おかまエルサレム。

mimisemi2007-03-28

そういえば急に思い出したんだけど、精肉のバイトをしていた頃の話なんだけど、年末に惣菜のセクションで、なぜか外で天ぷらを売るんで人が必要ってなことでまぁ誰もやるわけないんで精肉の俺が選ばれたんだけどさ、もうすでに意味分からないでしょ?だいぶ前にウォール伝に書いたかもしれないけど。なんかね、もう過疎化したようなしょうもない団地の一角にある寂れたスーパーだったんだけど、デカイスーパーよりは暇だろうなんて勝手に思ってたら実際は客が少ないか、貧乏な客しか来ない経営難なスーパーだったんで人がいないのね。だからもうホント、こき使われてた。まぁそれはともかくこの天ぷらなんだけど、当日はクソ寒くて、雪が降ってて風も吹いてるみたいな日だったんだけど、なぜか熱々の天ぷらを外で売るわけよ。で、俺が売り子なんで、テーブルを並べてそのテーブルに熱々の天ぷらを並べて売らなきゃいけない。しかもクソ寒い日に。で、売る前にキャシー塚本みたいなマネージャーのババアから「声を出して売るように」とかいかにも日本的なわけの分からないことを言われて、「てんぷらいかがですかー!」って雪が降ってる寒い中、凍えながらやってたわけよ。時給750円よ。で、来るお客さんは異様なものを見るような目つきで「なにやってんの?」みたいな感じでこっちを見てくる。で、たまに買ってくれるお客さんがいるんだけど、こういうお客さんってのは
「寒いのに大変ねー」って同情して買ってくれる人ばっか。あるおっちゃんも「なんでこんなさむぃー中、てんぷら売ってんのよ?」なんて言いつつ買ってくれたり。で、俺があまりの寒さに足を動かしてると、塚本が「そんな寒がってちゃ客来ないよ!我慢しなさい!あんた男でしょ!」とかわけの分からないことをまた言ってくる。なぜか日本の組織って、こうやって目上の者が下のやつに対してモノを言うとき、理不尽なことでもなんでも許されるみたいなのがあって、子供にしても「妊娠するなんて仕事に注意がいってない証拠だ!」とか「三人も子供なんて持つから仕事が上手くいかなくなるんだ!」とかいうのが平気でまかり通るからね。そんなもん少子化も進みますよ。前にも書いたけど、こういう日本社会の内情を見るとっつってもまぁ社会に出てないから分からないけど、いろんなのを見てるとはっきりいって経済面でだけ先進国で社会のレベルや民度みたいなのは後進国もいいところなんだよね。本当にいらないバカが多いし。少子化っつーけど、俺が思うにそれだけいらないやつも多いと思うんだよね。だから少人数の精鋭で社会をやっていけば、逆に今みたいなお荷物をかかえてるよりマシなんじゃない?って思うんだけど、まぁ単純に物が売れなくなって、GDPも減るんでヤバいけどね。ただ経済大国じゃなくて、アジアの一国ぐらいのレベルで気負うことなくやってけば、そこそこやってけると思うんだよね。なんだかんだで優れた人も多いし。で、無駄なバカも少なくなって、バカが住む家にはちゃんとした人が住んで土地が無いなんてこともなくて、仕事も人手が足りないぐらい雇用が充実してたりなんかして。ただ最悪なのは今の比率で単純に人が減ったら最悪なんだよね。バカでも経済発展に貢献してる部分はあるからね。まぁ別に人が減ったからってバカが減るわけじゃないんでまぁあんま意味無いか。これは。それはともかくてんぷらさ、もうマッチ売りの少女でしょ。まだマッチ売りの少女は分かるよ。マッチ売らないとやってけないから、わざわざ雪の中売ってるわけでしょ。でも俺のバイトの場合、外で売る必要ってのが全く無い。あとあえて天ぷらをテーブルに並べて売るってのも意味が分からないけど、別にそんなの室内でやればいいのに、なんで冷めちゃいけないようなものを雪の中売らなきゃいけないのか。さっぱり分からん。ホント、俺って日本でロクな経験無いんだよな。これが3年前の最初にニューヨークに来る一ヶ月ぐらい前の話なんで、ギャップが凄いのよ。こんなわけ分からないことをされた後、ニューヨークに来たもんだから、こっちがいいって当然思っちゃうのも分かるでしょ。なんてレベルの高い街なんだ!って。この時からもうファーストインプレッションで、こっちに永住してーとは思ってたんだよね。ただあまりに根拠の無いアレなんで誰にも言えなかったけど。日本で天ぷら売ってるよりよっぽどいいからね。若い人が働きたくないっていう理由の一つに経験したバイトなり職場で酷い目にあって、二度とあんなところで働きたくないっていうのがあって、またバイトなり仕事なりを始めるのが怖いっていう人がいるらしいけど、本当に俺は分かるね。