Sweet RevengeとSmoochyをあえて楽しむ試み。

mimisemi2009-08-05

今日は余談ね。まぁいつも余談だけど。


あれなんだよね、帰国前ぐらいにさ、地元のCD屋で坂本龍一の暗黒期のCDを買ったんだけど、それが何かっていうとSweet RevengeとSmoochyね。Smoochyは写真集付きの豪華版のやつなんだけど、スウィートが300円でスムーチーは500円でした。いや、でも当時っつーかさ、まぁ音楽聞き始めたのが96年ぐらいなんで、スムーチーとかは結構当時は新しいっつーか最新の坂本みたいな感じだったと思うんだけどさ、ショックだったよねっつーかさ、すんげー歌下手だからね。この人。昔からちょくちょく歌ってるけど特に全面に押し出してたのが90年代前半だよね。


YMOにいたから余計に下手さが輝くっつーかさ、ヴォコーダーオンリーの人だよね。この人。ヴォコーダーを通してのみ歌う事可能みたいな人だよね。でもさ、スムーチーの中谷とのデュエットのさ、愛してる愛してないとかすんげー好きなんだよね。当時はヒッキーだったっつーかヒッキーの引き始めだったけどさ、まぁある意味で俺の暗黒期の始まりぐらいだったんだけど、愛してる愛してないとかさ、なんか妙な俺の勝手な頭の中の都会の感じっつーのが形成されてたよね。「あーシティーな音だなー」みたいな。UFOのエアラインとかマジックワインドのカバーとかもね、「あーシティーだー」って勝手に想像してたよね。いや、俺、ヒノっ君だけに日野育ちだからね、よく親父に東京に連れて行ってもらってたしさ、新宿まで30分ぐらいだったからさ、日野は田舎だけどでもまぁ都会知らずでは無かったよね。でも引き蘢ってさ、特に茅ヶ崎とか引っ越してきてから全然東京に行かなくなるっつーかまぁヒッキーになっちゃったからさ、勝手ななんつーのかな?思春期のイタイやつが考えるシティーの感じっつーのがさ、勝手に形成されるんだよね。田舎の中学生とかみんなそうだと思うけどね、特になぜか愛してる愛してないが妙にシンボリックな都会のイメージっつーかさ、UFOも愛してる愛してないもまぁテイストは違えどなんつーかシティー派のアシッドジャズみたいなヴァイヴはあるじゃん?まぁUFOは違うんだけど、でも俺の言いたい事分かるでしょ?


いやね、アシッドジャズはね、既存のジャンルのヒップホップとかハウスにジャズテイストとかを足しただけでさ、全然ジャズじゃないのね。いつも書くけど本当にジャズなのってクラッシュとかさ、カムとかなんだよね。技法とか音としてのジャズじゃなくてヴァイヴとしてのジャズね。で、UFOはアシッドジャズみたいに安っぽくならずに上手い事ダンス音楽とジャズを融合させてたっつーかさ、まぁ本当に伝説的だわな。90年代とかって音楽の黄金期でさ、ましてや俺ってそんなまっただ中の時にヒッキーで音楽ばっか聞いてたじゃない?学校にいるやつらの流行とか全然知らないで育ったからさ、まぁ直培養みたいな感じで良かったんだけどね、だからこそ今の音楽シーンっつーとアレだけど、まぁウキウキ感の無さって凄いよね。


90年代はえがっだなぁーなんて懐古趣味になるつもりはないけど、でも圧倒的に良い音楽が多かったよね。考えただけでもさ、ケンイシイだのさ、テイトウワだのさ、UFOだのクラッシュだのさ、まぁ当時はヒップホップ系は聞いてなかったけど思い返してみればカムとかも良いやつは90年代だしそれを言い出すとニンジャ系とかシャドウみたいなのも全盛期っつーとあれだけどさ、90年代だよね。あとまりんね。それを言い出すとTipsyなんかもあるしさ、ジャングルなんかも全盛期じゃん?ラガジャンとかの一番濃いやつが生成されてたのってドラムンベースとかが流行るちょっと前ぐらいなんだよね。アーメンが細かくなってブレイクコアっぽくなってくるっつーか当時の言葉で言えばドリルンベースみたいになるのが95年以降ぐらいだもんね。プラグとか典型的だよね。あとまぁスクエアプッシャーね。で、ワープとかさ、他のハードフロアとかLFOとかにしてもまぁテクノの話をしだしたらもう90年代だよね。


