久々に外に出たわけだが。

mimisemi2010-10-15

昨日、ほぼ一ヶ月ぶりに外出たっつーかまぁ外界に行った感じか。犬の散歩以外、外行かないからねぇ。まぁ病院だっただけだけどね。で、レコード売った金でジュンク堂に通院の後に行ったんだけどっつーかこれ書いてて塩素の臭いがしたんでパンツの臭いだろうなぁーとか思って嗅いでみたらまぁそうで、だけどシャワー浴びた後に履いたパンツだから新しいっつーか洗ったやつなのにまだ臭いがするってどんだけ精臭強いんだ?っていう。


なんていうかでも数学的というか化学的な臭いだよね。これって。洗われたことによってチンカスの臭いとか汗の臭いとか体臭系の臭いが無くなってただザーメンの塩素っぽい臭いだけが残ってるっていう。なんつーかこれって抽象だよね。臭い抽象。色々な臭いもんがミックスされて臭いパンツの臭いなんだが、洗われることで特定の臭いの部分だけ残るって本当に抽出だよね。あんま得しない抽出だけども。


いや、でも久々に外出たらやっぱムラムラするね。女に。日本に来たらやっぱAVとかが日本になってきたよね。かなり。それは脳が生活圏に適応するということなんだよね。ズリネタが日本人とか日本系になるっていう。生活然り。もうなんかニューヨークにいたのが遠い昔みたいに思えるけど、んでもこうやってまぁダラダラと読書とか数学の日々を過ごせてるわけだからまぁいいんだけどねっつーか前にも書いたようにこっちのほうが無駄が無い分、効率が良いっつーかなんつーかさ、んで一ヶ月ぶりぐらいに行ったっつーか先月行かなかったから二ヶ月ぐらいかな?


ただ前みたいにバカ買いはもうできないからさ、超厳選しているものだけを買おうとするんだけど意外と無いんだよね。いや、いい意味で。取っ付きやすそうな数学エッセイとか数学史みたいなのとか数学者の伝記とかってもう結構読んだからいいやーって感じだし、数学全体を鳥瞰するような本も結構読んだからもういいやーって感じでもうあとはディティールなんだよね。俺が前に哲学とかでやってたintroductionシリーズ乱読とかさ、新書乱読みたいな段階を経て原書とか専門の研究書を読むようになるみたいな段階にもう来てるのかもなぁーっつーのはさ、例えば「あれ?」って思ったのがさ、二ヶ月前には大抵の数学書を面白そうだなーと思って読んでもさっつーか手に取って立ち読みしてみてもさ、さっぱり分からんかったのよね。


でも今は分かるんだよねっつってもいきなり分かるってことじゃなくて何を言ってるのかとか説明してるのが分かるからつまりは本全体を読めば理解できそうな感じなのが多いんだよね。これが所謂、成長ってやつかぁー・・・っていう。まぁ安心はできないし受験数学は全然やってないからそろそろやらなきゃなぁーとか思いつつ先延ばし皮症候群が酷くて全然やってない。


ところで前にも書いたかもしれないけどマンガでわかるシリーズってあるじゃん?まぁあとは萌え系の物理学の本とかさ、いやぁーすげーなぁーとか思って貼ったことがあったでしょ?貼ったっつーかアフィッたっつーか。でもさ、オーム社から出てるさ、まぁあっちいた時に微積分のやつは買ったけどさ、これって英訳が結構進んでて今年とかには相対性理論のやつとかも英訳のが出るらしいんだよね。なんでも向こうの大学生に割と人気だとかなんだとか。これもクールジャパンの威力ですな。いや、萌えるなんたらみたいなさ、哲学でもなんでもなんつーか一種の流行みたいになっててさ、立ち読みしてもモチーフとかを物理学とか哲学に混ぜただけで基本的に中身がスッカラカンだったり、ただ概念をアレゴリカルにマンガで表現してたりするようなのが多いんだけど、恐らくオーム社のはある意味でパイオニアなのかな?


