勝手にシューティングレンジデビュー。

弓やりたい衝動が爆発し過ぎて戸塚のアーチェリーコースに行ってきちゃったんですよ。道場の先生の一人に15キロの弓をちゃんと引けるようになるまでは1年ぐらいかかるかなーって言われたから余計に反骨精神が爆発しますよね(笑)いや、やったるわ!んで中てたるわ!っていう気持ちがね。もちろん道場で学んでいる時は謙虚に稽古が地味でも楽しんで強度を感じながらやってるけど道場離れるとなんつーかその快楽追及の精神ってのが動くよね。んでまぁもちろん学んだことを復習することも大事なんだけどまぁ型稽古と体配の練習とかなら家でもできるんだけどもはやもう飛ばしたくなるんですよね。道場行く度飛ばしてるのを見るのと的を見るから引きたい!っていう気持ちがすんげー出てくるのね。だからまぁフライングでやっちゃおうってことでやってきたってことなんですよね。


もちろん道場でやったことの反復ですよね。「だんだん良くなってきましたね」っていうところの体の感じを思い出してそれで引くっていうね、んでまぁついに初の的とリアルな矢でやることになったわけなんだけどもいきなり20メートルぐらいでやっちゃおうかなと思ってまぁ空いてたってのもあってそこで童貞喪失したんだけど初めて引いた感想はとにかく「最高!」の一言に尽きるよね。矢が飛んで行って刺さるってだけでもう全然強度が違うよね。まぁんでもすげー変なところ飛んでいくと思ってたんだけど意外とそうでもなかったにせよでもひたすら左に行っちゃう感じで的一個分ぐらい左に行っちゃうのよね。まぁでもたまに中ったりもしてやっぱり型の偉大さを感じずにはいられないよね。まぁ今は完璧にできているわけじゃないけど今は形がうまくいってるなっていうときは真っすぐ飛ぶんだよね。


まぁ的に中らなくてもまず真っすぐ飛ばすってのがもうえらい難しくてさ、あと矢勢ね。まぁ弓道独特のあんま刺さらない矢ってのもあるんだけど(笑)的に刺さらないで落ちちゃったりってのもあってんでもまぁこんな感じなのかってのはある程度掴めたよねっていうかようはこんぐらいの勢いで飛んでるんだなってのが分かるのね。それが分かるだけでもだいぶ違うよね。まぁそんな感じでやってたら同じ場所でやってた人とちょっとした会話になってんでなかなかの神展開なんだけどその人がなんと弓道二段の人だったんだよね!アーチェリーはやってみたかったからここ最近始めたとのことだったけど俺の不完全ながらも頑張ってやってる型を見てすぐ流派を言い当てられちゃっていやーすげーなって感じだったんすよね。


んでそっからかなりガッツリ話すようになってありがたいことに色々と指導してくれて助言をいただけたんだよねといってももちろん道場でやってるというのは話してるから元々やってるものを根本否定してこうしなさいああしなさいってことじゃなくてここをもうちょっとこう的なアドバイスなんだけどそれがまぁすげー的確でさ、んであと流派同じのやってたのよね。その人。あともう一種類の流派もやってたとのこと。まぁ色々と書きたいことがあるんだけど個人が特定され過ぎるような情報もアレだからまぁざっくりこんな感じですかね。


まぁなんか弓から広がる世界観とか人との関わり合いとかが素敵だなーって思っている矢先にまたこういう良いことが連鎖して起こるからなんかいいよね。すげー希望を持てるわ。まぁスピ的に言えば引き寄せの法則ですよね。んでまぁその今の自分がやってる射を見て指導していただけたんだけどそれを凄く意識して念頭に入れてそれを守っただけで全然矢勢が違ってきたんですよね。弓返り上等だし。すげーこれは神展開だし神指導だな!と思って意識しながらやってたらすんげーカオスだった矢所がだいぶ狭まったんだよね。んでたまに的中したりね。


