とりあえずあったことを簡単に書いちゃおうかな。あれなんだよね、哲学の日ってのがあって、まぁ俺が勝手に決めたんだけど、例のルームメイトの友達からも
らったタバコを売ったクラスメートの一人に哲学好きな子がいてっていうか、韓国の女の子なんだけど、今まではさっぱり話さなくて、んでまぁ「タバコ買って
くれない?」っていうのをきっかけに喋るようになったんだけど、なんだか凄いんだよね。本国ではこっちに来る前は商業的な作曲家として活躍していてってい
うか、まぁ恐らく簡単なBGMとかそういうのだと思うんだけど、ジャズっつーかジャジーなのが好きで、特にNujabesが好きなんだと。韓国人の女の子の口から
Nujabesという言葉が出てくるとは思わなかったっていうと失礼かな?「俺はあんま好きじゃないけどね」とかって余計なこと言っちゃったけどってのは前にも
書いたように、NujabesのMIDI感がたまらなく嫌いなんだな。俺は。ビートが凄く惜しいのと、ヒップホップにあるべきヴァイナル感というか、ザラザラ感みた
いなのが無いんだよね。ツルッとしてるっていうか、池田亮治がヒップホップやってる感じ。まぁいいや、んでこの女の子との会話の中でまぁ学科とかの話にな
ってさ、んで俺が「将来は何を専攻するの?」って聞いたら哲学とかいうわけ。んで俺は哲学の学科を取るだけで専攻じゃないだろーとか勝手に思ってたんだけ
ど、どうやら専攻らしくてさ、んで好きな哲学者はヘーゲルらしい。あとは忘れちゃた。ニーチェも読んだっつってたな。で、ニーチェが好きなら師匠1も好き
だろって思って聞いたら凄まじく嫌いらしくてっていうのも、ヘーゲルがちょー人気あって大学教授だったときにやった講義のその同じ日に師匠1はその講義の
アンチテーゼ的な講義をしていたりして、人格的に曲がっているから嫌いなんだそうな。しかもこの子の話によると本によって言うことが違っているから一貫性
が無いとかで、とにかく嫌いらしい。まぁ俺から言わせてみればあれほど一貫した哲学者ってのも稀だと思うんだよね。だって意志としての世界と表象としての
世界っていう超大作を28とか30そこいらで書いちゃって、もうこれが完成形なんだもんね。で、死ぬまでずーっとこれがベースにあったっていう。まぁいいや。
あとデカルトが好きだって言ってた。で、「我思う、故に我あり」ってのを英語で言おうとして全然ダメだったりした。I think, therefore I amって改めて思
うと難しくもなんともないんだけど。まぁね、で、まぁ色々話が膨らんでさ、で、ランチも一緒に食べたりしつつ哲学の話をしてたんだけど、すっかり意気投合
しちゃって「次のセメスター、哲学のクラスを一緒に取ろうよ!」なんて言われちゃってさ、んで俺が携帯持ってないっつーんで、メルアド入りの名刺もらっち
ゃったりなんかして、分からないけど、ってことで次は哲学のクラス取るかもしれない。「俺は哲学者だから携帯持ってないんだよ」とか言うと、ホント、ウケ
るんだよね。俺みたいなやつが英語でジョークを言うと、前に書いたシチュエーション系のネタ的なファンクションを帯びてきてジョークそのものがそれによっ
てエンハンスされてるのかもね。まぁいいや。意気投合した理由はお互い朝がダメで「んでも俺、絶対午前のクラスは取らないよ?」なんて聞いたら「私もそう
よー!もう朝なんて絶対起きれない!!」なんつってお互いナイトパーソンだったわけで、やっぱ音楽作ってたりしつつ哲学が好きだったりする人は基本的に深
夜にインスパイアされるって俺の仮説はかなり正しいっぽいね。朝ほどアホで間抜けな時間帯は無いからね。無駄なサンシャインと無駄な一日への期待。それだ
ったら最初からサンシャインも期待も無いようなリアリスティックな一日を生きたほうが建設的なわけだ。
で、この子とのランチの後にまぁ何時間か後にリーディングの時間があってさ、んでなんかブックレポートってのをやらなきゃいけなくてね、で、別に読んでな
いんだけど内容覚えてるバロウズのジャンキーを選んでプレゼンやったんだけど、途中で「まぁ僕はドラッグカルチャーに興味はあるんですが、基本的にドラッ
