アメリカン・ハニートラップ。

例によってやっぱりサイコロジーの前は予期不安が凄くて安定剤を二錠投下したんだけど、まぁね、サイコロジーが始まる前にリア二千に「授業後に話したいから待っててくれる？」って聞いたら「分かったわ」っつっててさ、まぁ安定剤でまったり気分のままサイコロジーの授業を受けてたんだけど、いよいよまぁ終わりに近づいてさ、「よっし！リア二千と一緒に帰ろう！」と思って教科書やらなんやらをバッグにしまいつつリア二千を探したらさ、もう教室を出たらしくいなかったんだよね。ちょっと嫌な予感がしつつ、教室の外で待ってるのかな？と思って、大急ぎで教室の外に出たんだけど、あれれ？いないんだよね。ん？これはおかしいぞ？と思ってあたりを見回してもリア二千の姿が無い。あんま必死に探すのもあれなんで、教室のあたりをウロウロしてたんだけどもういないんだよね。他の生徒が教室から出てくるだけ。ん？んじゃあれか、校舎の外で待ってるんだなと思って急いで出口に向かったんだけどこれまたいないんだわ。あーもう終わったなぁーと思ったね。前と同じパターン。CDを渡して感想が聞きたいから今度会ったときに感想を聞かせてねっつって分かれたんだけど、先に帰っちゃうんだよ。まぁ前は俺から声をかけなかったのがアレだったんだろうなとは思ってたってのは前に書いたけど、今日は完全に授業前に「待っててね」って言ったからね。で、帰っちゃうってどういうことなのよ？まぁリア二千が俺のことをどうにも思ってないってのはかまわない。ただこれは人間関係としてどうなのか？って感じがしちゃってさ、友達同士だって一緒に帰ろうって約束してて相手が先に帰っちゃってたらそれって相当嫌な感じだよね。で、置き去りにされたほうは探しちゃうよね？それが好きな人であろうが友達であろうがさ。

はぁーーーもう完全にダメだったなぁー・・・とか思いつつ、なんというか落ち込みというよりかは怒りが先行してたね。「なんで先に帰っちゃうんだよ！」っていう。もちろん俺がプランを立ててたようなフロイトのセミナーに一緒に行くとか、もう当然ダメね。一緒に行こうっつってたのになんなんだろう？これがアメリカンガールなのか？帰りはもう涙目だったね。俺ってあんま人に期待しないからさ、こういう裏切られ方って長らく経験していなかったし、俺の数少ない友人はまぁこんなことはしないわけだよ。裏切りというとまぁ独りよがりだね。だって相手は別に俺のことをどうにも思ってないんだから。もう友達とすらも思っていないんだろう。よく日本人と対比して、アメリカ人ってのは簡単に友達にはなるけど、関係性が物凄く流動的で、すぐに関係が薄れちゃうって意味で親友が出来にくいっていうけど、そうなのかね？マジで。