んでまぁちょっとっつーか結構疲れたんで水分補給ブレイクを入れつつ次は30メートルの場所が空いてるっていうんでそこでやることになったんだけどまぁそうなんすよね。弓道は的までが28メートルだからガチレンジですよね。いやー10メートルっつーかまぁ8メートルぐらい違うだけでだいぶ遠いなーとか思いつつ気合を込めて引いたらなんと的中したんすよ!しかもほぼ真ん中!!こりゃ凄い!と思って写真撮りましたね。そう。一応デジカメ持って行ってたんすよ。


まぁそんな感じで自分の中で盛り上がりつつ指導してくださった方とも色々と喋りながらやったりなんかしてなかなかのリア充っぷりでしたよね。んでそっからアーチェリー場で恐らく指導員をやっている若いころやんちゃだったっぽい爺さんも交えて色々と談笑しつつこの爺さんの腕前はっていうとなかなかのもんでっていうかそりゃ俺の和弓と比べたらとんでもないぐらいの差がある的中率でさ、んで触ってみる?っていうんで触らせてもらったんだけどその爺さんが持ってるやつはもうありえないぐらい重くて仮に右で引き切れても左手が受けきれないというぐらいの重さでさ、んでまぁ指導してくれた人がどれどれって感じで引いたらあっさりと引けて(笑)自分のひよっこっぷりを思い知らされましたよね。力もさることながらやっぱ力の入れ方とか体の使い方がうまいんだよね。


まぁんでそっからもまぁ色々と話したりやったりっつーかあとそうだ、爺さんに言われたのが黒のTシャツ着てったんだけど黒は虫が寄ってくるらしくてダメなんだってね。あと蜂が俺の周りを飛んだりしてたときもあんまり過剰な反応をしないで動かなければいなくなるということだったんだけどようは過剰な反応をすると攻撃されたと思っちゃうらしくてだから逆に反応しないぐらいがちょうどいいらしいんだわ。なんかこういう知識いいよね。すんげー実地の知識じゃん?なんか俺って本ばっかだからこういう直接に何かが起こってそれに対してどうすればいいか?ということみたいなののノウハウっつーかさ、リアル知識だよね。そういうのをサラッと教えてもらえてすんげー俺は感動してるんだけどね。あ、虫の話ね。


まぁそんな感じでっつーかなんか疲れすぎてて大したの書けてない感じがするけど(笑)その指導してくれた方は4時過ぎに帰って俺は終わりの5時過ぎまでやってたんだけどまぁぶっ続けで四時間だからなかなかの疲労だよね。あ、んで男子のほうがアメリカ人か分からないけど恐らくアメリカ人で女子のほうが日本人のカップルが一個下の20メートルの的でやってたんだけどずーっと英語で喋ってるんだよね。まぁ盗み聞きするつもりはないんだけどこの二人は周りには何を喋ってるか伝わってるとは思ってないんだけど実は伝わってるやつがいるっていうところからまぁようは主観性の原理みたいなのを感じだよね。弓も同じだからね。こうだって思っててもそれができてるか?ってのは主観じゃ分からない。的に中ったってだけでは正しいとは限らないしそれはたまたま中っただけなんだろうしんでもまぁたまにうまくいって中るってこともあるんだろうけど一人でやる場合、そういうのを一個一個内省しながらやるから本当に頭使うよね。まぁそれが楽しいところなんだけどね。


