天才数学者についてのエントリーを復活!その4。

mimisemi2009-12-06

では続きを。


彼はこの先数年である程度のお金を稼いだら引退して自伝を書くらしいので、今回のことが彼の将来の自伝に載るかは分からないけど、語られるとしたら彼の口から語られることがベストだと思うわけ。俺はただ彼を助けたかっただけでそれ以上でもそれ以下でもないんで、下手に色々と書いて誤解を生んじゃうのは嫌なんでね、俺の筆の滑り方は尋常じゃないから俺の中でルールを決めるってわけね。彼に関することは一切書かないって。彼に関することで下手なことは一切書きたくないのね。いや、彼と遊びに行ったとか、数学教えてもらったとかは書くよ。でもあれなんだよね、ある程度のリミットを設けるっつーかさ、彼の頭の良さを「凄い凄い!」ってばっか書いてるとなんかさ、見世物小屋みたいになるっつーかさ、彼をウォール伝ネタにしたくないんだよね。天才数学者シリーズとかいってそれをなんかウォール伝のコンテンツにするのが気がひけるというかなんというか。


ってことでした。なのでまぁウォール伝は今までの変わりがない感じで進みますんでご心配なく。えー!読みたいー!!って人もいるかもしれないけどね、それはごめんなさい。ちょっと書けません。彼と遊んだんだけどっつー勢いで彼の家族の話とかさ、そんなのを書き出す可能性もあるじゃん?エントリーではその流れが暴露とかではなく、普通の流れで彼の家族の話とかになったとしてもさ、匿名とは言えそれが出るじゃん?で、スペシャルなポジションにいる人のパーソナルな話を俺が書いていいのか?ってことだよね。それが同じ友達でも違う友達ってことだよね。


どこまで話たっけか?絶対親には言えないことだけど彼が来た次の日の朝に一緒に銀行に行ってね、んでまぁ色々と理由はあるんだけど総額800ドル必要になったのね。で、俺は彼のことを信用しているけど、今の俺にとっての800ドルって凄いじゃん?今っつーかまぁいつでもそうだけどさ、どんだけ信用してる人でも800ドルを貸すってなかなかできないよね。これは信用云々の話じゃなくてさ、額だよね。幼なじみでも家賃が払えなくなるぐらいの大金を貸すって結構勇気がいるよね?で、結局、まぁ貸したんだけどね、で、その日にプロセスは終わるだろうってことでさ、6時ぐらいにプロセスが終わるからその後会おうってことになったんだけど、どうやらまだお金が足りないみたいなんだよね。家に入るためのロックとかを変えなきゃいけないんだけど、彼の出身地がイスラエルとかで特別な税金やらなにやらがかかるらしい。ようはミドルイーストってことでお金が高くなるってことね。詳細は分からんけどさ、だからまぁ家に入れないってことで。パスポートはもう終わって土曜には届くって話だったんだけど、家にはまだ入れないってことだったんだよね。


いや、何回も書くようにこれは信用とかじゃなくてさ、やっぱ物理的に怖いじゃん?彼を信用してないということじゃなくてさ、800ドルが無いって状態が俺は怖かったわけだよね。肝っ玉が小さ過ぎるかもしれないけどウォール伝では本音を書きたいからね。で、例の不安神経症が来てさ、良からぬこととか色々考えちゃってすんげー不安になっちゃってさ、んで安定剤飲みまくって、学校の図書室で寝てたっつーか瞑想してたね。これは凄く難しいな。彼の信用と物理的に大金が一時的にでも他に行っているということが怖いっつーのってなんか別っつーかさ、彼を信用してても怖いよね。


仮に例えば元相方でもよーこでもさ、8万必要だって貸してさ、手元には500ドルぐらいしかなかったら怖いじゃん?戻ってくるにしても無くなったら家賃が払えない額を貸すってなかなか大変だよ。これって一般的にはどうなのかな?信用してれば大丈夫?ってことなのかな?俺が思うに有り金の問題な気がするな。100万ぐらい持ってれば別に返すのはいつでもいいよって言えるけど、貧乏学生が家賃とか生活費まで全部貸しちゃうってね、怖くないと言えば噓になるよね。ようは月収13万ぐらいのやつが8万誰かに貸すことと同じだよね。親友でもなかなか難しいんじゃないかな?


