ウォール伝、ディープWebアンダーグラウンド。

北京在住。絶賛、中国語勉強中。

中国語徒然。その2。

こっちに来てからメンタル弱くなったなぁと思うわけ。こないだの耳蝉研究者さんの書き込みとかに救われたりもしてるんだよねっつーのは自分の言語能力が子供以下になるんで先生からバカにされるとかはないんだけど、ほとんど喋れないとか字幕がないと分からないとか、あと10月にいきなり5級を受けるっつーんで全く自信がないとか、一時的ではあるんだろうけど言語って大事だなって思ったんだよね。

 

ハイデガーじゃないけどさ、ちょっと違うかもしれないけど(笑)言葉が自分を形成するみたいなね、自分は色々とやってきたしアホみたいに本を読んできたし色々と蓄積があるんだけど「蓄積があるんだぜ」って自慢するとかじゃなくて、なんかそういう蓄積してきたっていう自信が一気にキャンセルされるんだよね。

 

何もしてなかった底辺通信高卒が中国語を学びに来てるみたいなマインドになっちゃうわけ。英語できるんだーすごーいとかあんま言われないけど(笑)さび付いてるにしてもできるのは当たり前だから、そんなのなんの自負にもならんのよね。

 

頭が錯覚するんだろうな。著しくIQが落ちたような錯覚に陥って負のスパイラルになってる気がする。なんでこんな簡単な中国語文法を間違えるんだろう?とかアプリの問題集やってても思うし、まぁでも全部パスしてるんですよ。それは客観的に見れば来たばっかのころはニーハオから始めてたからスパチャイのレベル4とか5を普通にやれてるってのは悪くないはずなのに全く自信が付かない。

 

前に占い師に言われたことだけど、俺は自己信用はあるけど自己信頼がないってことなんだよね。それ考えると元々そうだったものが中国語初級者になって全く自信を失ってるってことになってるんだと思う。1000ページある本なんて余裕だぜ!とかってもうそういうのがデフォなはずなのに日本にいたころにあったズッシリ構える自信ってのが一気になくなった気がする。あと自己肯定感も凄く低くなった気がする。

 

中国語は普通に勉強してれば身に着くしこないだ書いたように今まではあんまり勉強してこなかったっていう時間を勉強に割くと短時間で凄まじい成長を感じるんだけど、「さすがだな。俺」って思わないんだよね。日本にいたころなら「俺なんだからこんぐらいできて当たり前だ」っていう感じがなくなってるんだよね。

 

もちろん自信喪失とかナメられるとか(笑)そういう経験があるからこそべらんめぇな感じで克服してやろう!って思うからいいんだけどね、でも渦中にいると結構辛いなっていう。期末試験はパスしたけどスコアがギリギリだったからある中国語ができる人から「この点数だったらまた最初からやり直したほうがいいかもね」とかって言われるのをまともに受けちゃったりするんだよね。「いやいや、全然学校行かなかったし勉強してないしテスト対策もしないでパスしたんだから逆にすげーだろ」って思ってるんだけど、そういう何気ない悪意のない言葉が妙に突き刺さるんだよね。

 

かといって良いスコアを取るために毎日出席して頑張ろう!ってのは全然違くて(笑)スコアって宿題やってきたか?とかちゃんと授業に積極的に参加してるか?とかテスト以外のものもスコアに反映されるからテスト8割できててもギリギリなのよ。言い訳ですけどね(笑)学校の点数のために頑張るってことほどダサいことはないし、大学不要論ってのがあるけどぶっちゃけ賛成だけど、でも外国人からすると大学があるおかげで現地に滞在できるってのがあるわけで、そこはまた違うんだけどね。

 

だからまぁ結局、中国語を徹底的にやってやろう!しか解決方法がないんだよね。いや、それは良いプレッシャーっつかストレッサーなんだけどね。そういうのがなかったら必死に勉強しないだろうから。あとまぁ前にも書いたけどがっつりテスト勉強をするって嫌だけどHSKのために勉強をしてるとやっぱ効率半端ないんだよね。単語の暗記なんてしないで映画とか見て自然に覚えたいって思ってたけど暗記の威力って凄いよね。あとまぁ中国語の決まった構文とかのストラクチャを暗記しつつ理解すると当然、スパチャイアプリ内でのセンテンスの並び替えとかの正解率が跳ね上がるわけで、結局、王道の勉強の仕方が効率いいってことになるんだなぁーとかって思ってますね。

 

ナメられたりしたんだったらって別に中国人にバカにされたとかじゃないんだけど、ちょっとまぁそういうのがあって(笑)だったら中国語を伸ばせばいいっていう闘志に繋がる気がするんだけど、でもさっき書いたように自己肯定感が一時的に言語の著しい退化によって失われるっていうか、喋れないって結構しんどいよね。

 

これはニューヨークでホームステイしてたときのルームメイトのS君もさ、関西の出でメンタル強くて濃い顔をしててお父さんが裏社会スレスレの人で(笑)みたいなタフガイもあまりに喋れないし通じないから泣いたって言ってたもんな。だからこれってメンタルの強さ弱さ関係ないんだよね。普遍的な感覚っていうかさ、誰にでも起こりうることなんだよね。