んでまぁそのカップルがさ、俺のところでやりたがってたのか「あのガイまだ弓撃ち続けてるぜ」とか彼氏が言ってて(笑)あーこっち来たいのかな?と思いつつまぁ別に全部占領してたわけじゃないからやりたければ来ればいいわけでまぁそこを気を利かして退くってのもアレだよなって思って無視してたんだけどプロセスが面白くてさ、彼女が「あのガイずーっとやってるからそろそろ終わるわよ」とかって言っててんでまぁ俺が一息ついて座ってたのをまた腰を上げてやりだしたら「ダメだ。全然それは不正解だ!」とかって彼氏が言ってんのよね。「あのガイまだやるつもりだ!」的な(笑)そりゃだって金払ってんだからやるよね。あと4個も的あって一つ使ってるだけなわけだからね。まぁそんな感じで何気に全部言ってること筒抜けだよーとか思いつつそれが面白くなってきちゃってさ、んでそろそろ終わりになるぐらいのときにさすがにもう我慢できなくなったのが「一緒にやっていいですか?」って来たんだよね。


んで俺は当然断る理由もなく「どうぞどうぞ!僕はそろそろ終わりますので」っつってまぁ実際に疲れが限界で射形が維持できなくなってたから止め時だなとも思ってたんだけど彼氏が普通のトーンながらもこのジャパーニーズキュードーガイにキレてて(笑)「なんでここでずーっとやるんだよ。なんかここにしかいない隠れボスとかめちゃめちゃ当たりやすい大きな的でもあるのか?」とかボヤいてるんだけど全部それ分かってますから!っていうさ(笑)通じてないと思っててんでも実は全部分かってるっていうね(笑)まぁ俺に直接言ってるんじゃなくて彼女にぼやいてる感じなんだけどこんな至近距離でキレられるとは思ってなかったから余計ウケたんだよね。


んでまぁからかうつもりはなかったんだけど帰りのバス停でこのカップルと待つことになったっつーかまぁ全然バス通らないから必然的に一緒になるんだけどそこでまぁ彼女に話しかけたんだよね。「駅までは遠いっすかねー?」「30分ぐらいはかかっちゃうかもしれないですねー」「ありゃー徒歩は無理か!」みたいなさ、そしたら彼氏が「なんだあのキュードーガイは何を言ったんだ君に!」とでも言わんばかりになんか彼女に色々と確認しててさ(笑)ナンパでもされたのか?とかって言ってたのかな、色々と彼女は説明してて「あーまぁ君のリアクションを見れば口説かれてないってのは分かるんだけどね」とかって彼氏が言っててなんか余計にウケちゃってさ、なんかまぁ本当に弓道の奥義ですよね。これって。伝わってないと思ってるけど実は伝わってるっていうさ、んでもそれは主観的に見れば彼氏は異国の地にいて長時間弓を引き続けているキュードーガイが実はアメリカに留学していたなんてことは分かるわけもなくてさ、んでもそれが伝わってないとする中で成されている彼氏と彼女のコミュニケーションとさ、まぁ彼女のほうは気を付けてた感じだけどね。無暗にディスるようなことは言ってなかったけど、まぁんでも彼女にも俺が分かってるなんて分かりようがないもんね。


あ、なんでこれが弓道の奥義なのか?っていうと究極は主/客から離れて無になることじゃないですか?こないだも書いたように自分自体が射のパーツとなるわけで我はないんだよね。で、射のパーツになり切ればそれは自ずと中るようになるっていうね、いやー深いねーとかってそのカップルの会話はバスの中でも永遠と続いてたけど事象そのものがランダムに起こって思いもしない認識に到達するみたいなことってあるじゃん?それだよねー。あとまぁカップル仲が良くて何よりだよねーとも思ったしね。シンボリックな意味では「耳蝉よ、弓もいいけどガールフレンドを作ることも大事だよ」っていうサインだったりね(笑)まぁようは俺が理想的な射を渇望するようにまぁとにかく渇望することだよね。そうすればそこに近づくことができるわけよね。ガールフレンドも渇望すればできるに違いないけどまぁそういう気分でもないってのもあったりするんだけどでもそこでまぁなんつーか実存の闇とかも大事だけどこうしたい!とかこれがいい!とかこうなりたい!みたいな欲望ってやっぱ必要だよなって思ったよね。