微積分のやつにも書いてあったけどさ、いや、序文だったと思うんだけど、イマイチ漫画で数学とか説明してるやつって成功してないのが多かったんだけど、完全にこのオーム社のやつが流れを変えたっつーかさ、統計のやつとかはもう英語で読んでたし、あとは物理学は読みかけで、微積分は一応前に読んだけどさ、いや、いいのよね。正直、日本のアマゾンのレビューにもあるように微積分は正直、あれだけじゃ分からないっつーか買ったばっかのときはさっぱり分からなくて、んで図解雑学とかイラスト・図解シリーズとかで微積分を読んでようやく概念を飲み込んだ後に読むと分かるって感じでまぁイントロダクションとしてはどうなのかな?って感じなんだけど統計のやつとかはマジでいいんだよね。これまたアマゾンのレビューにもあるように下手な本よりよっぽど優れてるっつーかなんつーかこれって凄いよね。


なんか漫画とかが絡むとさ、素人向けの劣化バージョンの数学とか科学を提供してそうな感じだけどあくまでメインは数学とか科学なんだよね。そこが凄い。分かりやすいとか取っ付きやすいとかキャッチーって意味で萌えというよりかはかわいらしい漫画を使ってるっていうまぁようは漫画がフックの役割を果たしてるんだよね。それに比べてやたら萌えばっかを強調してるような類のやつは本末転倒で萌えメインで物理学とか科学はただのモチーフみたいなね。オーム社のやつはさすがにちゃんとした出版社だけあってちゃんとしたやつ出すもんだなぁーっていうさ、漫画といって侮るなかれ!だよね。


見た目がモロに萌え系の絵ヅラなんで手に取るのが恥ずかしい人も多いだろうけど、いや、でも中身を見ると凄いんだよね。ってことでここ二週間ぐらい気になってた線形代数フーリエ変換微分方程式のやつを買ったんだけど、まずは一番気になってたフーリエ解析のやつを読んでるんだけどさ、いや、まだ途中なんだけどさ、これってこれまた序文にもあるように微積分+三角関数の入門書って感じなんだよね。


デフォでは意味分からん三角関数フーリエ解析という具体的なものを通して理解しようっていうさ、まぁそんな感じだと思うんだけど、んでも数学全般そうだよね。それだけっつわれてもさっぱり分からんしイメージが浮かばないけど、三角関数なら例えばフーリエ解析だとかさ、ベクトルにしてもビジュアル的なベクトル空間っつースペースをイメージして理解するとかね、物理学を通して理解するとか、やることが多いように見えてそっちのほうが理解が深まるんだよねっつーかそれこそ数学の鉄板である具体から抽象へ、そしてまた具体へ・・・っていうプロセスをつまりは例えばこの三角関数フーリエ解析の関係ってのは表してるじゃん?両方数学理論で抽象的だけど、使い方とか使われ方とか具体例とかが分かるってことで、一種のゴールとか応用数学的なアプローチがあることで抽象的な理論が分かりやすくなるんだよね。


フーリエのやつにはミルカさんみたいな才女が出てきて色々と説明するんだけどさ、遊園地のジェットコースターとか観覧車を使って三角関数とか積分の説明をするんだけどこれが分かりやすいんだな。あとは食べかけのサンドイッチとかね、まさしくこれって具体から抽象じゃん?ああいうものを数学的に抽象すると積分になったり食べかけのサンドイッチの面積を求めるみたいな積分になって理解が深まるわけだ。もちろん俺はここ数週間ぐらいさっきも書いたようにちょー分かりやすい図解の微積分の本とかを読んでたんで概念は結構掴めてきたからこそこの本も理解できるようになってはいるんだろうなぁーとは思うんだけど、それにしても絵が萌えというよりかは可愛い感じで好感が持てるんだよね。微積分のやつもそうだけど、目標は数学なんであって萌えじゃないんだよね。


でもキャラは可愛いけどそれはキャッチーさってことで言わばピチカートファイヴとか一昔前の渋谷系みたいなキャッチーさなんだよね。エルフィンリートが深いストーリーとかドープな物語を記述する上で萌え系の絵柄を使ってるってのと似てると思うんだよね。まぁあれはあの人の画風なんだけど、んでもまぁ絵と内容のギャップが凄いじゃん?それで言うとフーリエとかまだ読んでないけど微分方程式とか結構専門的だよね。線形代数はそんなことないと思うけど。


いや、でも思ったのがさ、それこそマンガでわかるシリーズみたいなキャッチーさで代数学とか幾何学とかさ、解析学とかまぁ何巻出しちゃってもいいから出してほしいなぁーって思ったよね。それこそ解析概論並の広くて深い話題をマンガにしちゃう!みたいな。それって結構面白いと思うんだよな。数学は大体においてビジュアル的だからマンガとの相性はいいと思うんだよね。それこそロジックなんてのはすぐマンガにできるだろうね。マンガにしやすい題材じゃん?


