ゾウさんのお鼻を持ち上げて彼女をびっくりさせよう!

mimisemi2007-03-21

トレパネーションってのが気になったんだけど、頭蓋骨に穴を開けることで、脳の血流を良くするってものなんだけど、結果的に倦怠感とか鬱なんかを
感じなくなって、エネルギッシュな毎日がおくれるんだそうだ。頭蓋骨に穴を開けて、それを閉めないで皮膚だけ閉めちゃうっていうもんなんだけど
とにかく生まれ変わったような気分になるらしい。俺みたいなのにはピッタリだな。安全性があるんだったらすげーやってみたい。いや、マジで。
もう俺がつくづく思うのは、自分はたいした人間じゃない割に、それでいて自分が持っている脳の何パーセントしか使えておらず、毎日が完全な状態では
無くて、なんらかのハンデを背負ったまま日々を生きているってところなのね。気分屋っつーか、恐らく脳のアレだと思うんだけど、浮き沈みが激しくて
凄まじく活動的な日もあれば、全く体が動かない日もあったりする。まぁ昔みたいな極端な鬱状態ってのはないんだけど、いまいち外に出る気も起こらなくて
例えばランドリーに行くとか食料を買いに行くとか、そんなのすらもやるのが億劫ってのが8割ぐらい。2割の奇跡が起こるとランドリーにいけるし
買い物にもいける。ただ残りの八割は今日みたいにずーっとネットでなんか読んでるとか、動画見てるとか、たまに映画みるとか、そんなんなんだよね。
曲を作るのも活動的なテンションが必要なんで、滅多に作れることが無い。ただ先月みたいに今まで溜まっていた精液を放出するかのごとく
ずーっと没頭して何十曲が出来るときもあるんだけど、また停滞期が来て何も出来なくなる。でも例えば頭蓋骨に頭を空けるぐらいで毎日がその
オンモードでいれるんだったら俺は穴を開けたいなーって思うわけね。あとは副作用が無い向精神薬みたいなのが出来たら飲みたいね。
いや、もちろん肝臓にもそこまで負担が無いぐらいのやつで。なんか俺の場合、創作意欲とか何かに没頭するときってのは不安定なときが多くて
なんかしら脳に異変が起きているときのほうが、何気に能力を発揮できることがあったりするんだけど、今みたいに落ち着いてるとあんまり
それが無いね。まぁ不安定なのも辛いんでどっちとも言えないんだけど。思いのままに脳をいじることができたらいいのになー。常に全てをフルに
出来たら最高じゃない?毎日がハッピーでポジティブよ。

笑うセールスマンをさ、Youtubeで見てたんだけど、改めてみると凄いね。これ。特に今見ると社会の病理をはっきりと映し出しているような感じね。
当時は割とメタファーじゃないけど、もしかするとこうかもしれないみたいなほのめかしだけど、今見るともうリアリティーそのものだね。
それだけ特に今は社会の問題が分かりやすく浮き出てるってことかね。なんか思ったのがこれって例えば海外に日本を紹介っつーと変だけど、
字幕つければ日本以外の人がディープな本質的な日本社会を理解するのに最適なものだよね。これって所謂、教訓めいた話が多いんだけど、
明らかに日本的なのが多いし、日本社会や日本人気質から来ている問題が多い。一般的にも通用するような「甘い話にはご用心」とかだったら
世界共通かもしれないけど、これはかなり日本社会に根ざしてるものだよね。あからさまな会社での縦社会とか、受験戦争に巻き込まれて
おかしくなってる子供とか、収入が低くて狭い家にしか住めないサラリーマンとか、長距離通勤してるサラリーマンとか、結婚生活の虚しさとかね、
書いたらきりないんだけど、いやーすげー面白い。ティピカルな日本って感じだけど、ある意味、これも日本でしょ。でもそういえば特に若い世代は
会社への忠誠心みたいなのが過去に比べてなくなっているらしい。まぁ統計なんだけど。これはいい傾向だね。縦社会はいい部分もあるかもしれないけど
ホント、笑うセールスマンじゃないけど、ネガティブな働きをする場合が多い。あれだよ、ホント、個々がもっと独立するべきなんだよね。精神的にも
社会的にも。

