イスラム国とかについて。その3。


神木君に掘られたい欲が爆発した結果、それがゲイノリのハウスのミックスという結晶になった感じで近日リリース予定だわ。


(追記 10/29)


ってことでアップしたんでよろしく。


http://www.mixcloud.com/Mimisemi/


あ、んで例のプリンストンイスラムの本なんだけどさ、近代のイスラム思想家のテキストが歴史的に配置されてるって感じでまぁなんつーかな、その人物に関するイントロダクション的な解説とその人物本人のテキストっていう構成なんだけどね、まぁコンピみたいなもんか。ただまぁなかなか読めないようなものばっか載ってると思うんだよねってまぁネット探せばあるかもしれないけどさ、ビンラディンのアメリカへの宣戦布告のテキストも載ってるんだけどまぁある意味でオリジナルが一番いいよね。ようは解説ってことになるとやっぱどうしても西洋的なアカデミズムの批判的な立場からのものになっちゃうと思うんだけどまぁ元のテキストなら読む人次第だからね。んでまぁ読んでて思うのは別に自分が西洋的なスタンダードに立つかどうか?ってこと以前に予想通りすげー粗野な思想だなってことだね。


リテラシーが低い国で流行りそうな思想だわーって感じだね。繊細な思考を必要とせずに何かと言えばアラーを出してきてそれで全部済ませてる感じだよね。あとそもそも元のコーランなんつったってムハンマド自体がそもそもイデオローグじゃん?軍事指導者だったわけでしょ?そんなやつが受けた神の啓示を神の言葉だとする前提がそもそもおかしいよな。まぁ神の啓示なんてありえないからまぁそりゃ聖典って何でもそりゃ誰かが書いてるものではあるんだけどさ、ただムハンマドの場合、明らかに政治思想じゃん?まぁそれ言い出すと他のユダヤ教とかキリスト教も同じだしまぁ仏教とかも統治に使われたりするから宗教全般はそもそも政治思想だって言えばそれまでなんだけどさ、なんかでもそれにしてもなんで宗教の実践となるとどれもこれも原典の内容と乖離するのかな?って本当に疑問ですよね。コーランは聖書とかと比べてより世俗臭い感じがするけどんでもまぁそれ自体が野蛮ってわけじゃないよね。野蛮になる要素は比較的強い感じはするけど。


んでもまぁあれだわ、まぁ予想通り完全にあれだよね、思想家が言いたいことをコーランを元ネタにして色々言ってるって感じだよね。んまぁでもあれだよね、そりゃ悪いものばかりじゃなくてこの本に載ってるかは分からんけどリベラルっぽいイスラムとかより現代的なイスラムとか色々あるんだろうから別にイスラムどうのって話じゃないんだよね。まぁようはただのヘゲモニーなんだよね。だからまぁイスラム国みたいなのが出来るわけだよね。過激派みたいなのはイスラム教徒の15パーセントぐらいらしいけどまぁでも15パーセントって多いよね。で、前に書いた明らかなリテラシー不足による野蛮な思想による洗脳ってのが大半だよね。あとまぁすげー原始的なメディアによる洗脳とかさ、なんかイスラム原理主義っつーか過激派ってイデオロギー的なものが持ってる邪悪な部分を全部持ってるって感じがするわ。まぁ細かいことは置いておいたとしてもまぁ基本はやっぱあれだよね、昔はヒトラーに心酔する若者なんかがドイツにもいたわけでしょ?で、まぁその後は毛沢東とかさ、なんかそこそこ知恵がありそうなヨーロッパ知識人ですらも毛沢東主義だったりしたわけじゃん?なんかそういう粗野な思想の類が一部の後進国で流行ってるっていう感じだよね。で、先進国でも例の大学生みたいなあんま考えとか持ってないやつが「なんとなく」みたいな感じで参加したりだとかさ、まぁ基本的に全般教養不足だよね。