っつーか俺もこういう人だから。経験してきたバイトが全部こんなんだからね。で、会社も恐らくこういう低レベルな次元の人間関係を強要されるってのが多いってのが分かったら誰もそんなの働こうって思わないよ。まともな人だったらね。ウチのオヤジの会社での話を聞いててももう絶対会社なんて入りたくないっていう考えにひたすら傾くような話ばっかだし、そういや、英語学校で雇用についての話題になったとき、インテリ先生は日本の俺らの親の世代が会社で嫌な思いや散々な思いをしてきてるんで、子の世代が親の世代の失敗から学んで、会社に入ろうとしないってのは割と日本でコモンセンスみたいなのを知ってて、んじゃ知ってるってことは、ニューヨークタイムスのコラムかなんかで載ってたんかな?って思ったのね。アメリカにまで情報がいってるなんてちょっと驚きだったのよ。「なんで知ってんの?」みたいな感じで。日本って逆に士気を低めるし、直接的な経済的な打撃があるから報道しないのかもしれないけど、逆に海外のほうが本当の日本の現状が客観的に報道されてるのかもね。国益とか関係ないから。今度、エッセイの宿題とかあって「最悪な経験」みたいなのについて書くことがあったら天ぷら事件を書こうかな。先生のリアクションとかが楽しみなんだよね。「あーやっぱ日本社会ってバカの巣窟なんだな」って思うだけだろうけど。で、俺みたいなことを書いたら日本から見ると売国奴の左翼になるわけでしょ。もうバカバカしくてやってられない。アメリカも日本のダメダメ部分をかなり知っているから、恐らくナメている部分もあるんだろうな。かなり。アメリカ人はもう無理になったけど、日本人ならまだ騙せるなみたいな。そういえばアメリカのタバコ会社がかなり昔なんだけど、タバコを売るためにわざと中毒性のある毒物みたいなのを混ぜて売ってたんだよね。いや、ニコチンとかじゃなく。で、それがバレたのが大スキャンダルで、なんかの映画にもなったらしいんだけど、それがきっかけってわけじゃないかもしれないけど、アメリカ全体でかなりの禁煙ブームが起こったんだよね。で、アメリカのタバコ会社はどうしたかっつーと、まず広告を主に第三国の人たちとか低所得の人たちが住む場所に設置し直したり、マーケットを日本に変えたりしたらしいんだよね。白人はもう気がついちゃったんで騙せないんで、んじゃ次はバカな低所得層と有色人種だみたいな発想だったらしい。で、この時期(恐らく90年代初めぐらい)にアメリカのタバコ会社が日本での宣伝に以前にも増して力を入れるようになって、ハリウッドスターなんかも起用してたんだよね。で、このハリウッドの俳優ってのも、本国に知られちゃ名声が下がるぐらいの行為なのは分かってるんだけど、日本だったらバレねーべってことで、タバコの宣伝に出てたらしい。日本ってつくづくアメリカとか他の国にやられてるわけよ。日本人が元々喫煙好きな国民性なんじゃなくて、完全にメディアにやられてるわけ。で、禁煙ってのがもてはやされると禁煙者が増えてくるんだけど、これもメディアね。自主的に禁煙する人なんて健康に問題がある人か、なんらかの気がつくきっかけを得た人だけで、大半は惰性で吸ってるわけよ。ただみんなが禁煙って言い出すと禁煙するの。バカバカしい。主体はどこにあるんですか?って言いたい。こんなことまでメディア絡みなんだよね。アメリカのマーケティングの発想もかなり差別的なんだよ。白人は無理だから次はアホな猿どもって発想だから。で、こちら側の黄色い猿どもも遅れを取ってるからいいようにやられるわけ。んだったら最初っからアングロサクソンのあんちきしょうとタメを張れるぐらいの意識でいればいいのにそうじゃないからいいようにされるわけ。別に白人とか欧米型の社会なりを手本にして基準にするって意味じゃなくて、負けてちゃダメってことなのよ。たぶん俺が思うに日本が独自の文化とやり方で発展していったらかなり強い国だと思うよ。マジで。ただ不幸なことにバカばっかりの国になっちゃったから、恐らくもう再起不能なんだけどね。そのうちアメリカからも相手にされなくなるんじゃない。あーもう中国にもインドにも韓国にも越されて、ただのアジアの一国になっちゃったーみたいな。なりかねないよね。マジで。どうすんだ。マジで。で、子供も減ってるなんてもう無理じゃん。また産めないって環境にあるわけでしょ。なんか自分で自分の首を絞めてるよね。だからいつまでたってもアングロサクソンが基準になっちゃうんだよ。情けないことに。で、トップはユダヤ人みたいな。