まぉそんな感じでさ、買うのも前に比べてあんまり無くなったからさ、前から受験用にちゃんとやろうと思って買おうと思ってた長岡亮介の本質シリーズの研究を三冊全部買ったんだけどさ、参考書のセクションなんて行ったのは始めてだけどさ、それこそなんたらチャートとかさ、難関校突破!みたいないかにもつまらなさそうな本がぎょーさんある中で本質シリーズはその本棚にある本の中でも別格のような気がしたね。ただの印象だけど。なんつーかちゃんとした数学っつーか数学側からの受験数学とか高校数学のアプローチって感じがするんだよね。まぁ参考書って誰でもやればパスできるように設計されてるから数学の理解なんてどうでもよいって扱いにもなっちゃうのかもしれないけど、研究シリーズは大げさな言い方をすればちゃんとした数学書って言える体裁になってると思ったね。本当にああいう俗悪な受験本とか参考書の中では一際輝いてたような気がする。内容の割に安いしっつーか受験用とか参考書って安めに設定されてるんだね。


理解あっての数学で理解がないただ解くだけの数学に興味が無い俺としては理解を進めながら問題をオマケ程度に解くようになるぐらいの理解重視のアプローチができるってのがいいね。狂ったように問題をやるなんてバカバカしいよね。それってまさしく問題ありきっつーかテストありきの勉強の仕方なんであってさ、TOEFLで言えば英語というよりかはいかにTOEFLにパスするか?っていうためのTOEFL対策ってことだよね。でもそれやったからって別に英語力が飛躍的に上がるわけでもないっていう。まぁ無駄とは言わないけどね。でも英語も使えてナンボで数学然りでしょ。


問題っつーかテストを解くための学問なんてはっきりいっていらないね。だから受験制度なんて廃止すればいいんだよな。遠山啓は数学のテストを一切廃止するべきだみたいなことを言ってたけどそれってすげーわかるなっつーのはさ、数学にせよ算数にせよ分かればいいじゃん?具体的に解く機会があるエンジニアとかさ、アクチュアリみたいな人達が応用数学みたいなのを学べばいいわけでさ、全てにテストを課すなんておかしいよね。いや、それこそまぁ概念が分かってれば良しとするようなテストならいいけどさ、やたらなんか繁雑な計算とか暗記を必要するようなテストが受験問題とかになってるって完全に倒錯だよね。そんなのには付き合いきれないよな。マジで。


そんな勉強できないし、やろうとしたって俺には無理だな。だからまぁ俺は俺のアプローチでやるしかないんだけど、まぁ俺が目標とするのはさ、英語と一緒でさ、まぁ受験英語っつーフォーマットはあるにせよ、さすがに受験英語とは言え英語は英語なんだから例えばアメリカ人っつーか英語が母国語の人達だったら最低でも80点以上は取るよね。それってなんでか?ってまぁ英語が母国語だからだよね。でも別に彼らは受験英語を学んだわけじゃないんだけど、でも英語っつーのが頭に入ってるから受験英語も解けるわけだ。数学然りじゃん?受験数学という独特のジャンルはあるにせよ、数学は数学なんだから数学っつーか出るセクションの数学を理解しておけばやれないことはないだろうっていう。まぁ自家薬籠中のものとしなきゃいけないっつーアプローチだから敷居は高いけどね、でもやり甲斐あるっつーかそれしか俺にはできないし、それしかやろうと思わないからね。


理解しないで解法を暗記して受験をパスしたりするっていう人達っつーかやり方はいまだにあると思うけどさ、そんなのでやってきた連中が例えば数学科とかに入って落ちぶれるのは当然だよね。だって理解しないでさ、暗記だけでやってきたんだから高校数学より高次の数学を理解できるようになるわけないよね。数学科は落ちこぼれるやつが多いっていうけどつまりはそういうことなんじゃないかな?そもそも入れるほどのポテンシャルも理解力も無いようなやつが暗記という力技で無理矢理入ってくるからついていけなくなるっていうね、それってTOEFLのテスト対策ばっかやってきたやつがアメリカの大学入ってさっぱり英語できないのと一緒っつーかまぁ日本の英語教育ってそうだよね。