ところでエルフィンリートっていう漫画があるんだけど、これがかなりキてる内容でね。なんか特にアニメが日本より海外での評価が高いってのを
見て調べてみたら、俺の大嫌いな所謂、秋葉系の萌えな絵でこれでもかってぐらい美少女が出てくるんだけど、凄惨を極める内容と、今までに
無かったぐらい人が大量に死んだり、とにかく死に方が俺好みのものばかりなのね。あのアキラの鉄男が「くるなー!」っつって人がグチャってなる
サイキック系のやつね。あれが特に好きなんだけど、これは鉄男の100倍ぐらいな感じで。で、嫌いな萌えも耐えれば良いコントラストになっていて、
例えば全然死にそうに無いメインキャラクターになりそうな美少女キャラが何の前触れも無く死んだり(首が飛んだり体が砕けたり)ときメモみたいな
ティピカルな美少女アニメチックな展開の後、唐突に残虐シーンになったりして、このコントラストが凄くいい。ようはメインを萌えと捉えず、
この残虐性やサイコ性を引き立てるための正反対な存在としての萌えやら美少女と考えるとなかなか耐えられる。というより引き込まれる。
美少女キャラなシーンは見てて胸糞が悪くなるんだけど、コントラストを引き立てるための存在としてみると全然大丈夫なので不思議なもんだ。
これが恐らくオタクを問わず海外で評価される所以なんだろう。ちなみにAmazonでコンプリートセットを買っちゃったんだけど、かなり気が引けてた
んだよね。美少女アニメのボックスセットを買うなんて・・・。ただ見てみたらはっきりいってこれは美少女アニメなんかじゃないんだよね。
いやー大正解。かなりのバッドテイストだね。これは。バッドテイストというか、エヴァ系の人間不信というか、人間のダークな部分というか。
完全にエヴァ系の雰囲気とか作りなんだけど、もっとディープかね。まぁエヴァを出すと、あの普段の生活とディープな本編のコントラストという
意味だと、まぁ別にこれが最初じゃないんだけど、絵が気持ち悪いということで見ないのは相当損だね。これは。かといって店頭で買えるかと
言われれば難しいところだけど。で、結局、ぶっ通しで全部見たんだけど、ルームメイトが帰って来てから、なんとなく音を聞かれるのが嫌で
ヘッドフォンに変えたからね。物凄い美少女声優声がこだましているので。アニメ版の原作版は全然違うらしいのと、やっぱ原作版のほうが
いいらしいんだけど(ディティールとかっていう意味でかな?)アニメ版も良かったよ。かなり。絶望的なテーマの中のコアになっているのが
愛だったり絆だったりするのもいいんじゃないかしら。あれで単純に話が人間不信とか人間は滅びるべきとかだと、妙にシニカルになりすぎて
偏っちゃったりするんだろうけど、愛が軸に来てるところがなかなか引きこまれる部分なんじゃないかと。あと日本のアニメなんてこっちに来てから
全然見てなかったんで久しぶりにいいなーって感じだったよ。映画じゃない魅力があるよね。やっぱ。このコンプリートセットを出してる会社が
他の日本の割とマニアックなアニメも出してるみたいなんで、若干チェックしたくなってきたかも。特にNoirGantzというのが凄く気になるな。
こうやって見てみると海外で日本のアニメが人気がある理由もわかるね。なにしろこっちにはこういうテイストのものが他では一切無いからね。
もうこれでしか味わえない雰囲気とかがある。別にこのエルフィンリートに限らずね。日本の場合、アニメが色々あるんで、まぁ当然のように
鑑賞物としてあるけど、海外では日本のアニメっていうのは凄く特有のもので、さっき書いたのと同じことになるけど、代わりがないっつーか、
これしかないのと、凄く独特の雰囲気があるんだよね。ましてや他のものがアメリカ映画やドラマやアメコミ系のカートゥーンしかなかったら
なおさらだ。まぁ大半の国というか、ほとんどの国がそうだよね。なんかやっぱ日本のアニメって凄いかもしれない。思い返してみると
アキラやら攻殻機動隊やらパーフェクトブルーやら妄想代理人やら老人Zやらキリないけど、そりゃ人気出るわって感じよ。表現力に関しては
その辺の映画じゃ太刀打ちできないクオリティだもんなー。ましてやエルフィンリートみたいな病んだ感じのは病んだ国からしか出てこないよね。
ホント、日本的な絶望感とネガティブさが凄くいい。汚い服装の子に対して周りが冷たいとか、店の店員は相手にしないとか、ひそひそするとか
こういうところに物凄い日本的な部分が出てる。こっちにいるから余計に際立って見えるんだろうけどね。人間関係のドライさとか、冷たい部分とかね、
あとあの主人公の彼女の愛するが故の嫉妬深さとか、なんからんまのあかね思い出したんだけど、あんなのも日本じゃないとないもんね。ああいう描写は。
何気にリアルにああいう子はいないんだけど、ああいう描き方をできるのは日本だよね。なんか萌えだけの範疇で評価されるのは惜しい感じ。
まぁあの絵とか美少女アニメな演出とかに残酷描写以上に嫌悪感を感じる人もいるだろうから、まぁ結果的に残虐性と美少女性という、二つの濃い部分を
持ってる作品なんでマニアックなんだろうけど、マニアックで済ませられない良さがあると思うね。こんなにいいのは久しぶりに見たよ。マジで。
それにしても日本のアニメーション(テレビアニメではなく)ってのは海外で評価が高いっつーけど、Amazonで調べてみて、まぁそのソフト化というか
手に入りやすさが本国以上なんじゃない?ってぐらい凄くて驚きだね。もう有名で人気があるのはDVD化されていたり、スペシャルパッケージだの
コンプリートボックスだの、日本で作ったら妙に高くなりそうなボックスが意外に100ドル以内で抑えられていたりして、需要の高さを物語ってるね。
エルフィンリートも3枚組みの全話収録で45ドルぐらいだったし、安いよね。かなり。下手すれば一本4800円とかいうDVDがある中で、全部見れて
45ドルは安すぎ。あと他のアニメも劇場版じゃない、ようはOVAの全巻を集めたようなやつ(500分とか600分ぐらい)も90ドルとかであったり、
店によっては新品が60ドルで手に入ったり、なんだか凄いやね。あれかね、アニメもそこまで商業ベースにならなくても、結構マニアックなアニメを
小さい規模でそこそこのものを作れるようになってるんだろうね。最近は。最近っつーか2000年以降とかかな。いやー攻殻機動隊の特に2を
もっかい見たくなったなー。ホント、好きなのね。俺。サイバーパンクなやつ。なんだろう。フェイバリットを挙げると、老人Z妄想代理人
パーフェクトブルー攻殻機動隊1・2、アキラ、人狼オネアミスの翼、メモリーズ、アヴァロンとかかな、今浮かんだのだと。
まだ若干あったと思うんだけど、まぁどれもこれも世界に誇れるやつばっかだよね。なんつーか低俗なアニメとアニメーションの差が分かるでしょ。
この俺のリストって。ホント、特に最近思うのが良いのって限られてるなってわけで、いろんなものを偏見なしに接するということが本当に
重要なんだなって感じるわけ。限られてるからこそ貴重なんだよね。あとは昔ほどまだ見てないってのが少なくなってきてるから(特に10代の頃よりは)
余計に本当に良いのはある程度見ちゃってるってのはあるよね。まぁそれでもまだまだあるってのは分かるんだけど。