 

あと学校の点数なんてどうでもいいとか思いつつ結局、そこでしか評価されないから低い点数に対してなんか言われるとそれは俺とは関係ないはずなのに俺自体がぎりぎりで受かるぐらいの地頭しか持ってないとかって思っちゃうんだよね。見た相手がそう思うのはしょうがないでしょ。俺を知らないわけだから。でも結局、バカ扱いみたいにされても現状そこでしか評価されないからしょうがないんだよね。あと実際あんま喋れないし。

 

まぁ良い魂の成長の機会ではあるんだけどね。日本にいる限りだったら相当なことがない限り自尊心を失うなんてことはないだろうけど、言語力がめちゃめちゃ下がったって中で例えば嫌なことがあったりするとそういうのが連鎖してさらに嫌な思いになるんだよね。それと中国語能力は別なのに頭が錯覚して一緒にしちゃうっていうかね。

 

逆にまぁなんだろう、エージェントの人から聞いた話だと台湾とかは日本語が分かる人が結構いたり英語が通じたりしてとにかく日本人にとって居心地が良い場所なんで追い詰められないから全然勉強しないでそのままで帰国する人ってのが結構いるらしくて(笑)環境の良さ=留学のクオリティじゃないんだよね。逆境を与えてくれるような機会があるほうが伸びるし勉強もするようになる。渦中にいると辛いけど勉強すればいいだけなんでね。結局まぁその勉強ってのがHSKをパスするだとか今後の学業とかのベネフィットになるわけで大枠で見れば凄く良い環境にいるのに凄く惨めに感じるんだよね。

 

ホームシックはないし今は一人部屋でストレスフリーなんだけどっていうかそれ考えるとアメリカの頃でやっと半地下で一人部屋を確保できたのが三年目ぐらいだったわけで全然いいんですよ。ネット関係が不便だったり無駄に金がかかったりするけど(笑)別にそれ以外は慣れちゃえばこれがこっちの生活だって割り切れるから全然問題ないんだよね。

 

最近は勉強してるから凄い量の単語が分かるようになったんだけどちょっと街に出るってほどじゃないけど外に出てネイティヴの会話を聞くとさっぱり分からなくて(笑)それで「はぁー」ってなったりね。教材とかでやる中国語と全く違う中国語を話してるとしか思えないぐらい分からないんだよね。普通話の映画はちゃんと発声してるから聞き取りやすいんだけど、ああいう話し方をしてる人に会ったことがない(笑)学校の先生は当然、中国語で授業をするっつったってそのレベルに合わせた分かりやすい中国語を話してるわけだから授業が問題なくても街に出れば無力なんですよ(笑)

 

まぁさすがに荷物の受け渡しとか何かを注文するとかそんぐらいはできるけどね。ほんと、四か月レベルの中国語って感じ(笑)まぁでも来た頃はタオバオで何かを買うにしてもシステムが分からなかったってのもあるけど、注文するものの商品名が中国語で分からないとかさ(笑)来た頃に比べたらそりゃ劇的に中国語は良くなってるんだよね。生活に問題ないレベルになってるわけだから。まぁ最低限の生活ね。あと掃除に来てくれる阿姨が「これは捨てるものなの?」とかって聞いてくるのに対して「あ、そこは全部ゴミです」とかっていう(笑)そんぐらいの会話は当然できるんだけどさ、会話じゃないよね。これ。イエス・ノーのレベルだからね。あと「あれ・これ・コーヒー・一個・私の注文は?」とかそんなレベルだからね。

 

こんな状態だからごり押しで5級受かって三年目から大学に入れるにしても、なんかもっとメンタル面である程度自信をつけたいなってのがあるんだよね。エージェントの人はめちゃめちゃ頭が良い人だから俺のことを分かっててそんぐらいできるんだからやってくださいって感じなんだと思うんだけど、なんか特定の学科とかと違うじゃん?言語って身体的っていうかさ、心と精神に直結してるからHSK5級200点以上取れたとしても、全然中国語が身体化されてない状態で先に進むってのがイマイチ乗り気じゃないっていうかね。

 

エージェントの人は俺の年齢もあるから最速で大卒の資格を得られる方法ってのを考えてくれてやってくれてるから凄くありがたいんだけどね。まぁ俺はゆっくりやるつもりはないのよ。来年の夏入学だったら多分HSKの結果って3月ぐらいに出さなきゃいけないんだろうけど、今年の10月って早いよね(笑)5か月ってやっぱデカいよ。準備も含めて3月に試験でいいんじゃないか?って思うんだけどね。

 

ただまぁ10月に5級受けるぐらいのつもりで勉強してくださいって意味合いもあるだろうからこれまたまぁ勉強せざるをえないっていう大変だけど良い環境になってるってのはあるんだけどね。スーパーチャイニーズやり過ぎて今月ぐらいにもう最高レベルが終わってそうなんだけど(笑)スーパーテストのほうでHSKの問題の練習と模擬テストってのが膨大にあるからスパチャイ終わったらそっちかなって思ってるんだけどね。

 