まぁいいや。で、エルフィンリートを一気読みして、あと2巻で終わりなんだけど手元に無いわけね。で、紀伊国屋行ってきたんだけど、無かったね。で、本を数冊買ったんだけど相変わらず恐ろしい値段。900円ぐらいのコミックが15ドルとかで、円に換算すると二倍近い。バカなことに何冊も買っちゃったんだけど(3冊は俺にとっては必須みたいなやつだったんでいいんだけど)何冊も買うんだったら、日本のAmazonから買ったほうが安いんだよね。調べたら送料が1700円か、一冊あたりにつき300円の手数料で、買った合計によって高いほうが適用されるとのことだったんだけど、明らかに紀伊国屋より安い。紀伊国屋は下手すると一冊あたり500円ぐらい余分に取られるんで、6冊ぐらい日本のAmazonで注文して買ったほうが明らかに安い。なんだろうね、何百円って世界は物凄く高く感じるね。紀伊国屋で買った後「あーマズったなー。もう何も買えない」ってな気分で、帰りに近所のスーパーで買い物したら食品が凄まじく安く感じたのよ。オーガニックの卵が3ドル!!コーヒーフィルター100枚入りが1ドル!!とかね。恐らくNYCの紀伊国屋は世界一高い本を売っているに違いない。あ、でもイギリスの出版社のやつとか、UK盤と同じでクソ高いけどね。紀伊国屋は店員の態度が良いのはいいんだけどもう高くてダメだな。そういえば去年の夏ごろ行って以来だったけど、いくと何か買っちゃうから、絶対行かないようにしよう。まぁ日本語の本が手に入るっていうだけでありがたいんだけど、まぁAmazonで買えばいい話だからね。はっきりいって。紀伊国屋って逆に洋書を日本でめっちゃ高くして売ってるよね。悪徳本屋かしらね。ダマされたなー。マジで。ただ売れないのか分からないんだけど、日本の書店であんまし見ないようなのが残ってたりして、後ろを見ると初版だったりするのね。ってことは仕入れてから一回も売れてないってことだ。でも競争が無いんで、常にお客さんがいるのね。あんだけ高くてもしかたないから買うわけだ。金持ちの日本人が集まってるってわけじゃなくて、あそこで買うしかないっていう感じなんだろうな。ただあそこで何冊も買うのはマジでバカバカしいな。ただ日本のAmazonで400円ぐらいの文庫に対して300円の手数料がつくってのもキツイんだよなー。まぁ紀伊国屋も全体的に4ドルから5ドルとか、高いのだと7ドルぐらい上乗せして売ってるんで選択肢がないんだけどね。そう思うとブックオフが凄まじく良心的に思えてくるな。ブックオフの値段は中古で定価と同じか若干高いぐらいかな。でも全然マシ。いやー日本の本買おうとすると凄まじく高いね。不便っつーか。マンハッタンの紀伊国屋はマンハッタンのど真ん中にあって、なんだかたいそうなオフィス街の中にあるのね。で、俺が100カ国協議って呼んでる場所があって、いつもいろんな国の旗が並んでるビルがあるんだけど、そこの近く。あんな場所にデカイ店構えてるんで場所代が半端じゃないんだろうな。別にあんなとこに建てなくてもいいのに。しかもセキュリティが2人ぐらいいつもいるし、維持費が凄くてたいして利益上がってなさそう。だから本の値段をあげるしかないんだろうなー。前からどうしても読みたかった千利休っていう漫画があって、我慢できずに買っちゃったんだけど、これってのが1700円が25ドル。っつーともう3000円近いわけ。そんなのを買った俺の金銭感覚って何なのよ?ここが狙い目なんだろうなー多分。希少価値なんだよね。あそこにしかないし、あそこで買わなかったら恐らく手に入らないっていう。だから買っちゃうやつがいるんだよ。俺みたいに。