で、もう死にそうな気分で電車に乗ってさ、まぁアパートからの最寄の駅に着いてさ、んで家に帰ってね、んでまぁルームメイトに言わなきゃいけないことがあってっつーのも前のあの雑誌の件あるじゃない？で、あれの解約をした後に五日だか一時的に口座が使えなくなっちゃうってーのがあって、もう俺は家賃分のチェックを渡してたから、引き落としが先になるかもしれないってーのはまぁ前にとっくに伝えてたんだけど、今日、銀行に行ってもまだ金の引き出しができなかったから、さらにもうちょっと時間がかかるってのを言わなきゃいけなかったんだけど、なんか知らないけど、俺がルームメイトに声をかけるじゃん？そしたらあっちは返事しないで、すんげー嫌な顔をしながら「何？」みたいな感じでこっちを見るわけ。元々、ルームメイトはキツイ性格で、心が狭い人間ってのは散々前にも書いたけど、今回みたいなタイミングでこういう態度をされるともう参っちゃうよね。ただですらリア二千の件で死にそうな気分なのに、ルームメイトに謂れの無いこんな態度を取られてさ、別に俺は口座の件を伝えるために話しかけただけなのに、もう酷いよね。まぁルームメイトは俺の性格が嫌いっつーか、鳥居みゆき風に言うと俺らって完全に馬が合わない人間同士なのね。俺のコミュニケーションのやり方が全く相手に機能しなくて、相手も俺の喋り方とか話の進め方とか、全てがもう嫌になってる感じなんだよね。まぁルームシェアってこんなもんだと思うけどってーのは人間関係ってのはなぜかどんどん険悪になっていくんだよ。最初は結構頻繁に喋るんだけど、どんどん喋らなくなって、んで存在自体が嫌になったりしてきちゃう。ましてや一緒の家に住んでるから、些細なことで嫌になりやすいんだよね。それこそ本当に細かいことでね。でもまぁ俺はルームメイトはただのオブジェクトとしか思ってないし、あんま家にいないから、今の状況はむしろありがたいぐらいなんだよね。お互い全く干渉しあわないし。これがまぁルームシェアのコツなんだけど、でもやっぱ最低限の人間関係ってのは無きゃダメだよね。ルームメイトはまぁもう完全に俺に慣れてるから、慣れてるからこその無礼な態度を取ってるんだよね。最初みたいな対応の仕方がなくなってる。でもまぁ俺もそんな相手が嫌になるような原因を作っているかもしれないし、相手は相手なりの考えがあって、まぁああいう態度を取ってるんだろうから、まぁいいんだけどね。俺も完全にルームメイトを避けてるしね。それは相手にも伝わってるんだろう。ただまぁ生活の上では別に支障は無いんだよ。干渉し合わないでいればいいだけだし、常に喧嘩をしているわけじゃないからいいんだけど、でも今日はちょっと堪えたなぁ・・・・。リア二千との相乗効果でもう死にそうな気分がさらに死にそうな気分っていうかね。ただルームメイトには恨みは無いんだよね。個人的には好きになれないけど、でもそれは相手も同じように感じてるから、それはそれでいいんだけど、なんでこうやって嫌なことが偶然に重なっちゃうのかなぁ？って凄く思うよね。久々に倒れそうなぐらい落ち込んでるね。今。