まぁ今だってうまくなりたい!ってのと早く的でやりたい!ってのもあってまぁそれを渇望してるわけじゃん?まぁその結果の一つが今日の出来事だよね。偶発的なことも含めてね。まさにこれって「これやりたい!」ってことを思い続けて具現化したリアルってことだからね。もちろん道場通い始めたばっかで全然入口なんだけどまぁでもやりたいことやれててしかも当初の発想では出てこなかった道場に通ってみっちりとフォーマルにやるっていうことも出てきたりしてさ、んでまぁ結果的にそれがそこそこの外出っていうリフレッシュとより弓が好きになるっていう今日の引きたい衝動みたいなのにも繋がってんでまぁそれがある種結実したのが今日の初日にしては上出来すぎる結果となったわけよね。もちろんでもそれは俺がやりたい!と思う衝動をバイブレーションのように発生させるってのもさることながらそこでそのやりたい!を可能にしてくれている道場とその先生たちとさ、あと今日の指導してくれた方とかそういうものが繋がってうまくいく!ってことに繋がるんだよね。だからまぁ俺らしくないけどやっぱ人とのつながりとまではいかないけどやり取りって重要だよねって思ったよね。


まぁだからなんだろうね、やっぱ大きな課題としてはとにかく渇望すればやり方さえ間違えなければ今やりたい弓道ができてるようにやれるようになる!っていうことなんだからもっと遠慮しないでやりたいこととかこうなりたい!とかこんな彼女が欲しい!とかってのを欲望しないとダメだよね。そういう欲望がまた色々と新たなことを生成していくわけでさ、んでもそれは我の強い欲望なんじゃなくて生成する欲望だよね。かなりドゥルーズ的だけども。で、それは望みさえすれば可能になるわけだからむしろ望まないということがもったいない!というような感じだよね。まぁ実際に強度を渇望している自分ってのがいてまさか弓道がここまでの強度を提供するとは思ってなかったけどまぁ結果的に結びついてんのよね。これはまさに強度を渇望する自分がいるからこそ結実するもんなんであってさ、つまんないつまんないって言ってても何にもならないし言えば言うほどもっとつまらなくなっていくよね。んでその結果的に得られた強度ってのが思いもよらないところから来る場合もあるってことだよね。それは弓道自体に強度が内在されていたのか、それとも強度を求める衝動がそれを呼び寄せたのか、まぁとにかく求めないことには得られないよね。で、こうすればこれはこう得られるんだ的なセオリーだけでは分からないものが大半ってことなんだよね。


まぁこれってすげー救いなんだよね。満たされていたりある程度やってきたから分かっているっていうような経験だけでは分からない未知のものがいっぱいあるってことなわけで、んで今自分の中では強度と結びついてないようなものが必然的な結びつきとなって現実に現前化する場合もあるわけでまぁそういう意味で色々と未知数だよね。んである意味異次元だよね。なんかそれってのが観念の世界ではないフィジカルなリアルと身体から来る感じがあってそれが凄くヒントになってる気がするんだよね。


まぁそんな感じで疲れたからもう寝るわ。んじゃまた。



暑いなー体感的に夏だなーと思いつつ現場に到着。



割と中ってないこともないけど基本カオスな矢所。



そして例の二段の親切な指導の方のアドバイスを元に引いたら見事的中!しかも初の28メートルの一射目がこれですよ!那須与一のペルソナ降りてきてる感満載!っつってもまぁその後またカオスになっていくんだけれども(笑)でもまぁだんだん分かってきて極端に左に飛ぶとかってのはだいぶ無くなってきましたね。ただもうカップルの話の盗み聞きあたりから疲労が凄くて彼氏がキレる頃には体力的にもうダメになってましたねってことは筋トレとかジム通いが必要なのか?とか思ったりもして。


PS


一射目じゃなくて二射目だったっぽいつーのも左側に矢刺さってるじゃん?(笑)


んじゃまたね。