でもなんなんだろうね?当時のワクワク感はCDが滅多に買えないっつー俺の環境があってさ、んでヒッキーで音楽ぐらいしか頼れるものが無かったっつーんであれだけワクワクしてたのかな?いやー違うよね。明らかにあの時期は凄かったと思うよね。でもやっぱお金がない時っつーかさ、全然CDが買えないときにそれしかないっつって聞き狂う経験って誰でもあると思うけど、こういう経験の強度って高いよね。俺はまぁケンイシイのエキストラとかミックスアップを死ぬほど聞いてたかな。それしか聞くのなかったから。あとフューチャーリスニングとかガーデンオンザパームもかなり聞いたけど当時はパニック発作が凄かったからちょっと不安になるじゃん?ガーデンとかって。だからまぁエキストラを主に聞いてたよねっつってもそれこそ母親から呆れられるぐらい聞いてたよね。「よく同じの何回も聞いて飽きないよねぇー」って。やっぱ感受性なのかなぁ?今エキストラ聞いてもさ、当時の登校拒否の思い出を思い出すばかりでなんつーか音楽的感動はそこまで無いよね。まぁ良いんだけどね。でも良さで言えばガーデンの方が良いよね。ガーデンは今聞いても凄いっつーかありゃ不滅の名作だわ。ああいう時代背景でさ、ふつーのテクノがメジャーな時によくあんな風変わりなの作ったよねって感じだもんね。そう思うとさ、エキストラはまぁ既存のテクノ寄りにはなったよね。当時は同時に聞いてたから分からなかったけどね。


あ、懐古趣味の話をしたいんじゃなかったわ。なんだったっけ?あ、坂本ね。そうなのよー。で、そんなさ、限られた小遣いの中で買ったのが坂本だったんだけどさ、スムーチーとかさ、まぁ当時は坂本信者みたいに坂本龍一を崇拝してたんで「ダメだ」とは思ってなかったけど、でも違和感は物凄かったよね。でもさすがそこは坂本でさ、トラックは坂本らしくてそこそこ良いんだよね。あいつが歌ってなければ普通に良いっつーかあいつが歌ってなけりゃーそこそこの名盤だろーっつーのがスムーチーだよね。スウィートよりもスムーチーだな。惜し過ぎる。電脳戯話とかも良いよねぇー。あいつが歌ってなければ。レインっぽいよね。電脳戯話。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm3226375


そういえば相変わらずまだ人気のエヴァとかってこの頃あたりだよね?もう10年以上も前のやつじゃん!驚きだよね。当時で考えて俺の得意な今から10年前を考える時にその10年前の10年前を思ったときの10年前の感じと今の感じの違いは?ってところだけどさ、だってもうYMOとか大昔の話でさ、ガンダムとかだってまぁもう昔の趣味になってたはずなんだよね。それを考えるとエヴァってもう13年とか前のやつなのにさ、全然リアルタイムっつーかずーっとある感じだよね。「懐かしー」って感じじゃないっつーのかな?なんかもうずーっと存在してる感じ?それだけ進歩してないのかさ、進歩し切ったってことだよね。まぁ今までが進歩っつーかまぁ色々な時の変わりとかがさ、凄く早くて今はまぁそうじゃなくなったって感じなのかな?ここ10年で発達したっつったら何が思い浮かぶかってやっぱテクノロジーだよね。