一時的とは言えスッカラカンになるからね。で、この日にね、「メールまだかなぁー・・・」ってソワソワしながら待ってたらさ、まだ足りないっつーんでね、コネチカットに頼める友人がいるからそいつに頼むしか無いってことになったわけ。他にいくら必要なのかこのときは分からなかったけど、またさらに不安になったよね。この不安の分析が凄く難しい。彼を信用してても不安は不安なんだよね。パニック発作みたいなのも起こったしすげー気持ち悪くなったね。ようはさ、親友でも俺ぐらいの有り金なら2万までなら貸せるけどさすがにそれ以上は・・・・ってことだよね。これって普通だよね?不安に思うって俺が彼を信用してないってこと?親に言わせればね、30ドルとかでも知り合って1日とか2日ぐらいの人に貸すべきじゃないって言ってたしさ、200ドルなんて頭がおかしいんじゃないか?って言ってたよね。まぁそれで母親と口論になったっつーのは前に書いたよね。


んじゃあなんで俺が彼にそこまでのお金を貸せるのか?っていうとやっぱ彼のパーソナリティと知性なんだよね。全部は理解できないけどさ、彼がやろうとしてるファイナンスの数学理論の話とかを聞いてるとさ、物理学とか量子論とかがクロスしまくってるやつで、しかもそれを彼が作ってるっていうさ、Fisher Blackの後を継いでみたいな話なんだけど、そんな人が人を騙すわけないじゃん?いや、このロジックはおかしいか。彼は俺の母親とは言え「親がこんなことを言ってたんだよ」って言っただけですげー傷ついてたからさ、例えば「詐欺師」みたいなワードってもう禁句なんだよね。彼を信じるしか無いっていうかさ、彼が俺の部屋で無邪気にゲームをやってる姿とかさ、すげースピードで数学理論の話をしてるのとかを見るとさ、そういうダメな思いが過っても「そんなわけないよな」って思えるんだよね。でも母親に言われたことがすげー頭に残ってるっつーかさ、まぁこれが普通の人が考えることだとは思うんだけど、まぁ親に「親の金だからそんなバンバン貸すわけでしょ?」とかって言われてもさ、借用書っつーか書類みたいなのが無くても俺はただ彼を信用してんで助けたかったんだよね。億万長者とは言え家に入れなくて銀行へのアクセスが無いって大変じゃん?だから助けたいっていうそれだけだよね。億万長者だから助けてるんじゃなくて、まぁ彼が好きだから助けてるわけだよね。普通の人に俺はここまでやらないよ。普通の人に今みたいな状態で50ドルでも貸すのはキツいよ。友人であっても50ドルは相当でかい。


で、結局ね、このもっとお金が必要だって行ってた日はさ、最終的にパスポートは大丈夫だったけど家に入るためにはもっとお金がいるってことでさ、ただ彼はもうこれ以上俺には頼めないってことでコネチカットまで行くつもりだったらしいんだけど、俺と彼との仲じゃん!ってことで追加の500ドル出したのね。


・・・・で、散々引っ張っておいたんだけど、まぁ彼は詐欺師だったわけで。この後もまぁうちに来てゲームやったりね、まぁ色々とあったんだけど、なんか思い出して書くほどの気力も無いんで、んだからここからは前に書いておいたやつを貼っていくね。あ、騙されたと気づいた後に書いてたやつね。


あのさ、例の天才数学者の話なんだけど結局詐欺師だったのね。ディティールを書いてちょっとした物語にしようと思っていて色々と構想を練っていたんだけど、かなりヘコんでいるというか、俺の金がいかれたならいいけど親に申し訳が無くてそこがヘコむよね。親があくせく働いて稼いだお金を持っていかれたわけだからさ、そこがショックだね。


まぁ結局長くなるかもしれないけど小説風にして書くのはやめるにしてまぁ大体書くとさ、結局まぁよく考えたら身分証が無いと家に入れないとかさ、錠前屋に先払いとか話がおかしいんだよね。錠前屋に先払いしなきゃいけないとかで現金を渡して、んでまぁそれも全部いかれたわけだけど、普通は錠前屋って家が空かなくなったらさ、家まで行ってんで空いたらお金請求なんだよね。前払いなんてない。でも結局、俺が完全にダマされてたのって彼の知識なんだよね。数学的に天才かはともかくとして、実際、色々なことに詳しかったし、特に哲学に関してはまぁ俺もそこそこ知識があるじゃん?で、結構通なことを聞いても答えが返ってくるっつーかさ、今思うと俺が一方的に話してるだけで、彼は「うんそうだよね」って言ってただけのような気もするんだけど、それだけだったらまぁ別に哲学者とか数学者の名前だけ知ってればいいじゃん?まぁそれはある意味で楽っていうかさ、詐欺の道具としてまぁ使えるってことなんだけど、俺にはそうは見えなかったんだよね。特に数学はマジで好きっぽくてさ、あとマイモニデスとかさ、デリダとかフーコーとかドゥルーズとか色々知ってるのね。俺はこの辺は入門書程度しか読んでないけどさ、あとは前にも書いたようにハイデガーの話とかさ、「特にこれがオススメだよ」っつーのを薦めてくると信じちゃうよね?


