ハイパーノイズフリーター・ラッセルハズウェル。

いやーハズウェルのミックスなんだけどPodcast2ってほうもなかなか強烈だね。支離滅裂感が半端じゃない。あと知らなかったんだけどさ、Fact Mixのページでなぜか洞窟の中で汗だくになってる男の写真があるじゃん?あれってファイル名見たらハズウェルらしいんだよね。もう意味分からないな。ハズウェルに関するものは昔から一貫していてとにかく意味分からない男だってことなんだよね。変人音楽とかそういうのではなく天然のおかしさっていうかなんていうか。あとどうやって飯を食ってるのか分からないってのも大きなポイントだよね。


Heckerとかは確かプログラマーだったと思うんだけどハズウェルって昔から何やってるかさっぱり分からない人なんだよね。ライブの手伝いとかたまにマスタリングとかやってるんだけどとても食えるような量やってるわけじゃないし、で、たまに展示とかもやってるんだけどこれまたマニアックなもんばっかてとても金につながってるとは思えないのばっかだしさ、リリースした作品が売れてるわけじゃないし、本当になんつーか親の遺産なんだろうなぁーってのがさ、そこでまたすげーアクティブじゃん?それがまたウケるんだよね。


で、いきなりフィンランドの田舎に引っ越したりとかやりたい放題なんだもん。カルちゃんの場合、ライブで食ってるっつーか遺産がある可能性大だけどさ、なんか分かるんだよね。結構表に出てきてる人だから。でもハズウェルって全然違うからね。そういう意味分からない人がすげー意味分からないミックスを作ってるのに凄く魅力を感じる。あといきなりアシッドに目覚めたっつってもTB-303リズムマシンをノイズマシーンとして使ってるんだけど高校生とかが思いつきそうなプリミティブな配線でさ、ああいうの俺って10代の頃ミキサーでやってたし、なんであんなもんを今更やるのか?っていうさ、でもコネでmegoからあんなどうしようもないCDを出せるとかさ、あと分け分からないフィールドレコーディングのCDとかね、wild tracksってやつなんだけどさ、別にフィールド作品としては何でもないし本当に取り立てて何もないんだよね。でもなぜかmegoから出てるっていう。


あのmegoの身内マスターベーション感って凄いけどさ、なんか文句いいつつ聴きたくなるようなのが多いんだよね。数多くのデモテープとか新人の願いを無視してずーっと意味分からないどうしようもないやつを出し続けるんだもんなぁー。凄いよね。本当に。


ハズウェルってラップトップでノイズやってたときもとにっかく単純なんだよね。手法が。メルツバウの音の一部分とかミュージックコンクレートっぽい音源のループをEQとかでいじってるだけなんだよね。あとはレゾナンスだのピッチだのっていう定番のつまみいじり系のパラメーターをいじってるだけなんだもんね。で、それと同時に訳の分からないDJを昔からやってたっていうさ、もうたまらんね。何やってるか分からない感で言えば俺もなかなかのもんだけどハズウェルの天然感は半端じゃないんだよなぁー。いきなりupicのCDをheckerと出したりさ、別にあんなのPCのスペックが上がってるわけで誰でも作れるのにそれがなぜかワーナーのクラシカルから出るっつーさ、親が貴族とかなのか?っていうさ、あとはミセス・ミラーみたいに金積んでCD作ってるとかね。


あとヴァイナルカットに異様にこだわるんだよね。upicのやつも限定でlpが出てたと思うんだよね。ワーナークラシカル初のレコード!みたいなことが書いてあったと思うんだけどさ、もう完全にあれだよね、グリーナウェイの映画とかに出てくる貴族みたいなのが親だよなぁ。実家が多分お屋敷みたいな感じなんだよ。で、仕送り100万とかなんでやりたい放題できるっていうさ、フィンランドの田舎にも住めるわけよ。


昔から俺はハズウェルに凄い執着を示してるよね。で、最近またあのミックス以来再ブームになってきててさ、なんか世界恐慌とか全然関係ない感じで自分の道を突き進んでる感じがすげーいいよね。食えてない人が親の金とかで音楽やってるっつーのにすげー魅力を感じるんだよね。まぁ実際のところは分からんけど。っつってもなし崩しのバイト生活とかじゃなくてハズウェルってすんげー余裕ある感じするじゃん?品があるわけじゃないんだけどバイトとか経験なさそうな雰囲気が凄いんだよね。


で、写真によっては黒田勇樹に似てたりして、イギリスのハイパーメディアフリーターだと思うんだよね。いや、写真見れば分かると思うけどなんつーか分かる人には分かる感じなんだよ。




うん。まぁそんな感じで。あとデータ無事だったんだけどさ、ずーっとミックスやってんのよ。だからまぁ今日はこのへんで。