力がつくとは全く思えないから、んだからこういうのを無理やりでも読んで理解するということに努めてるわけね。それにしてもチョムスキー
生成文法ってのがあってね、これがまたややこしいんだけど、面白いんで読めちゃうのね。割と。それがさっき書いたような知識欲が怠惰に勝ってるってことなわけ。別に言語学
やるわけじゃないんだけど、興味があるものなら、多少の弊害があっても乗り越えられるわけ。なにしろ知識欲が勝つからね。んだからそういう学科を専攻するしかないなって
感じるんだけど、俺が興味を感じるのってことごとく仕事に結びつかないようなのばっかなのね。何をやりたいかってのはマジで書くのが恥ずかしいぐらい役に立たない学科ばっか
なんで、正直書きたくない。ズリネタとかオナニーに関しては書ける俺だけど、ここまでシリアスな問題になると書けないね。さすがに。まぁいいや。とりあえず英語だわ。
あと書くのね。宿題で書かなきゃいけないエッセイですらてこずってるんだから今は。ホントさ、仮にね、ウォール伝って文法もクソもなく書いてるけど、ここまでスポンテニアスな
速さで出力するのと同じぐらいの出力を英語で出来たらねー。マジでいいんだけどね。ただウォール伝を英語で書こうとか思わないのね。俺。だってこっちのほうが楽なんだもん。
逆にウォール伝並の勢いを英語で書けるようになったら問題ないよね。ある程度は。あとは文体をアカデミックなのに変えるとかパラグラフに分けるとか、所謂、典型的なエッセイの
フォーマットに直せばいいわけで、まぁやっぱ考えを東国原英語で出力でるようになればいいんだよね。それはスピーキングでもライティングでもね。ただホント、ストラクチャも
グラマーも語彙も酷い俺としてはマジでアレなんだよね。読むときって意外と理解できるんだけど、書くときに手元にある語彙ってかなり限られてて、読むときには理解できている
語彙でもライティングになるとそれが出てこないってのがよくあって、マジで困るね。なんかだからあれなんだよね、こっちの大学で勉強する場合、そこまでリーディングや
ライティングを必要とされない実技系のやつのほうが勉強しやすいってのはよく聞くね。ましてや母国の大学でやってたサブジェクトだったりすると、もう応用でしょ。だから
割と楽ってのは聞いたことがあるね。まぁそれだとしても大変だとは思うけど。やり方といえば、Howto好きなアメリカにはビックリで、オーラルセックスのやり方っていう本が
あってさ、買おうと思ったんだけど、完全にゲイだと思われるなって思ってやめたね。完全に興味本位で買おうと思ったんだけど色々考えちゃうよね。買うときに。それがまた
DT的だと思われても嫌だしね。俺がこういうセクシャル系のトピックに食いつくときって完全に知識欲だけで、性欲っていう部分とは完全に乖離してるのね。それは秋田さんの
著書なんかを読むときもそうだし、春本の研究書みたいなのとか変態についての本とか、まぁエヴィングみたいなやつね、そういうのはかなり読んだけど、一般的にセクシャル系の
ものって学術っていうイメージが無いんだよね。エロはエロみたいな。でも俺の場合、セックスに興味が無いから逆にこういったものに別の観点から興味が持てるんだと
思うんだけど、セックス系のものを恥ずかしいものって思える人ってのはある程度正常な性欲を持ってる人ってことだね。まぁ自分の本質的な欲求の一つだから恥ずかしいのかな。
俺の場合、関係ないことなんで興味持てちゃうんだけど。でも江戸時代ぐらいだったと思うんだけど、秋田さんの女陰考にもあったように、女性器の品定めなんかをやっている
学術書みたいなのがあって、「こんなのあるんだよ。江戸って凄いよね!」ってリビングにこの本を持って来て家族に見せたときのリアクションが凄かったな。俺は全然恥ずかしい
って気が無いんだけど。あと毛切り石とかさ、陰毛を切るための石なんてのもあってさ、性文化は面白いよ。英文科とかはあるのに性文科ってのはないんだよね。江戸の春本でも
ヤリ過ぎて太陽が黄色く見えるみたいな描写がある本とかあってインスパイアされまくりだったわけ。もう一時期物凄い勢いで性文化の本ばっか読んでたね。あとSMとか日本の
縛りなんかもホント、今でも好きだね。こういう勢いのまま俺は大学で同じテンションで勉強したいんだけど、なんつーか結局、将来の職業ってのを考えなきゃいけないわけで
そこで学科と職業が結びつかないのね。俺ってもう根っこからのディレッタントなわけ。牡蠣も好奇心が強かったっけなー?でもあの挙句があの悲劇だよーあー可哀想ー。

http://nure.arings2.com/vagina/index.htm

女陰考―性学古典より

女陰考―性学古典より