こっちでDVDやらCDが安いっつっても、なんだかその差額を全部紀伊国屋に持ってかれてる感じがする。ところ、で、観念的なものがあまり好きじゃない割に、茶道やさびさびみたいなのは俺大好きなのね。千利休の漫画を読んでて思ったんだけど、思えばカルちゃんの音楽がなんでいいかってわびさびなんだよね。リュックフェラーリのプレスクリヤンの一番もわびさび。わびさびって定義すれば片付くわけ。特に前に書いたLe depeupleurのDisambiguationというのは完全にわびさびの世界。MAX/MSPっていう茶室の中で、Litterという茶道具のみを使って作るわびさびの音楽というか。全く音楽的な装飾が無くて、ほぼノイズジェネレーターが鳴っているだけみたいな世界に俺は詫びと寂びを感じるわけね。そうなんだよねーカルちゃんの電子音楽ってのは独自の美意識を感じるんだよね。しかもかなり日本的な。そう思うと俺がなんで納豆ご飯を毎日飽きもせずに食べられているのかもちょっと分かるね。なんつーか粗食とか質素ってのを貧しいって捉えるんじゃなく美しいものとして捉えてるんだよね。だからこっちに来ても太らない。美意識に反するようなものばっか食ってられないから。まぁたまにはいいけどね。前にも書いたけど、食欲ってのは一種の堕落なわけよ。これに身を任せたらね。それは物欲とか性欲とかと同じなわけ。睡眠欲はいいと思うんだけど、食欲ってのは不必要に湧く部分が多いでしょ。実際、栄養は十分に摂れているのに、もっとおいしいのが食べたいとかデザートが食べたいとか、そんなのは堕落なんだよね。やっぱ。はっきりいって栄養が摂れてれば食事なんてそれで十分なわけで、はっきりいって納豆ご飯、味噌汁、ゆで卵、サラダ、ソーセージ、うどん、そばだけで十分でしょう。俺の献立ってマジでこれだけなんだけど、十分だよね。これ以外にも何か食べたいって思うのは一種の堕落だよね。マジで。おいしいってのと体にいいってのは別だからね。いくらおいしくても栄養が無かったり偏ってるのなんていっぱいあるでしょ。あと単純に食費がバカにならないってのもあるよね。そりゃなんでも食えたらたぶんなんだかんだで俺もブッダなんかじゃない俗人なんでいくらでも食うだろうけど、人間ってのは毎日食べるからこれだけでお金がなくなっちゃう。まぁはっきりいってこんな世界観で紀伊国屋行くなんてもってのほかなんだけどね。せっかく質素な食事してるのに、本で無駄な出費しちゃうってのももったいないね。まぁただ今回の千利休の漫画じゃないけど、無駄に高くても得られるものがあるんでいいんだけどね。そういやわびさびっていう概念の凝ってた時期があったんだけど、すっかり忘れちゃってたなーなんて思ったわけ。まぁこれで十分なんだけど、食事って食べたら無くなるのと、胃に入ったらもうゲロと同じでしょ。元の形がどんなであれ。だったら胃に入った後の効果ってのが一番重要なわけで、やっぱ粗食が一番いいに決まってるね。たまにカレーとかマルハの中華丼とかがあるけど、これはごちそうの部類ね。あと野菜ジュースを書くのを忘れてた。野菜ジュースにプロテインを混ぜて飲むのもいいわね。あ、あとまだ書いてないのがあったわ。りんごとバナナ。もうこれだけで十分だよね。まぁただね、毎日こんな味気ない食事してるんで、たまにハンバーガーとか食うと凄まじく上手いんだよね。あとペプシとポテトチップとか、カップラーメンとか。これで寿司とか食ったらそれこそほっぺが落ちるに違いない。ただカップ麺とかハンバーガーとかピザってのは、そんなに高くなくていくらでも食えるんで食わないってのもあるんだよね。なにしろ癖になっちゃって食生活の一部分になるのが怖いからね。