まぁようはヘゲモニーっぽく見えるからアメリカ的なものへのカウンターヘゲモニーとかオルタナティブな社会のあり方の可能性みたいなのを感じたりとかするんだろうね。中身見りゃ雑ですげー酷い思想なわけでまともなやつなら感化されないだろうって思うんだけどまぁ感化されたりするんだよね。オウムなんかもまぁ結構頭が良い人たちとかが入ってたわけだし。まぁそういう意味で地頭と考える力って関係ないかもしれないよね。頭良くても考える力が無さ過ぎてオウムとかに平気で入ったりするわけじゃん?まぁあと創価学会とか統一教会とかまぁあの辺のも同じだよね。全部に言えるのはとにかく教義が雑ってことね。「誰がこんなのに感化されるの?」ってぐらい馬鹿げてるんだけどまぁでもレベルが低いやつをリクルートしやすい思想だから信者が増えるんだよね。まぁキリスト教とかにしても福音主義なんかは特にバカの巣窟だしさ、まぁ前にも書いたかもしれないけど基本的になんか馬鹿げた感じってのがようはリテラシーが低いテキサスの福音主義の人たちみたいなレベルなんだよね。規模は違えど創価学会とか統一教会とかでも同じだし、イスラム過激派なんかも同じだよね。


で、色々と読んでて思うのは洗練されてないってのがポイントなんだろうなって気がしてきたんだよね。バカが「これだ!」とか思って感化されやすいように出来てるっつーのかな?まぁそりゃそうだよね。基本的に指導者なんて洗脳しか考えてないわけだから。前にも散々書いたことだけどイデオロギーって本当に罪深いよね。で、まぁそれは政治思想に限らず経済にしても金融工学のモデルですらも思想足りえるし、ましてや資本主義なんて経済の体制っつーよりかは思想だもんね。それに従うかは別としてそれがある以上、行動原理がある程度規定されちゃうっていう。まぁこの行動原理を規定するってのが狙いではあるんだよねっつーかまぁ統治ってそういうことなわけで、基本的に放っておいたらめちゃめちゃになるからなんかの原則作ってそれを絶対的なものにしてそれを原理に色々決めましょうって話だからね。んでもまぁーやっぱあれよね、みんな嫌になってる資本主義的なものに対して強いカウンターを与えてるものとしてのイスラム原理主義ってのはやっぱヘゲモニーとして成立してるよね。それだけ資本主義的なものとかアメリカ的なものってのがダメになったわけだし、それがあまりにダメ過ぎるからオルタナティブっぽい道を提唱してるように見えるものが魅力的に見えるんだよね。基本的にこの構造ってまぁ詰んだ人が宗教にハマる構造そのものだよね。不安とかやり場の無い気持ちとか何を信じていいのか分からないみたいなところに付け込む感じっつーの?そりゃヘゲモニー立てる側としては人員が増えるに越したことはないから色んな勧誘の方法を取るよね。だからまぁソーシャルメディアとかの使い方が上手いとかって言われるんだよね。


んーなんかとても虚しいよ。人が作り出してイデオロギーで戦争し合ってさ、んでもかといっても宗教が悪なのか?っつーとまぁ金融やってて思うけど資本主義も本当に罪深いっつーかさ、なんかまぁざっくり言っちゃえば争いの原因が人によるものでそういう人が存在する以上、争いは続くって話なんだよね。まぁ本当にあれだわ、イスラム思想に関しては読めば読むほど気が滅入ってくるわ。あれだけ歴史があるからこそなかなか変わるもんじゃないしさ、まぁそりゃ85パーセントのムスリムが穏健なのは分かるんだけどなんかやっぱ元ネタがあると必ず悪用されるっつーかさ、まぁんで本人は別に悪用してるつもりはないっていうさ、いや、金融も構造が同じなんだよね。理念的には人や社会を活かすための金融!って言いたくなるけどまぁありゃそりゃ私腹を肥やすのに使われるよねぇーっていうさ、あとまぁかなり陰謀論寄りににはなるけど金融=ユダヤっつーイメージあるじゃん?まぁ実際にユダヤ系が多かったりするのは事実なんだけどそこでまたイスラエルとか出してくるとさ、ありゃまぁ完全にテロリスト国家じゃないですか?なんでヒトラーに迫害されてた側がナチスになるのかさっぱり分からないんだけどさ、で、まぁそこでなんか反ユダヤとかさ、反シオニズムとか反イスラエルとかそういうのをひっくるめるとまぁイスラムってカウンターにはぴったりなんだよね。資本主義だの金融だのっつーのが嫌いな人も平等主義的なイスラム社会が魅力的に見えるっていうさ、んでもだからといってイスラム国なのか?っていうと違うじゃん?あれもテロリスト国家だからねっつーかまぁテロリスト集団じゃん?


