今後はDJ路線?。その5。

では続きをっつーか4からの続きね。


なんでもネットで済むって究極的にはみんなヘッドマウントディスプレイしてグーグルアースで世界旅行を楽しみながら音楽聴いたりしてるっていうような完全に動かない世界だと思うんだよね。まぁ俺はこれでいいと思ってたけどこれじゃあ金が動かんでしょって話なんだよね。まぁ金が動かなくても良いようなシステムができてれば別だけどそれってまぁ現状無理じゃん?なんかしらの形で工夫して金が動くようなシステムを作っていくしかないわけだよね。だからまぁある意味で昔からあるものとして水商売っつーかバーみたいな場のものって何かに付加価値を生み出せる重要なもんだなってすげー思うようになったんだよね。それは逆に昔から成立していた一連のお金の流れとか産業ってのが今では成り立たなくなってるってのが多くなってるわけじゃん?そんな中で水商売って根強いわけだよね。それはなんでか?ってやっぱ代替が無いからなんだよね。あとやっぱキャバクラにしても雰囲気が好きって人がいるわけでさ、やっぱそれはヴァーチャルでどうって話じゃないからね。


まぁヴァーチャルで済むようになるかもしれないけどそんぐらいの臨場感が出せるようになるのはだいぶ先の話だよね。あとまぁ仮にこの代替が成立したとしてそもそもそれが成立するってことはテクノロジーが人の職を奪うってことの一つになるよね。ネット通販ってのは便利な反面、小売りってのが成り立ちづらくなっちゃって潰れるところが多くなるっていうさ、まぁこれって技術が進歩して便利になったからアナログな方式が必要なくなったからっていうことだよね。で、ヴァーチャル全般ってそれなんだよね。何でもヴァーチャルで可能になっちゃうと成立してた場の雰囲気とか臨場感みたいなのが代替できちゃうと結局まぁ一番それが安いっつーか便利なのと家から動かなくていいみたいな理由でみんな大体それを選ぶようになるわけじゃん?そうすると何らかの形で臨場感とか場ってのを与えてた産業ってのが成り立たなくなっちゃうんだよね。まぁいつかそういう時が来るにしても結局でもまぁこういうのって便利になればなるほど職業は少なくなるってことなんだよねってまぁ当たり前なんだけどさ。


そこでやっぱDJってどうなんだろう?って考えたときに果たしてDJってのはアルゴリズムなのか?って話になるんだよねっていうかFPSってアルゴリズムじゃないですか?なんでいきなりFPSなの?って話なんだけどようは立ち回りってのを意識したときにさ、あとまぁネットとかで色々と読んで勉強するじゃん?そうなるとまぁようは色々な状況の中でまずやるべきではないことっていうのがあるんだよね。無駄撃ちしないとか深追いしないとか敵に見つかったら逃げるとか走らないとか角を曲がるときは必ずaimをしたままとかさ、ようはするべきこととしてはいけないことっていうのの集まりで何をするべきか?というのが結果的に決まるっていうのかな?まぁそれは凄く状況が限られてるから可能なんだけどね。何しても良いというわけではなくてFPSの場合、大抵はまぁ敵の殲滅だったりバレないように移動するってことだったりしてやることっては明確でしょ?その中で必ずやるべきこととやってはいけないことっていうのがまぁそもそももうcomputationなんだよねっていうか処理だよね。まぁそれ言い出すと格ゲーもそうだしっつーかゲーム全般そうだしAIのロジックってそうなんだけどさ、で、ここなんだよね。DJはロジックなのか?っていうことなんだよね。