ところでトラックバックされるとメールが届くのね。で、id:MiyAzyさんという方が自身のブログで「普通という感覚を疑うしかない」って書いてくれたんだけど、まぁ俺がキチガイという意味でも「普通」じゃないと思うし、そもそも「普通」ってな感覚は大抵が環境から与えられた常識だとか世間体みたいなことであって、人間ってのは本来、個々がある共同体に所属していながらも、個人というのは持っているはずなわけ。それがあまりに構築されすぎた環境で育つと、個人が無くなって、みんなが大体同じような環境と経験を経て成長することになるわけ。だからもうここに個なんて無いし、社会も個は求めない。まぁ散々言われつくしたことかもしれないけど、日本ってこういう部分デカイよね。だから俺の子供の頃なんて、もうただただ書いて字のごとく「異端児」だったもん。親も困ってたし学校も困ってたな。マジで。今でも異端児のままなんだろうけど、3つ子の魂百まででしょう。ただ俺はもっと異端児なんてのは多いと思うけど、環境がそれを無理やり矯正しちゃって、あるべき日本人みたいな人格にさせちゃうわけよ。だから俺がよく言うのは俺が狂ってるんじゃなくて、コントロールされきってて、常識やら世間体やらを信じきっている人たちのほうがよっぽど狂ってるし、社会に狂わされてるんだと思うわけね。もうだから俺は型ってのにトラウマがあって、それは最悪な時期に無理やり勉強させられたってのもあって、今でも公式だとか法則だとか、あるでしょ。ああいうの。こういうのがもう全然ダメ。勉強する気になれない。「何々はしてはいけません」みたいなルールもダメ。だから子供の頃は遠足なんて苦痛でしかなかった。仮に大自然が溢れる山に行ったとしても、学校というルールに縛られたまま児童たちが半ば無理やり山に行ってるわけで、楽しいわけない。まぁ俺は楽しくなかった。先生が「みんなー並んでー!静かにー!!」なんてのを言うと俺の心は張り裂けそうだったね。子供心に解放された自然の中にいるのに縛られているっていう、極端な状況に異常を感じてたんだと思うけどね。元々、選択できる自由があって構築された社会の中に順応することを選べればいいのに、もう否応なしに順応することを求められる日本社会ってのは、一定の人にとってはもうそれだけで苦痛ですよ。社会の落ちこぼれとかよく言うけど、特に若い人に関しては、逆に俺は悩みすぎて引きこもっている人のほうが希望を感じるわけね。だってこんな異常な社会に順応できないというほうがまともだもん。だから頭がおかしくなって当然。まぁただの怠惰で引きこもってるやつは別としても、まぁ怠惰っつっても、社会からのプレッシャーで堕落した生活しか送れなくなったって人もいると思うから、一概に否定はできないけどね、だからこういう社会に順応できてるやつってのは嫌なやつが多くなるわけ。嫌なやつで人を思いやる気持ちがなければないほど上手くやっていける社会だからね。ホント、普通って感覚がいかにおかしい感覚かってのが分かる。「普通こんなの出来るよ」とか「普通は知ってるよ」とか「それが普通だろ」っていうのは、まぁ本当の常識は置いておいて、基本的に人を阻害するような意味で使われることが多いよね。「お前は普通より劣っている」というような目的で。だから前から書いてるけど、俺って本当に「普通」という言葉が嫌いなんだよね。「普通は出来るよ」という意味での普通。普通はオナニーするよっていう意味での普通はいいんだが。