英語を大学も含めて下手すれば十年近くやってるのにも関わらず喋れないし本も読めない。まぁこないだのサンデル先生の東大講義で発言してたような人達は別として、まぁ普通の人達ってことね。それで言えば妹だって俺の親だってそうなわけで。英語はやってきたはずなんだけど俺の学校からの書類すらも読めない。まぁ批判ではないんだけどさ、いや、過去に実家でやってもらうしかなかった書類がいくつかあって頼んだんだけど全然基礎的なものすらも読めないんだよねってまぁ昔の俺もそうだったから分かるんだけど、んでもその書類って中学英語分かってれば理解できるぐらいの内容のものなんだけど読めないんだよね。でも英語教育は受けてきてるわけだよね。なんという矛盾!って感じか。だからまぁつまりはそれって教育っつーもんがワークしてないってことだよね。で、恐らく数学もそうなんじゃないかと。


数学的な言語のみを使う学部があって、数学語を暗記でやってテストを克服してきた人達が数学言語ばかりを使う学部に入ってさっぱり分からなくなるってTOEFLで英語の勉強しまくって実践的な英語全くできなくてアメリカの大学とかで八方塞がりになるのと同じだよね。まぁ英語の場合、取り返しが効くっつーか渡米後頑張ればなんとかなるけど数学はなかなかそうはいかないんじゃないかな?英語ほど簡単なもんじゃないからね。だからこそ適性を受験前とかに見極めておく必要があるんだよね。暗記じゃないとやってけないようだったらもう諦めたほうがいいってことだ。


でも数式から絵が見えたり、変な発想ができたり、まぁあんま分からんけどとにかく面白いから好きってやつが数学やればいいと思うねっつーかまぁ学問全般層だよね。数学って積み上げだとは言うけど、んでもやっぱどれか一つぐらいさっき書いた要素が無いとやっていけないと思うね。それが絵が見えることであったり変な発想ができるということであったりとにかく好きであったりっていう。まぁ高校生には酷な話だけどね。受験で身動きも取れない状態で適性を見分けるなんてほぼ不可能だからさ、まぁでもどの学部に行くか?っていうdecision makingを迫られるわけでさ、だからまぁアメリカの大学ってそれを決めるための一般教養課程が大学の最初の二年間にあるんだよね。


高校生になんて何が好きか?とかやりたいか?とか得意か?なんて分からないだろうからとりあえず大学というところに入って色々な学科を取ってみて模索してみなさいっていうさ、逆にまぁやることが完全に決まってる人にとっては一般教養課程って面倒なんだけどね。俺の場合、それがようやく終わった!あとは数学三昧だ!ってところで帰国になったからさ、ちょっとアレなんだけど、でも今もまぁ別に数学の本読んでるし、マンガで分かるのフーリエのやつとか微分方程式のやつなんて日本語しかないわけだからさ、まぁ日本の出版のものをまぁ享受してる感じだよね。


あと何回も書くようにさ、まぁモノによって差はあるけど図解雑学とイラスト・図解シリーズは分かりやすくて良いのが多い気がするんだよねぇー。思うにこれをもっとポップにしたのがマンガでわかるシリーズって気がするな。図解雑学とかイラスト・図解シリーズとかも十分ポップなんだけど、まぁ絵柄とかは洗練されてないからさ、んでも視覚的に分かりやすいって意味でマンガ的っていうかまぁビジュアル的なんだよね。


俺みたいに数式を出されても分からんけど、絵を出してくれれば割と理解できるって人にとっては絵だらけの本がオススメだよね。本当に。絵が無い数学の本なんてつまらないからなぁー。そういうのは全然買ってないね。数学ってやっぱ絵だと思うんだよねぇー。まぁなんつーかあれだよね、自力でやるってことだよね。暗記とかドリルやりまくるってことじゃなくて数学を理解し尽くすって意味で受験に挑むっていう感じだよね。そういう意味でまぁ英語はできたわけだから。まぁアクセントとか分からんけどさ、長文読解とか単語とかはさすがにまぁなんとかなるからさ、まぁこれ用のやつはまぁまた買わなきゃっつーか変なやつあるじゃん?ってアクセントなんだけど。


いや、でも英語なんてアクセントなんて人とか訛りによりけりだよね。日本語だって人それぞれの言い方とかあるじゃん?そりゃフォーマルにはアクセントは決まってるかもしれないけど、映画とか見てても分かるように個々が違うアクセントで話してたりするんだよね。それこそ単語レベルでの違いがあるなんてこともあるわけでっていうかそれは地方訛りとかって意味でね。だからまぁアクセントなんて意味無いのは廃止したほうがいいね。それこそ読解とか単語とかだけでいいと思うね。あと会話の空白を埋めるとかも意味なさ過ぎるからやめたほうがいいっつーか入試の問題見てるとバカが作ってるようにしか思えないんだよね。これやって何になるの?っていうさ、何を計りたいわけ?っていうさ、こんなものに数多くの若者が犠牲になってるなんて本当に悲惨なことだと思うね。


