k_ok_oさんへの返信。

k_ok_o 2015/11/12 12:56


僕は地方都市在住なのですが、たまたま近くに某武術のガチの先生がいて、練習中です。(立禅で有名?な武術です)


僕のようにいい加減なやつでも、立禅(タントウ)で何か感じるものがあったりするので、耳蝉さんのハードコアさが武術に向かい、それがブログに反映されるのが楽しみです。


記事の催促的な事を言いつつアレですが、タントウは休息にもなりますよね。僕はまだきつさが殆どですが、いい気分を感じられる時もあります。


書き込みありがとうございます!記事の催促なんてもう嬉しくて死にそうです!!


ガチの先生の下でやれているというのは凄いですね。羨ましい限りです。ガチの先生に出会えたという縁にも感謝ですよね。僕は確かにいろんな意味でハードコアですが、色々と取り組んでいたり研究していて思うのは、特に体捌きや形意拳などにしてもちゃんとした物理的な原理に則って最大の力を拳に込めて発することができているのだろうか?ということに対する疑問と実感の無さですね。この辺のことは内家拳全般で重要とされる「勁」のやり方ということになるのですが、これが本場の中国でも本当に理解して実践できている人が少ないぐらいのものらしいので、凄く習得が難しく時間がめちゃめちゃかかるとのことなんですが、だからこそより極めつくしたいと思っていますね。


常になんていうんでしょう、k_ok_oさんとは違って自分はガチの師匠がいるわけではないので、居合にしても常に凄まじい勘違いをしているかもしれないとか、形だけ仮にできていてもそもそも「できる」なんてことがありえないぐらいの気持ちで稽古をしています。だからこそ常に頼れる信用できる武術書や映像などを繰り返し見て変な癖がつかないように動きなどもパソコンで録画してやっているという感じですね。こういうのは思い込みとか勝手に「できている」と解釈してそのままの動きをやっていると武術的に完全に死に体になっている動きを永遠にやってなおかつ反復することでそれが癖になってしまうので百害あって一利なしなんですよね。癖になってしまうので仮に気づいたとしてそれを修正するのも大変だし・・・。だから本当に超厳密にそれこそ数学や科学のような厳密さでやっていかないとダメなんだなって思ってますね。


そういう意味での超厳密さが必要とされるのは数学に通じるものがあります。確実に例えばその一つの拳法において最善とされる動きや最大の破壊力が保証される突きというのがあったとして、それが物理学的にも生理学的(解剖学的)にも妥当なのであれば、それは数学における絶対的な公理のようなものになりますよね。そういう意味で先人が築き上げてきた最善の動きというのは数学における公理のようなものだと思っています。もちろん「歴史があるから」という理由だけで盲目的に過信はできませんが、例えば空手やキックボクシングやムエタイなども比較として研究して生理学的な妥当性というのを厳密に追求したいと思いますね。逆に生理学的(解剖学)なものに明らかに反しているものに関しては仮に歴史があっても「研究する価値あるのかな?」って思ってしまうので、そういうものに関しては一切やらないつもりですね。ただ太極拳などの内家拳はイメージと違ってかなり実践的で科学的なのでその意外さに興味を感じているというのがあります。


こういう性格なので中途半端というのが物凄く嫌で、やはり極めつくさないと気が済まないんですね。だから記事にも書いたようにいろんな意味でガチなのであって趣味ではないんですよね。学問もそうですが特に武術においては「できている風」になっている状態ってのが一番ダサいですし一番避けたいところではあるんですよね。だからどれだけ身体的に大変でも最近は毎日稽古していますね。もちろん身体的なビルドアップというのも必要なんですが、やはり物理的な理論であるところの勁ということとか、それに付随する動きですね。太極拳などはマーシャルアーツとは関係ない体操的なものが多いんですが、所謂、実践的なものとなるとロシアのシステマなどにも通じるぐらいのものなんですよね。システマも独特の腕の使い方をしてパンチをして内臓にダメージを与えるんですが、内家拳などの突きもそういったものが多いですね。それだけ勁というものが大事ということですね。力まずに腕を撓らせるとか色々と独特なものがあって本当に研究のし甲斐があります。


あと現在は本当に豊富な資料が手に入るのとちゃんとした武術家の動きのビデオなどがネットで簡単に見られるので本当に便利ですよね。もちろんただ実戦となると組手が必要で、組手無しに実戦がどうこう言うつもりはもちろん無いんですけどね。そこを実戦的なことをやっているのに組手をしないなんてことがおかしいのかもしれませんがとりあえず今は動きと理論と物理学的な体の運用法の研究に没頭する感じですね。


気功に関しては始めて間もないのにもうすでに効果が出ているので当然継続するつもりですね。そういった気の流れや気をcultivateするという意味での「功」ですね。それと道教の精神性ですよね。内家拳はそういったphilosophyを拳法として体現しているものなので、道教にコミットしようとしている自分にとっては最高の修行法なんですよね。拳法の動きとは別に気をcultivateする気功というのも当然やっていて、これに関してはちょっとやるだけで全身がポカポカしてくるという具合です。寝る前には天からの気を頭上から足の下まで通す名称は忘れましたが全身の気の経路を通す気功法というか瞑想法をやっています。これをやっているとリラックスできるので入眠にもちょうどいいんですよね。


今回色々と始めたこの中国武術関係のことや気功に関することは慢性的な運動不足がある自分にとっては凄くブレイクスルーになるものだと思っていますね。極めるまでやり続けるし極めきるということがありえないなら終わりが無いということですよね。でもただのエクササイズとしてやるのではなく、先人が命がけで築いてきた武術と歴史というのに敬意を払いつつ、その思想や理論をしっかりと叩き込んで真剣にそれと向かい合うということですね。


「ちょっと気になってるなー」ぐらいの時だとちょっとかじってみてすぐ飽きたり興味をなくしたりするんですが、今回の色々なものに関しては違ったようで、人生を通して極めていくものがさらに見つかった!という感じがしていますね。本当にそこはストイックにハードコアに追求していきたいと思っています。


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