まぁこの辺にしとくか。それにしてもこんな「普通」じゃない文が他の人に読まれてるなんてありがたいね。んじゃ普通じゃないついでに普通じゃない商品紹介をしてみよう。
あとね、ウォーホール財布、人前で出すのが恥ずかしいぐらい可愛くてどうしよう。やはり俺はオカマ的要素もあると思うんだが、そもそもフェミニンな小物を男が使うべきではないというのこそ環境から与えられた型にハマった常識で、逆を言えば、女の子は身だしなみに気をつけないといけないなんてのも完全にメディアから与えられたものでしょ。その結果が日本の一億総ファッション雑誌ファッションと美容整形でしょ。身だしなみに気をつける女の子がいてもいいし、気をつけない子がいてもいいはず。完全にメディアにやられてるな。みんな化粧が止まらない。だから俺の女性不審も止まらない。まぁ別に男が可愛いと言う理由で何かを選んでも、別にそれはゲイってわけじゃないからね。これってのも完全にゲイに間違われたら嫌だから男らしくしようっていう、社会からの目が怖いんで避けている証拠でしょう。別に男がぬいぐるみ好きでもいいわけよ。実際、俺は子供の頃、物凄いぬいぐるみ好きとママゴト好きで、逆に妹がそんな好きじゃなかったんだけど、妹をそそのかして無理やり買わせてたぐらいで。可愛いって意味だとフレンチポップみたいなのを聞いててもかなりオカマっぽいよな。んじゃオカマなフレンチポップも紹介しておくか。そういえば俺のサングラスも女性モンばっかだな。夏はよくゲイに間違われたもんね。去年。クリストファーストリートというゲイが多いストリートで、ゲイショップの前にいたオカマの黒人からコンドームセットをもらったりしたんだよね。もちろんオナニーに使いましたけど。あとイーストヴィレッジで、黒人の女の子からゲイとレズのパーティーのフライヤーを渡されたり。光栄なこった。それだけ「普通じゃない」ってことだからね。「普通じゃない」は大いに結構。

今日の食ザーはノーコメントで。

http://mushroom.cage.to/mp3/msp01.mp3

新版・万事快調

新版・万事快調

大葬儀 (F×COMICS)

大葬儀 (F×COMICS)

殺殺草紙 (OHTA COMICS)

殺殺草紙 (OHTA COMICS)

飛び出す妄想―駕籠真太郎因数分解

飛び出す妄想―駕籠真太郎因数分解

喜劇駅前虐殺

喜劇駅前虐殺

奇人画報 (F×comics)

奇人画報 (F×comics)

凸凹ニンフォマニア (リターン・フェスティバル)

凸凹ニンフォマニア (リターン・フェスティバル)

夢見るフランス・ギャル ?アンソロジー '63 / '68

夢見るフランス・ギャル ?アンソロジー '63 / '68

夢みるシャンソン人形~フランス・ギャル・ベスト・セレクション

夢みるシャンソン人形~フランス・ギャル・ベスト・セレクション

ルゥからの手紙

ルゥからの手紙

Disparition

Disparition