だからペースとしては別に間に合わなくはないんだけどね、ただ今の一過性の自尊心の低下みたいなのがあるから乗り気になれないんだよな。詰め込んだものを吐き出すテストと自信をもって余裕でやるテストって違うじゃん?俺的に後者のほうがエレガントだから(笑)後者でいきたいんだけどね。

 

まぁ甘えたこと言うなって話かもしれんけどやっぱ現地で全然中国語分からないし成長がアプリ内ぐらいでしか実感できないってメンタルに来るんだよな。もちろんHSKのリスニングはめっちゃ分かりやすく問題文を読むから別に街の人が何言ってるか分からないとか関係ないんだけどさ(笑)でもなんかある程度自信を持てるぐらいになってからテストに挑戦したいしまぁそれで大学入るわけでさ、心の準備って必要よね。

 

まぁ死ぬほど勉強できる人にとっては余裕だろうけどゼロから初めて7か月でHSK5級取って大学に入学って早すぎる気がするんだよな(笑)それが学科とかの科目だったらいいのよ。でも言語だからね。あとまぁ俺が数学やってた頃とかもそうだったけど、なんでこれが分からないんだ?とかよく勘違いするんだ?とか客観的に見れば凄く励んでてよくやってるはずなのに自分の欠点ばっかりに目がいっちゃうんだよね。ある種の完璧主義者なのかもしれないけど、継ぎ接ぎだらけの中国語がみっともないってのもあるよね。

 

まぁ大学自体が漢語学科だからそんなの入ってからやればいいって話だし、語学学校にいる時間が無駄だから少しでも早く大学に行くべきっていうのは分かるんだけどね。でも一年延ばすとかだったら長すぎるけど半年だったらそんなに長くない気がするんだよね。ただまぁもちろんテストが来年の3月だってなったら気も緩むでしょう。緩まないけどね。もう北京飽きたしやることないから勉強するしかないんでね。

 

あとMOBAとかもかなりやり尽くして結構飽きたし、電話の回線のデータ量が蓄積されてたんでディザリングしてsteamからダウンロードした龍が如くとかもあんまりやる気が起こらないっていうか、まぁあれだよね、歳取るとゲームするのもしんどくなるっていうアレだよね(笑)

 

あとWhere Winds Meetっていう中国語だと燕云十六声なんだけど、それは100ギガ以上あったんだけど電話の回線データが300ギガも余ってたおかげでそれ使ってダウンロードしてあとまぁNeteaseは実名承認通ったからログインできるんだけどやってみたら原神型のオープンワールドでしたね。まぁ中国だとあれが主流だしマネタイズできるからな。ただやっぱ日本のゲームやってきた身からするとダクソとか中国産でもWokingみたいな買い切りでソシャゲじゃない閉じた世界でいかにクリアするか?みたいなのが好きな俺としては結構期待外れだったんだよねっつっても質高いけどね。

 

鬼ほど音声データ入ってるからリスニング強化になるし乾いたリスニング教材ばっかりやってると心が荒んでくるんでゲームやったり映画みたりって重要なんだけどね、あとまぁ来る前ぐらいの中国語のレベルだと次何やっていいか分からないとか目的地は表示されてるからそれをやればいいんだけど話がイマイチ分からないってのがあったんだけど、それがないってのは伸びてる証拠だよね。そこは自分で評価していいはずなのにあんまりなんか自信に結びつかないんだよな(笑)

 

英語の場合、リスニング教材でやったものが現場でも結構活きるっていう感じがするけど中国語ネイティヴの中国語ってえぐいんだよな。早く話すってのがデフォでなおかつ前にも書いたかもしれないけど短いセンテンスの中に情報量を詰め込んで会話を早くするっていうのがデフォだから全然分からないんだよね。もちろん寮のお姉さん方とか阿姨とか先生は外国人向けの丁寧な中国語を話してくれるけど街で聞く中国語はエグ過ぎるんだよな。

 

俺が前に行った日系のサロンの店長は北京滞在歴10年で奥さんが中国人で会話も中国語なんだけどいまだに4声とか分からないっつってたし奥さんとは話せるけど奥さんの友達が来て奥さんと友達同士の会話になると一気に何言ってるか分からなくなるって言ってたんだけどマジでそれなんだよな。奥さんも旦那さんの店長さん向けの中国語とネイティヴ中国語を使い分けてるんだよね。

 

ちなみに中国人Youtuberとかがたまに中国語で作るコンテンツとかも外国人向けだよね。ネイティヴなあんなにきれいに発音しないから(笑)いや、ネイティヴはって言い方はあれか(笑)ただとにかく早いんだよな。だったら倍速リスニングをすればいいじゃん?っていうとそうでもなくて、なんか話し方とか使ってる言葉自体がそもそも教材で出てくるようなのと違うんだよね。あと英語に比べて中国語の話し方に凄く個人差があるっていうかさ、英語って結構スタンダードがあるんだよね。

 

それはでも日本語も同じかもね。独特の話し方をする人って多いし逆に教科書的な喋り方をする人なんていないわけで、ネイティヴ中国語の壁ってすんげーあるんだよな。

 

まぁそんな感じですね。

 

んじゃまた。