そういえば割と新作で、Calvaireってのを見たんだけどすげー残念だった。邦題はビデオバブル期並に最悪で変態村ってタイトルなんだけど、ホント、
たいしたこと無かった。ギャスパーノエ関連の人のやつなんだよね。これ。だから見たんだけどホント、イマイチだった。ある売れないシンガーが
ブレアウィッチみたいな林に迷い込んで変な村に行き着くって話なんだけど、いつになったら変な村とその狂った住人達が出てくるのかなー?とか
思ってたら、一人の変なおっさんとのやりとりが映画の大半を占めていて、肝心の変態村ははっきりいって出てこない。後半、数人が新たに
出てくるんだけど、はっきりいってたいしたこと無いまま話が終わる。テキサスチェーンソーの食卓を思わせるようなシーンがあるんだけど、狂ってる
感じはテキサスチェーンソーの10分の1にも満たないし、全てにおいてイマイチ。話のオチもないし、この村の住人が何者だったのかも分からずじまい。
終わり方もテキサスチェーンソーみたいに逃げ切って終わりっていう感じだし、それでいて狂い方とか閉じ込められ方が中途半端なんで、逃げた後の
開放感も無い。テキサスの場合、逃げ切ったときにトラックだかの黒人の運転手が車に乗せてくれるシーンなんて、この黒人のブラザーが天使のように
感じられるぐらい鑑賞者も「助かったー」って感じがする。最初見たときはこの運転手も変態仲間なんだろうなとか思ってたんだけど、そう思わざるを得ない
ぐらい閉じ込められてる感じがあるんだよね。でもこの変態村なんて頑張れば逃げ出せそうな感じだし、変態たちの変態度がたいしたこと無いんで
怖くも無いから別にいてもいいかなって気分になってくるぐらい。俺の感覚で言うとね。で、年明けぐらいに帰るかみたいなそんな感じ。
まぁたいしたことありませんでした。期待してたからね。かなり。とりあえず次はメシ代を削ってNoirを買ってみようかな。Noirに関しては50ドルチョイで
7枚組みのボックスが買えるんだから幸せだわ(ディスカウントプライスね)

デイザーはすげー昔のやつ。湘南ベースって曲。継接ぎだけどね。

http://mushroom.cage.to/mp3/shonan_bass.mp3

ところでエルフィンリートのDVD、日本のAmazonで調べたら2話収録のやつ(50分)が5000円なのね。いやー驚き。日本ってDVDとCD高すぎだよね。

Palimpsest

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