大学ってのは学問をやるための場所なわけでさ、変なテストを課す場所ではないじゃん?テストってのはあまり重要ではない教育機関における一つのプロセスというか要素っていうだけなんであってさ、そこにウェイトが行き過ぎるなんて本末転倒もいいところでしょ。本当に日本って教育の抜本的な改革が必要だなぁーって思うね。参考書とか見てても思うけどとても学校で教育らしい教育がされてるとは思えないんだよね。暗記しかさせられてないんじゃないの?っていう。そんな中でさ、通院終わってジュンク堂で買い物して帰りの電車で制服来た女の子が何かの教科書とかなんか定義が羅列してあるだけのどっかの塾の出版社が作ったような本に線を引いたりしてずーっと眺めてるのを見て「あちゃー」って思ったよね。「暗記かぁー・・・」っていう。思えば二ヶ月前もジュンク堂の帰りに男子の学生で社会科っぽいこれまた定義のみが羅列してあるようなのを険しい顔で暗記してたのを見てこれまた「あちゃー」って思った覚えがあるな。


例えば「ニート」って言葉にしてもさ、まぁ今の俺には敏感なワードだけども、別にニートって単語知らなくてもさ、それがどういうものか?って単語の説明無しに説明できればそれはそれを理解したことになるよねっつーかそれが理解だよね。名前なんてのは前にも書いたようにただの記号なんだからどうでもいい。数学で言えばインテグラルとかシータとかコサインとかのただの呼び名と一緒ってことだよね。それを脊髄反射的にカルトクイズみたいな感じで「シータ!」とか「デルタ!」とかって答えられたってしょうがないんだよね。それは何ですか?って説明できればいいわけで、だから数学って計算をやらせるのもいいけど、エッセイとかを書かせるほうがいいと思うんだよね。テストで。


微積分の概念を述べよとかさ、微積分を応用した例を出して説明せよみたいなね、これこそがまぁ数学の理解度を測るテストだよね。繁雑過ぎる計算なんてやらせたって意味無いと思うんだよね。三角関数を卑近な例を使って説明せよとかね、こういうのもいいと思うね。こういうのがテストで出れば否応にも数学の概念を理解せざるを得ないからね。それこそ解法の暗記なんてバカバカしいことしなくてもよくなるわけで。まぁもっともその答え方の暗記みたいなのをする輩が増えるだろうからまぁ同じことだろうけどね。理解してないけどでも三角関数を卑近な例を使って説明する文章とかエッセイは暗記してますみたいな輩ね。それじゃー意味無いのにな。マジで。


政治哲学とかでもさ、共産党宣言を書いたのは誰か?って問題とか意味無いじゃん?あっちの学校の最初のセメスターで取った社会学の先生がこういうナンセンスなテストを二週間に一回ぐらいのペースで出してたりしてバカバカしくてやってられなかったけど、さすがにまぁ本は読んでるだけあって政治系は勉強しなくても知識だけで8割ぐらいは解けたよね。これこそがまぁ自力っつーか実力ってことでさ、「共産党宣言マルクス」みたいな覚え方なんて意味ないからね。


いや、まぁそういうフォーマットで出てくる問題に対して8割答えられてもそれは知識っつーか実力とは言えないか。共産党宣言なりプロ倫はどういうものであるのか?ってのをガチで述べられたら実力だね。共産党宣言マルクス、プロ倫=ウェーバーじゃ意味ないわけで。それこそただのトリビアだよね。雑学もいいところだよな。数学の解法の暗記なんかも雑学だろうな。もっと言えば計算ドリルなんて雑学の最たるもんだよね。計算なんて数学を理解していて立式さえできれば答えなんてコンピューターなり電卓が出してくれるわけだからさ、計算法なんてそこまで重要じゃないと思うね。いや、重要だけどね、でもそれをテストしまくるのはどうかと思うってことだよね。解法ばかりに重点が行く数学教育なんてナンセンスだ!ってことだよね。


