Ardbeq10さんへの返信。

Ardbeq10

 

いやあ、お久しぶりです。5年振りくらいで来ました。

 

「5年前の自分って何やってたっけ?」から、耳蝉ブログにやって来ましたよ。躁鬱奇想天外さんもご存命のようで嬉しいです。

 

改めて、5年前の自分の熱量にイカれているというか。耳蝉さんが一周回って文学界隈を攫っている感じとか。なんか、旧友と「久しぶり」に出会った感じというか。本当に、書き続けてくれていてありがとうございます。耳蝉さんのアプローチ、マジョリティには刺さらないと思いますが(笑)マイノリティにはなくてはならないアプローチだと思うので、迷わず行って下さい!行けばわかるさ!!

 

Ardbeq10

 

あと最近、Kanye Westのjeen-yuhs カニエ・ウェスト3部作をネトフリで観てるんだけれども、耳蝉に是非語って欲しいなあ、と。山下達郎のサンデーソングブック的に、最高音質でお願いします!

 

アードさん、お久しぶりです!もうあれから5年も経つんですね。ちなみに僕もウォール伝を「あの時、何やってたっけ?」とか「ハマってたのなんだっけ」とか自分史確認みたいに使うときがたまにあります(笑)

 

今更ですが、アードさんにはめっちゃ感謝してて村上春樹を読むようにサジェストしてくれたのってアードさんじゃないですか?で、僕は作品に関してはぼろ糞言いましたが(笑)5年経ってまさかの僕が小説を書くようになって、そのきっかけになったのがアードさんに勧められて買った村上春樹の本だったんですよ!文庫のボックスセットみたいなやつだったんで近年のを除けば大体網羅してるやつだったんですけど、まぁそれを実家の倉庫と化している我が部屋から取り出してきて、断片をコピーしまくって構成してっていう、だいぶ作業が進んだ今では原型がほとんどないか断片化してるんですけど(笑)で、アードさんへのオマージュというとキモいんですが、書いてる小説の「私」がアードベックを飲むシーンが出てきたりします。

 

最初は村上春樹いじりみたいな感じのパロディから始まって、んで色々と文学を読んでいくうちにどんどんサンプリングする量が増えてきて(笑)で、村上春樹をいじるだけだとつまらなくなってもっと有用な使い方をして・・・ってやっていくうちにミイラ取りがミイラになる状態で普通のファンとは違う意味でいつの間にか村上春樹のファンになっていたという(笑)

 

多分、一番コピーしている率が自分の書いてるやつの中で高いので、何十万字分ぐらいの村上春樹の文章をタイピングしてることになるので、自分が小説を書くときのベースみたいになりつつあるんですよね。あとまぁこれは春樹作品をバカにしつつ5年前から評価はしてたことなんですが、村上春樹は作家としては立派でそこはリアルに尊敬してるんですよね。連載の締め切りがどうのとか文壇がどうのとは関係ない世界で内的衝動で書いている人なので、そこは凄く純文学的だなって思うんですよね。フォニィがマジで多いですからね。秀才みたいなのが工学的に書いたようなやつが多い中で、僕も見る目が養われたんだと思うんですけど、村上春樹はやっぱり心で書いてますよね。魂が通ってる。コピーしててその居心地の良さを感じるようになったんですよね。

 

躁鬱さんにしても西村賢太さんの話をしてくれて、たまたまなんですけど、僕が小説を書き始めたのが健太さんが亡くなった数日後で、関係があるのか?と言えば偶然だとは思うんですけど、なんか小説を書く流れが来てたんですよね。おかげでまぁ書き始めてからというもの一切退屈することがなくて、毎日没頭してて最近暖かくなってきたからずーっと書いてると股が蒸れたりするんですけど、シャワーを浴びるという概念すらも飛ぶぐらいハマってて金玉が痒くなったりして、それも一興だなと思いつつ、シャワーはちゃんと浴びるようになりました。

 

マイノリティに刺さるものが書けていれば最高っすね!特にアードさんや躁鬱さんみたいに僕なんかより文学に長く接してきた人たちに後押しされるとなんか凄くやる気が出るんですよね。僕なんかホントに素人ですからね。

 

あとカニエは了解っす!しっかり見る必要があるのでタイミングを見計らって見るようにします。見てすぐがーっと書きたくなったらすぐ書くと思います。

 

迷わず行けば分かる!って本当にそうですよね。「こんなの誰が読むねん」って分量もさることながら(笑)小説の体をなしてないのでといっても僕は面白いと思うのでそれはそれでいいんですが、「書くだけの価値があるのか?」ということを知りたくて、霊感的なものに目覚めてからタロットをきるようになって、迷った時はタロットをひいたりしたるんですよ(笑)そうするとアードさんの助言のような、迷わずに自分の爆発しているものを爆破させなさいみたいなメッセージが出て来たりして「うんうんそうだよな。ご助言ありがとうございます」とか思いながら書き続けている毎日です。僕って自分への根拠のない自信があるんですけど、これはとあるそういうのが見える人から言われたことなんですが、自己信用はあるけど自己信頼をしていないってことだったんですよね。

 

ようは現在のことについては「俺だからやれるっしょ」というcapabilityのようなものに絶大な信用を寄せている。でも未知のものや未来のことについては信頼してないから不確定要素が絡むものや自分の理解がまだ追い付いていないものに関しても俺なら大丈夫という信頼をしていないんですよね。でもそこがやっぱ行かないと分からないところなんですよね。良い迷いもあるけど悪いものを蓄積させてしまうような迷いは害しかないので、こういう時にアードさんとお久しぶりに再会できて、なんだか神様がいるとすればマジでいるんだなって思いますねってあれからキリスト者になったり色々あったんですが(笑)

 

なんかやっぱり分量はプルースト目指そうかなって気になってきました(笑)プルーストは結構読んでみて全く評価しなくなったんですが(笑)あの執拗なまでのどうでもいいことを書き続けるスタイルは僕に通じるものがあるので、もっと誰にも読まれなくなりますが、そこを突き詰めてもいいのかなって思ったりしてます。すでに分量はギガノベルですがテラノベルにしようって感じですね(笑)プルーストルールを適用すると「これ散々書いたからいいか」っていうのも書きたいと思えば書けますからね。

 

とにかくアードさんには感謝してます!今こうやって書けているのもアードさんのおかげですから。カニエ三部作は見たら色々書きますんで、またよろしくお願いします!

 

ではまた!