あーなんか気が滅入ってきた・・・。色々と調べる中で斬首の動画とか見すぎたのもあるかもしれないけどなんか本当に終わってるよなぁーって思ったよね。金融にしても宗教にしても根深すぎて人がどうにかしてどうにかなるレベルじゃないんだもんね。色々と知れば知るほど絶望的になるっつーことの典型だよね。まぁ金融はリテラシーとして持ってたほうがいいからすげー嫌だなぁーとか思いつつもまぁ借金をベースに金を生み出すもんだから下手な借金なんて絶対しないほうがいいだとかっていう当たり前のことが分かったりもするんだけど、んでもなんかさ、ウィルモットなんかの本を読んでて思うんだけどまぁブラック・ショールズモデルの基礎が固いのは分かるんだけどなんかああいうレベルで精度を上げるとかってなんか本当にくだらねぇー話だなぁーとか思ってさ、オプションとかも面白そうだと思ったけどまぁ実際はつまんねぇーやなっつーか金融自体がくだらないわ。まぁくだらないって分かってたけどやっぱくだらねぇーなって確信したっつーかなんつーか。まぁでもあれなんだよね、確率論とか偏微分方程式だとかまぁ金融っつーかまぁ応用数学自体は知らないことが多いからまぁ多少は面白いけどさ、なんかでも先が見えてきたよね。「あーこんなもんかぁー」っつー感じがあるよね。


一応まぁ買った本は全部読むつもりだけど。で、まぁ案の定また何をしていいのか分からないっつーか楽しいことがどんどん無くなっていく病になって精神的にヤバくなるわ。これは鬱状態なんじゃなくて色々と期待してたもんに裏切られたときの失望とかから来る鬱状態だからさ、まぁーでも多分満足できるもんって無いんだなって思ったね。数学がそうなんだと思ってたけど応用数学も大体分かってまぁそこまで面白いもんじゃないってのもよく分かったし、まぁ肝心の純粋数学のほうは前にも書いたように理論のための理論みたいになると途端にくだらなさを感じるしさ、いや、こないだトポロジーの本を読んでたんだけどまぁ物凄い虚しさに襲われたよね。「だから何なの?」っていうさ、あーもうこうなったら終わりだなぁーって思ったね。


ある程度分かるようになった結果まぁこんな感じになったってことだよね。金融に関してはまぁ半年ぐらいやってたことになるのか。まぁ割と気が付くのが早かったのはやっぱ数学の基礎がある程度出来てるから飲み込みが早かったんだと思うわ。でもまぁなんかあれだよね、よくあんなのを研究し続けることができるよねぇーって思うよね。まぁある意味あれだわな、タレブみたいな極論になっちゃった感はあるけどね。ざっくり言えば基本カオスだからそういうのを想定してない理論なんてほとんど意味がなくなるって話なんだけどマジでそうなんだよね。色々とやってて「んでもこんな前提いつでも崩れるよね」とかって思うともうめちゃめちゃ冷めるんだよね。いや、こんなくだらないもんに時間を費やしてていいのか?って感じがしてきてて。まぁでもあれだけどね、金融全般について知るってことに関しては冷めてないっつーかまぁ冷めたのは理論の部分でさ、一般教養的な意味での金融ってまだ知らないことだらけだからまぁそういう意味でテキスト的な内容のやつとかはまぁ「ふーんそうなんだー」みたいな感じで読めるけどね。まぁでもそんなに知識欲が刺激されるもんじゃないからまぁニュースとか読んでるぐらいのテンションだけどね。