そこが俺のダメなところっつーかナイーヴなところだったよね。学問系っつーところで完全に盲目になってたっつーかさ、それを女性に変えれば分かりやすいのがさ、とりあえず金は持っていかれてもいいからこの子と付き合いたいから金を出すみたいなさ、その外見が綺麗とか可愛いとかっつーので盲目になっちゃう感じが俺の場合、彼のインテリジェンスだったんだよね。そこにホレボレしてたし、詐欺師がこんなこと知ってるわけないっつーか、哲学の話を利用して詐欺するってすげー狭いじゃん?そんなの利用しないだろうってのがあったり異様に詳しかったりしたから信じちゃったんだよね。だから他の変なところっつーのは全部気がつかないフリっていうかさ、おかしいな?って思ってもこの人を信じてたからどんどんつぎ込んじゃったんだよね。彼が書いてた数式とやらもまぁ見せかけだけのやつでさ、デタラメかもしれないんだけどっつーかまぁこれは今後も書いていくけど、彼は結構有名な詐欺師なんだよね。名前はSimon Gannっつって双子で詐欺やってんの。弟だか兄だかはJordan Gannでこっちの場合は医者を装っているらしいんだけど、前に詐欺罪で捕まって今はまだ服役中で2012ぐらいに出所するらしい。


で、問題のサイモンだけどまぁ俺は会ったじゃん?会ったどころか2週間ぐらいすんげー親密にしててさ、メシを食わせたりひげ剃り買ってやったりさ、あとはプロジェクトに必要だっつー本を買ってやったりさ、買ってやったりっつーか全部後で返すからっつーアレだからおごりじゃなくてまぁ金を貸してただけなんだけどね、でもまぁーモロにやられたよね。プロジェクトに必要だっつってる本も今思えばさ、割と最新のファイナンス系の数学理論とかさ、そういうのを読んで勉強してるんだよね。実際。で、理論をパクってきたりして、んでそれを自分流に仕立て上げて、んでノートとかを作って人に見せると人は信じちゃうんだよね。


あとでリンク貼るけど結構まともな人達がダマされてるっつーかオレオレ詐欺みたいにバカな感じじゃなくて結構高度なんだよね。だからといって俺が恥ずかしいわけじゃないというと噓になるけど、弁護士とかさ、不動産屋とか大学院生とか科学でドクター持ってる人とかが実際騙されてんのね。ようはこういう連中のほうが彼にとっては騙しやすいっつーかこれが手口なんだよね。割とインテリっぽい連中っつーかちょっと知ってる連中に通なことをいうと信じるじゃん?「私はウォールストリートでクオンツをしています。お金を貸してもらえないでしょうか?」じゃ誰も騙されないけど、そこで彼が作ったと言われる数式とかさ、ノートとか見せられたらちょっと信じちゃうよね?それも仮に彼がパクってきててさ、数学的に合ってたとしたら余計信じちゃうよね?っつってもまぁそんな企業秘密みたいなのを人に簡単に見せるわけないから、まぁ考えてみればおかしいんだけどさ、俺はコロッといかれたね。


学問が好きなやつに悪いやつはいないみたいなナイーヴな信条もあったんだろう。あとはこういう高度な話ができて嬉しいとかさ、そもそもお近づきになれて嬉しいからとりあえず恩を売ってでも近くにいて、んで何か教えてもらったりしようっつー打算もあったよね。だからこそ進んで金を貸していたわけだ。で、いきなり話が飛んでさ、何で彼が詐欺師か?って分かったかっていうとね、まぁ考えりゃ分かることで俺も気がついていたっつーと変だけどさ、それだけ凄い論文書いてる人だったらググれば名前出てくるじゃん?で、彼の名前をググっても出て来ないんだよね。もうここで完全に分かればいいのにさ、逆になんつーのかな?信じたいものを信じたいみたいな心理っつーの?カルトの教祖様を信じる心理が凄い分かったっつーか「凄い人だ!」って思い込むとそれが物語になるんだよね。信じたい大きな物語になる。だからオウムでもそうだけど教祖のロジックはおかしいんだけど教祖が言うんだから間違いないっつー思考停止だよね。