せっかく良くなってた人間不信がまたぶり返しちゃいそうだ。それにしてもアメリカンガールのああいう態度って本当に分からないな。こっちに興味津々で満面の笑顔を向けつつ話しかけてきたりすると勘違いしちゃうよね。これはまぁ日本人的な考えなんだろうけど、それにしてもホント、分からん。哲学のクラスの綺麗な人とさ、こないだエレベーターで一緒になって、んでまぁ「ハーイ」とかお互い笑顔で挨拶したんだけど、なんか物凄い相手のアプローチを感じるんだよね。物凄い可愛い笑顔で俺と話したそうにしている。まぁこの時は照れちゃって話せなかったんだけど、授業後もその興味津々のアイコンタクトをこの人から感じるんだよ。まぁこれは今日のリア事変の前だから、今みたいな観点ではその笑顔に対して不信感なんかは抱かなかったんだけど、電車とかでもさ、まぁ本読んでるじゃない？で、これまた凄く綺麗な人が俺のことを笑顔で見てたりするわけ。俺の見た目が変だからなのか、本を読んでいる姿が必死すぎて情けないのか分からないんだけど、こういうのもマジで分からないし、どういうリアクションをしていいのか分からない。でも俺もそこまで馬鹿じゃないからさ、その笑顔が嘲笑ってるというよりかは、アプローチっぽいんだよね。で、勘違いしちゃうじゃない？俺ってかっこいいのかな？とかさ、あれってラブコールなのかな？とかさ、あとこないだも電車でラテン系の可愛い女の子が俺の横に座っててさ、んでなんか頻繁にチラチラ見てくるわけ。座ってる角度が正面じゃなくて、なぜか俺のほうを向いてるわけ。で、俺は無視してたんだけど、なんか俺と話したそうにしてるんだよね。で、いきなり肩を「トントン」って叩かれてさ、まぁんで「この電車はクイーンズボロープラザに止まるの？」なんて聞いてきたんだけど、まぁ普通に答えたわけよ。乗換えしなきゃダメだからまぁ乗換えをしなさいと。そしたらまた凄い笑顔で「センキュー！」とかいうんだけどさ、どうしていいか分からないから、俺も笑顔で「ウェルカム」とかいいつつ、また本を読み出すんだけどさ、んでその子が乗換えをしなきゃいけない駅に着いて、んでまぁ降りるじゃない。その子。そしたらまぁ降り際にまた「センキュー！」とかいいつつウィンクをしてくるわけ、これまた分からないよね。なんでそんなに俺のことを気にいっているのかさっぱり分からない。ある人の話によると、最近はアジア人っつーか日本人の男ってのがちょっと人気あるらしいんだよね。まぁ俺はそうは思わないけど。そんなのもあって日本人男ブランドみたいな概念が立ち上がってきてるのかな？とか思いつつも、恐らくリア二千もこういう感じだったんだよね。最初は。明らかに俺に興味がある態度で話しかけてきて、それこそ「この子、俺に気があるのか？」って平均的な日本人の男だったら絶対思っちゃうような態度で接してくるわけ。あんまこういう経験無いから分からないけど、まぁもちろん日本人の女の子ってまぁ人にもよるんだろうけど、ここまで露骨に興味があるよ！ってのを表に出さないじゃない？だって出しすぎると勘違いされちゃうでしょ？相手に。気があるなんて思われたらダメじゃない？でもどうもまぁ最近の俺の経験から言うと、こっちの女の子って感情を表に出しすぎだね。まぁこれはアメリカ人全般に言えることなんだろうけど、でもさ、これってキツイよね。男が感情出しまくってるならいいのよ。ただ女の子がこっちのメアドとか聞いてきそうな勢いで接してこられると困るよね。こっちが勘違いしちゃう。今回は本当にまんまとこのアメリカンガールの罠に引っかかったなって感じだったね。またそのある人の話によると、ああいう愛想の良さってほぼ社交辞令らしいんだよね。とりあえず明るく振舞うってのがスタンダードらしい。別に実際はこっちに興味なんて微塵も無い場合が大半なんだろうね。まぁそう思いすぎるのもアレだけど、でもアメリカ人の彼女を作ろうとかさ、結構張り切ってたけど、ダメだね。今回みたいなことを繰り返してたら体がもたないっていうか精神的にもたない。もしくはアメリカンウェイなコミュニケーションにアダプトするために、まぁそういう陽気な女の子のコミュニケーションに陽気に対応するってのもあるんだけど、まぁこれは無理だよね。俺って凄まじく堅物だから、そんなナンパなことはできない。陽気に振舞うことぐらいならいくらでも出来るし、俺はコミュニケーションに関しては別にそこまで根暗じゃないんだけど、アメリカンな女の子のこっちの領域にズカズカと入ってくるような性を超越したような馴れ馴れしいコミュニケーションには対応できないんだよね。俺は引いちゃう。だからホント、リア二千が特にそうだけど、俺みたいな脆い精神の持ち主の心をもてあそぶようなことはしてほしくないんだよね。

ホント、18の時がフラッシュバックするなぁー。女ってのは信用しちゃいけないってのが本当にまた思い出されるね。それは人間としてというよりかは、誘惑してくるような女の誘いに乗っては絶対ダメってことね。その誘いの見極めをしないとメンタル面で大打撃を受けるよっていうね。普通の女の子だったらいいんだよ。女性は信用できないなんていう女性差別みたいなことじゃなくてね、誘ってきているように見える女の誘いってのは絶対信用しちゃいけないってことね。

こうやって色々経験するとまぁ学ぶことが多いんだけど、どんどん自分の心がドライになってくるような気がするんだよな。自分の身を守るための合理性と理性を重要視するようになると冷たい人間になりかねないよね。まぁその辺の折り合いはつけていかなきゃいけないんだろうけど、それにしてもまぁホント、人間関係って難しい。それが面倒だから人間嫌いになっちゃうんだよね。俺の根本ってやっぱ全然変わってない。基本的に全然人ってのを信用してない。信用できるのって自分しかいないよね。マジで。今回のこの虚しさはやっぱあれだよね、リア二千が結局、俺のことをどうにも思ってなかったってことよりかは、色々なことに一喜一憂しまくってた俺の虚しさだよね。もう自分が情けなさ過ぎてどうしようもない。昨日も寝る前とかさ、不安もあったけど、「明日、学校楽しみだなぁー！」なんて思ってたりもしてたんだよね。その虚しさ。前に書いた期待があるから絶望が生まれるってのは本当にその通りだね。自分でも面白いぐらい自分で書いたことに納得しちゃうっていうか。ルームメイトにしてもそうね。あの人はああいう人なんだからしょうがないと思うしかない。そこで良い関係を保とうとか、本当はいい人なんじゃないか？とか、そういう期待をするから裏切られるんだよね。ただの肉の塊とでも思っておけばあんなもの全然たいしたもんじゃないんだけど、でも今日はマジで堪えた・・・・。なんつーか独りよがりなんだけど、今だけ日本の数少ない友達とか家族と凄まじく話したいって今思うね。自分が辛いときだけ誰かに話を聞いてもらおうなんて本当に自分勝手なんだけど、でも本当に今はそれを渇望してるっていうか、まぁでも身近にいないわけだから、普段の絶望ベースに戻ればいいだけの話なんだけどね。無駄なことを考えないためにずーっと本を読むとかゲームをやるとか、そういう生活に戻ればいいだけの話なんだよね。俺って音楽が特にそうだけど落ち込んでるときってのが物凄く創作意欲が湧くんだよね。それはいつも散々書いてるような現実からの逃げなんだよね。現実のことを考えたくないから、頭を何かで埋めるっていう防衛本能というかなんというか。