まぁでも金融系はそれでも2年ぐらいは持ちそうだな。ただ数学やり始めの頃みたいな高いテンションを維持するのは無理だわ。冷めながら色々読むって感じだよね。こんなのが永遠と続くのか?と思うとすげー憂鬱だわ。やっぱ色々と知らないときに知らない分野のことを知るっていう段階が一番楽しいんだね。それが過ぎるとやっぱ冷めてくるもんだよね。なんか全部パターン化していくっつーかさ、「あーあれ系ね」みたいなさ、まぁそれ言い出すと音楽とかも同じなんだけどね。なんかだからまぁすげーつまらなくなってるわ。まぁでもあれだわ、金融に関しては実地で何が行われてるのか?とかどのくらいの知識レベルの人がやってるのか?とかそういうのは気になるよね。まぁでもレベル的には一時期ミリタリー系にハマった時と同じ感じだわな。まぁでもミリタリーサイエンスって面白いけどね。まぁ深く研究しようとは思わないけども。


あーどうしよっかなぁー。金融とイスラム思想のどうしようもなさに精神がやられてる感じだわ。今は(笑)まぁ別に両方ともただのリサーチ対象でさ、トレーダーになろう!とかムスリムになろう!みたいな動機付けでやってるわけじゃないからそんなに失望せんでもいいだろうって話なんだけどただまぁなんかもっと骨があるっつーか興味深いものであってほしかったわ。もうマジで興味ないわ。なんかその根底がどうしようもないともう他はどうでもよくなるよね。あ、あとカオス理論なんだけどね、これはdeadendですね。分野的に実験数学みたいな感じになる感じだわ。大体そんな感じかがすぐつかめるようになるから失望するのも早いんだよね。マジで何やっていいのか分からなくなってるよ。まぁこんな精神状態で「帰依できる唯一神がいます」とかって言われたら現実逃避って意味でそういうのに帰依する人も多いんだろうなって思うよね。ああいうのは楽だもんね。ただまぁその虚しさってのは痛いほど分かるよね。だからそういうのに逃避せざるを得なくなるっていうことに関してはシンパシーを感じるよね。問題はそこでなんでアラーとかがいきなり出てくるの?って話なわけで。


まぁでも「これだ!」って思えるのが無くなったり見つからないっつーのは辛いことだよね。マジで。だからまぁそこそこバカで何かを信じたりくだらない理論について色々と考え続けることが出来たほうが幸福なんだとは思うよね。なんか最近タレブのあの独特の厭世的な感じが理解できるようになってきたよ(笑)色々やってきてまぁああいう感じになるんだなっていう。あの人もまぁ理系のことだけじゃなくて哲学とかも相当やってるからね。あ、んでタレブのDynamic Hedgingっつー本が面白そうなんだよね。内容は大体予想がつくんだけどアプローチが独特で面白そう。ただ高すぎてちょっとアレなんでまぁ安く買う方法を探していつか買おうかなとは思ってますよね。そう。別に「つまらねぇーな」とかは思いつつも別に興味を失ったってわけじゃないのよ。あとやっぱリスクマネージメントって面白い分野ではあるよねってことなんだけどね。


なんつーのかな?確率論とかにしてもそれをやるのはいいとしてんでもまぁ大体どんなものか?って予想がついてる状態だと大体分かったっつー段階になったらまた「まぁそういう感じなんだな」って思って終わりになるじゃん?っていう先が見えてるって意味で何もかもに冷めるんだよね。数学を完全に知らないときは別の地平線が広がるような感覚を覚えたものだけどまぁそれに慣れると結局はまぁこういう虚しい感じに戻るんだなってことなんだよね。んまぁそりゃ何も知らなかったときに比べたらそりゃ色々分かるようになったけどだから何なの?って話だよね。無知の知っつーよりかは結局ただの無知って気がするわ。なんかまぁ知識を集めたところで何なの?って意味でね。あとまぁブキッシュな知識が実際の社会で役に立つことなんて滅多にないってよく言われるじゃん?まぁ別に知ってのが実践的じゃなきゃいけないってわけでもないんだけどさ、なんかまぁあれなんだよね、例えるなら古今東西の文学に精通してるところでだからなんなの?っていう話なんだよね。映画を5000本見たっつってだからなんなの?っていうさ、まぁそれ言い出すとまた永遠とニヒリズムのループが始まっちゃうんだけどさ、でもこれってニヒリズムじゃなくて真実だよね。だから困ったもんなんだよね。