もしや!と思ってもすでに金を渡してるんで後に引けないからさ、だからズボズボになるっつーのかな?その時点でも警察には行けないし今の時点でも行けないからねっつーか何回か行って電話もしたんだけど、それは俺が進んで払ったってことで犯罪にはならないらしいんだな。明らかに詐欺だとは思うんだけどさ、笑っちゃうことに警察は「プロにやられたね。御愁傷様!ハハハ!」みたいな感じなのね。まぁこっちって特にこういうオーソリティー系って英語がネイティヴじゃないとそれだけでバカにする風潮があるからさ、まぁ英語が片言だとそれでバカだと思うっつーかバカにするっつーかさ、そういうのがすげーあるんだよね。で、よくこっちの警察はさ、ことが起きるまでは動かなくて、んで誰かが殺されたり犯罪に巻き込まれたら動くっつーさ、だから殺人犯がその辺をうろついてても何もしてなきゃオッケーっつーかまぁそりゃーそうだけど、んでもなんつーか「要注意人物!」みたいな感じでビラとか配っててもいいような気がするじゃん?こういう詐欺が流行ってますみたいな通告をするとかさ、でもそれをやらないっつーか、逆にあれだけの大物なのに全然気にしないんだよね。俺はそのほうがショックを受けたな。


むしろ彼は天晴なんだよ。完全にやられたから俺はもう降参っつーかしょうがないよね。あと彼は実際色々知ってたんでもう完全に俺の負けでしたって認めるしか無いっていうかさ、苦笑いだよね。でも俺が落ち込むのって何も出来ないってことなんだよね。警察も動かないしっつーかまぁ無理だって言うしさ、民事とか起こしても詐欺師にとってはなんともないんだよね。払ってくださいって言われて払えませんって言われたらそれまでだからね。いや、少なくとも詐欺ってことでことを重大に受け止めるとかさ、それこそカナダの刑務所から出てきて、んでまた詐欺やってるっつーのが分かってるやつを放置するってどうなの?っていうのがあるよね。まぁ俺にやったのもそもそも俺は金を払ったわけじゃなくて貸したわけでさ、最初から返す気がなくてんで貸してくれないっつって踏み倒すとかさ、パスポートの申請でお金が必要だっつって実際は返さずに散財してるとかさ、そういうのって詐欺にならないのかな?ある警官は契約書みたいなのがあれば別だとは言ってたけどね、それはまぁそうだね。口約束で踏み倒されても何にも言えないもんね。


14カ国語喋れるっつってたけどまぁそれは噓だろうけどでも少なくともフランス語では電話で話してたし、あとメキシコとかでもやってたらしいからスペイン語は喋れるんだろう。カナダだったらフランス語も使うからメイクセンスだな。で、俺がバカの一人か?っていうとまぁそりゃー定義上そうなるけどね、でも結構いるんだよね。被害者が。しかも2001年からやってるやつらでさ、兄弟が共犯じゃなくて個人でやってるんだけどさ、笑っちゃうのがね、あとでまぁURL貼るけどサイモンが兄について語ってるやつとかあるのね。俺は完全に合法的な生活をしているけど、兄貴みたいなやり方に引っかかるやつはキチガイだみたいなことを言ってるっつーかさ、実際、彼もバーで兄貴は頭は良くないっつっててまぁそれは本音だったんだろうなとは思うよね。


で、そのサイモンとジョーダンって顔がそっくりだから見分けはつかないんだけど、ロマンス系の誘惑もやっててさ、んで女の人も結構騙されてるんだよね。で、常套手段はそのまま家に行ったりなんかして、んでセックスするんだけど、それによってできた子が5人ぐらいいるんだよね。で、その子供の一人はもう5歳とかでさ、んで親父ゆずりの自閉症があるんだけど頭が良いみたいなね、みんながみんなそうかは分からんけど、んでもまぁ5人はいるっつってたね。報告されてるっつーかニュースになったり記事になったりしている被害者だけでもまぁ結構な数なんだけど、見積もりで言えばようは何も報告をしていなかったりっつーか俺みたいに法的根拠に何も頼れなくて泣き寝入りしてる人達がいっぱいいるだろうってことで結構な数だって見積もられてるんだよね。ましてやあんだけ語学ができたら世界で活躍できるっつーかさ、キャッチミーイフユーキャン状態だよね。


今は俺はトムハンクス気取りなのかもしれないけどっつーかまだ彼とは連絡を取っていて、んでまだ騙されたフリしてるのね。で、ニューヨークでまた会おうって話にはなってるんだけど、会ったところで警察にはいけないしさ、彼は何も犯罪を行ってないわけだからどうしようもないよね。俺が暴行を加えて縛ったりしてどっかに持っていってもそれじゃー俺が善良な市民を暴行した留学生になっちゃうじゃん?だからダメなのね。何もできないの。だから彼は捕まらないんだろうね。こういうやつがいて危ないですよっつーのは被害者が掲示板に書き込みしてたりするレベルで警察がどうとかって無いんだよね。まぁそれも変な話なんだけど。