ネットとかが無線でさ、ジョージ接続とかさ、当たり前じゃん?当時はモデムだったからね。でもそこまで昔って気がしないんだよな。それこそ95〜6年の時に「昔はレコードだったんだよねぇー」っていうぐらい古い感じはしないよね。96年でさ、YMOのアルバムとかがレコードで発売されてたのが13年前とかもっとそれ以上前とかになるとさ、だって俺で言えばケンイシイがレコードだったみたいな感じだよね?96年の感じで言えばね。そういう感じしないもんね。まぁ俺はレコード世代じゃないからさ、96年のレコードの感じって分からないけど、でもまぁなんとなく分かるじゃん?大昔みたいな感じだもんなぁ。全然そうでもねぇーよっていう。96年で言えばそれこそディスコとかもう古いじゃん?6年前とかいってユーロビートとかもうダサいって感じだしさ、ジュリアナとかも92年とか93年っつーかまぁレイヴは良いのもあるけどね、ただもう96年の時点でレイヴ系の音とか古く感じたもんね。それこそプロディジーのファーストが古く感じたっつーのかな?まぁかっこいいんだけどね、ファットオブザランドでデジロック!みたいなさ、エキスペリエンスっつっても92年だから、まぁ5年前でさ、今で言うと2004年じゃん?2004年の音楽ってそこまで古いって思わないよね?でも当時はもうちょー古かったんだよ。それだけ音楽の流れが早かったんだね。


当時は童貞だけにDTMをやってたけど、ヤマハMIDIデータとかがさ、ちょうど時代が古い感じだったよね。96年とか97年とかなのにジュリアナみたいなMIDIを「最新テクノ」だとかって言ってたりさ、CS1-Xっつーシンセで俺は童貞Mをやってたんだけど、デモ曲とかクソダサイんだよね。当時の感覚でもちょーダサイ。で、あのヤマハミディってさ、独立したジャンルだと思うんだよね。時代遅れっつーよりかは明らかにメインストリームから外れてるダサダササウンドっつーのかな?ああいうのを独立したものとして区分けして聞いたら面白いと思うんだよね。で、リッジレーサーがさ、ちょうどの間の子みたいな感じだったんだよね。流行のダンス音楽とヤマハミディの中間みたいな感じ。だけどレイジレーサーとかで特にあのジャズステップ系のトラックで秀逸なのがあるじゃん?っつーかまぁ昔から好きなんだけどあのSilver Streamだかって曲ね。こりゃー名曲だよね。PSのソフトにCDトラックで入ってたんで単体で聞いてたね。あ、あと次のやつもいいんだよ、R4ね。まぁ良い曲と悪い曲の差が激しくなったけど、書き出すとね、Naked Glow, Your Vibe, Lucid Rhythms, Silhouette Dance, Quiet Curvesね。今はもう逆にこの辺だもん。好きなの。あえてな感じ?


もうメインじゃなくてさ、90年代の微妙な融合をしてたゲームのサントラとかさ、その流れて坂本のスムーチーとかスウィートなんかをあえて聴くアイロニカルな姿勢っつーのがあるんだよね。リスナーとして終わってるかな?もう音楽があんま面白くないんだよね。昔ほどは。適当に才能に見切りをつけて諦めて良かったなって感じだもん。「音楽のためなら死ねる」とか言ってたら完全にアウトだよねってまぁそういう人がいてもいいけどさ、肝心の音楽の体たらくっぷりとさ、あと配信の感じっつーの?もうメジャーアーティストですら結構食っていけないみたいなさ、それこそショービズレベルにならないとダメぐらいに一気に敷居あがってるじゃん?だとしたらさ、前に書いたtomadさんのネットレーベルみたいなやつじゃないけどさ、食えないって明らかに分かってるような趣味の音楽ではさ、もう無料配信するべきだよね。小銭すら稼ぐべきではない。まぁ小銭稼ぎたいけどさ、CDRなんて前みたいに売れないわけよ。mp3配信がここまでメジャーになるともうさ、あえてCD買うって商品価値ぐらいにしか目的が無いじゃん?まぁそれだけとは言わないけどね、アマチュア音楽なんて好き者しか買わないわけよ。だから趣味でやってるようなノイズとかさ、金にならなそうなオルタナ系は全部ネットでやっちゃえばいいんだよね。でも意外とそこまで盛り上がらないように思えるのはやっぱさ、CDにして金を稼ぎたいって思ってる輩が多いからだろうな。配信だけを目的にして食うのを諦めろって思っちゃうよね。