あとこうなると俺はいつもニーチェの意志の力を出してきて解決しようとするんだけどそれも飽きたから意志の力系の話は禁止にしてるんだよね。あと仏教の悟り系も禁止ね。まぁ確かにそれで済むっつっちゃー済むんだけどなんかそれで終わっちゃうからそこに行く手前で葛藤し続けたいっつーのかな?まぁそれは葛藤したいんじゃなくてね、いや、まぁあれなんだよね、イスラム原理主義とかのアラーとかと同じになっちゃうんだよね。悟りとか意志の力とかってまぁなんか全てを解決するようなものになっちゃってさ、なんか結局それって誰かの思想に寄り添って思考停止になってるだけなんじゃない?って思うんだよね。それ言い出すと俺の考えなんてまぁ所詮はなんかのコピペだろうしさ、どこまで自分で考えててどこまでを誰かの思想とか考え方に依拠してるのか?とかまぁ分からないもんね。なんかそういうどうしようもない自分にまた絶望するんだよね。まぁあとあれだよね、イスラム国とかイスラエルだとかなんだとかまぁ色々調べてるっつってんでまぁ問題をシリアスに考えすぎなんだよね。それはあるよね。自分が悩んだところでどうにかなる話ではないんだけどなんかでもすげー憂鬱になるんだよね。まぁこんだけ憂鬱になるのってさっきも書いたように予想以上に問題が根深いからなんだよね。


アメリカvsイスラムみたいな構造もめちゃめちゃ根深くてさ、んでも特にまぁ誰かが何をするでもなく過激派が過激派のままだし、なんだかんだで結局グローバリゼーションは進むしさ、金融の構造的な問題なんつってもまぁずーっとまた放置されるんだろうしさ、で、まぁまたバブルが起こって恐慌が起こってっつー繰り返しじゃん?なんかもうホントうんざりするよね。だから現実逃避だ!っつってゲームをやるっつってもゲームにも飽きてきたしさ、あと映画とかも見過ぎて見るのが無くなってきてるし、マジでどうしたらいいのか分からないよね。多分、俺みたいなのってポストモダン的な何もかもを消費しつくしたっつー世代の第一号なんだと思うよね。まぁ基本そんな時間無いからそんな風にならない人が大半なんだけど、どういうわけか好きなことばっかやれる少数のやつは世にあるものを消費し尽して飽きるんだよね。だからまぁ創作活動とか芸術って凄く良い活動なんだけど、まぁたまに思いついたりすることもあるけどまぁーずっとそれやれるほど創造性が豊かなわけじゃないしね。


まぁでもこれってmake senseではあるんだよね。昔は映画館とかに行って決められた時間しか見れなかった映画を四六時中見れるとかさ、それこそ二倍速とか三倍速とかで見てりゃそりゃ消費しつくすよなぁーっていうさ、過去のアーカイブも含めて色々な情報が膨大にあってもやっぱ情報へのアクセスの速さって凄くてさ、一瞬で手に入ったり見たり読めたりするからこそすぐ読み終わったり見終わったりしちゃうわけだよね。そんなのを何年もやってればそりゃネタは尽きてくるだろうって話だよね。まぁ消費しつくしたかどうかは別としてまぁ消費してないにせよ消費しつくすのが目に見えてる中ではやっぱ別世界って魅力的に思えるよね。だからまぁ宗教とかって流行り続けるんだよね。むしろ理性を突き詰めれば虚無に突き当たるからそういうのに突き当たった人が実存的な救いを求めて一気にそれまでの論理とか捨てて宗教に没頭するようになるのも分かるよね。基本まぁゲームとかに没頭する現実逃避なのは間違いないよね。生まれつきそういう宗教の国に生まれたってことなら別だけど、特にそういうわけでもないやつが急になんかの思想に入れ込むようになるのって大抵が背後にこういう虚無があると思うんだよね。エコロジーとかアニマルライツとかも同じだもんね。実際の地球とか動物っつーよりかはそういう運動にコミットできるっていう実存的な救いのためにやってるんだもんね。まぁ本人達はそう思ってないんだけどね。あとさ、あれなんだよな、呆れたのがさ、オリバー・ストーンウォール街っつーのを見たんだけどさ、マイケル・ダグラス扮するゴードン・ゲッコーってまぁ目も当てられないようなやつじゃん?でも呆れたことにオリバー・ストーンの思惑とは別にゲッコーに憧れる連中ってのがいて、ゲッコーに憧れてああいう業界に入ろうとするやつらとかが相当いたんだってね。オウムのドキュメンタリー映画を見てオウムに入ろうと思うようなもんだよなこれって(笑)