俺はそれが許せないしそれが一番ヘコむとこなんだよね。彼はあっぱれな詐欺師で俺も完全に負けたからしょうがない。反省するところはいっぱいあるけど、実際、哲学の話とかできたのが楽しかったっつーと不謹慎だけど、まぁ騙されてたっつーショックはあるけど、んでも彼のことを信じてメールを待ってたり外で待ち合わせしたりゲーム一緒にやったりメシ食ってたりしたのは楽しかったんだよね。全然反省してないっつーかまたそれじゃー引っかかるよっつってもさ、でもそれは事実だよね。彼は人間的に才能があるやつだと思う。だから俺も惹かれたのに悪いことにその魅力とか才能を使ってるのが残念だよね。でも俺は人を見る目が無かったとは思わないな。実際彼は頭いいからね。まぁ数式とか哲学とかも全部パクりなんだろうけど、でもまぁあの情報量は凄いよ。彼に薦められて買った本とかもあるしね。「僕は数学専攻にしようと思ってるんだけど、エキスパートのキミから見てどう思う?」って聞いたときがあってさ、ナイーヴ過ぎるんだけど「将来、キミと一緒に仕事とかできたら嬉しいなー」なんつってたりしたんだよね。俺。映画化したら泣けるぐらいナイーヴな青年でみんな同情するかバカだと思うか情けないと思うかっつーか全部だろうね。俺は全然惨めな気持ちじゃないんだけど。


あ、んでそれに彼が答えたのはね「キミはスマートだから何でもできるよ。好きになってあとはlet it goだろ」みたいなさ、好きになっちゃえば勝手に色々と読んで知識を吸収するから大丈夫だろうって言ってたのがまぁお世辞っつーか仕事上の騙すための口実だったのかもしれないけど、んでも変な話さ、俺は実際、彼がアスペルガーあると思うんだよねっつーかそれはともかく知識への渇望みたいなのは凄くあるやつだなとは思ったよね。それもまぁビジネスで俺はまだ騙され続けているって言われればそれまでだけどさ、でも家に来た時にさ、俺の本棚見て「これ全部読んだのか?凄いなー」って唖然としてた時の顔とかって噓だとは思えなかったんだよね。実際、細かいところを色々とチェックしてたしさ、そういうのもあってまぁ信じちゃうんだよね。あれは多分素の彼だったんじゃないかな?って思うんだよね。


そういう素の部分を見せて相手を騙して、んで作り上げた噓とかで上手く相手をマニュピュレートするっていうさ、そこのバランスが上手いんだろうなと。何気に見せる無邪気な顔とかさ、本当に悩んでいそうな顔とか仕草とかが信用を生むっつーと変だけど、まぁすげープロだよね。ようはこれって完全犯罪じゃん?俺はそういう彼を信じて金を渡していたわけだからさ、それは警察が言うに自発的に出したんだから詐欺じゃないってことになるわけじゃん?でもそのおかげで被害が増えてるわけだから対応しろよって思うんだけどまぁやらないんだよね。プロのコンマンだよ。それは。今後気をつけなっつーレベルね。こういうときに日本を出すのもあれだけど、日本の警察が良いとは言えないけど、少なくとも日本人として俺がなんつーか日本に20年以上暮らしてて思えるのはまぁあれだけ被害があって、んで今も被害があるっつーのを警察は放置しないだろうなとは思うよね。ようはまぁそれがお金が返ってくるかはともかくとして、警察はまぁ対策本部とかを作ってなんとかするんじゃないかな?って思うわけね。


オレオレ詐欺とかだってそうじゃん?あれだってまぁ自発的に金を渡してるわけだからアメリカの警察の言い分ではまぁそれは犯罪じゃないじゃん?でも日本だとあれって詐欺って言われるじゃん?だったら今回の俺のやつも詐欺だよね?しかも同じケースが全米で報告されててニュースにもなったりしてるっつーのに放置するってすげーなって思っちゃったね。それは日本の警察がコラプトしててもなんだかんだで優秀なのかさ、アメリカの警察がただたんにレイジーなのか分からないよね。なんかホッドドッグとか食いながら電話対応としてる感じっつーのかな?すげー適当なのね。で、被害者を小馬鹿にするしね。「本屋で出会ったやつに金を渡しただって?俺はお前みたいな友達が欲しいよ!だってお前みたいなやつだったらいつでも金をくれるだろ!」なんて罵倒するわけよ?警察が。まぁ法的に俺は被害者じゃないけど、俺がヘコんだのって警察に行った日だよね。てっきり警察は動くものだと思ってたから騙されたと気がついたときもまぁすぐに頭を切り替えて今後の対応を具体的に考えなきゃなーとかって考えてたときにあんな風に言われたからそれがショックだったね。