DJがロジックだったらまぁ多分あれなんだよね、そのうち機械が勝手にシャッフルして場を盛り上げるってことになるよね。んでもそうはいってもその場の雰囲気とか客のレスポンスとか色々あるでしょって言ってもまぁここは客のリテラシーの話になるんだけどEDMのトップ100みたいなのを永遠とかけ続ければとりあえず盛り上がるみたいなさ、あとまぁ一番盛り上がるところだけかけてショートミックスでガンガンやるとかね、これってまぁすげーアルゴリミカルだよね。波形で見ればどこが盛り上がるか?なんてのは分かるしまぁ変な話、楽曲のメタデータとして盛り上がる部分みたいなのがキューみたいにさ、ショートの場合、ここから再生してくださいみたいなメタデータとかあったらまぁマジで誰でもできるようになるよね。ようは簡単になるってことはより機械でも可能になるってことなんだよね。まぁ一概にそうとも言えないか。


ただまぁ当然俺はそうじゃねーだろとは思うんだけど結局それはモノによるよなーってことになってさ、やっぱ俺はDJにあんま関心が無くなった時があるにせよやっぱ一貫して職人的なDJってのには憧れと尊敬を抱いてたし今でもそうだよね。何をもって職人的とするのか?って話でもあるんだけど、ようはまぁすげーロングミックスの中で独特のカーブとウネリみたいなのを生み出す人っているじゃん?アルゴリズム的っつーよりかは呪術的なってさっき書いたと思うけどさ、やっぱこれって職人っていう領域なんだよね。場をコントロールするという意味でシャーマン的だよね。でもそんなのがあるなかでEDMトップ100の盛り上がるところのショートミックスみたいなので騒いでるってこともあるわけでさ、ようは客の音楽リテラシーレベルが低い場合、結局DJって不要ってことになるんだよね。シャッフルでもあんまかわらんだろうっていう。ましてや勝手に擬似ミックスみたいなのをやってくれるソフトとかもあるわけでさ、だったらもう盛り上がりそうなキラートラックをまとめてかけちゃえばいいじゃん?まぁ盛り上がればいいっつーんだったらまぁそういうことになるよね。


んでもやっぱそんなレベルじゃない深い楽曲への理解とか音楽への理解がベースにある職人っぽい人のDJって違うわけじゃん?何が違うの?って言われると微妙なんだけどまぁそりゃヒットソングとかキラーのメドレーみたいなのって短絡的に聞こえるよね。で、凄いなーって思うのは最新の曲の中でもクラシックを入れてくるとかさ、普通はリスキーでやらなそうなことをやってそれで盛り上がるとかね、それってやっぱ技だと思うんだよね。機械にはできない人間の感性的なところだよね。んでもこれってまぁ凄くジレンマがあってさ、ようはそれが分かる客じゃないと意味を成さないんだよね。まぁ別に分からなくても音として盛り上がってればいいんだけど、とりあえず騒がしい音が鳴ってれば盛り上がるみたいな客の場合、あんまりそれって重要じゃないよね。ようはそこまで音を聞いてないってことだよね。だからそういう客が多い場合、まぁほんとにシャッフルで十分ってことになるよね。


まぁこういう世界になるとホント、DJの職人性なんて重要視されなくなってましてや色んなソフトが出てきてるからまぁそれが結局は人間が操作するにしてもなんつーかそのテクネーとしてのDJっていうのが必要なくなるよね。もしくは場が限られるとか。でもまぁ元々機械で済んでたようなところでもそういうソフトとかがなかったからDJの活躍の場があったけど、ソフトで色々できるようになっちゃうとそれで済んじゃうみたいな場も多くなったって場合、DJが必要ないんじゃなくてそこまで熟練のDJが必要とされないってことだよね。とりあえず盛り上がる曲がかかってればいいわけだから。まぁそういうのが参入が容易になったことでまぁ誰でもDJできるようになってそんな感じのが増えたって話だよね。これを考えるとまぁようは打ち込みとかも同じでさ、昔ほど作る敷居が下がったから割と誰でも作るようになったからみんなってほどじゃないにしても作る人が多くなったっていう話だよね。それで言うと別にDJに限った話じゃないんだよね。


