2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

行方不明の象を探して。その115。

「本当にこのままでいいのかしら?」 「そんなのわかるわけないだろう」 「でもそれじゃまるで放り出されている感じで、基盤が無さすぎるって感じられるのはどこか矛盾しているからなのかしら?」 「あんまり言ってることが分からないけど、多分、なんとなく…

行方不明の象を探して。その114。

翼はすっかり楽しくなってまた酒を飲むふりをした。酔っ払いの中で一人だけウーロン茶を飲んでいても精神的に酔ってきて顔が赤くなったりするらしくて、それ描写してみ?って言われたらさ、マジでそうなのか?って、「そう言われているらしい」ということを…

行方不明の象を探して。その113。

新しいの出たんでよろしく。 open.spotify.com 「これええお酒やわーめっちゃええやん」 「おいしいやーん。おいしいゆーても香りやけどな。主に」 「ほんまや。これもおいしいでえ。香りやけどな」 「すっごいなぁ雅くん、こんな技があったんや。天才やな」…

行方不明の象を探して。その112。

久々に酔っぱらってしまった。夜はすっかり明けていた。そのホテルのシャッターは中は半ばあげられていた。そのホテルに入ると思うであろう?関係ないんだよ。ただあげられていたってだけ。そんなことしかないだろう。人生って。「あ、シャッターあがってる…

行方不明の象を探して。その111。

ここの薬剤師は知らない人間が来るとパクられると思っているし銃を片時も離さないので間違えって部屋に入ったら射殺されることになる。とにかく彼は容赦ない。腕のよい薬剤師で薬剤師というよりシェフという感じで、どんなドラッグでも調合できる。先ほどキ…

ブルース徒然。

今日は雑談を。いやさ、仮に個々の人間にお役目があったとして、それをやるべきなのかやりたいことをやるべきなのか、なんか迷うよねっていう。自分の人生なんだから!っつってもそれは与えられた人生なんであって・・・ってことを言いだすとディープな精神…

行方不明の象を探して。その110。

一気にしゃべり終えるとシンバル女はワイングラスを手にする。ややあって「なあんて、ちょっと言い回しが安っぽかった?」シンバルを噛みながら首をすくめた。 「いい説明だったと思うよ。何も小説っぽい言い回しでマイブラの「ホロコースト・パート」を説明…

行方不明の象を探して。その109。

シンバル女: 「そんなに小説を書きたいのかい・・・。アタシは象に雇われていただけよ。ゾウにね。最後にいいこと教えてあげようか。あんたは5つの生ガキを時計回りに食べつくした。アタシが食べようと思っていた生ガキはその2つ。でも生ガキは全部で4つ…

新しいの出たので。

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行方不明の象を探して。その108。

で、その「なるほど!」と思った理由は、獏はドリーム・イーターであることは確かだが、それは人が夢見ていることを「お前にはそんなことできないよ」「お前なんか勘違いしてない?」「大人になれよ」なんて言いながら親の仇のように全力でドリームをクラッ…

行方不明の象を探して。その107。

友人とブリッジをし、複雑すぎて写真に収められない過去の写真を共有した後、サークルの関係について、ここではノスタルジーなしで、尊敬される能力のすべてのそれらの質問であなたのクラスの憧れと恐怖と勇気が混在しながらマスタードについて、ここでまた…

新しいの出たんで。2。

open.spotify.com なんか最近ギター関係の動画を見てて思うのが過去の夭折した伝説的ギタリストの動画とかが何千万再生とかになってるのを見てるとさ、こんなAI時代に超アナログなギターってのがあんなにも人の心を動かすってすげーなって思うんだよね。 逆…

新しいの出たんで。

新しいの出たので。 open.spotify.com ヴァイノー談義しようかな。あれだ、Freetwood Macとか後期なんか分からんけど普通のポップスになってて聴くのが辛すぎるのが多いな。「いいなぁ」って思うとディスコグラフィーコンプしたくなるんだけどそういうので失…

行方不明の象を探して。その106。

ノイズを出したかったのにノイズを出せない状況になってしまったなんてノイズ好きにとっては拷問以上のものだろう。俺はカートコバーンのその無念を晴らさなければいけない。ロッカーの使命の一つはそうやって失意の中で死んでいったリアルロッカー達の精神…

ここ半年ぐらいのお話。

躁鬱奇想天外 2023-06-03 02:54:08 お久しぶりです。 耳蝉さんはお元気ですか? たまには耳蝉さんの近況報告的な普通のウォール伝読みたいかも。。。 躁鬱さんマジでお久しぶりっす! ということで躁鬱さんにコメントをいただいたので近状を書くね。 ってい…

行方不明の象を探して。その105。

小説だって同じだろう。30までに出版できなかったら諦められるやつは最初から書かないほうがいい。書かずにはいられないから書いてしまうのが小説家だろう。まぁそれだけではないかもしれないが少なくともやめようなんて思ってやめられるものではない。続け…