グを使うことは進めません。草以外は」って言ったらクラス全体が大ウケ。一分以上の笑い待ちをしたのは生まれて初めてだったね。ホント、あいつらはノリが
いいんだな。ジョークの需要があるんで、んだからジョークの供給があるんだなって凄く思いましたね。クラス中「ビル最高!!」「オー!マイディアービ
ル!」「オーマイボーイビル!!」みたいな拍手と歓声に沸きすぎてもう大変だった。やっぱ俺はこっちにいて正解だわ。授業終わりもみんなから「ビリーまた
ねー」とか言われてさ、もう幸せですね。マジで。アメリカのコミュニケーションウェイってのはマジでアジア人が見習うべきところがいっぱいあると思うね。
あ、んで、その授業の終わりに先生と話す機会があってっつーのも先生から「ビート好きなのかい?」とか聞かれたんで、「そりゃーもう!!」みたいな感じか
らまぁビートの話から読書の話になって、んで哲学の話になってさ、んでこの先生の大学時代の専攻が哲学だったらしくて、まぁーなんだかニューヨークは哲学
的な人が多いのかな?って勝手に思ったりしたよね。インテリ先生も近代哲学史とヴィトケンシュタインの研究を大学院でやってたっつーしさ、なんだかいいよ
ね。こういうフィロソフィカルな出会い。まぁいいや、そんな感じで詳細を書くのが面倒なのと眠くて頭が痛いんで早めに終わらせたいんでガーッっと書いてる
わけだけど、もうIKKOとしてはアレだね、社会学のテストラッシュでもうえらいことになっちゃってるんだけど、テスト終わりにも30分ぐらい時間があるんで授
業やるんだけど、テスト後っていつも座る席と違う席に座っちゃうわけよ。ようはテストが始まるときに「ここに座って。あ、あなたはここ」っつって決められ
るんで、いつもの席に座れないのね。んでテスト後にまぁちょっと休憩があってピスして戻ってきたら授業が始まってて、んでなぜか俺が座ってた席の両隣に社
会学クラスのトップクラスの美女二人が座っててさ、一人は例のパニック発作の原因の一つとなった綺麗な人で、もう一人はブロンドの白人の女の子なんだけ
ど、まぁクオリティが高いんだわ。オシャレだし。そんな凄まじい美女二人が俺の席の両隣に座っててさ、んでなんか俺も戸惑っちゃってね、で、授業も始まっ
てたんで、俺の荷物とかを移動するのもあれだったから、そのまま座ったんだけど、もう授業どころじゃなかったね。出席のノートとかもさ、右のブロンドの美
女から俺に回ってきて、んで俺が例の綺麗な人に渡すっつーんでもう大変だったよね。で、出席のノート渡すときに目があっちゃってさ、例の綺麗な人と、んで
俺がキョドリながら渡したりしてるもんだから、あっちも「こいつヤバいな」って思ったんだろうね。まぁキョドリながらってのは大げさだけど、明らかに目を
合わすのを避けてるっていうか、意識している避け方をしてるなとかってのがバレたのかさ、「この童貞野郎め、ちょっとからかってやろうかな」とか例の綺麗
な人が思ったのか、横の椅子におきっぱなしになってた俺の鉛筆削りしか入ってない筆箱を拾ってくれたりさ、明らかに意識したような親切な感じでプリントを
渡してくれたりして、「あー完全に俺が綺麗だって思ってるのがバレてるなー」とか童貞心に思いましたよね。で、ここで俺も相手の親切に答える感じでさわや
かな笑顔で「センキュー!」とか言えばいいんだけど、基本的に俺みたいな劣悪劣等アジア人の下種みたいなのが上級民族の美女に話しかけるなんて、もうそれ
だけで無いなって思ってたのと、なにより洗濯した後に乾燥機に入れないでほったらかしにしてた生乾きのTシャツを着てきたんですげー臭くてさ、たぶん近寄
ったら臭うかな?とか思ったりして、それもあってまず無理だったね。近寄ることすら無理だったみたいな。昔の天皇と国民みたいな関係だな。いや、でもね、
マジであれだよ、まぁ日本人の女の子も当然可愛い子はいっぱいいるんだけど、まぁ比べると失礼なんだけど、欧米系の美女ってもうランクが違うんだよね。特