でもやっぱさ、現場で鍛えた経験値とか楽曲への理解とかって数値化できないじゃないですか?なんつーか機械的なものとは別なものだよね。だからなんか結局、まぁDJとして秀でるってことではないんだけど音楽に詳しいってようは学問と同じなんだよね。まぁ相対的な言い方をすれば人以上に音楽を聴きまくってるっていうことだよね。まぁ俺みたいに時間があるやつにとって有利なことだよね。それこそ楽曲が死ぬほど手に入る状況なんだったらどうしても曲の聴き方って雑になるじゃん?まぁそれはレコード大量に買ってるときでも同じなんだけど、そこがやっぱさ、どんだけそれに時間を割けるか?だよね。テクニックとか音源のレア度とか昔通用してたものってのが無くなってる中でDJとしての差別化ってやっぱ音への取り組み方だよね。まぁ別に意図的に差別化をする必要はないんだけどただでも音源が誰にでも手に入るって状況のほうがフェアなんだろうなって気がするんだよね。


DJなんて誰にでもできるようになっちゃったっつってDJやらないってのはどうなんだろう?って気がしてきたんだよね。それって結局はDJとしてやってたことがただのテクノロジーの進歩によってそれが代替可能になる程度のものだったってことじゃん?あとまぁ音源を大量に持っているとか音源のレア度とかね、そういう特権性で勝負してきたんでしょ?ってことになるよね。まぁ確かにさ、有名DJのトラックリストをそのままコピーして自分でmp3用意して回せばそこそこな雰囲気は出せるかもしれないけどそういうのっていかにも浅いやつが表面的にやってるっていう感じが出るじゃない?ってまぁこの辺が書いててもどうなんだろうな?って思うところではあるんだけどね。変な話、なんの曲かなんて分からなかったものが今は大体可視化されてるから音聞けちゃえば大体分かっちゃうじゃん?だから誰かが回してたヤバい音源ってのが次の瞬間にはもう自分の手元にあるかもしれないんだよね。そういう音源の特権性がなくなってるってことなんだけど果たしてDJってそれだけなのか?って気がするんだよね。


見よう見まねでキラーばっかかけてるやつは浅く見えるっつーのもまぁようはある程度知ってる側の意見であんまり分からない場合凝ってるミックスもパクリっていうか短絡的なミックスもあんま変わらないっつーかそれこそ音をそこまで聞いてなかったら別にそんなに重要なことじゃないんだよね。なんか色々とちゃんとしたDJのツイッターとか色々と調べてて思ったのがやっぱここなんだよね。20年以上キャリアがあるDJでも結局は集客性ではタレントDJにはかなわないとかさ、どう考えたって音的にこっちでしょって思えるってこと自体が音へのリテラシーの現れでリテラシーが無い場合、芸能人のDJでもキャリア20年以上の人のDJも変わらないんだよね。


で、イベントやる側から見たらタレントDJのほうが集客できるんだったらそういうまぁ芸能臭いほうに傾いちゃうよねっていうさ、これってなんかさ、20年とかやってきた人とか本当にもう絶望のどん底に落ちるような話だと思うんだよね。なんか結局そこかよ!っていうさ、最近パリスヒルトンがDJっつーよりかはエアDJみたいなただ再生ボタン押すだけで四日で3億だかを稼いだなんてのが記事になってたけどさ、パリスヒルトンは極端な例にしてもでもまぁ端的に言えば音楽リテラシーレベルってこういうことだよね。まぁようはDJがセレブのほうが人が集まるし人はあんま音を聞いてないってことなんだよね。あとまぁそこまで音楽にこだわってなくて場とか騒げればいいやっていう感じとかね。こうなるとまぁ普通はDJなんて割に合わないからやめるよねぇ。まじめな人ほどやめちゃうんじゃないかと思うんですよね。