そう思うと俺の華麗なシフトは華麗だな。才能の見切りをつけたとか言いつつ好きなのは作ってるしさ、まぁ昔ほどの志は無いにしても原寸大で色々作ってるじゃん?これでいいんだよね。音楽ってのは。俺のDJの諦めとかも華麗だよね。いや、僻とかじゃなくてさ、まぁDJの場合、まぁ音楽もそうだけど名声欲とか自己権威欲とかが占めてた部分も結構あるんだなって自分に失望して反省したんだよね。だってそういう無駄な要素を無くせば無料配信になるじゃん?純粋に音楽が聞きたい人にだけ届いてさ、んで俺は好きなの作れてそれでオッケーっつー図式ね。下手に食おうとしてたりビジネスにしようとしてたり名声を稼ごうとかって思ったりしてないんで好き勝手出来てさ、んでその結果、一番俺がやりたいっつーか作りたいようなのを自然体で作ってるっつーね、これがまぁ少なくとも俺にとっての音楽の究極系だったわけだね。食えなくて良し!っていう。


まぁんで肝心の生活のほうはまぁエスタブリッシュメントをこっちで作ることになったわけだけど、まぁそれは現在進行形じゃん?いつもingな感じで。で、音楽とも両立出来てるっつーか音楽っつーか何かを作るなんて自然に湧いてくるもんだからさ、両立もクソも無いんだよね。自然に生きてりゃ出てくるじゃん?クソとかと一緒っつーのは前に書いたよね。まぁ今は作るってことに全然意志が行ってないんでまぁアイデアとか浮かばないけどね。さっぱり。あと作りたいのをある程度作っちゃったっつーのがあるよね。特にinsomniaっつーやつがあるんだけどさ、あれでもう完成したって感じだもんね。シンプルなループなんだがこれでいいじゃんっつーね、まぁあとネットにはあげてないカデューのgreat learningを素材にしたやつとかもあるんだけどね、まぁまだ完成してないんだけど、まぁループ系でさ、いいんだよねぇー。これでいいじゃん!っつー感じ?実際は形が出来たのって2年前ぐらいでさ、んでなんかイマイチ足りないから完成させてないんだけど、まぁもういっかなーって感じなんだよね。ある程度具現化すると満足しちゃうっつーのかな?で、それを自分で聞いてりゃオッケーっつー世界ね。内に閉じこもり過ぎかもしれないけどそりゃそうだろ。だって家に閉じこもり過ぎのやつが作ってるやつなんだからそうなるに決まっ寺。


あと小津と雨のやつとかね、いや、内緒だけどさ、まぁあれだよ、趣味でレコード作れるぐらい経済基盤が出来たら全部形にするからさ、何十年単位で待っててよ。逆にそこは俺もあれなんだよね、mp3なんかであげるほどさ、気安く渡せないっつーのかな?金っつーよりかはデータっつーよりかはすんげー大げさにレコードで聞いてほしいんだよね。mp3にしたくないっつーの?まぁほとんどオナニーなコンセプチュアルアートみたいな形で出すみたいな発想だけどさ、いいじゃん俺のやつなんだからさ、出し方とか提示の仕方なんて俺のさじ加減じゃん?だから俺にやらせてって感じなのね。逆にちゃんとしたパッケージングしてさ、レコードで出してくれるところとかあったらそこからでもいいんだけどまぁそんなところないじゃん?デモとか送るのもう嫌だしね、だから自分で出したいのね。