去年5ドル万で買った絵が今は50万ドルで売れるんだ!とかさ、「で?」の極地ですよね。だからなんなの?っていうさ、リッチな生活してクルーザー持ってて自家用ヘリとか持っててんでだから何なの?って話じゃん?そういう虚構とか虚しい感じを描いたのにも関わらずその虚構に憧れる人っているんだよね。だから何なの?って負け犬の遠吠えじゃなくてさ、実際にリアルに物質的にどんだけ色々とやろうが虚しいもんは虚しいじゃん?まぁそれを虚しいと感じるかどうかは価値観次第だからまぁ別に否定することはないんだけどね。まぁ実際にそれが楽しいんであればそれで結構な話だからね。でもまぁ他に迷惑かけるなって話しだよね。ゲッコーなんてクソじゃないですか?会社を買い叩いて会社を解体して設備だのを売り払って職員の年金なんかもガッポリいただくとかさ、やってることは破壊行為ですよね。ゲッコーが言うgreed is goodっつーのとイスラム原理主義が言う場合のallah akbarって何が違うの?って話ですよね。アメリカってゲッコーみたいなのがまだゴロゴロしてると思うんだけどさ、ああいうやつらが口をそろえて言うのはさ、違法じゃないわけだし、個人が利益の追求をして何が悪いんだ?ってことなんだよね。


イスラム原理主義も一緒だよね。西洋の法では違法かもしれないがイスラム法で考えれば違法じゃないどころか異教徒を排除するのはむしろ良いことであるみたいなさ、なんつーのかね?決定的な倫理観の欠如っつーのかな?まぁだから両方過激派なんだよね。いや、アメリカもホントやりすぎなのよ。実力社会だの金が金を生み出して何が悪い?みたいな考えとかさ、行き過ぎたキャピタリズムですよね。結局まぁ行き過ぎてて過激思想になってるんだよね。で、違法じゃなかったら誰かを騙していいとかさ、それによって誰かが死のうがかまわないとかさ、基本的になんつーか利益を追求するって行動原理になるじゃん?アラーのために闘うってのが行動原理になるのと同じだよね。だからまぁ行き過ぎた利益追求をしてるやつらってのは人のこと言えないんだよね。イスラム過激派とかと同じような破壊的行為をしてるわけだし、そういうやつらが破壊行為を続けるからにはやっぱそれに対抗するイスラム過激派ってのがある種の説得力を帯びてしまうっていうことになるじゃん?


まぁ分かりやすく言えば極端な利益追求ってまぁようはブラック企業の論理なのよ。人がどうなろうが知ったこっちゃないって話でしょ?で、そんなもんで溢れかえってる中でそれに抗うヘゲモニーがあるらしいってことになればそっちはそっちで問題があっても比較優位になっちゃうんだよね。まぁ極端な言い方をすればさ、テロで大量の人が死んでる国とさ、国の不健全さで自殺者が年間3万人以上いる国とさ、どっちが酷いんだ?ってどっちも酷いんですよね。結局まぁイスラム国のヘゲモニーってこれに尽きるんだよね。程度の差はあれ色んな先進国が詰んできてるわけじゃん?その詰んでる感じが本当にヤバいレベルになってるからだからイスラム国みたいなのが比較優位になっちゃうのよ。あんなのがまだマシに思えるってどんだけダメなんだよって話だもんね。でもまぁ実際ダメだもんね。実際ダメだからこそやっぱイスラム国的なものはカウンターヘゲモニーとして存在し続けるよね。ああいうのに参加させないようにするには国をまともにするしかないのよ。