まぁーでも受験は一応準備はしておくけど学費とか払えるか分からないし、まぁ分からないけどね、でも金銭的な理由で無理になったとしてもとりあえず入学試験はパスすることだな。入れるか分からんけど、あとはそれはもうお金次第だっていうさ、俺の学力とかはもう到達してるからいつでもオッケーぐらいの感じでいったほうがいいってことだよね。まぁそうするつもりなんだけど、んでもまぁ基本的に相変わらず知識欲中心にやっていくからバラつきは出ると思うけどね。んーまぁーでも最近さ、確率論の基礎とかやってるんだけど、ありえないぐらい面白いね。


微積分は死ぬほど面白いし、ベクトルは前に書いたように完全に好きになったし、行列も前から好きなんだが、最近の発見は確率論だよね。で、それと関連して統計も面白いなぁーって思うようになってきたね。唯一イマイチ興味が行かないのが幾何なんだよな。これも代数をやっていけば自ずと面白くはなっていくとは思うんだけど、それは俺のレベルが達してないってことなんだろうな。だから俺は恐らく数論とか代数的なアプローチでしか幾何を好きになることはできないと思う。単体では無理っぽいね。何が面白いんだかさっぱり分からなくて。


なんかまだ書くことがあった気がするんだけどまぁきょうはこれぐらいにしておくかっていうかやっぱ外出すると書くことができるよね。家にいると全然なんのトピックも無いからね。あ、んで書き忘れ思い出した!暗黒通信団っていうさ、数学の同人誌を出してる面白い集団がいるんだけどさ、はじめて見たのが八重洲ブックセンターで見た代数だか整数論の本の間に挟まってたさ、Projective Xっつー人が書いた整数論のための前菜っていう本なんだけどね、いや、んでジュンク堂にもあったっつーか面出しっていうんだっけ?めんだし?豚骨か鶏ガラか。まぁいいや。


んでさ、最高なのが序文と終わりの部分なんだよね。なんでも著者が高木貞治の初等整数論講義を2010年の正月に読んでえらく感動して書いた本なんだけどっつーか公理とか証明が載ってるだけで、新しいものは何もないまぁ著者の勉強ノート的な感じのものなんだけどね、すげーいいのがさ、まぁ是非買うなり立ち読みするなりしてほしいんだけどさ、著者曰くね、数学の研究ってのは別に自由な形であってもいいんじゃないか?っていうさ、別に大学とかにいなくたって家でやってたっていいじゃん!みたいなことが書いてあってさ、「これって俺の研究スタイルそのまんまやん!」ってえらくシンパシーを感じたんだよね。



著者はニートみたいな生活を送りつつ数学研究をしてるらしいんだけど、さすがに周りが煩いから塾講師ぐらいはやろうと思ってるらしいんだけど、生活スタイルが俺と似てそうでなんかすげー共感を覚えたんだけどさ、んでオチとしては買うの忘れたってことなんだけどね。内容的には他にも書いてあることだから別にいらないんだけど、Projective Xが気に入ったのと序文と終わりの文が最高なんでこれだけでもいいなぁーと思ってたんだよね。買うの忘れるとはね。病院に置いてあるようなEDとかパニック発作とか鬱病のパンフレットぐらいの薄さの冊子で300円なんだけど、まぁ本屋に立ち寄ったらちょっとチェックしてみてくださいね。


んじゃまたね。



いや、これが今回絶賛したやつなんだが、実質的に三角関数微積分の入門書って感じなんだけど、それがタイトルのフーリエ解析ってのから分かりづらいんだけど、フーリエ解析はあくまで帰結なんだよね。まぁもちろんフーリエ解析を理解するためのベースとしての三角関数微積分だったりするわけだけど、んでも本書のウェイトが三角関数微積分に結構割と大きく割かれているし、しかも視覚的に本当に分かりやすいっつーわけでまぁフーリエをみっちりやろうと思った人には物足りないかもしれないんだけど、俺みたいな高校数学もままならないみたいなやつにとっては最高の本だと思うね。高いけどその価値はあると思うね。



俺が言及してた図解シリーズとかとは違うやつなんだけど、なんで買ったか?っていうとさ、いや、先月に買ったんだけど、小飼さんが絶賛してて安いから買ってみたんだけど、確かに分かりやすかったね。このコンパクト感がいいなと。「三角関数のための前菜」って感じですなって感じですね。


他の俺が言及したやつは参考程度に貼っておくね。線形代数微分方程式のやつは読んだらまたなんか書くかもしれん。










長岡亮介のこのシリーズは参考書的でなおかつ学問的な本で、そういうのってなかなか無いとなんとなく思うからなんとなくレアだと思ったわけで。