あ、話が逸れたね。まぁーあれだわ、俺の音楽プロジェクトは制作費が必要だわ。トラックはある意味で腐るほどあるんだが、うち何個かは一回もネットにアップしたことが無くてさっつーか絶対安易にアップしたくない代物なんだよね。なんつーかレコード以外で出したくないっつーのかな?だからまぁ制作費が必要なんだよねぇー。だからまぁ頑張らなきゃね。自立のためにも音楽のためにもある程度は金を稼がなきゃいけないってことだわな。ほぼノンプロフィットでサイドビジネスぐらいの感覚で自分のレーベルできたら最高だな。それも運営ってほど大げさなもんじゃなくてさ、ただ自分のを出すだけっつーね、最高だよね。生活がかかってないんで赤字でも適当に出来るっつーのがいいよね。フィリップコーナーの作品でさ、フィリップがシリアル食ってる音は入ってるレコードとかあるじゃん?ああいう感じ?自主制作盤かどうかは知らないけどさ、カセットだったか忘れたけど、そんぐらいのノリなんだよね。でもそういうのを一番やりたいのね。でもあれだ、流通とか面倒だからどっかにやってもらうと思うけどね。制作費とかだけ出してさ、まぁ流通にかかるコストも全部出してね、んで配ってもらって赤字か相殺ぐらいのノリね。一個一個売るとかマジでありえねぇーもんな。そういうのでチマチマ金稼ぐんだったらやっぱガッツリとちゃんとした仕事したいって思うよね。ニートですらそう思うよ。マジで。まぁチマチマぐらいでしか金が稼げなかったらそりゃ悲劇だけどさ、まぁそうはならないつもりだからね、それにあとリアルにパッケージングとかさ、送るとかね、そういう単調な事務作業がデェ嫌いなのね。俺。だからどの道無理なの。ヤフオクで売ればもっと高く売れるよっつわれてもさ、その差が2000円ぐらいだったらどうでもいいんだよね。オークションとかで売る手間とか時間とか面倒を考えるとさ、機会費用的な発想だけど時間が勿体ないんだよね。だったらそういう時間をやっぱ読書とかさ、英語とかに回したいじゃん?そういうことね。俺が言ってるチマチマっつーのは。


なんか全然話がいつも以上に四方八方だけどさ、寝る前とかに腹減ると嫌だよね。寝る前に食べると睡眠の質下がるしさ、やっぱ空腹に耐えられるぐらいの精神力が必要っつーかさ、空腹なんつーのはただの妄想だって思えるとさ、メシ代がかなり浮くんだよね。必要以外食べなくても人間って生きていけるんだよねっつーか俺なんて健康そのものだからね。ずーっと引き蘢っていられるし食費は全然かからないしさ、メシ作るとか買い物行くとかっつー無駄な時間かからないしさ、無駄に食わないって重要だよねっつーか煩悩とかに振り回されるとそれで人生終わるからね。消費然り浪費然り性欲然り。煩悩があってんで結果時間とか金とか体力使ってそれを解消したように見せかけるのにすんげー時間を使うとかさ、人生使うとか本当にバカバカしいよね。だからまぁ煩悩に端を発するものってのはさ、拭い去るのが一番いいんだよね。無駄ってのはほとんど煩悩から生まれるからね。煩悩に振り回されないほうが意志としてもフリーになれるし、時間とかも無駄に費やさなくていいしさ、お金とかもそうだけどさ、すんげーエコノミカルで健康なんだよね。


ストイックに我慢するっつーよりかは解脱する感じだよね。んなもん無いっつーかただの煩悩だって分かる事ね。そうすると驚くぐらい浪費とかしなくなるんだよね。間食とかもしなくなるからすんげー痩せるしね。でもまぁ実家帰ったりすると食うものあるしさ、そういうのがトリガーになって色んな煩悩とかが再発するんだけどね。だからまぁ結局今の俺の生活ってのがベストなんだよね。買い物に行くこととかさ、金を使うことを考えたら食欲とかに惑わされないほうがいいっつーんで結局ずーっと引き蘢りになるっつーね、これが結果的に一番読書がはかどる生活の仕方だったりさ、経済的な生きかただったりするんだよね。ましてや今後なんて金回りもよくならないし食糧なんかも高くなるっつーかさ、奪い合うような時代が来るかもしれないんだから煩悩は来るべき時代に向けて拭い去っておいたほうがいいよね。煩悩によって死ぬような暗黒時代が来そうな気がするじゃんっつーかもう目の前って気がしない?人間ってメシと水と野菜だけで生きていけるからね。そこに留めることが最高ってまぁエピクロスじゃないけどさ、それがエピクロス主義になっちゃうから情婦をドラッグで死なせたりしちゃうわけね。金があってやりたい放題出来ても快楽主義じゃ結果は苦だけだよね。そこはエピクロス主義ではなくエピクロスそのものに学ばなきゃいけないよね。で、俺みたいなライフスタイルだとさ、生きるための金ぐらいしかいらないんだよね。で、必要なのは金より時間っつーかフリータイムになるわけ。フルタイムの思想家を続けるための時間ってのが一番尊いものになる。だから時は金なりなんだよね。まぁ俺もいよいよ現世に飲まれようとしているけど、飲んでも飲まれなきゃいいんだよね。ってことで世俗ってのは酒と一緒だね。ほどほどに付き合えばいいわけ。