にニューヨークみたいな都市部だとオシャレで綺麗みたいな人がいてさ、そのレベルの高さといったらもうそれこそOh MYニューヨークとかに見られるようなス
テレオタイプなニューヨークの素敵さと同じぐらいのクオリティなわけ。こればっかりはパリ症候群にはならなくて、ニューヨークは綺麗な人が多いです。もち
ろん白人だけじゃなく、黒人のねーちゃんも相当綺麗なのがいるし(スタイルとかありえない)、プエルトリ子はまぁ白人系のプエルトリカンだけど、んでも南
米系とかさ、別に美女のクオリティはコーカソイドに限ったことじゃないんだよってことね。全体的なクオリティが高いんですよ。あと留学生も極端な不細工が
いないのは前にも書いたよね。特に不細工な日本人の女の子にあったことがないわけ。これはなんなんだろうね?なんかあるのかな?東京は綺麗な子が多いみた
いなもんかな?まぁそんな感じで、これまた姫の時みたいなミステイクを俺は繰り返しているわけね。まぁミステイクっつーかまず付き合うとかってのが無いか
ら、まぁ話しかけたところで同じことなんだけどね。ウディアレンとオドレイが付き合うようなもんだからなぁー。それにしてもすげーTシャツくせーわ。なん
か生乾きって夏の汗の臭いがするね。酸っぱい感じが。汗臭いとか思われたら最悪だよな。マジで。「これは生乾きを放っておいた臭いなんです!汗じゃありま
せん!」なんて弁護する機会も無いしさ、ってことでもう終わりだね、今セメスターは。
あーところでさ、ちら見してて可愛いなとか思ってて、近くで見たらそうでもなかったっていう子多いけど、この社会学クラスの特にブロンドじゃないほうはヤ
バいよ。ブロンドのほうもヤバいんだが。まぁどちらももう予約済みだろうけどね。あんな人を男が放っておくわけが無い。競争率は東大以上だろうな。マジ
で。まぁいいけどね。俺はそのうちハゲるだろうし、髪が減る前に知識を増やしておかなきゃ人間的にもっとダメになるような人間だから、美女とは無縁なんだ
な。これが。なんか卓越した能力があればウディアレンみたいに見た目はダメでも才能でモテたりすることはあるかもしれないから、俺にはその道しか無いわけ
だね。まぁハゲたくないけどね。あー姫も良かったけど、この人も凄かったなぁーってもう過去形だけどね。ただ姫の場合、全く男と遊んでなさそうな初々しさ
っつーかお嬢な感じがあって、これがまた見た目との相乗効果で半端じゃなかったわけで、やっぱ姫は凄かったね。別に社会学の綺麗な人がアバズレだってこと
じゃないんだけどさ、ただなんつーか初々しさとか清楚な感じって重要だよね。で、その清楚さが見た目だけじゃなくて、内面から来てるみたいなね、すげー童
貞的な発想だけどさ、でも女って知っておくべきだよね。いろんな男とセックスすればするほど自分の女としての価値を下げてるんだってことを。あーあとなん
だったっけな?忘れた。眠いから今日は宿直。テスト多すぎです。っつーかマジで少しは美女と話せるような度胸を作って、結婚しちゃったほうが亡命的には相
当ありだよね。自分でグリーンカード取るってちょービックディールだもんなぁ。しかもこんなコリニョン間抜けにグリーンカードを渡しても、アメリカ側とし
てはなんのベネフィットも無いわけだから、余計大変だよね。結婚かぁー・・・。結婚しなきゃダメだなぁー俺。もちろん姫とか例の綺麗な人みたいなグレード
の人とだけどね。まぁようは不可能ってことだ。学校も大事だけど亡命も大事なんだよな。あーミッション・インポッシブルじゃダメだなー。今は薬飲んでない
からインポじゃないけど、薬飲んだらインポってことで不可能ってことになるね。ってことはポッシブルにするためには薬を飲まないでエレクト力を保つ必要が
あるね。そこで亡命・ポッシブルになるわけだ。インポ猿、インポエグザイル、エグザイル・ポッシブル、ヴァージン・エグザイルと、そんな感じで耳蝉は人生
のディコンストラクションに毎日必死です。
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