変な話、今回ではさ、まぁしょうがないとは言え俺は警察のほうに不信感が生まれたよね。彼はしょうがないとしてさ、あれが仕事だとして、警察は市民を守るのが仕事なのに適当にやってる感がすげー見えたんでそれがすげー鬱になる要因だったね。全然話を聞こうとしないっつーかさ、あれだけの大物なのに捕まえる気がゼロっつーかさ、持っていった記事の印刷とか見ようともしなかったからね。ああいう対応にすげー腹が立ったね。不思議なことに彼には騙されてて、んでまぁぶっ殺してやりたい気持ちもありつつ、あの巧妙な手口っつーか客観的に見ればお粗末かもしれないけど、細かいところが上手いっつーか、あれが全部演技だとすればそりゃー騙されるよっつーレベルのもんだからまぁあんだけ色々な人が騙されてるわけでさ、だから逆に天晴なんだよね。「こいつは信用できる」っつー感覚をそのまま利用するっつーのかな?それが詐欺師のやり方なんでしょ?っつってもそういうレベルじゃないっつーかさ、本当にプロ中のプロだと思ったよね。それに比べて知性の欠片も無い被害者を罵倒しかできないバカな警察のあの態度っつーのに一番腹が立ったな。「今後気をつけてください」と言ってくれとは言わないがバカにしなくてもいいじゃん!ってことだよね。アジア人で英語がパーフェクトじゃないってことでまぁそれだけでバカにしてるんだろう。すげー威圧的でさ、人間的にはあっちのほうがダークな気がしたよね。いや、詐欺師の彼はもっとダークなんだけど、面白いことに印象では警察のほうがダークなんだよね。そこがまぁ彼の凄いところなんだろうな。


実際、バーとかでもさ、俺が見た限りでも男二人とメアドとか番号交換してたしさ、例の彼女っつーのもまぁ共犯じゃなくて騙されてるんだろう。で、ヤッちゃって場合によっては子供ができちゃうっていうさ、それを俺は目の当たりにしてたわけだよね。今思えば。俺だけが騙されてるんじゃないっつーのをネットで知ったっつーのはあるしても、彼が詐欺師だと考えたら巻き込まれてるのは俺だけじゃないじゃん!っつーリアルに獲物を探してた現場を過去に見てたわけでさ、彼らはどうしてんだろうな?っていうさ、何百ドルまではいかないにせよ小銭は渡してるんだろうなとあ思ったよね。で、やっぱそれって放っておけないじゃん?彼らも俺と同じように自発的に金を出しているとはいえさ、今は明らかじゃん?法的に良かろうが彼は手広くやってる詐欺師なんだから何かやるべきじゃないの?って思うよね?でも俺は何にもできないんだよね。他の被害者も似たようなことを言ってたね。警察に行ってもダメだったっつって。


「警察は聞いてくれなかった」ってよくある話だけど、まさしく俺はこれを経験してデプレッシヴになってるわけだよね。パスポートも絶対偽造だからさ、偽造パスポートを持っているかもしれないってまぁ根拠は無いけどまぁ言ってもさ、逆に俺のことを疑ったりしてんのね。彼と出会ったときは外は雨でしたか?晴でしたか?みたいな。「あんたは偽造パスポート持ってないだろうね?」なんて聞いてくるわけよ。こういう精神ダメージのほうがよっぽど大きいよ。彼には騙されてさ、額もまぁ凄いけど、んでもさっき書いたように天晴なんだよね。「あーやられた!」っていう感じ?裏切られたっつーよりかはちょっと怪しいと思ってたからやめればよかったー!っつー後悔っつーのかな?彼はフェアなゲームをしてたんだよね。法の中で。で、俺はそのゲームに負けていたわけだ。だからもうしょうがないって感じじゃん?