ってことで今日はこの辺で。消費をしないって楽なんだよね。マジで。本当にそう思うね。でもまだまだだよね。洋服とかスニーカー好きだからね。俺。あとメガネね。本に関して言えばさ、なんか今が山場って感じだよね。ここ2年ぐらいが一番読んでる時期で今後は時間が経つにつれて精読になっていくだろうなって思うのね。買う量も一時期のレコードみたいである程度買って読んじゃえば今の俺が買うレコードの量ぐらいになるかもな。ようはほとんど買わなくなるってことね。それこそエッセンシャルリーディングみたいなのってさ、本は凄まじい量あるけどエッセンシャルなのは総体から見れば少数だよね。つまりは見極めがつけば量に惑わされることが無くなるんだよね。俺も今の地下にある本棚とか見るとさ、買うほどでもないっつーかさ、別にあってもなくてもいいようなのって多いからね。マジで。「これだけは!」って思うのなんて相当限られてる。まぁそれは主観的な価値観だけどもそれがまぁ見極めっつーかさ、目利きってことだよね。まぁ価値観もどんどん変わっていくけど量じゃないっつーのは言えるよね。そう思うとさ、凄まじい量の本を持ってる教授っつーかさ、前にも書いたけどすんげー凄まじい蔵書持ってる人っているじゃん?あれって実はかなりバカなんだなっつーのが分かるよね。見極めが出来てないアホってことだもんね。見極めが出来てればさ、本質的な本なんてさ、ふつーのまぁそんなに大きくない本棚に入るぐらいの本しか残らないと思うんだよね。情報程度の価値しか無い本なんて頭に入れちゃえばもういらなくなるじゃん?まぁリファレンスとして持っておいていいやつもあるかもしれないけど、何かを書くならともかくとして、俺みたいに趣味で読書してるやつなら頭に入れちゃったらもうそれでオッケーだよね。


精読って時間かかるじゃん?それだけで時間が過ぎてっちゃうよね。くだらない本とかを読んでる時間が無くなるぐらい大変なことなんだよね。それって。スタンレー・ローゼンって人のさ、プラトンの研究の集大成みたいなのを今読んでるんだけど、凄まじいんだよね。量が。洋書のことこれからアメ書って言うことにしようかな?アメリカのやつならね。いやさ、50年の研究の集大成だみたいな感じなんだけどさ、それこそ講義ノートとかね、研究とか色んなやつの成果なんだけどさ、それが凝縮されてるんだけど、それがプラトンっつーよりかは国家の研究本なんだよね。ようはプラトンじゃなくて国家っつー固有の本に対する研究で凄まじいクオリティっつーかさ、分厚いっつーと変な言い方になるけどまぁ文字の量が凄いんだな。「いつ終わんんの?」ってレベルね。日本でハードカバーで出したら上下巻分かれるの必死みたいなね、でもなんでアメリカっつーかさ、こういう凄い研究本とかって欧米ばっかなんだろうね?日本ってなんであんなに色んな物のアカデミックな質が低いのかね?あるのもさ、昔から思想の紹介とかさ、要約とかさ、ブローカー的なんだよね。で、昔から言われることだけど輸入して何か作るみたいなね、独自の研究とか生まれてこないんだよね。


あ、もういいや。やめるわ。あ、んでスタンレー・ローゼンってホント凄い人だなって感じね。すげーフェイバリットになったんだけど、この人が書いてるスピノザのやつなんかも一級品でさ、ホント、世の中には頭が良い人がいるんだなぁーって感じだよね。知の規模が途方も無いって感じ。


Plato's Republic: A Study

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