なんかだからなんつーのかな?凄いそういうデータの伝達とかが早くなったことで消費も早くなって音源の流通とかもネットベースで早いだとかなんだとかさ、でもなんかそういう過剰なスピードの中で失われてるものってあるよなぁーって思ったんだよね。まぁ普通音楽に関心があればそう思うんだろうけどまぁ俺はあんま気にしてなかったし諦めてたから考えてなかったんだけど改めてミックス作っててさっつーかまぁ元々掘ってたような音源で作ってみて色々と思い出したんだよね。まぁ凄く自分の中では若い頃の感覚なんだけども。まぁこれも最近の俺の感覚的なものを重要視するっていうことの一環の表れでもあるんだけどね。だから必然的に音にフォーカスが行くのは分かる気がするんだよね。まぁもちろんなにやっていいか分からない!っつー混乱もあるんだけどそんな中で自分の中でやっぱこれだよな!って思える確かなものの一つだよね。


数学だけだ!って思ってたけど音楽っつーのも掘る楽しみっつーのは色々とネットで分かるようになっちゃって昔みたいな楽しみ方はできないにしてもだからといって環境が便利になったから?っつってんじゃあ自分と音楽との関係って変わるのか?っていうところじゃん?自分がなんで掘ってたのか?ってそれはただのレコードフェチだったのかレアものをゲットしたいだけだったのかさ、もっと抽象化して考えればやっぱ音と自分って話だよね。そういう感性と音みたいなプリミティブなレベルで考えてみるとまだやってないことっていっぱいあるよなって思ったんだよねっていうかまぁやるっつーよりかは聞いてないってことね。まぁ掘るのも途中でやめたわけだからまぁあんまり凝らなくなったということでもあるしまぁあとジャズとかレアグルーヴに関してはアナログで聴く!っつー主義があったからmp3とかで聴こうとは思ってなかったけどまぁ散々書いたように昨今の手に入りやすさとコストの低さを考えると当時の俺が変えなかったレア盤とかも安くなってるしインチキな再発とかに出会うこともなくなったわけでさ、まぁあと全部視聴できるじゃん?だからまぁ実質的にはずれはないよね。昔あったリスクってのがほとんど無いわけだ。


まぁだからデジタルの世界でディグを継続って感じだよね。そういうのを掘りつくしたらデジタルになってないアナログしか存在しないものみたいなのにも行くんだろうけどそこに行く前にまずディグれるものがいっぱいあるでしょってことなんだよね。まぁようは絶望の話なんですよ。あーもうやりつくしたっつってさ、で、前にも書いたけどあとはもう既存のものとか自分ができる範囲のことでそういうことを普通にやるんじゃなくて凝るっていう深いレベルでやっていかないと「つまらない病」は永遠に続いちゃうってことなわけじゃん?で、何気に原点に帰ってみてアナログ禁止でやめたジャズとかレアグルーヴのディグを再開!ってことになってるんだよね。


あとはまぁ当時聞いてたやつでもまた今聞けば違うし色々と発見があるじゃん?だからまぁなんつーかDJ路線っつーよりかはワナビーDJだった頃にワクワクしながら掘ってたっていうああいう感性を取り戻すってことだよね。で、まぁさっきも書いたけど物理的なね、レコード屋にいってワクワクするみたいなのは昔みたいにないにせよ音と自分という意味では昔とは比べ物にならないぐらいの音源を好きなだけいくらでも聞けるようになってるわけだからだったらとりあえず好きなものとか好きになれそうなものってのは掘りつくすべきなんじゃないの?って思ったんだよね。それもまぁやってればいつか飽きるっつーかまぁ掘りつくしたりするんだろうけどでもその掘り尽くすってことが大事だよね。いつかは飽きるなんてことを言い出したらそりゃなんでもそうだからそれ言い出したら何もできないじゃん?まぁ今はとりあえず感性的なものっていうことを重要視するっていう考え方の中でそういう自分の中でのDJ感覚の再発見ってのがあったわけで、これは十分色々と取り組めるもんじゃないの?って思ったんだよね。


ってことでまた続きますんで引き続きよろしく。