で、最初から勝つ見込みが無いような賭博場みたいなので騙されてさ、んで「騙された!」っつってあそこはズルをやってるって報告しようとしたら「バカだねーあんた」って警察に言われるっつーのかな?バカはバカだけどさ、それはどうでもよくて警察としてはその賭博場を調べるべきじゃん?こういう被害者の報告が出てるんだけど、まぁ不正してるかの根拠は無いけどそういうレポートがあるんでチェックしますみたいなのってやるもんじゃないのかな?それをやらないどころか被害者が増え続けているのに「バカだねーあんた」としか言わない警察っつーのもなんだかなぁー?って感じだよね。あいつらって全然市民の味方でもなんでもないね。ただ法を守ってるだけっつーさ、法の番人って感じだよね。市民を守るっつー理由は全然無い。むしろ逸脱する市民を監視している国家の犬っていうイメージがまさしくふさわしいね。それに比べると詐欺師の彼が可愛く思えてくるよね。そんぐらい警察の態度が酷くて驚いたな。だったらまだ短い夢を見させてくれた彼のほうがマシだってリアルに思っちゃうよね。


警察がさ、電話した時にね、いくら有名だって言われたって俺はこいつのこと知らねぇーみたいなことを言うわけよ。だから俺はさ、「Simon Gannってググれば出てくるんで見てください!」って言ったらさ、「うちはラジオしかなくてそんなの見れないよ」なんてすげー呑気なのね。呑気っつーか俺のことを信じてないんだかさ、俺に「お前も偽造パスポート持ってるのか?」なんて聞くぐらいだから最初から取り合うつもりはないんだろうけどね、あとはさ、「ちょっと待っててください」っつってどっか行っちゃったりしたからね。15分ぐらい待ってサイモンについて調べてるのか?と思ったら単純に電話放置したまま面倒だってことで逃げたんだよね。警察の電話のやつが。んで他の警察が「誰が電話に出てましたか?」なんて聞いてくるわけ。だから俺は15分こうやって待ってるんだっつったらさ「最初から説明してください」だもんね。驚きだよね。んじゃあ誰かが死にかけてたらどうするんだ?って話だよね。まぁそれだったら911にかけるんだろうけど、でもあの呑気さがすげーなって思ったよね。どんだけアホなんだ?っていう。


彼らにとって被害者が増えてるとかって関係無いんだよね。それが法に触れていなければ精神的ダメージを受けている人とか父無しの子供が増え続けているとかってのも関係ないんだよね。むしろ正義感で「これ以上被害者を増やすわけにはいかない!」って言ってるのが被害者側なんだよね。それが普通っつっちゃー普通なんだろうけど俺には彼の詐欺よりこのシステムのほうが納得できないな。彼の犯罪って完全犯罪じゃん?だからしょうがないっつーのは分かるけど、警察ってどうにかなりそうな気がするんだけどな。あの取り合わない感じがなんなんだろうな?って感じだよね。気をつけてください!って掲示板とかで市民が書いてるレベルの人を見かけただけでも重要だと思うのにそいつに騙された!って人がいて、んでもそれに取り合わないって凄いよね。それに呆れたわけだよ。今回は。


カナダでは捕まったけどアメリカじゃ捕まらないっつーのは警察の方針の違いなのかな?カナダでは「見かけたり被害者がいたらすぐ連絡してください」みたいなのがあったりさ、Crime Stoppersだかっていうさ、匿名で情報提供ができるようなページがあったりするんだけど、調べてないから分からないだけなのかもしれないけどアメリカは無さげなんだよねっつーか全然やる気が無いんだよね。調べた限りではカナダは取り締まりに気合いが入ってて、アメリカはやる気ゼロって感じ。だから彼は特に今みたいなネットとかさ、携帯とかこういうのがある中でアメリカのアナーキーな中で食っていけるわけじゃん?法の抜け穴だよねっつっても全然ニッチだとは思えないんだけどね。明らかにやってることは詐欺だからね。でもそれは詐欺じゃないらしいんだな。アメリカでは。だったら詐欺師はみんなアメリカに来て食っていけるってことだね。


俺の学問への愛を利用されて踏みにじられたとかさ、そういうところは全然いいんだよね。俺は別に今でも学問が好きだし数学は勝手に続けるからさ、別にそれはいいわけ。いや、呑気に思えるかもしれないよ。親の金だからそんなことが言えるんだろうっつったって俺はその仕送りで生活しているわけで金は無いわけだよ。ようは今後は給料から被害額が天引きになるみたいなもんでさ、実際、生活苦しくなるのは俺なんだからさ、いやね、一時的に実家に凄いダメージはいくよ。それは非常に申し訳ないんだけど、でもそれは俺が払うっつーと変だけど、まぁ仕送りっつー設定の中から引かれるからさ、苦しむのは俺なんだよね。