でも会社みたいな組織にいる人は本当に大変だよね。俺のルームメイトみたいなやつが上司だったらそれこそ地獄だもんね。まぁ俺もそういう組織的な不可避な人間関係ってのはバイトでいくつか経験したけど、それが仕事の場合、肉の塊じゃ済まないからね。相手がどんなにダメなやつでも相手の話を聞いて理解しなきゃいけないっつーか人間関係を持たないといけないんだよね。今の俺の状況みたいな場合だと、無視すれば済むだけの話だから、それはそれで済んじゃうんだけど、組織ってのはそうはいかないからね。あー・・・山篭りしたいな。なんとか金を稼いで親に借金を返して隠居したい。本質的な幸せは自分ひとりでしか成しえないよね。今回みたいなことがあると改めて教訓的に痛感するね。

俺みたいな絶望ベースがあるとある意味で精神的に相当タフなんだよね。今回みたいな嫌なことがあっても、元々人に期待をしないだとか、何かに期待しないだとか一時的な感情なんて虚構にしか過ぎないとかって普段から分かってるんで、今日みたいに凄まじく落ち込んだ後、「あ、そういえばそうだな。これが人生だな」って分かっちゃって苦しみが消えちゃう。その苦しみが俺の勝手な期待とかで生み出されたものなんだから、落ち込みの原因は俺の感情にあったわけだよね。人から無礼な態度で接せられるとさすがに反応的に嫌な気分になるけど、その後に相手はただの肉の塊だって思い出せるから、「俺は肉の塊程度のものに関して何の嫌悪感を抱いてるんだ？」って分かるじゃない？まぁさっきの絶望ベースの話と一緒ね。これはうちの親父がよく言うことなんだけどね。そんなレベルの低い人間の態度に腹を立てるなんてバカバカしいって。その程度の人間のふるまいに反応して心を乱されてるなんて自分が情けなく無いか？って。これってさっきの一人でいることが幸せという話と矛盾するんだけど、俺って究極のセーフティーネットとして家族ってのがいるんで、相当恵まれてるよね。ホント、家族って大事。これで家族がいなかったら・・・どうなるんだろう？？考えただけでも恐ろしいな。今の生活も今の俺も家族あっての俺で、山篭りだのなんだのってのを考えられるのも家族がいるからなんだよね。これでなにもかもダメだったらたぶん完全に気が狂ってるだろうな。俺。あ、んでちなみに人間を信用しないっつっても家族とかは別ね。当然。俺が言ってるのは他者っていう意味での人間だから。まぁでも家族っていってもアンダーソンの国家じゃないけど、そんなものは幻想だとかっていうそういう話はとりあえず置いておこう。

それにしてもホント、俺ってガンガン童貞度高くなってるよね。物理的な童貞なんて失っちゃえばなくなるけど、観念的な童貞ってのは、なかなかなくならないと思うんだよね。まぁいいやってことでお騒がせしました。リア二千とのデート速報とか書ければ盛り上りそうだったんだけど、ダメになっちゃったね。今は俺の親友である虚無君と絶望君が「おかえり」って笑顔で俺を迎えてくれてます。「お前らしくもないね、ずいぶんと浮かれてたみたいだね？」なんて言ってますよ。いやー恥ずかしい。

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