物理的に禁止したって無駄よ。思想なんて伝達するもんだし何より人間は絶望から逃れようとするわけだからさ、その国で生きるってことがそのまま絶望に繋がるんであれば他のどんな狂った国でもとりあえず食えるならそっちを選ぶってことにもなっちゃうじゃん?だからまぁ一概にイスラム国に参加するようなやつらが悪いって言い切れないんだよね。それはまぁ例のプリンストンイスラムの本を読んでても資本主義末期っつー今の自分が生きてる時代のコンテキストから見るとある種言えてる部分とか説得力が妙にあったりする部分もあるからね。んだからまぁ感化されるやつらが増えてもおかしくないよなーとは思うよね。なんつーかさ、なんであんな狂ったものに参加したり感化させられるのか?っていうのはさ、いや、それは不思議に見えるかもしれないけど実際はそんぐらい先進諸国が劣化してるってことなんだよね。だからこれって別にイスラム過激派とかイスラム国だけの問題じゃないんだよね。むしろ各国の問題でしょう。


日本で言えばさ、テロで大勢の人が死んでるっつーけど3万人以上が年間自殺をしてるわけじゃん?って言われれば「それは違う問題でしょ!」っつー突っ込みはあるにせよ、んでもどっちが酷いか?ってまぁ比べられないぐらいどっちも酷いですよね。そう。もうこういうのがある限り無理よ。イスラム原理主義みたいなのは存在し続けちゃうよね。あとまぁ日本もこんな状態が永遠に続けばマジでイスラム国に参加するやつとか増えると思うんだよね。そんぐらい先行きが見えないからそれだったらまだイスラム国のほうがいいってことになっちゃうもんね。ましてやブラック企業が蔓延してるような資本主義のクソみたいな部分が散らかってる社会にずーっといればイスラム的な論理がずいぶんと清いものに見えちゃうと思うんだよね。まぁこれもまさしく比較優位っつー話なんだけど。でもマジでヤバいよね。ブラック企業的なものが蔓延し続ける日本への唯一実行可能な武力的な抵抗がイスラム国に参加することだってことになったらまぁーそりゃー入る人増えるよね。イスラムどうのっつーよりかはブラック企業を憎むっていう気持ちがカウンターヘゲモニーを樹立しそうに見える過激思想に向かわせるわけだから。各国でシンパが増えるっつーのはそういう意味で語弊があるかもしれないけど凄くわかりやすい話だよね。んーまぁそうなることもあるだろうねぇーって感じだもんね。


まぁだから別にこれはイスラム国に限らず過激思想全般に言えるんだよね。ブラック企業が蔓延し続けて永遠と規制されないで合法的に存続し続けられるような社会が存在する限り過激思想は無くならないしっつーかむしろそんなのが永遠と存在し続けるってことは法がちゃんとしてないか機能してないってことになるからぶっ壊すしかないって発想になるでしょ?だから武力ってことになるんだよね。イスラム国に参加するってことは直接日本のクソな部分を攻撃するってことにはならないにせよ、共通した行き過ぎた資本主義っつー世界に対抗する手段ってことになるからね。ようはある意味で間接的に日本を攻撃することができる唯一の方法にもなりかねないわけだ。そもそもイスラム国がヘゲモニーを樹立しようとさせてる限りはその構図は成立しちゃうもんね。だからそれを成立させてるのって何なの?ってそれは日本でありアメリカだよね。まぁようはその国を見限ってイスラム国に参加する若者達が生まれ育った国々全般がそのヘゲモニー樹立のきっかけを作ってるってことになるよね。だから根強いんだよね。だからシンパが増えるのは全然不思議なことじゃないんだよね。だから相当マズイことだと思うんですよね。ずーっとこんなのが続くってマジで悪夢ですよね。イスラム国は経済制裁なんかを受けつつもシンパを増やして活動し続けて先進諸国では断続的に小規模なテロが起こり続けるってもう最悪のシナリオですよね。まぁでもそれは無いとは言い切れないってのが現状なんだと思うわけよ。まぁ長々と書いたけどさ「根深いんだよねー」っていうのはまぁそういうことなんだよね。書くのが面倒だったから「根深い」で済ませようと思ったけど筆が進んだんで書けましたね。やっぱ過激派とかが言うようなことにある種の論理的な整合性が成立してしまっているっていうその状況自体が危険なんだってことだよね。


まぁそんな感じですわ。あ、んで神木ミックスは近々アップするんでその時はよろしくね。んじゃまた。