でもそれはもう騙された!って思った時に分かることじゃん?ショックだけど持っていかれちゃったんだからしょうがないじゃん?あとは自分にできることをやるしかない。そういう意味で別に親の金だからとかって関係無いんだよね。金は金で俺の金が持っていかれたわけだからさ、そりゃダメージはあるよ。でも精神的にはそうでもないってところね。金銭的なものに関わる所でのダメージはあるけど、彼が実はそうではなかった!っていう事実に関してはショックは少ないっつーのは実際、彼は色々知ってたからね。それで俺は騙されたわけだけど、んでもまぁ彼は彼でさ、まぁ彼の知性に憧れを持っていたというのは事実だし、まぁ実際、俺が思っていたほど頭が良くないにしてもまぁでも頭は良いよね。だからまぁあんだけやっていけるわけで。だから方法とかも含むところで天晴だって思うしかないのね。極めて単純ではあるんだけど心理トリックとかを上手く利用してマニュピュレートされていたんでさ、そこは逆に凄いなってところなんだよね。ああいうのも全部仕事だったんだ!っつーのが逆に凄く思えるっつーのかな?まぁ俺はなんとしてでも捕まえるつもりでいるけどね。それがまぁ俺のリベンジじゃん?次は騙し返すみたいな。


で、後味が悪いのが警察ってことなわけ。警察の態度ね。何も出来ないのはしょうがないとして、まぁ現状もどうしようもないなと。被害者が増えてるのに何もやらないってカナダとの違いって何なんだろう?ってところだよね。さっきワシントンのカフェで警察官が射殺されたっつー事件を見たけどさ、勝手に思ったことはさ、変な話、警察が市民から反感を買うようなこともやってる可能性があるんだよね。ゲットーの黒人ってだけでいちゃもんつけられて捕まって無実なのに警察のおかげで家族が崩壊したとかさ、そんなことをやってる可能性があるっつーかアメリカンヒストリーXノートンが刑務所で会った黒人ってそんな感じじゃん?ボロいテレビ盗もうとしただけですんげー重罪扱いみたいな。そういうことやってるから殺されてもしょうがない警官っているだろうなってこないだ思ったよね。市民の味方っつーよりかは国家と社会の間にあるセクターって感じだよね。警察って。市民を守るっつーのはただの好感度操作の問題でさ、実際は国家にとって都合の悪いことが社会で起きたら嫌だから警察を設けているっていうそういう感じだよね。だからまぁ警察の勝手で市民が迷惑をすることもあるわけで、それで恨みを買っている警官っつーのもいるだろうなってマジで思えるわけ。日本じゃなかなか考えられないよね。日本の警察も最悪だけど、全然マシって気がしたな。ここ数日で何人かの警察官と話してみて完全にそれが繋がったっつーかさ、ありゃー反感買うなっつー感じがしたよね。市民から信用されないだろうなっていう。


・・・ってのを先週ぐらいに書いてたんだけど、結局ね、NYまでおびき寄せて懲らしめようか?とかって真剣に思ってたりしたんだけど、まぁ母親を始め色々な人っつってもよーことか元相方なんだけど、まぁ止められてね、んでまぁもうやらないけどね、まぁとりあえず今日はいいか。長いからね。


サイモンに関しての情報のURLを貼っておくね。こんなやつですよっていう。


http://www.geographia.com/antiguanews/messages/10/22217.html?1225422752

http://www.ottawasun.com/news/canada/2009/08/18/10494276-sun.html

http://www.sptimes.com/2007/11/06/Hillsborough/Twins_make_for_seriou.shtml

http://wnyt.com/article/stories/S1094749.shtml?cat=300

http://news.tbo.com/news/metro/MGBZLLSTT7F.html

http://network.nationalpost.com/np/blogs/toronto/archive/2009/08/17/his-name-was-not-giancarlo-dinatale-he-was-not-a-wealthy-mathematician-and-he-was-not-ill.aspx

http://www.theganntwins.com/

http://www.theautismnews.com/tag/giancarlo-dinatale/


Gann Twinsっつーね、まぁ顔が一緒の双子で詐欺をやってるんだけど、Jordanのほうが医者だとかなんとかっつって騙すやつで今は刑務所に入ってて、んでSimonのほうは数学者とかオーケストラ作曲者みたいな手法を使うのね。結局あれなんだよな、被害者達は彼らに払ってるってことになっちゃって盗難にはならないんだよね。俺の場合、いくつかは盗難になってるんだけど警察が聞いてくれないっつーのはまぁ散々書いたよね。まぁもういいや。もっと盛り上げようと思ったんだけど、結構後から来るんだよな。始めは「うわー!こんなやつだったんだー!」っつー驚きとさ、「んでどうしようかな?」みたいなので心が埋め尽くされるんだけど、こうやって時間が経ってみると嫌な気分ってのがこみ上げてくるね。まぁこれについてはまた別に書いたやつがあるんで今度貼るわ。とりあえず詐欺師だったってことで。